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2010年9月30日 (木)

水源の森トラスト達成

昨年より、日本熊森協会が取り組んできた、三重県大台町の676haの土地のトラスト基金不足分9000万円が、日本全国から寄せられた寄付によって満額達成されました!

http://homepage2.nifty.com/kumamori/

寄付金の集まるスピードが停滞していた時期もあり、大丈夫だろうかと、気をもんでいましたが、とうとう達成。

水源の森を守りたいという熱い気持ちを持った人達が、こんなにたくさんいたのかと、感動してしまいました。


そういえば、この夏休みのバイトでかなりお金を稼いだN。

私が「そんなに稼いだんなら、今月のお小遣い、いらんよね」、と言ってみたら、

「うん、いらんわ。その分を、北九州(子どもの村小学校)とか熊森とかに寄付して」

と答えてくれたN。

明日、Nにも電話して、教えてあげようっと。wine


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2010年9月28日 (火)

選択肢がない!

少し前、Fが、「ちょっと、これでいいかどうか見て」と言って、パソコンの画面を私のほうに向けました。


それは、ドイツ語教室への問い合わせメールで、初対面の人へのメールで失礼がないかどうか見てくれ、という意味なのです。


彼は、来年、ドイツ語圏への留学を目指していて、語学も独学では無理なので、教室を探していました。

大分ではなかなか個人レッスンを受けられるところがなくて、とりあえず、ギターのレッスンに東京に行く時に受けられるよう、東京で探しました。そしたら良いところが見つかったのです。祖母の家(東京)からも近いし、先生はチェロ奏者でもあり、サッカーが趣味。Fと合うじゃ〜ん、って。


で、文面、「うん、大丈夫、いいんじゃない?・・・ん? なにこれ? 家事手伝いって・・・アンタが?」


そのメールは、問い合わせフォームからのものなので、いくつか質問が用意されていまして、その一つが「職業はなんですか?」というもの。

答えも「会社員、学生、主婦、・・・」といくつか用意されていまして、F、自分にぴったりのがなくて、しょうがなく「家事手伝い」にしたそうです。


でも、なんか、おかしくない?


私:「アンタ、それほど家事手伝ってないよ」(笑)

F:「そうやけど、他にないし・・・」(苦笑)

私:「そうだねえ、まあ、文章にちゃんと書いてあるから事情はわかるんだから、とりあえず無職にしといたら?」

F: 「そうやな」

私:「でも、確かに、今後、職業は、って聞かれたら、やっぱ、無職って答えるしかないかなあ。・・・あっ、そうだ、アンタの仕事、シロ(飼い犬)散歩って書いとく?」


なんて言って、2人で大笑いしちゃったんですが、「無職」っていうのも、なんか、しっくりこないなあ。


・・・と思っていたら、国勢調査の用紙が配布されました。


これまた困った!


「9月24日から30日の間、何をしていましたか?」という質問があるのです。


ちょうどFは、25日から30日まで、ギターのレッスンと、そのドイツ語教室のため、東京に滞在しているのです。


で、選択肢は

「(少しでも収入を伴う)仕事をしたかどうか」で、まず分かれます。


その間、アルバイトもしていないので、収入無し。


「収入無し」の人の選択肢は

・仕事を休んでいた
・仕事を探していた
・家事
・通学
・幼児もしくは高齢者

この五つなのです。


夫:「家事?でも、全くうちにいないのにおかしいよな」

私:「うん、家事じゃないっしょ」

夫:「う〜ん、じゃあ、通学?」

私:「そうだねえ、仕事を探してるわけでもないしねえ」


夫、さんざん悩んで、「通学」にしました。


でも、次の質問、「通学地」を書かないといけない。


大分在住で、「東京に通学」、絶対変だよ、と思うけど、じゃあどうしたらいいの?


それに、今回たまたま東京に行っている時期と調査が重なったけど、普段だったら、やっぱり、「家事」?

