2011年3月14日 (月)

北九州子どもの村中学校できた!

13日は北九州子どもの村小学校で、『一年のおわりの会/卒業を祝う会』が開かれました。


卒業生のスピーチ、堂々として、ユーモアがあって、みんな、とってもすてきな子たちです。

こういう子たちが、中学校の一期生になってくれるなんて、ほんと、うれしいです。


できたてほやほやの中学校の内覧会もありました。

木の香りがただよい、解放感あふれる建物です。


子どもたちも大喜びで、中を走り回っていました。


昨年度末と比べて、人数も格段に増え、4月からはたくさんの新入生も予定されているので、ますます楽しくなることでしょう。


東北、関東の地震で、悲しい気持ちになっていましたが、北九州で希望の光とエネルギーを分けていただきました。


幸い義母のところは、無事だったようですが、東京でも余震が何度もあるそうで、心配です。


あ、それから、N、落ちちゃいました。残念!

でも、二次まで進めただけでも、ほんと、良い経験をしたと思います。

小学校二年生からずっと寮生活だったんだし、きのくにでは、ほんとに楽しく忙しく、やることめいっぱいで過ごしてきたんだから、しばらくうちでゆっくりして、今後のことを考えたり、いろいろ興味のあることをやってみるのもいいんじゃないかな。


それにしても、地震と原発の問題がショック過ぎて、合格不合格、というのが、すごく小さな問題に感じてしまいます。


こういうとき、テレビがないって、いいんだか悪いんだか。

ときどき携帯のワンセグで見ていますが、これを、テレビ画面の映像で延々と見せられたら、めげてしまいそう・・・。


今日は夫もFも東京に滞在しているのですが、停電の影響で電車が止まったりして、大変なようです。


でも、電気、ほんとうに足りないんでしょうか。


はい、もちろん、私、節電はしますよ。
無駄なネオンとか、夜中まで煌煌とついているコンビニやドラッグストアの蛍光灯も消してほしいですよ。


だけど、そういうことは、普段からしてもらいたいし、そもそも原子力発電所をつくらずに、自然エネルギーでまかなえる範囲でやっていくことを考えるべきだったと思います。


でも、まず、「原発ありき」、「ないと困るでしょ」、みたいな感じでどんどんつくられていって、「クリーンエネルギーですから」と主張してきたのに、今回の「想定外」の地震。


「だから原発はいらない!」という流れにならないように、そして、「原子力発電所がなくなったら、みなさん、ほら、こんなに困るんですよ!」と思い知らせるために、停電にしている、ということはないのでしょうか・・・?


現場で働いておられるかたのご苦労は、想像できないほどだと思いますが、実際、正しい情報が出されているのかどうか、そのあたりのトップの判断、マスコミ報道だけを鵜呑みにできないような気もして・・・。


このあたりのこと、田中優さんのお考えを聞いてみたいです。


【田中優さん=未来バンク理事長、坂本龍一氏/桜井和寿氏らと立ち上げた「ap bank」監事。
著書:『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方』『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』他、多数。

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2011年1月25日 (火)

寒いけどアツイぞ、北九州

寒がりの私、毎日毎日「寒いよ〜」と言っていますが、北九州子どもの村小学校では、雪も寒さもなんのその、1月から3月の毎月最終日曜日に『おもちゃづくり教室』が開かれます。


リピーターのかたもおられると思いますが、この教室は、ほんと、楽しい。

そして、親御さんが様子をご覧になったら、目からウロコがぽろぽろ落ちちゃうんじゃないでしょうか?


