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2010年12月30日 (木)

家族行事

12月29日は、午前中大掃除(親は医院、息子達は自宅)をして、夜は近くのレストランで忘年会をしました。

ここ数年の恒例になっています。


忘年会では、その年の、自分にとっての三大ニュースをピックアップして、それを振り返りながら、話しをします。


みんな、それぞれ、いろんなことがあったなあ。


そして、来年は、FとN、ふたりとも、受験で〜す!

どちらも、かなり難しいところに挑戦するので、しかも、滑り止めなしの、一発勝負なので、どういう結果になるか、全くわかりません。


4月以降、2人とも旅立っていくのか、2人とも浪人生活に突入するのか、どちらか一方だけなのか・・・。

まあ、真剣に取り組んだ結果ならば、どのようであっても、また道は開けるでしょう。


さて、家族行事は、忘年会ともう一つ、大事なことがあります。


それは、ハリーポッターの映画を、みんなで見ること。


ハリーポッターが初めて出版されたとき、息子達はまだ小学校低学年の頃。Nはまだ保育園児だったかな。

毎晩、寝る時に読んでもらうのを楽しみにしていて、そのうち、自分で読むようになって・・・。

お父さんが、声色も工夫して、真剣に読んでくれてたのに、全員眠っちゃってた、なんてこともありました。(お父さん、ゴメン!)


ハリーポッター、子ども向けのファタジーととらえる人もいるようですが、そんなことないです。

愛、勇気、強い人にひそむ弱さ、悪のなかの善。大人こそ、じっくり考えながら読める名作だと思います。


映画化されたときは、見てしまったら、本で想像していたものがぶち壊されたらいやだな、と思って、ちょっとためらってしまったのですが、やっぱり見たくなって、以来、ハリーポッターだけは、家族全員で見にいくようになりました。


だんだん、四人そろうことも難しくなってきましたが、今回も、忘年会後、21時25分からのレイトショーで、やっと見ることができました。


だけど、受験生、しかもNは年明け早々センター試験が控えてる。

私:「受験生を映画に誘ってもいいんかな〜」

N:「そんくらい、いいやろ〜」

ということで、見終わって、帰宅したのが夜中の1時。


あ〜、楽しかった。

ハリーポッター、最後の映画の公開は、来年の夏くらいですか?

ああ、家族四人で見られるのか?

見られるとすれば、それは、2人とも、旅立っていないということ? 
ううむ、微妙な気持ちです。


とはいえ、20歳と18歳の息子と、一緒に映画に行けるなんて、幸せだなあ。

帰りの車でも、ストーリーのことで、いろいろおしゃべり。


きのくにと出会ってなかったら、こんなふうじゃなかっただろうなあ。


来年もまた、多くの子どもたちが、きのくに(かつやま、南アルプス、北九州)に入学して、自己肯定感を持って成長してくことを願っています。

それが、親にとっても最高の幸せであることを、私は確信しています。


来年はNもきのくにを卒業します。

OB保護者になってからも、いつまでもこのブログを書き続けてよいものかどうか、悩むところですが、これから先を考えながら、とりあえず、ダラダラやっていきます。


来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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2010年12月22日 (水)

かっこよすぎ〜

今日、Nから、すてきな話しを聞いちゃった〜。


夕食後、私が、「今日な、・・・で、・・・で、お母さん、吐きそうになっちゃったんだ」

という話しをしていたら、Nが、「俺も、昔はよく吐きそうになってたよな。今は大丈夫や。それより、俺の周りで、よく、小さい子が吐くんだよな」と言いました。


私: 「周りで吐くって・・・どういうこと?」

N: 「学校のバス(休み明けの月曜日の朝や帰るときに学校からでるバス)に乗ってるとき、小さい子って、わりとすぐ 気持ち悪くなるんだよね、それが、なんか、俺の近くの子が多くてさ、この前は、“気持ち悪い〜”って言うから、ビニール袋あげたんだけど、それ、足下に置いたままにしてあって、しばらくしたら、“もうだめ〜、吐く〜”って言いだすから、急いで袋、口に当ててあげてさ。」


私: 「あんたも昔はよく、人が吐いてるの見て、具合悪くなってたじゃん、よく大丈夫だね、そんなお世話して」

N:  「そうやな、今はもう、大丈夫やな」


この後も、小さい子の吐き事件をいくつか聞き、うわ〜、N、やさしい〜、と感動!

他の高校生たちも、とってもすてき!