F、まあ、多少は家事してくれるけど、う〜ん、共働き主婦としては、あの程度で「家事」と言ってほしくないわね、みたいな、妙なプライドが・・・。


それにしても、たったこれだけの選択肢、あてはまらない人が、いっぱいいますよね、きっと。


いろんな人生があって、いろんな時期があって、たったこれだけの選択肢におさめようって思うほうが、おかしいんじゃないかしら。


大人になってみて、初めてわかった。

いろ〜んな人生があるってこと。


子どものころは、小学校の次は中学、そして、高校行って、大学行って、就職して、って、そういう一本道しか見えていなかった。


だから、大学落ちて、一年浪人したときは、「来年もだめだったら、私はおしまいだ」と思って、必死だった。


でも、今になれば、長い人生の中で、何年か回り道したって、ぜ〜んぜん問題ないってことが、よくわかる。

というか、しっかり、いろいろ回り道して、自分が納得する道をじっくり見つけていけることのほうが、後々ずっと自分のためになると思う。


私は、周りの人に、「息子さん、今、大学生?」なんて聞かれて、「あ、そうか、普通に、ストレートにいってれば、今大学二年生なのか」と、やっと気がつくくらい、そういう、「一般道」を意識しなくなっていた。


「一般道」だけが人生だと思っていた若いころの私、苦しかったなあ。


今なら言える。


どこかでダブっても、パスしても、たいしたことじゃない。


自分のことが好きって思えるなら、用意された選択肢以外の人生でも、なんの問題もないんじゃない?


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2010年9月24日 (金)

子どもと共に笑う

子どもと共に笑うーシンポジウムによせて
学校法人 きのくに子どもの村学園 学園長 堀真一郎

【ある日の子どもの村の職員室。入り口から小さな顔が中をのぞきました。

私を見つけるとニコッと笑って片手を小さく挙げました。三年生のよう子ちゃんです。それから何やらむずかしい顔で入ってくると、私のひざに乗ってきました。

「あのナ、ほりさん、R君をなんとかして」

「Rくんがなにかしたの」

「また、ちかよってくるんだよ」

「そばへくるの?」

「こないで、っていっても何べんもくるんだよ」

「きいてくれないんだね」

「それだけじゃないよ」

「それだけじゃないの?」

「私のこと好きっていうんだよ」

「よう子ちゃんのこと、好きなんだ」

「こまるのよ、わたしは」

「そうか、こまるかー」

よう子ちゃんは、ひとしきり愚痴をいったあと、「ま、いいか」と一人で納得してひざから降りました。それから「あはは」と笑って出て行ったのです。

私も心の中で「あはは」と笑って、サマーヒル・スクールのニイルのことを思い出していました。


もっともよい教師は子どもと共に笑う。
もっともよくない教師は子どもを笑う。


数々のニイルの名言の中で私のいちばん大好きなものですが、こんなふうにいいかえることもできるでしょう。


もっとも幸福な教師は子どもと共に笑う。
もっとも不幸な教師は子どもを笑う


この文章は、11月20日(土)に和歌山県の橋本市で開催される、きのくに子どもの村学園主催のシンポジウムのチラシに書かれていたものです。


なんて温かい文章なんでしょう!


私、その翌週、東京で開かれる教育講座の方に参加するつもりで、20日のほうは、両方だとお金もかかるから、あきらめようと思っていました。


でも、やっぱり、行く!

往復夜行バスなら、なんとかなるかな。東京は、マイレージが使えるし。coldsweats01


シンポジウムの詳しい内容は、下記をご覧ください。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_labo/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=17


ところで、昨日の北九州子どもの村小学校オープンデー&教育講座においでくださったみなさま、ありがとうございました。


子どもの村の教育に、多くの方が関心を持ってくださり、ほんとうにうれしく思っています。


私、例によって、何度もこみ上げてくるものがありまして、お聞き苦しい点があったかもしれません。ごめんなさい。


だって、ね、最初の、堀さんの文章にあるみたいに、子どもたち、ほんとうに温かく見守ってもらってきたのだもの。

あんなこと、こんなこと、いろいろ思い出したりして、胸がいっぱいになってしまうのです。


北九州の保護者さんやきのくにのOB保護者さんご夫妻(あの日、朝の2時に奈良を出発!!)も、ユニークに、なごやかに、お話してくださり、終わってからの懇談会も、話しがつきませんでした。


それにしても、息子たちが行っている学校が、こんなに好きに思えるなんて、ほんとうに幸せ!