だって、スタッフの大人(いわゆる先生)は、大きな声を張り上げるんじゃなくて、静かに、楽しげにおもちゃづくりの説明をしてるんだもの。

子どもたちは、キラキラの目でしっかりお話を聞いて、自分で作りたいおもちゃを選んで、熱中します。


堀さんやスタッフからよく聞く話しなんですが、「大人(先生)が子どもをひっぱるのではなく、活動そのものが子どもを惹き付ける」ということが、よくわかる光景です。


「しずかにしろ〜」
「ちゃんと、前を向いて話しを聞かんか!」

と、教師が大声をださないと子どもは静かにならない、というのは、巷の学校でよく聞く話しですが、それは、その活動、勉強自体に魅力がないんですよ。


活動が魅力的であれば、子どもたちは驚くほどの集中力を発揮します。

もちろん、子どもの村の大人たちは、子どもの様子を注意深く見ていますし、肯定的な言葉かけをしてくれるからこそ、子どもたちものびのびと、本来の力をだせるのです。


たくさんの子どもたちに参加してほしいな。そして、楽しんで、自信をつけていってほしいな。


福井県にある、かつやま子どもの村小学校では、『手作り教室』が開かれています。
http://www.kinokuni.ac.jp/katsuyama/


年長さんの一年間、こういうものに参加できたら、きっと、親子ですごく成長できるでしょうね。

子どもがのびのび活動できるためには、(口を出さずにはおれない)親は見ていないほうがよいのかもしれないけど、スタッフの言葉かけは、ほんとうに参考になります。


それから、2月11日には、北九州子どもの村小学校にて、オープンスクールと掘さんの講演会が開かれます。

今回の堀さんのお話は、キルクハニティスクールの教育についてになりそうですね。

昨年も子どもたちみんなで出かけたイギリス、滞在したキルクハニティスクール。子どもにまけず、親もスコットランドの自由学校について、しっかり学びましょう!

この日は私も行く予定です。いろんな方とお会いできるのを楽しみにしています。


北九州の情報、詳しくは、学校のHPをご覧ください。
http://www.k-children.jp/


あ、それから、今のところ、おもちゃづくりは行く予定にしていないのですが、もし、『自由学校に子どもを入れた親に直接話しを聞いてみたい」というかたがおられましたら、喜んで出向きますのでお声かけてくださいね。

プロフィールにも書いてありますが、我が家は大分から、和歌山県のきのくに子どもの村学園に転入して、寮生活を送ってきました。次男(18歳)がとうとう、きのくに最後の年、あと、二ヶ月です。さみし〜。

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2010年11月 9日 (火)

北九州子どもの村中学校開校

わ〜い!

2011年4月、北九州子どもの村中学校の開校が決定しました。


よかったよかった。これで子どもたちも安心ですね。

やっぱり、小学校、中学校と、継続してこその自由教育だと思います。


さて、今年も残すところ2ヶ月を切りましたが、北九州は熱いです!


2011年度の【新入生のための体験入学】と保護者面談の日程が発表されています。

11月18日を皮切りに、今年は3回、そして、来年2月に1回と、あわせて4回のチャンス。年長のお子さんをお持ちで、来年4月からの入学をお考えのかたは、ぜひ、この体験入学にお申し込みください。


その前に、学校を見てみたい、どんな活動をしているのかしら、というかたは、11月23日の【オープンデー】へどうぞ。在校生と一緒に、授業に参加できます。


この日は都合が悪いわ・・・というご家庭は、12月25日から2泊3日の【冬祭り】はいかがでしょうか。

今年大好評だったサマースクール同様、木工やクッキング、楽しいことがいっぱいです。


オープンデー、冬祭りとも、小学六年生まで参加できます。


そうそう、恒例となった月末日曜日のおもちゃづくり、11月もありますよ。


詳しい時間、費用、対象学年等は、下記、北九州子どもの村小学校のHPをご覧ください。

http://www.k-children.jp/


そして、しつこいようですが、この学校に興味をもたれたかたは、ぜひ、学園長、堀真一郎さんの著書をお読みください。

黎明書房から『自由学校の設計』がでています。

それ以外でも、アマゾン等で検索されると、書店では手に入りにくくなたった本もたくさんヒットします。運がよければ、お安く入手できることも!