私: 「お母さん、そういう話し、もっと聞きた〜い!なんか他にないの?」


N: 「・・・う〜ん、ああ、朝、寮から学校に行く坂があるやろ?あそこで、俺の後ろから、一年生か二年生(小学生)の子が、大きなリュック背負って(金曜日は授業後帰宅するため、寮の子は、大荷物で登校)走って来たんや。それ見て、あ、なんか、転びそうやな〜と思ってたら、俺の前で、ダ〜ンってすごい勢いで転んでさあ。」


私: 「ひゃあ、そりゃ痛かったねえ、その子、どうなったの?」


N: 「ちょうど近くに、Mたち(きの高の女子)がいたから、その子のリュックと、俺の荷物を持ってもらって、俺がその子をおんぶしようとしたんだけど、肘も擦りむいてて、大泣きで、俺につかまれなかったから、その子をお姫様抱っこみたいにして運んで、職員室まで連れて行った。」


あ〜、もう〜、すてきすてき〜!


こんな話しが聞けて、母さん、幸せです。


Nだけじゃなくて、きのくにの大きい子たち、みんなほんとに優しげで、心にゆとりがある感じなんです。


みんな〜、かっこよすぎ〜

と、世界の中心で、叫びたい気持ちです。

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2010年12月18日 (土)

人生いろいろ

新聞を読むようになったのは、高校生の頃。


「○○さんとこの娘さん、朝日新聞の天声人語を毎日読んでたんだって。それでA大学に合格できたらしいよ!」

と、母が勢い込んで、それまで地方紙だけだったのが、突然朝日新聞をとることになりました。

それで、小論文対策、みたいな感じで、文章の構成なんかに注意を払いながら、ときたま読んでいたような記憶があります。関心の方向が違うので、感動した記事の記憶は皆無。


でもその後、東京で一人暮らしをしていたときも、なんか、新聞はとるもの、という感覚があって、とにかくとり続けてきました。三面と文化欄だけだったかなあ、ちゃんと読んでたの。


じっくり読むようになったのは、ここ数年。


最近、興味をひかれるのは、いろんな人のいろんな人生。


今日の「ひと」の欄で、天平(てんぺい)さんというピアニストのこと、初めて知りました。

「クラシックピアニスト」として紹介されているのですが、

【ジャズやロックにも影響を受け、自作曲しか演奏しない。】

とあって、まだ演奏を聴いていないので、どんな感じなのかなあ、と興味がわきます。


天平さんは、高校時代はボクシングを習っていたけれど、半年で高校を自主退学。


【解体工事などの現場で働く。日銭は仕事仲間との飲食代に消えた。
額に汗して働くのは嫌いじゃなかった。だけど、「10年後もかわらんのやろな」と思ったら、人生を変えたくなった。
小学校の頃に習ったピアノが浮かび、17歳で音楽専門学校へ。】


その後、大阪芸術大学にすすみ、現在(30歳)はニューヨークと東京を拠点に、作曲と演奏活動をされているそうです。


高校やめて、工事現場で働いて、それが一転、音楽専門学校って。親、よく反対しませんでしたよね。エラい!!


もうちょっと前に見た『ひと』の欄には、こんなかたが登場。(記事を切り抜いてたのに、紛失してしまい、うろ覚えです)


石松宏章さん(26歳)が、カンボジアに学校をつくったというお話。


東京医科大の学生になって数年は、合コンやナンパに明け暮れる毎日の「チャラ男」だったのですが、友人からの、「カンボジアに学校をつくらないか」という声に賛同。イベントなどを主催して利益をあげて、とうとう学校をつくってしまいました。


『マジでガチなボランティア』という映画にもなったそうです。このかた、大分出身なんですね〜。さっき知りました。


せっかく医大にはいって、合コン、ナンパに明け暮れるチャラ男。う〜、私が親だったら、なんか言ってしまいそう。こちらの親御さんも、エラ〜い!

石松さんのブログのプロフィールのなかに、「ちょっと自慢できること」という欄があって、そこには「友達・家族」って書いてあります。


それから、朝日新聞の土曜版beの『フロントランナー』も、必ず目を通します。

いつか、堀さんが登場しないかなあ、と思いながら・・・。


12月11日に登場した、「花まる学習会代表」の高濱正伸さんも、ユニークな経歴。現在51歳。(なんと、同じ高校の5つ上のかただった!)


