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2011年7月20日 (水)

親も学べる学校です

休みのたびに、片付け三昧。

すっかり忘れていたものがでてきて、楽しかったりします。


その一つ、『大人のための研修旅行』という冊子、しばし読みふけってしまいました。

2002年の夏に、きのくに子どもの村学園が企画してくれた、保護者とスタッフのためのイギリス旅行。その参加者が文章をまとめたものなのです。


7名の保護者の中で、一番心に残っていたのが、「さんちゃん」の書かれた文章です。

ご本人の了解を得て、ほんの一部だけ紹介させていただきます。


【「急がなくていい」 堀さんがこうおっしゃるのを二度聞いた。

一度目は、丸山さん(きのくに教員)が、バス運転中に。


二度目は、レストランで、ウェイトレスの勘違いで、ひとテーブルだけ料理が極めて遅く出てきた時。

他のテーブルは、もう食事が終わりかけてから料理が出てきた。 


ハードスケジュールの日で、レストランに入る前から、早めに食べてできるだけ早くユースに帰ろう、という予定になっていた。

ほんとうは、少しでも早く帰って早く休みたい、という状況でのことである。


私は、息子たちにそんなふうに、絶妙のタイミングで、実にスマートに、「急ぐ必要はない」と言ってやったことがあるだろうか、と考えた。


ここで、「早よ、しいや!」とは、言ったらアカンのやな、と思い、そう言いたいのをグッと堪えて、黙っていなければ、と思い、黙るようにはなっていた。ここ4〜5年は。

でも、ただ、グッと黙るようになっていただけ。

ついでに言うと、「急がなくていい」なんて、私が言ってもらったこともないような気がする。】


こんなふうに、自分を振り返れる人ってすばらしいなあ。


私がこの文章を読んだのは、まだ、きのくにと出会って3年くらいのことだったから、こんな保護者さんがいることに、感動してしまったことを覚えています。


旅行中、バスのクラッチのワイヤーが切れる、というアクシデントがあったとき、堀さんは、小さな声で、「これはちょっと大変だな」と言われたそうです。

その前にもアクシデントはたくさんあったけど、堀さんやきのくにのスタッフは、うろたえない。

そのあたりのことを、こう、書かれています。


【クラッチのワイヤーが切れる程度のアクシデントだと、か細い声で、「ちょっと、大変・・・」。

私が、日々、いかに些細なことに、大声を出しているか!いつも、そのことは反省しているけれど、改めて驚いた。】


同じ場面にいても、堀さんのひとことを、聞き流してしまう人もいる。


きっと、今も、いろんな保護者がいて、スタッフの言動から、たくさんのことを学んでいるかたがいらっしゃるでしょう。そして、その学びを、子育てにおおいに活かして、幸福な親子関係を築いているでしょう。


その一方で、自分のことは振り返らず、学校への要求ばかりをどんどんふくらませる保護者もいる。

もったいない・・・。


7月30日は、北九州子どもの村小学校で、堀さんの講演会が行われます。13時30分から。

テーマは、『体験学習と子どもの学力』。


転入学をお考えのかたは、事前に、学園の教育理念を学ばれることをお勧めします。


子どもの村は、子ども一人分の授業料で、親まで学べる、お得な学校です!


*なお、講演会につきましては、定員があるようですので、事前に北九州子どもの村小学校までお申し込み、お問い合わせをしていただきますよう、お願いいたします。

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