私は今、『ニイルと自由な子どもたちーサマーヒルの理論と実際』を読み返しています。

いやあ、実に、いい教育だな〜。


これから九州で自由教育の輪がどんどん広かっていくと思うと、うれしくてたまりません。

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2010年11月 1日 (月)

すてきだらけ

昨日は北九州子どもの村小学校に行ってきました。

今年になって、何回北九州に行ったかしら。ほんとに身近な存在になりました。


昨日はおもちゃづくり教室が開かれていたのです。

でも、北九州子どもの村の子どもたちは、イギリス旅行中。スタッフも事務のかたをのぞいて、全員行っています。

それなのに、どうやっておもちゃづくり教室?大丈夫。ちゃんと、きのくにからたくさんスタッフが来てくれたのです。


今回は、電池や豆電球を使って、光るお家や車、イライラ棒、電池と磁石の力を使った、くるくる回るおもちゃなど、をつくりました。

最初に見本を見てもらいながら説明するのですが、その説明のうまいこと!子どもたちは、すっかり惹き付けられて、身を乗り出して、し〜んとして聞いています。


今回は年長から小学校低学年の子どもたちばかりでしたから、「難しいんじゃないのかな〜」と思っていましたが、みんな、すごいです。熱中して、作り上げていました。


さて、今年になってしょっちゅう遊びに行っている北九州ですが、ここで、いいもの見つけちゃいました。

Photo_2

2007年につくられた、かつやま子どもの村小学校創立10周年の記念誌です。

私としたことが、今まで手にしたことがなかったなんて、不覚ですわ。


小学生、中学生、卒業生、職員、保護者、いろんなかたが、それぞれの日々を振り返って文章を書いています。

子どもたちは、どんな思いでこの学校に入ったかとか、かつやまの好きなところとか、過去の自分のこととか、ほんとうに率直に表現しています。一人ひとりが、埋もれることなく、強く自己を出しているように感じました。


卒業生の「今だからいえる話」、おもしろ〜い!

職員が、「子どもたちと生活するうちに自分自身が好きになった」という言葉には、じ〜ん。


きのくに、北九州、南アルプスには行ったことあるけど、かつやま子どもの村にだけ、まだ行ったことがなくて、私の中では、かつやまって、遠い存在だったのですが、この本を読んで、大好きになりました。

どの学校も、理念は同じだけど、それぞれの個性があって、全部すてきです。

子どももスタッフも、みんなすてきです。


1冊1000円500円。読み応え十分。これはお宝本かも。

まだ、在庫はあるそうです。

きのくにや南アルプスでの教育講座のときにも、販売してくれないかなあ。お願いしてみます。


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2010年10月25日 (月)

誰の心配なのか

北九州と南アルプス子どもの村小学校の子どもたちは、現在イギリスに滞在中。約三週間四週間の予定です。


子どもたち、ドキドキわくわくでしょうね。


保護者さんたちはどうかな・・・、と思っていたら、

北九州子どもの村小学校の保護者さん、KUuさんのブログに、いいことが書いてありました!


【離れていると色々心配な気持ちになる方も多いと思いますが、
親の心配は子どもに瞬時に伝わってしまうもの。(そう、例え海の向こうでも?!)

せっかく子ども達が自分で成長しようとしている大事な時。
親のできることは仕事や家事やお出かけに!没頭して、心配を忘れちゃうことぐらいです。
どんな風に過ごしたのかは、帰って来てからゆっくりボチボチ聞く方がお楽しみですよ~。】


ほんとにその通りです。


この後も、親にとって、とても参考になることが、しっかり、はっきり書いてあります。みなさま、ぜひぜひお読みください。

http://k-children-chiacchie.blog.so-net.ne.jp/2010-10-23


【「お土産を買ってきてね」とか「写真をたくさん撮ってきてね」とかはNG】

【「荷物は少なく。自分で用意してね」これは、とても重要だと実感しています。親が全てパッキングするのは最もNG!】

というくだりも、保護者さんたちにはぜひとも理解してほしいところです。


親が自分の思いを押さえきれなかったり、心配に耐えられなかったりすることで、子どもの成長の芽を摘んでいること、けっこうあると思います。

「子どものことが心配」っていうけど、結局、「親の」心配なんですよね。


学校への行き来なんかでも、親が心配で、いつまでも送り迎えしていたら、自分で考える機会も、失敗する機会も奪ってしまいます。


心が解放されていて、たくましく、自己肯定感のある子どもに育って欲しいなら、親も、ハラをくくるしかないですね。

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2010年9月22日 (水)

9月もおもちゃづくり

明日はふだん通りの授業+オープンデー+教育講座、という、スタッフ大忙しの一日。

なのに、まだまだ働く、北九州のみなさま。


はい、9月からまた、最終日曜日のおもちゃづくり教室が始まります。

9月26日11:30〜15:00。

昼食付いて、楽しいおもちゃをつくれて、スタッフが温かく見守ってくれて、これで1200円。すばらしい!


