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2019年9月30日 (月)

眠くならない授業です

朝日新聞の「いま 子どもたちは」の連載、いいですね。

今日は5回目。中学校のクラス(プロジェクト)「グローカル・グループ」が取り上げられていました。ここは担任がいなくて、子どもたちが主体的にテーマを見つけて運営していくクラスです。

今年のテーマは「食品ロス」。学校の昼食が残っているのを見て、もったいないなあ、と思って提案したそうです。毎日残飯の重さを図り、写真に撮り、記録。そして国全体はどうなのかと調べていく。こういう興味から始まった学習は、記憶しようとしなくても、深く頭と心に残りますよね。

昨日の記事は、小学生のクラス「ひらおだいファーム」というプロジェクトで、農作物を作ったり、取れた野菜を料理したり。そこにも調べたり考えたり話し合ったりが必要になります。料理する時は計算もしなければなりません。

私も学校の行事できのくにに行った時には、夢中で活動する子どもたちをよく目にしたものです。

とはいえ、いつもみんなが真剣に活動して、キラキラしてて、とはいかないこともあります。気分が乗らないのか、すみの方でプラプラしている子どもを見かけたこともあります。そんな時も、教師は参加を無理強いはしません。

記事の中では開校当初からの教師Tさんのことばが載っていました。

「発達の過程と思って見守っている。その子によって興味を持つ対象やタイミングは違う。」

そうなんですよね。親はいつも子どもが「キラキラして、頑張ってて、何かに没頭」していることを期待してしまうけど、そうじゃない時も、それはそれで認めていくれる。だから子どもたちも自分のスピードで成長していけるのだと思います。

良い学校に出会ったなあ、と記事を読んで改めてそう思いました。

 

この日(日曜日)の記事の隣には、長野県のある小学校で「眠気を抑える」ために立ち机で授業を受けられるよう「スタンディングデスク」が導入されたという記事が出ていました。

「体を動かしながら主体的に学ぶ『動きのある授業』に転換するツールになる」と、この学校を調査した大学教授の意見がありましたが、私は、それは違うんじゃないかな・・・と思いましたね。

立って眠気を飛ばすのでなく、眠くならない授業を子どもたちが受けられたらいいのだと思うのです。子どもの村の子どもたちは、そもそもじ〜っと椅子に座っている必要がないんですよね。そして、自分が興味あることに没頭できる。

椅子を変えるんじゃなくて、こっちの方向で教育を見直したら、教師も子どもも幸せなのになあ、つくづく思います。

 

2019年9月22日 (日)

子どもへの声かけー親として子どもとどうかかわるか

本日(9月22日)の朝日新聞「いま子どもたちは」のコラムに北九州子どもの村小学校が取り上げられました!

このコーナー、もうNo.1611ですが、ずっと「子どもの村学園」が掲載されないのかな〜、と思っていたので、とても嬉しいです。

今回は主に「体験学習」について書かれていますね。「ものづくり工房」(←小学校の一つのクラス=プロジェクト)で育てている綿花。多分、この学校のことを全く知らない人が読んだら、びっくり、でしょうね。

記事の一部、転載します。

【本物の仕事に挑戦して学ぶー。この学校の特徴だ。畑の綿花は250本。うまくすれば1本に25個の実がなり、125個の実でTシャツが1枚作れるらしい。じゃあ、全部で何枚のTシャツができる?教室に戻ってそんな計算をしてみる。

他にも、花のつくりを観察したり、綿、織物、紡績といった糸偏の漢字に触れたり。海外の綿花生産や植民地、奴隷貿易など地理や歴史にも広げていく。】

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うちの息子たちが和歌山県のきのくに子どもの村学園に行ってた時も、パン作りをして、そこから世界の小麦文化を調べたり、日本の食を研究したり、庭づくり、焼き物、建物をつくりなど、そこからどんどん世界とつながる調べ物に発展していました。いわゆる教科の勉強(国語、算数、りか、社会)全て網羅されます。そうして身につけて知識はしっかりと身につくのです。

 

子どもの村学園の良さは、この体験学習だけが注目されがちですが、私が一番素晴らしいと思うところは、学校のスタッフが子どもの気持ちや心を大切にしてくれるところです。言葉かけの一つ一つに深い配慮がなされています。これについて書き出すと、ものすごく長くなるので、次回にします。

ちょうどタイミングの良いことに、今度の日曜日29日に、「子どもへの声かけー親として子どもとどうか変わるかー」という学園長(堀真一郎)の講演会が開かれます。事前申し込みが必要です。あと何回聞けるかわからない堀さんの講演会、ものすごくオススメです。その日から、子どもへの接し方が変わるでしょう。

私はこの学校の教育と出会ってから、子どもへの暴言がなくなりました。

「さっさとしなさい!」「なんでこんなことができないの!」なんて昔は平気で言ってたなあ・・・。イライラしなくても、子どもを叱ったり脅したりしなくても、というか、そんなことしないほうが、ずっとずっと子どもは素敵に育つし、良い親子関係が築けます。

どうしたらいいの? という方は、ぜひ、講演会へお出かけください。(新聞に載ったから、もう満席かなあ・・・?)

 

 

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また、新入生の募集もしています。ご興味のある方は、堀さんの本がたくさん出ていますので、どれか一冊は必ずお読みください。

くれぐれも、まず、学園の理念を十分理解して欲しいと思います。単に、「宿題がないから」とか「寮があるから」でなく、この学校の良さをわかって入学してほしいと思います。そうでないと、学校では自由を体験して楽しく過ごしても、家庭だは、親が口うるさく勉強させる、というのでは、子どもがかわいそうです。

親の価値観の転換が迫られる学校です。(私見ですが・・・)

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  • A.S.ニイル (堀真一郎訳): 新版ニイル選集:問題の子ども・問題の親・恐るべき学校・問題の教師・自由な子ども
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