息子と共に笑える、幸福な母で〜す!

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2010年9月22日 (水)

9月もおもちゃづくり

明日はふだん通りの授業+オープンデー+教育講座、という、スタッフ大忙しの一日。

なのに、まだまだ働く、北九州のみなさま。


はい、9月からまた、最終日曜日のおもちゃづくり教室が始まります。

9月26日11:30〜15:00。

昼食付いて、楽しいおもちゃをつくれて、スタッフが温かく見守ってくれて、これで1200円。すばらしい!


23日は都合が悪くて参加できない、というみなさま、26日、チャンスです。

いつもはあっという間に定員オーバーするおもちゃづくり。リピーターも増えています。


でも、26日は、市内の幼稚園、学校等で、運動会と重なっているところが多いようで、若干空きがあるそうです。


今回つくる「ワクワク楽しい“イライラ棒”」って、なんだろ〜。気になるう〜。


お申し込み、お問い合わせはは、北九州子どもの村小学校まで、お電話で、どうぞ。
HPからは詳しい情報、チラシがご覧いただけます。

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2010年9月20日 (月)

約束

「ちゃんとお約束したでしょ、今日はちゃんと治療するって!」


歯医者にきたけど、やっぱり怖くて、治療台に上がれない子、たま〜に、います。


で、上記の、お母さんのことば。


気持ちはわかるんですよ。


たぶん、うちで、お子さんと向き合って、

ママ:「このままにしてたら、どんどん痛くなっちゃうから、歯医者さんに行って治してもらおうね。○○ちゃん、ちゃんと、できるよね!?」

子ども:「う、うん」 ←ママの迫力に、つい・・・。

ママ:「じゃあ、お約束ね、頑張って治療するね!」

子ども:「う ん」←とてもイヤだとは言えましぇん。ママは治療してもらいたいみただし・・・。


お母さんにとっては、ちゃんと、約束したってことなんですよね。


そして、子どもも、そのときは、「やるぞ〜」って思ってて、ウソつくつもりは全然ないはず。でも、いざ歯医者についたら、「やっぱりやだ」っていう気持ちのほうが大きくなって・・・。


それにしても、約束って、互いが対等な立場じゃないと、成立しないんじゃないかなあ。


子どもって、親の気持ちがみえちゃうんだよね。それに沿うように返事してしまう。


だいたい、「イヤ、歯医者に行きたくない!」って言いはったら、どんなことになるのか・・・。


「宿題を終わらせてから、遊びに行く約束でしょ!」

「ゲームは1時間って約束したでしょ!」


約束じゃなくて、ベールに包まれた、命令、もしくは、誘導、あるいは脅し、なんだよね、ホントは。


ああ、私も、さんざんやったなあ。


小学一年生の次男が、お兄ちゃんも習っている「書き方」に行きたいと言ったので、申し込んだのですが、学校から帰ってからまた行くのが面倒で、それに、あまり興味も持てなかったみたいで、「行きたくない」って言いだしたんです。

習いはじめてからまだ2、3回しか行ってないというのに。


もう、私、激怒ですわ。(苦笑)

「アンタが行くっていうから申し込んだのよ!自分で言ったでしょ!!」って。

N、涙を浮かべて、とぼとぼ歩いていったのですが、そのときは、Fがいなくて、一人だったの。

で、結局、お墓の前を通るのが怖くて、行けなくて、帰ってきちゃいました。


それで更に怒る私。


今思い出しても、Nがかわいそうでかわいそうで、涙がでてきます。

Nくん、ほんとうに、ほんとうに、ごめんね。


大きくなったNと、そのときのことを話したことがありました。

N:「あの頃はな、まだ小さかったけん、書き方とか、よくわかってなかったんや。兄ちゃんが行ってたけん、俺も行くかな、くらいの気持ちで。でも、あんなに遠いところに、一人で歩いて行かんといけんなんて、知らんかったしな。」