23日は都合が悪くて参加できない、というみなさま、26日、チャンスです。

いつもはあっという間に定員オーバーするおもちゃづくり。リピーターも増えています。


でも、26日は、市内の幼稚園、学校等で、運動会と重なっているところが多いようで、若干空きがあるそうです。


今回つくる「ワクワク楽しい“イライラ棒”」って、なんだろ〜。気になるう〜。


お申し込み、お問い合わせはは、北九州子どもの村小学校まで、お電話で、どうぞ。
HPからは詳しい情報、チラシがご覧いただけます。

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2010年9月 1日 (水)

自由な学校で子どもは育つ

今日から9月。もうすぐ夏休みもおしまいです。


きのくには9月6日から始まりますので、Nは、長〜い夏休み、バスケットの大会出場、みっちりアルバイト、たっぷりのんびりと、充実していたようです。

バイトでは、社会人の平均的初任給を上回るほど稼ぎ、ホクホクしています。


さて、北九州子どもの村小学校では、9月23日(秋分の日)に、子育て講座とオープンスクールが開かれます。

オープンスクールは、在校生と一緒に木工やクッキングなど、楽しい授業が体験できます。

10時から15時までで、費用は1200円。定員10名です。まだ大丈夫かな?ご希望のかたは、学校までお電話を。


子育て講座(13:30〜15:00)は、6月に南アルプス子どもの村小学校で行われたように、「母親たちが語る」ということで、今回は、きのくに子どもの村学園に子どもを通わせている保護者2名が話しをします。


お一人は、現在きのくに子どもの村中学校在学中の女の子のお母さん。

小学5年生で転入してこられました。そのときの入学を祝う会で、私、「もしかして、転入のかたかな?」とピンときて、話しかけた記憶があります。

話しているうちに、ご出身が北九州(ご主人が、だったかな?)ということもわかって、なんだかうれしかったのです。


そして、もう一人が、私です。


南アルプスでお話させていただいたことと内容はあまり変わりませんが、その後2ヶ月で、また息子たちの状況も少し変化がありますので、そのことも付け加えようと思っています。


我が家は、きのくにを選んで、何の後悔もありません。


『自由学校の設計』を読んだときには、「こんな学校に入れたら、絶対幸せ!」と確信したけれど、ここまで心穏やかな日々で、幸福な親子になれるとは、想像もしていませんでした。


きのくにでの感動話、あれもこれも話したい、を我慢して、25分に凝縮して、心を込めてお話しさせていただきます。


なお、子育て講座、オープンスクール、開始時間は異なりますが、どちらも小倉駅からの送迎バスがでます。予約が必要です。

子育て講座は託児もありますが、こちらも要予約となっています。


詳しくは、下記の、北九州子どもの村小学校のホームページをご覧ください。チラシのダウンロードもできます。

http://www.k-children.jp/

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2010年8月 1日 (日)

大好評 サマースクール

夏休み中は、きのくに、かつやま、南アルプス、北九州、すべての子どもの村小学校でサマースクールが開かれています。


北九州では、7月29日から31日にA日程が行われ、大盛況だったようです。

木工、クッキング、パーティー、洞窟探検、きもだめしなど、子どもたち、目一杯楽しみましたね。

自分でつくった作品を、うれしそうに持ち帰る姿も見られました。


最終日には、堀さんの講演会もあったので、私はその時間に間に合うように、駆けつけたのです。


講演会の話しはまた後日書きますが、サマースクールB日程もまもなく始まります。8月4日から7日の3泊4日です。

こちらは、あと、少しなら、参加受け入れできるようです。迷われているかた、あきらめているかた、北九州子どもの村小学校に、ご相談ください。


そういえば、ちょうどA日程の頃、Nたち、きのくに国際高等専修学校のバスケ部のみんなは、山梨の富士吉田で開かれた、全国高等専修学校体育大会に出場し、見事優勝しました!scissors