「花まる学習会」は、

【進学塾でも、補修塾でもない。「10歳までに思考力と意欲を伸ばす」という独自の教育で注目を集めている】

そうです。


【高3で初恋をして大学受験に失敗。浪人時代は、パチンコやマージャンに明け暮れ、気づいたら僕だけ3浪。1人で上京して予備校に通い、ようやく東大理科Ⅱ類に入学しました。

ところが、留学から帰国した友達から「お前無駄なことやっとるね。勉強、勉強って、与えられた課題をこなして満足なだけでしょ」と言われた。ショックでしたね。 ー略ー

何のために生きるのかを問い続けました。ー略ー

必死で牛乳配達をしながら働く意味を考えてもみました。4回留年し、回り道だったけれど、今思えば大切な時間でした。ー略ー

自分で哲学した結果、人は人とつながり、感動するために生きているんだと思ったんです。】


こちらも、良い意味で、「親の顔が見てみたい」という気持ちです。


人生いろいろ。

何が成功で、何が失敗かなんて、誰も決められないんですよね。


急ぐこともない。


でも、私、もうすぐ47歳。さすがに、ちょっと、焦るぞ。

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2010年12月12日 (日)

大分のみなさまへ

ちょっと、直前になってしまいましたが、コンサートのお知らせです。


小林道夫先生(ピアノ&チェンバロ)と佐藤俊介さん(バイオリン)のデュオリサイタルが開かれます。

とき:12月14日火曜日 19時開演(18時30分開場)

ところ:iichiko総合文化センター 音の泉ホール


今日は、日田市のホールでもコンサートがありました。

Fは譜めくりを仰せつかっておりまして、さっき帰ってきました。


「すんごくよかった!!!」

と、興奮しております。


なので、これは、少しでも多くのかたに聞いていただきたいものだと、直前ではありますが、お知らせすることに致しました。

詳しくは、下記をご覧ください。

http://plaza.rakuten.co.jp/caromusik/diary/


もし、連絡がつかない場合は、カロムジーク代表のかたの直接の連絡先(携帯)をお教えしますので、私までご連絡ください。


いたるところ、スピーカーを通した音が溢れていますが、ほんとうに美しい生の音は、なんだか体に染み込むようで、心が落ち着き、私は大好きです。(息子が譜めくり、っていうのが、なんだか落ち着かないけど・・)


日本音楽界の大御所でありながら、日々研鑽を積まれている小林先生と、新進気鋭の佐藤俊介さん(26歳)の共演、みなさま、どうぞお聞き逃しなく!


なお、リンクしたブログには載っていませんが、

「未就学児童のご入場はご遠慮ください。託児サービスがあります。詳細は、カロムジークまでお問い合わせください。」

と、チラシには書いてあります。

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2010年12月 9日 (木)

追記&ご連絡

いろいろと、書き忘れていたこと、まとめて列挙します。


1)子どもの村ブックレットのこと

前回の記事『親も楽しむ』の中で「これらを何度も読めば、学校のことはだいたいわかるはず」と書きましたが、子どもの村ブックレットのことを忘れていました。

No.2からNo.6まででています。1冊700円。学校で購入することができます。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_labo/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=20

ちっちゃい本ですが、中身は充実。いろんなスタッフや、子どもたちが文章を書いています。
(No.6は福井県勝山市の元教育長さんの講演録に加筆したもの)


体験学習や修学旅行が、実際どんなふうにすすめられ、子どもたちはどんなふうに成長していくのかが、具体的に書かれていて、とてもわかりやすいです。プレゼントにも最適!?


その他、きのくにの中学生が作った『山の村から世界が見える』は、書店でも買えます。


2)北九州子どもの村中学校

以下、北九州保護者のKUuさんのブログより転載

【現在、初年度の1年生のみの募集、今後は内部進学が基本となるかと思いますので、現6年生で中学校をご検討の方はこのタイミングにぜひ学校までお早めにご相談ください。
冬まつりには6年生向け体験入学も開催されますよ。
HP www.k-children.jp 「ふゆまつり」申込しめきりは12月10日です。】


3)mixi

私事ですが、mixi退会しました。(1ヶ月くらい前)
マイミクしていただいてたかた、ご挨拶もせずに、すみません。身辺整理をするなかで、ネット関係もすっきりしたくなりまして。

ツイッターのお誘いも、2、3いただいていますが、私には、ムリだと思います。(^-^;


4)年賀状

これまた、非常に、私事!

ものぐさな私、毎年、やっとの思いで年賀状作成しておりますが、今年は、どうしても気分がのらず、ダメそうです。ということで、今のうちに、年賀状、欠礼のご挨拶、というか、言い訳・・・?