まあ、私も、毎回激怒して送り出すのも、面倒になっちゃって、すぐにやめちゃいましたけど、あのときのNの悲しい顔は、今も忘れられません。


ああ、あの頃、ニイルを読んでいたら・・・。


懺悔したくなることいっぱいの、昔の育児です。

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2010年9月16日 (木)

進化なのか 退化なのか

長年使ってきた洗濯機が壊れてしまったので、とうとう買い替えました。


今まで通りの全自動にするか、この際、エコで二槽式にするか、衣類がからまないドラム式にするか、迷いに迷ったすえ、

ドラム式にしました。


今までの、粉石鹸が使えないのが、う〜んと、悩みどころだったのですが、よく行く「クロワッサンの店」で、「がんこ本舗」の洗剤をすすめられ、これならいいかも、と思いまして。

それにしても、石けんにしろ、いわゆる洗剤にしろ、何がいいというより、結局、使わないのが一番いいんでしょうねえ。


さて、そのドラム式、洗濯物もからまないし、袖ものびないし、洗い上がりはとってもいいんだけど、


でも、でも、


なんか、私、することなさすぎ〜。

透明のドアから、中の様子を見守るだけ。

いいのか、こんなんで。


以前は、タオルケットなんかを入れたときは、撹拌力が弱くて、私もふたをあけて、手を突っ込んで、かきまぜまぜのお手伝い(?)をしたりしたのに・・・。

粉石鹸も、入れる前に、よ〜く溶かして、と、私もやることいろいろあったのに・・・。


なんか、機械は進化したけど、私は退化しそうです。


さて、そんなことを思っている今日この頃、すごい映画を見てしまいました。


新潟のほうで、しなの木の皮から、繊維をつくり、それで布を織って、それを様々なものに活用する文化があります。


その、「しな布」を作る様を撮った記録映画です。


ものすご〜く気の遠くなるような作業です。


木を切って、皮をはいで、干して、灰に浸して煮て、川の水であらって、ぬかにつけて、割いて・・・

もう、まだまだ作業があるんです。

糸を紡ぐ様子は、芸術です。それを、村の女性たちが、集まって、楽しげに、手際よくすすめていくのです。

こんな感じ↓

http://www.iwafune.ne.jp/~sanpokusho/shinafu/shinafu_d.html

ほんとはもっともっと、地道でなが〜い作業が延々と続くんですよ。


たぶん、来年の、ゆふいん文化・記録映画祭で上映されるんじゃないかな〜。そのときは、大分近郊のかた、ぜひぜひ見に来てくださいね!

昔、人は、すべてを森から得ていた、ということが、よ〜くわかる映画です。


菊の助さんが、前回の記事でコメントつけてくださいましたが、

【森を守り、大地を守り、人を愛し、家族を愛す】

糸を紡いで布を織る様子、まさしくそんな感じなのです。尊いなあ、と、合掌したくなってしまいました。

敢て言うなら、これこそ「高いレベルの人生」、ではないでしょうか。


今の方が、なにもかも、ずっと進化しているらしいけど、人間としては、ドンドン退化してしまってるんじゃなかろうか、と、しみじみ思います。


やっぱ、タライで手洗いして、脱水だけ、洗濯機のお世話になろうか・・・。gawk


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2010年9月13日 (月)

高いレベルの人生?

