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2010年9月24日 (金)

子どもと共に笑う

子どもと共に笑うーシンポジウムによせて
学校法人 きのくに子どもの村学園 学園長 堀真一郎

【ある日の子どもの村の職員室。入り口から小さな顔が中をのぞきました。

私を見つけるとニコッと笑って片手を小さく挙げました。三年生のよう子ちゃんです。それから何やらむずかしい顔で入ってくると、私のひざに乗ってきました。

「あのナ、ほりさん、R君をなんとかして」

「Rくんがなにかしたの」

「また、ちかよってくるんだよ」

「そばへくるの?」

「こないで、っていっても何べんもくるんだよ」

「きいてくれないんだね」

「それだけじゃないよ」

「それだけじゃないの?」

「私のこと好きっていうんだよ」

「よう子ちゃんのこと、好きなんだ」

「こまるのよ、わたしは」

「そうか、こまるかー」

よう子ちゃんは、ひとしきり愚痴をいったあと、「ま、いいか」と一人で納得してひざから降りました。それから「あはは」と笑って出て行ったのです。

私も心の中で「あはは」と笑って、サマーヒル・スクールのニイルのことを思い出していました。


もっともよい教師は子どもと共に笑う。
もっともよくない教師は子どもを笑う。


数々のニイルの名言の中で私のいちばん大好きなものですが、こんなふうにいいかえることもできるでしょう。


もっとも幸福な教師は子どもと共に笑う。
もっとも不幸な教師は子どもを笑う


この文章は、11月20日(土)に和歌山県の橋本市で開催される、きのくに子どもの村学園主催のシンポジウムのチラシに書かれていたものです。


なんて温かい文章なんでしょう!


私、その翌週、東京で開かれる教育講座の方に参加するつもりで、20日のほうは、両方だとお金もかかるから、あきらめようと思っていました。


でも、やっぱり、行く!

往復夜行バスなら、なんとかなるかな。東京は、マイレージが使えるし。coldsweats01


シンポジウムの詳しい内容は、下記をご覧ください。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_labo/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=17


ところで、昨日の北九州子どもの村小学校オープンデー&教育講座においでくださったみなさま、ありがとうございました。


子どもの村の教育に、多くの方が関心を持ってくださり、ほんとうにうれしく思っています。


私、例によって、何度もこみ上げてくるものがありまして、お聞き苦しい点があったかもしれません。ごめんなさい。


だって、ね、最初の、堀さんの文章にあるみたいに、子どもたち、ほんとうに温かく見守ってもらってきたのだもの。

あんなこと、こんなこと、いろいろ思い出したりして、胸がいっぱいになってしまうのです。


北九州の保護者さんやきのくにのOB保護者さんご夫妻(あの日、朝の2時に奈良を出発!!)も、ユニークに、なごやかに、お話してくださり、終わってからの懇談会も、話しがつきませんでした。


それにしても、息子たちが行っている学校が、こんなに好きに思えるなんて、ほんとうに幸せ!


息子と共に笑える、幸福な母で〜す!

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コメント

笑いって、本当に大切ですよね^^
癌細胞を減らしてくれるナチュラルキラー細胞も笑うと増えるし。
幸せ≒笑い ではないでしょうか。
記事とは関係ありませんが、笑いのある食卓って幸せの象徴のような気がします。その食卓に上る野菜を作っている幸せを今感じました^^その食事を食べる大切な歯を守ってくれる歯医者さんも幸せの天使さんですね^^
では!~~ε=ε=ε=ε=┏( 菊・_・)┛

投稿: サムライ菊の助 | 2010年9月27日 (月) 04時28分

「子どもと共に笑う」とき、教師(親)は子どもと同じ方向を向いて、なごやかに肩を並べていますが、
「子どもを笑う」とき、教師(親)は、子どもを上から見据えているのです。

夫婦でも、友達同士でも、「共に笑う」関係でいたいですね。

菊さまのおっしゃるとおり、笑いは、何にも勝る心のクスリだと思います。

投稿: 風の魔女 | 2010年9月27日 (月) 10時11分

○菊さまには、いつも笑いをいただいておりま〜す!うちは実家のほうが癌家系なので、私も覚悟はしているのですが、菊様のおかげで、だいぶ、がん細胞を撃退できていると思いますよ〜。ありがと〜。

○風の魔女さんとこも、笑いがいっぱいのおうちみたいですね!うちも、息子とも夫とも、よく、一緒に笑います。
が、我が家の場合、たいがいが、下品な話しか下ネタ、こんなんで、いいのでしょうかああ〜〜?

投稿: mami | 2010年9月28日 (火) 13時36分

はじめまして。 きの高に中三の次男を、と考えている者です。
書物を読んで興味をもちこちらに流れつきました。学校は好きだけど得意になれなくて不登校ぎみな次男には夢のよう!と親は盛り上がっているのですが生の情報があまりに少なく…人に相談しようにも「変なところ」(失礼)とよく知りもしないでとめられて…(;_;)

形にこだわらず主体的に人生を歩んでもらいたいと息子には望んでいるのですが
…逆に主体性が必要な分、楽ではない学校かな、とも思えるのですがご意見聞かせていだだけませんか?

投稿: ムズ | 2010年10月 5日 (火) 10時57分

ムズさん、こんにちは。コメントをありがとうございました。
息子さんのために、きのくにを見つけ出しちゃったムズさん、すてきです!大切な息子さんに、幸福に生きてほしいですよね。とはいえ、息子さんが気に入らないと、話しはすすみませんね。

9月にも一度あったのですが、二回目のオープンキャンパスが11月3日に開催されます。在校生とともに一緒に授業を受けられるです。お住まいがどちらかわかりませんが、参加されてみてはいかがですか?詳しくは学園のHPをご覧ください。事前に申し込みが必要です。

普段でも、申し込めば見学できますし、ムズさんが読まれた学園長の本、また、訳書もたくさんでていますので、学園の方針を十分理解してから入学することができます。学校のパンフレットもあります。こんなに「生の情報」がたくさんある学校は、なかなかないと、私は思いますよ!happy01

その上で、私のブログもご参考までにお読みいただければ幸いです。きの高のことも、何度か記事に書いております。

投稿: mami | 2010年10月 6日 (水) 14時18分

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