昨年、私に送ってくださったかたも、今年は私、オミットしていただいて、かまいません。

とかいいながら、ほんとに気まぐれで、私、突如、つくりたくなるかもしれません。それはそれで、ご笑納くださいませ。


追記とご連絡は以上です。


それにしても、私って、ほんとうにものぐさなんです。


クリスマスの飾り付けもおせちもなし。

お正月、お雑煮はつくります。ちゃんとだしもとります。3が日食べられるくらいのおでんとかシチューはつくります。

大掃除はします。医院のほうだけ。それだけで果ててしまって、自宅には手が回りません。


なので、年末年始、全然雰囲気が盛り上がらない我が家です。息子たちにも、季節感を味わってもらうことなく、ここまできてしまい、ときに、罪悪感を覚えます。


今、私がパソコンを打っている、リビングのテーブルの上は、半分が新聞、本、ティッシュ、調味料、息子のパソコンで、占められていて、ヒドい状態。でも、これに慣れてしまっています。


きっと、来年も、こんな調子なんだろうなあ。


みなさまは、どのような年末年始をお過ごしになりますか?


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2010年12月 3日 (金)

親も楽しむ

以前、きのくにのスタッフが、サマーヒルのゾーイさん(創設者ニイルの娘さん)に、

「サマーヒルに子どもを入れる保護者にとって、大切なことってなんだと思いますか?」と質問したところ、

「3つあります。一つは、子どもをやめさせないこと。二つ目は授業料をきちんと払うこと(笑)。」

3つ目、確かに聞いたのに、忘れてしまいましたが、最初のふたつでとりあえずは十分っていう気もしませんか?

(*この話し、以前も書いたはずなので、3つ目もどこかに書いてありますが、見つけられず、すみません。)


そして、私があえて付け加えるなら、

・堀さんやニイルの本を読む
・学校が主催する行事、教育講座に出席する

の二点かなあ。


(それで、もし、余裕があれば、寄付。)


11月末の、二つの教育講座も、盛況ではありましたが、保護者全体の人数を考えると、もっともっと参加者がいてもいいはず。どうしてあのくらいの人数なのか、不思議でしかたないんですよ。


もちろん、前々から外せない用事があるとか、子どもを見てくれる人がいないとか、土日が仕事だとか、それぞれ事情があるとは思いますが、そういう、ほんとうにやむを得ない人を考えに入れたとしても、やっぱり、疑問の残る参加者数です。


自分が来れなくても、知り合いに教えてあげればいいのになあ。


特に、堀さんのお話は、一回聞いたらそれでよし、っていうもんじゃあないんですよね、奥が深くて。


東京での講演会のとき、公立小学校の先生が、「来週から“比”の単元に入るのですが、体験学習という観点で、どのような導入が可能か、アドバイスいただきたい」という(ような)質問をされました。(*言われた通りの言葉ではありません)


それで、堀さんのお答え。(*これも言葉通りではありません)


「まず、最初に断っておきますが、きのくにの体験学習というのは、たとえば、“比”を学ぶためにする、というものではありません。やりたい活動があって、そのなかで、“比”とか計算とか、でてくるんです。活動そのものが目的なんです。

「工務店」というプロジェクトでは、建物をたてる時に、基礎工事をします。それで、セメントをこねるときに、セメントと砂の割合をきちんと3対1(*1対3だったけ?)にしないと、固まらないので、きのくにの子どもたちは、一年生でも自然と“比”の感覚が身につきます。」

と、肝心なところをきちんと押さえてから、質問者へのアドバイスに入りました。


本で読んで、わかっていると思っていることでも、実際に何度も何度も聞いて、だんだん自分の血肉になってくるんです。


学園のスタッフが、子どもたちの成長のために、どれだけ心をくだいてくださっているかが、じわじわとしみ込んでくるんです。


一番ためになる講座には参加しないで、ただ、「親も楽しみましょう」って飲み事の席だけ積極参加っていう保護者もいて、私には理解できず、10年が過ぎました。


「まだ、きのくにができて1〜2年めくらいのことだったんだけど、ある保護者のかたが、“電車から降りてきた子どもの服がすっごく汚れてて、私、それを見て、あ〜、一週間、この子はおもい存分楽しんだんだなあ、って思ったんですよ”って話してくれたの。

私たちが、“楽しむ”っていう意味はこういうことなのよね。子どもの成長を共に喜ぶっていう・・・。今日みたいに、騒いで楽しむっていうのとは違うのよ。」


これは、数年前、特にどんちゃん騒ぎの好きな保護者が中心になって夜更かし会を進めていた時に、その喧噪から離れた部屋で、あるスタッフが話してくれたことでした。


ここ何年かは、だいぶゆっくり話しができる雰囲気になって、ほっとしているところです。といっても、Nが高校になってからは、運動会前夜しか参加できていないので、1学期最終日の夜更かし会の様子はわからないのですが・・・。