またまた朝日新聞の記事からです。


毎週土曜日のBeという特別版に「悩みのるつぼ」という相談コーナーがあります。

私、この欄がけっこうすきで、毎回読むんですけど、8月21日の「母が嫌いです」という相談に、上野千鶴子氏が答えているの、よかったなあ。


今回の(9月11日の)は、「おかしくなった息子二人」という相談です。


【20代の息子2人を持つ母親です。私と夫は家柄、学歴ともに申し分なく、夫は一流企業勤務、私は専業主婦です。

息子たちにも同じような高いレベルの人生をと願い、私立中学を受験させ、大学は私たちの出身地の東京進学させました。が、思い通りにはいきません。】


と始まります。


私、最初、なにかの冗談かな〜、と思ってしまったのです。

それくらい、今の私の価値観とは乖離していて、こんなこと、当然のように、しかも、公然と言う人がいるなんて、信じられなかったんです。


で、読み進めていくと、上の子は、最初に就職した「知名度の高い」企業を一年で退職し、再就職した先も、上司と上手くいかず出社できなくなり、次男は2浪のすえに入った大学に登校せず、ひきこもり。

夫は家庭を顧みず、子育ては自分が一人で完璧にこなしてきたつもり。何がいけなかったのでしょうか、という相談です。


ほんとうに、何がいけなかったのか、わからないんでしょうか・・・?

今まで、親が押さえつけてきたあげく、子どもが成人してから起こした悲惨な事件の数々、そういうことから、何にも学ばなかったんでしょうか.・・・?


そもそも、「高いレベルの人生」って、なんなんでしょう・・・?


私があきれかえって、この記事を夫と見せたら、やっぱりあきれつつも、

夫:「でも、こういう人のほうが、まだまだ多いんだよ。○○さんだって、△△さんだって、きのくにのこと話しても、結局、“そうはいっても、やっぱり受験があるんだし・・・”って感じだったじゃん。」

私:「そうか〜、自由教育がどんどん広まるには、まだ時間がかかるんだね〜」


私、きのくにに出会ってから、子どもを叱り飛ばすなんてこと、全然ないし、ああしろこうしろとも言わなくなったし、ものすご〜く、楽。

ものすご〜く楽なのに、息子たちはすてきに育っちゃって、家での会話もたくさんあって、チョー幸せ!


「一流」大学、企業に入っても、心が萎縮して、人とおおらかに関われないんだったら、何にもならないんだよ。


人と比べるんじゃなくて、自分が自分にOKを出せる人生、それが一番じゃないかなあ。


ちなみに回答は、評論家の岡田斗司夫氏です。

こういう相談者への回答、難しかっただろうと思いますが、ユニークにまとめながら、大事なことをしっかり書いてくださっています。


全文読まないと、良さは伝わらないと思いますが、最後のほう、ちょっとだけ、読んでみてください。


【「理想の母」しなくていいです。「息子を溺愛する愚かな母」になってあげてください。彼らのすることを信じて、愚かと笑われても、夫や周囲に自慢してください。

あなたは世の中の数多い「教育に失敗した名も無き母」の一人です。いまからできるのは、愚かな溺愛だけ。でも、そこから巣立って幸福になった子供だって数えきれないほどいます。】


この記事全文、読みた〜い、というかたがいらしたら、コピー差し上げますので、お申し出くださいませ。

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2010年9月 7日 (火)

それって、反抗期?

9月1日(水)の朝日新聞家庭欄、【「あなたの安心 反抗期を楽しもう」反響編(上)】、お読みになったかた、いらっしゃいますか?