一昨年につづいての快挙です。昨年は、海外研修と重なっていたので、参加できませんでした。


今回は5試合して、ほとんどダブルスコアで勝利。


日頃の練習は、全部自分たちで計画をたてて、やっていたそうです。

大会前は、各自、走ったり、自転車をこいだりして体力作り。


直前には、愛知にあるメンバーのお宅にお邪魔し、短期合宿。(M家のみなさま、お世話になりました。)


自主的に、楽しくやって、優勝!


一昨年のビデオを見ましたが、きの高生、ほんと、うまいです。体力あります。


監督さん(きのくにの卒業生)はいるのですが、きのくにには週一回の授業に来るだけなので、日頃の練習にはノータッチ。


先発メンバーも自分たちで決めるのですが、試合中には、監督さんが的確なところでタイムアウトとってくれたり、みんなの動きをよく見ててくれて、「こんなふうになってるよ」「こういうふうに動いたら」と、アドバイスをくれたりして、「とても助けになった」、とNは言っていました。

引率のNさんは、ビデオをとっててくれるし、優勝したら、お約束(?)の焼き肉おごってくれるし。


生徒たち、なんて幸せなのかしら〜。


さて、めいっぱい楽しんだN。

解散後は、31日にある、志望大学の学科説明会のため、東京へ。


大学の施設をいろいろ見せてもらって、授業の説明も聞いて、ますますここに行きたくなったそうです。

帰宅後、彼の口からでるのは、合格を前提にした話し。


その自信はどこからでるのだ?

私、あなたが勉強してる姿、まだ見てないんですけど・・・。coldsweats01

帰ってきたら、早速、今日も明日もアルバイトだし・・・。


でも、なりたい自分、のイメージが大切なんですよね、きっと。

私までつられて、来年4月には、彼、あの学科の学生になってるような気がしてきた。


なんか、笑ってしまうけど、まあ、Nのペースでやっていけばいいんでしょう。


まあ、Nがそんなに行きたいなら、一回で合格すれば私もうれしいけど、もし、失敗したとしても、長い人生のなかの一年や二年、いろいろあっても、いいんじゃないかな。


ああ、なんだか、楽しい毎日だなあ。


月曜日の夜には、Fが帰ってくるはず、です。


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2010年7月26日 (月)

堀さん出演のラジオ放送

今年2月28日、北九州のラジオ番組、FMキタキューの『ガイアの風』に堀さんが出演しました。

パソコンからも聞くことができます。下記をご参照ください。

http://www.k-children.jp/event_and_topics/news/2010/お知らせ/fm-キタキュー-出演時放送の紹介/

「右のボタンをクリックするとおききいただけます」というところがありますが、私、これだと、途中で切れてしまって、うまく聞けませんでした。

さらに下のほうの説明にしたがって、【FMキタキュー「ガイアの風」】を右クリックして、ダウンロードしてからお聞きいただく方をお勧めします。Macではダウンロードできるのかどうか、わからないのですが、そこをクリックするだけで、放送が聞こえてきました。


1時間番組ですが、途中、三曲ほど、音楽が流れますので、掘さんのお話しは、正味30〜40分ほどです。


さて、掘さんのお話しは、何度も聞いてきた私ですが、毎回新しい発見と再確認があります。


今回三つのことが、印象に残りました。


まず一点目は、堀さんって、相手が誰であっても、いつも同じ態度だなあ、ということ。


相手がスタッフでも、子どもでも、保護者でも、もちろん、言葉遣いに違いはありますが、相手を見下すようなことろが全くないんです。

堀さんとお話されたかたはわかると思いますが、自分がとても尊重されているような気持ちになるんですよね。


外部のかたであっても、へつらったり、変に低姿勢になることもなく、ほんとうに、誠実なかただなあ、といつも思うのです。


今回、放送でパーソナリティのかたと話す様子も、自然ですよね〜。


スタッフのかたもそうで、保護者に対しても、言いにくいことでも、言うべきことははっきり言ってくれるんです。やっぱり、日々、堀さんのような師を見ているから、自然にそうなるんでしょうか。

