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2011年3月 3日 (木)

人生はやり直せるから

私、カンニング、したことがあります。


小学校4、5年生のテストの時。


カンニングなんてしなくても、ちゃんといい点数をとってたんだけど、どうしても不安な問題が一、二個あって、ちょうど斜め前の子が、そこそこ頭のいい子だったので、なんとか見ようと、すんごい横目を使ってじっと見ました。

その答えが自分のより正しそうだったのか、そして、それを書いたのかどうか、覚えていないのですが、必死に見たことは覚えています。


そういうことを、2、3回やったと思います。


その、3回目くらいのとき、やはりじっと、横目を使っていたら、後ろから先生に、

「サカイ・・・」 ←旧姓です

と、小さな声で名前を呼ばれて、肩をポンとたたかれました。

心臓が止まるほどびっくりしました。


先生の存在を忘れるほど必死でカンニングしていた私の姿、先生から見たら、そのおかしさにすぐ気がつきますよね。


クラスでは学級委員をして、優等生で通っていた私。

カンニングしたことが先生にバレた!


先生は、何も言わなかったのですが、私は恥ずかしさで死にたくなりました。


中学生のときは、英語を習いに行っていましたが、そこは、若い女の先生のお宅にうかがい、一対一での指導を受けるというもの。

家庭教師みたいなものです。


「今日は動詞の変化のテストをしますね」

と言って、プリントを渡し、私をひとり部屋に残して、先生は階下に降りていかれました。


やはり、どうしてもわからない単語がいくつかあり、私、辞書を引いてしまったのです。

そうしたら、私が辞書を見ている真っ最中に先生が部屋に入ってこられました。


気まずい空気・・・。


このときも、恥ずかしくて死んでしまいたかった・・・。


自己肯定感なんて、カケラもないですよ。

こんな自分が好きになれるわけがない。


勉強って、知らないことを知ったり、わからなかったところがわかるようになるためにやってるのに、私は、「勉強ができる子」のレッテルをはがされたくないとか、親を落胆させたくないとか、そういう不安や恐怖にかられてるもんだから、なにかを「学ぶ」気持ちなんて、これっぽっちもない。


ず〜っとずっと、親に期待され続けて、それに答えるために一生懸命だった子どもの頃の私。

今なら、「よしよし、つらかったね」と頭の一つもなでてあげたくなるけど、当時は、自分という存在を消したかった。


大学入試中のネット投稿カンニング。

報道では、予備校生が逮捕されたらしい。


真相はまだわからないけれど、私は彼が気の毒で仕方がないんです。

やっちゃいけないことです。彼だって、わかっていたはず。でも、やってしまった。


もし、今、後悔して、恥じているなら、しかるべき処遇の後、どうか、立ち直ってほしい。

マスコミも、これ以上彼や家族を追いかけないでほしい。


人生はやり直せるから。


いつかあなたの心が解放されて、おだやかに、新たな人生を歩めますように・・・。

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コメント

まみちゃん、あなたは素晴らしいお方だ・・・なかなか、自分の不正をカミングアウトして赤の他人をかばうことなどできません。
みんな、人の不正を暴いたり非難したりする前に、自分の過去を振り返らねばなりませんなあ。
大学入試など無くして、その大学の志望動機やら将来の志やらを書かせるとか、面接をするとか、根本的な解決方法を考える方がいいと思いますなあ^^そういう議論ならいくらやってもいいが、携帯がどうとか、インターネットがどうとか、あまりにもくだらないですなあ。
湯布院も暖かくなったことでしょうねえ^^まみちゃんの顔を拝みに出かけたいですなあ^^
では!~~ε=ε=ε=ε=┏( 菊・_・)┛

投稿: サムライ菊の助 | 2011年3月 4日 (金) 16時02分

私は、中学までは勉強しかとりえがなかったので、トップから落ちることがとにかく怖かったです。
親は、成績しかほめてくれないし、
先生が私に微笑んでくれるのも、勉強が出来るからだと思っていました。

だから私もカンニングする人の気持ちはよく分かるし、解答つきの問題集が宿題だったときは、よく答えを写してました。
(さも自分で考えたかのように偽装して)

「勉強なんか出来なくても、足が遅くても(私)、そんなの人間の価値には関係ないよ。あなたは素晴らしい人だよ。」
と、言ってくれる身近な大人がいれば、
カンニングなんて必要ないのにね。

投稿: 風の魔女 | 2011年3月 4日 (金) 16時31分

○菊様、私もお会いしたいです。といっても、私はいつもブログで菊様のお顔を拝んでおりますが・・・。

【その大学の志望動機やら将来の志やらを書かせるとか、面接をするとか、根本的な解決方法を考える方がいい】

賛成!
そして、Nの入試は、まさしくそんな感じだったんです。今度、詳しく書きます。

○風の魔女さん、こんにちは〜。
そうそう、出来る子って、落ちるプレッシャーがものすごいんですよね。

子どもを丸ごと受容してあげることがなにより大切だと思います。

【(さも自分で考えたかのように偽装して)】
笑ってしまいました〜。私もやったこと、あるから。

投稿: mami | 2011年3月 5日 (土) 22時00分

mamiさん…わたし、この記事何度読んでも涙が浮いてきてしまうんですよー。

子どもは親が大好きで、喜ばせたいんよなぁ…って、
想像にすぎんのやろうけど、
お母さんを「京大生の母」にしてやりたかった面もあるんかなぁ…って思ったり。

何よりもまず「合格したもの勝ち」のような風潮が、わたしはイヤだなと思います。
そういう評価に支えられて生きていく人生がイヤだなぁ、と…

この問題を考え始めると、すーごい重い、らせんを降りていってしまいます。

子どもも大人も自分を楽しく生きられる世の中を、
まずは自分のまわりから、始めたいといつも思うのです。


投稿: かめポン | 2011年3月 9日 (水) 14時50分

かめポンさんの気持ち、わかります。私も、まだ、気がつくとふと、この問題を考えています。

でも、彼がいつか親になったとき、この経験を子どもに話してあげられたら、なんか、すてきじゃないかな、と思ったりもします。

子どもにとって完璧な親は、しんどいだけ。
自分の失敗を乗り越えて、いつか子どもに、「お父さん、こんなことしちゃって、ものすごくつらい思いをしたんだ」なんて話しができたら、今回のことは、無駄ではなかったと・・・。


【子どもも大人も自分を楽しく生きられる世の中を、
まずは自分のまわりから、始めたいといつも思うのです。】
かめポンさんのこの言葉が、とても心に残りました。

投稿: mami | 2011年3月10日 (木) 23時04分

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