反抗期の子どもをもつ親の心構えや対応策を連載した「反抗期を楽しもう」に、たくさんの反響が寄せられたということで、母親たちの体験談や感想が掲載されていました。


多くは、娘や息子の「反抗期」に悩んでいるという声でした。


でも、私、とっても違和感を感じてしまいました。


だって、どの体験談も「反抗期」のレベルを超えていると思うんですもの。


「つい先ほども、ちょっとしたことから殴られ、昼食を投げつけられました。いつ親の気持ちを理解してくれるのか・・・」

この記事をFとNに見せたら、二人とも
「反抗期っていっても、親に暴力とか、ありえんやろ」と言っていました。


そして、どの親も、自分自身のことは振り返らず、「どうしてこんな子になったのか」という書き方なんです。


「“お前”“死ね”などと言われて、“こうなることが分かっていたら、おなかにいるときにおろしていた”と言ってしまいました。」

これって、絶対言ってはいけないことではないですかねえ。


でも、記事全体も、「反抗期はこういうもの」という論調なんですよねえ。


私は、どう考えても、ここまで親子関係が殺伐とするのは、それまでの親の態度に問題があると思うんです。


以前も書きましたけど、

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_62e0.html

悩める親たちに、伊藤重平氏の『愛は裁かず』と『許す愛の奇跡』を、ぜひ読んでほしいです。


『愛は裁かず』の第5章「母がわが子に謝るときーすさんだ生活をする高校生」から、少し抜粋します。


【「Kくんは自分はこのような生活をくり返していてよいかしら、と考え自らはよくなりたいとあせっているようです」と母親にいうと、

「そういうところが見えます。私は病人のようなものだということを知らずに自分の勝手にそうしていると思っていたから、憎くて憎くて仕方がなかった」と母親は急に涙ぐんでそっと涙をふいた。

この涙は母親が自分がしていたことに対する後悔と、わが子に対するいたわりの涙であったはずである。


母親がわが子の行動に対する認知のしかたすなわち行動の解釈が変わったとき、子どもへの感情が憎からいたわりへ180度の転換をしたのである。


母親の内部に生き生きとした反省が生まれているのが見えたので、
「お母さん、一言K君に謝るとKくんは早くよくなります」と決断をすすめた。

ー略ー

5日たって再度の家庭訪問をした。父親も母親も喜びにあふれて玄関に出てきた。

「先日はありがとうございました。

あの日あの子が学校から帰ってきてから、あたりに誰もいなかったので、私は子どもの前にすわって、『お母さんは今まで怒ってごめんよ。私が口やかましくいって悪かった』と謝ると、Kは涙ぐんでいました。

そして、『しっかりやってくれ』と頼むようにいうと、『しっかりまじめにやるわ』といってくれました。

それからあの子は変わりました。今まで学校から帰るとカバンを置いてすぐ外へ出て行ったのに、カバンを置いて友人の話しをしたり、先生の話しをしたりして家にいつくようになりました。お使いにも気よくさっさと行ってくれるようになりました。そして気持ちがやさしくなってね」と礼を述べた。


まことにみごとな転換である。】


私も、息子たちに、謝罪したことがあります。

昔の、私の悪行(?)の数々を。


きのくにに出会わず、高圧的な母親のままだったら、今頃、無口な息子と、殺伐とした雰囲気で食卓に向かっていただろうなあ。


エラそうな鎧は脱ぎ捨てて、親の失敗談やら、子ども時代のあれやこれややら、どんどん話しちゃって、人間同士ほがらかにつき合っていければいいですよね。

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2010年9月 5日 (日)

行くのが楽しみな学校


昨日(9月4日)Nがきのくにに戻っていきました。


といっても、学校は6日(月)から始まるのですが、土曜の夜は友だちのうちに泊まって、日曜日に寮に入ります。


朝起きてきて、言うんです。

「学校始まると思うと、楽しみでワクワクしすぎて、昨日、よく眠れんかった」

なんて幸せなこと!


新学期が始まる直前に自殺した中学生。


自殺しないまでも、憂うつな気持ちで朝を迎えた小中高生、たくさんいたはず。


つらすぎる。


行くのが楽しみな学校をつくってくれた堀さんと、それを支えてくれるスタッフに、感謝の気持ちでいっぱいになった。


新学期の朝、ワクワクして目が覚める、眠れないくらい興奮してしまう、そんな子どもたちばかりになってほしい。


心から、心の底から、そう思います。


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2010年9月 2日 (木)

お知らせ みっつ

今日はご紹介したい情報、みっつまとめてお知らせします。

一つ目は、大分在住のかたへ(もちろん遠くから来ていただいてもうれしいですが)、二つ目は、きのくに国際高等専修学校に関心のあるかたへ、三つ目は関東方面のかたへ(もちろん九州から出向かれてもすばらしい!)。


では、順番にご紹介します。


①小林道夫 プロムナードコンサート
小林先生(ピアノ)が毎月一回開いているコンサートに、今回、Fが一緒に出演させていただきます。

とき:9月8日(水)16時〜17時
ところ:由布院 空想の森 アルテジオにて
料金:600円(アルテジオ入館料)