見習いたいです。


二点目は、きのくに子どもの村学園には(北九州ももちろんですが)、チャイムがない、ということ。

というか、普通の学校では、チャイムの合図で子どもが動く、ということに、改めて違和感を感じました。


チャイムがないのは、きのくにの特徴の一つでもあります。

初めて見学に行った時には、ボール遊びやダンス等、休み時間を楽しんでいた子どもたちが、チャイムが鳴らないのに時間になるとささ〜っと教室に入っていく様子にびっくりしました。

「始めるぞ〜」とか「早く入れ!」という、教師の命令する声が、全く聞こえないのです。


放送の中でも、堀さんが、「チャイムがないほうが、子ども達は時間を守ります」とおっしゃっています。

一年生だって、ちゃんと、できるんですよね。


それなのに、なんで、多くの学校では、高校でまで、チャイムをならすのか。

羊飼いに追われる羊じゃないんだから、子どもの自主性に任せればいいのに。

多分、子どもの力を信じられない、もしくは、子どもに自主性を与えたくない、のどちらかなのでしょう。


だから、小学生のときから、自分たちを信じてもらって、自分で考えて自分で動く、という習慣を身につけられる、ということは、実は、とっても大事なことだと、改めて思ったのです。


そして最後に、特に心に残ったのは、「子どもの心の中まできちっと理解して対応する、しかも、自由な学校を作りたいと思った」というところです。


きのくにの特徴は、頭を使う体験学習だとか、テストや宿題がない、というところが特に目立つ点だと思いますが、私が何より感謝しているのは、堀さんはじめ、全ての教員が、子どもの心を理解しようと努め、しっかりと研鑽を積まれているところなのです。


これは、中に入らないと、なかなかわからないことかもしれません。


以前にも書きましたが、通知表はないけれど、【生活と学習の記録】というものがあって、子どもの様子を詳しく書いてくださるのですが、それを読んでも、深く見てくださっているなあ、ということがよくわかります。

少し、箇条書きにピックアップしてみます。FのもNのも混ぜて紹介します。カッコ内は、そのときの学年です。


・弟が同じクラスになり、かなり気疲れしていたようだ。(小4)

・友だちに気のすすまないことを頼まれた時など、上手に断ることができるようになった。(小4)

・表情も明るく、さわやかで、心理的に安定していた。不満の声や苛立がほとんどなかった。(小6)

・友だちとふざけ合い、ギャングエイジを楽しみながらも、最高学年を意識したり、やさしい気遣いをする。(小6)

・見通しをもち効率よく進めようとする。問題発生の時は、素早く次の解決方法を考える。(小6)

・年下の友だちにもやさしく、寮の部屋が楽しいと大人に話している。(小3)

・毎日をのびのびと充実した様子で過ごしている。大人の前でも、ずいぶん自分自身を出せるようになってきた。(中1)

・ミーティングでは、皆が黙ってしまった時に手を挙げて意見を言う場面が見られた。全体を見て、配慮しようとする姿勢が感じられる。(中1)


今までにいただいた【記録】の文章は、これの何十倍もあるのですが、どれも、子どもの心を尊重してくださっているのがわかります。


こういう文章の書き方も、研修が行われているそうです。


そして、子どもへのまなざしの土台になっているのが、ニイルの考えかたです。


【教えるというのは科学ではない。一種の芸術である。そして、芸術家だけが正しく教えることができるといってもよい。私のいう「教える」というのは、授業をすることではない。子どもと共に生き、子どもの一人となるという業(わざ)である。