それから、堀さんの本を読んでない保護者が、マレにいるということも、全く驚きです。


そういう人に限って、「きのくには情報が少なくて〜」なんて言うんですよね。


堀さんの著書
・自由学校の設計
・きのくに子どもの村ー私たちの学校づくり
・自由学校の子どもたちーきのくに子どもの村のおもしろい人々
・ニイルと自由な子どもたち

現在、なんとか手に入るもの、こんなにあるんですよ。

これらを何度も読めば、学校のことはだいたいわかるはず。


入学のときには、ちゃんとオリエンテーションもあるんだから、なにをもって「情報が少ない」のか、さっぱりわからん。(←すみません、いろいろ思い出して、だんだんハラがたてきた!)


うちは、年に3〜4回、きのくにの学校行事のときに出向くだけで、知り合える保護者の数も限られていましたが、今思えば、それがよかったのかも、と振り返っています。


一時期は、「保護者会」のなかでのつきあいが、と〜ってもしんどいことがありました。


なので、もし、今、なにか、そういう親同士のつきあいで疲れてるかたがいるとしたら、ひとこと言いたいんです。


「みんなとうまくやろうなんて、思わないほうがいいですよ。一番大事なのは、あなたと学園との信頼関係。学園の教育理念に賛同できていれば、それだけで十分。学園主催の行事に参加できれば、それだけで十分。」


私、「先輩保護者」っていう言葉がダイッキライなんですが、私の書いてることって、十分エラそう?


でもね、ホントに、きのくに歴○年なんて、そういうのは関係ないと思っています。


きのくに、かつやま、南アルプス、北九州、いろんな学校のいろんな保護者さんと知り合って、いろんな保護者会のあり方を耳にするたび、やっぱり、大切なのは、年の功、じゃなくて、自分の子どもが行ってる学校を、愛する気持ち、だと思うのです。


愛するっていうのは、自分の思いを押しつけないこと。

楽しむっていうのは、穏やかで深い喜び。


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2010年12月 1日 (水)

大地保育環境論

息子たちが保育園児だった頃のこと。


園庭を通って、お迎えに行ったら、3歳くらいの園児に向かって、若い女性の保育士さんがお花を持って、ちょっときつい調子で何か言っていました。近づくと、こんなふうに言っているのが聞こえてきました。


保育士:「ねえ、お花さんが“痛い”って言ってるよ!聞こえるでしょ!」

子ども:「・・・」

保育士:(手に持ったお花を、その子の耳に近づけて) 「ほら、ちゃんと聞いてごらん。お花さん、泣いてるから。だから、もう、お花とっちゃダメなの!」

子ども:(涙目で) 「・・・」


その様子を見て、私、なんだかとてもいや〜な気持ちになりました。そんなこと言われたって、「痛い」なんて、聞こえないよ、って思って。

今でも覚えているくらいですから、とても強い印象が残っているのです。


先日の、東京での教育講座のときに買ってきた、塩川寿平さんの著書、『大地保育環境論』という本に、こんな文章が載っていました。


【どうか、机の中をひっかきまわしても、すぐに鍵などかけないでほしいものです。

花を1本や2本摘んだからといって、しからないでほしいのです。

その花が欲しかったのです。その花に感動したのです。その花を刻んでままごとのごはんに振りかけたかったのです。


花とその子の濃密な関係が結ばれようとしているときなのです。

花を摘まない子は、花を振り向きもしない子どもなのです。こういう子は、花を愛する人には育ちません。花を愛する人は、やはり花を摘むものです。


そうだとすると、保育者は考えを変えなければなりません。園庭のすみのあちこちに、許されるかぎり摘んでもよい花を植えることです。春には、レンゲやクローバーがよいでしょう。夏には、オシロイバナ。秋は、もちろんコスモスです。


これなら、多少子どもたちが遊びに使ったとて、保育者はニコニコと見守ることができるでしょう。約束さえしておけば、子どもたちはちゃんと心得ていて、ほかの花をむやみに摘んだりすることはしません。

保育環境とは、こうした立場から再考されなければならないのです。】 p.21


なんだか、すとんと、腑に落ちた、という感じです。

こういう考えを、一度でも聞いたことがあるかないかで、だいぶ違うだろうなあ。


わが子の乳幼児期の子育て、何も知らず、あっという間に過ぎてしまいましたが、塩川さんのあたたかい保育論は、確かに、私の肥やしになりました。

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