曲目:アンダンテと変奏 Wo044−2 ベートーベン
協奏的大二重奏曲イ長調 I モシュレス/M ジュリアーニ 共作
或る貴紳のための幻想曲 J ロドリーゴ


大曲のうえ、大先生と一緒の舞台に上がらせていただくので、必死で練習しています。

どうなりますことか親としてはドッキドキですが、こんな貴重な経験をさせてくださる小林先生には感謝の気持ちでいっぱいです。


お時間のありますかた、どうぞ、応援してやってください。

ゆっくりと美しい音楽に耳を傾け、残暑で疲れた体を癒してください。


②きのくに国際高等専修学校のオープンキャンパス

9月23日(木)と11月3日(水)の二回開かれます。

両日とも祝日ですが、きのくには普通の授業日です。在校生と一緒に授業に参加して、どんな授業、高校生活なのか、体験することができます。


詳しくは、きの高のホームページをご覧ください。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_kousen/html/htdocs/

7月4日の記事『きの高の魅力ーその①』には、昨年のオープンキャンパスに参加した生徒の文章を載せています。合わせてご参照ください。


③シンポジウム
【水から考えた都会と山のつながり〜クマのすめる森が都会の水を生む】

「森林伐採による山の保水力低下やダム開発に伴う水質悪化の問題などを取りあげ、水や森の大切さを考える」(朝日新聞 情報クリップより)

とき:9月19日午後1時半〜5時
ところ:東京都豊島区の立教大学池袋キャンパス
講師:ジャーナリスト橋本淳司
        日本熊森協会群馬県支部長

詳しくは、下記、ホームページからどうぞ。

http://kumamori.org/event/tokyo_sympo4/index.php

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2010年9月 1日 (水)

自由な学校で子どもは育つ

今日から9月。もうすぐ夏休みもおしまいです。


きのくには9月6日から始まりますので、Nは、長〜い夏休み、バスケットの大会出場、みっちりアルバイト、たっぷりのんびりと、充実していたようです。

バイトでは、社会人の平均的初任給を上回るほど稼ぎ、ホクホクしています。


さて、北九州子どもの村小学校では、9月23日(秋分の日)に、子育て講座とオープンスクールが開かれます。

オープンスクールは、在校生と一緒に木工やクッキングなど、楽しい授業が体験できます。

10時から15時までで、費用は1200円。定員10名です。まだ大丈夫かな?ご希望のかたは、学校までお電話を。


子育て講座(13:30〜15:00)は、6月に南アルプス子どもの村小学校で行われたように、「母親たちが語る」ということで、今回は、きのくに子どもの村学園に子どもを通わせている保護者2名が話しをします。


お一人は、現在きのくに子どもの村中学校在学中の女の子のお母さん。

小学5年生で転入してこられました。そのときの入学を祝う会で、私、「もしかして、転入のかたかな?」とピンときて、話しかけた記憶があります。

話しているうちに、ご出身が北九州(ご主人が、だったかな?)ということもわかって、なんだかうれしかったのです。


そして、もう一人が、私です。


南アルプスでお話させていただいたことと内容はあまり変わりませんが、その後2ヶ月で、また息子たちの状況も少し変化がありますので、そのことも付け加えようと思っています。


我が家は、きのくにを選んで、何の後悔もありません。


『自由学校の設計』を読んだときには、「こんな学校に入れたら、絶対幸せ!」と確信したけれど、ここまで心穏やかな日々で、幸福な親子になれるとは、想像もしていませんでした。


きのくにでの感動話、あれもこれも話したい、を我慢して、25分に凝縮して、心を込めてお話しさせていただきます。


なお、子育て講座、オープンスクール、開始時間は異なりますが、どちらも小倉駅からの送迎バスがでます。予約が必要です。

子育て講座は託児もありますが、こちらも要予約となっています。


詳しくは、下記の、北九州子どもの村小学校のホームページをご覧ください。チラシのダウンロードもできます。

http://www.k-children.jp/

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