子どもと生き生きと触れ合うこと、これこそが大問題なのだ。子どもの視点から学校と人生を見る、といってもよい。】  「ニイル選集④ 問題の教師」P.61より


【学校においては、子どもの心理が第一に考えられねばならない。】  同 P.91より


こういうふうに言う教育者、なかなかいないですよね〜。でも、それこそが、とても大切なのに・・・。


ニイルの本、大分ではジュンク堂さんに置いてあります。


そういえば、この間「ジュンク堂さんありがとう」と書いたばかりなのに、この間行ったら、『自由学校の設計』のあった場所に、ヤンキー先生の本が平置きになってた・・・。くやし〜〜!でも、ちゃんと、縦並べですが、堀さんの本も置いてありました。


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2010年7月24日 (土)

自由学校の卒業生たち

7月31日(土・サマースクール最終日)の13:30より、北九州子どもの村小学校にて、堀さんの講演会が開かれます。

定員40名ですので、参加希望のかたは、空きがあるかどうか、北九州子どもの村小学校にお確かめください。


演題は『自由学校の卒業生たち』

興味ある方、多いでしょうね。


当ブログでも、検索ワードのトップにくるのは、「きのくに 卒業生」「きのくに 進路」という言葉です。

(あ、「きのくに 学費」というのも多いか・・・。)


これまでも、「きのくにを卒業後はどうなってるんですか」という質問を受けたことが何度もあります。


私、不思議に思うんですが、普通、子どもが地元の公立小学校の入学するとき、「この学校の卒業生はどうなってるんですか」なんて質問、誰かにしますか?

なんで、きのくにだと、卒業後のことがそんなに気になるんだろう。


「体験学習が中心だと、高校受験、大学受験でやっていけないんじゃないの?」ということなのかな?


私は、堀さんの本を読んだ時点で、そういう意味の心配はなんにもしていなかったので、こういう質問に、どう返事をすればよいか、わからないんですよね。


それに、実際、きのくにの中学生、高校生たちは、ほんとうにさわやかですてきで、その子たちがどの程度の偏差値の学校に進学するかなんて、私は興味がないです。


私がどこかの会社の人事担当だったら、絶対採用したくなる子たちがいっぱいなんです。


実際の、子どもたちの進路は、多岐に渡っているので、これまた楽しい。芸術関係に進む子もあれば、家業を継ぐ子もいる。もちろん進学して、興味あることを探求したり、就きたい職業に向かって準備をする子もいる。


そして、進学先では、好成績を修める子がとても多いのです。

それはきっと、やりたいことをやっているからなのでしょう。


そういえば、8年前のシンポジウムで、卒業生数人が話しをしてくれたことがありました。

その中の、東京の大学に進学した女性の話しです。

きのくにの中学校を卒業後に行った高校で、最初のころは、試験のできがあまりよくなかったそうです。


そのときのことを、こんなふうに言っていました。


「高校に入って、勉強はできるのだけれど、テストとなるとできなかったんです。でも、それは、テストに慣れていなかっただけで、やりかたがわかってきたら、簡単。自負しますが、高三のときには優秀な生徒でした。」


このシンポジウムのときに私が書いた感想が、きのくに子どもの村通信 第61号(2002年12月)に載っています。

【私は2人の息子がきのくにで学んで、なんの心配もありません。卒業生の言葉を聞いて、いっそう意を強くしました。「勉強はできるけど、テスト勉強はできない」そういう子であって、かえって頼もしく感じました。

受験勉強ばかりしてきて自己主張ができない自分てなんだろうと、自分のことがはがゆく思うのです。

「5〜6年ぶりに会った友だちにすごく刺激される、尊敬できる、そういう子ばっかり」この言葉を、み〜んなに聞かせたい。】

こういう話しをしても、何をどういう言っても、心配な人は心配なんですよね〜。


「心配」は、その人の心の中にあるのだから、いくら「大丈夫」と言っても、その人の心は変わらない。


31日の堀さんの講演会、自分自身の価値観を見つめ直す機会にも、なるかもしれません。


お子さんのサマースクール参加に関係なく、どなたでも参加できますが、もちろん、サマースクール参加の親御さんにも、堀さんのお話しは、ぜひぜひお聞きいただきたいです。


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