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2010年6月28日 (月)

講演会ご参加御礼ー追記ありー

【追記】
堀さんのお話の中で、数の概念をどう学ぶかということに関して、ビー玉を使って・・・、というのがありましたよね。

グッドタイミングなことに、北九州子どもの村小学校の保護者さん、KUuさんのブログに、その様子がとてもわかりやすく紹介されています。

http://k-children-chiacchie.blog.so-net.ne.jp/2010-06-28

↑こちらを合わせてご覧いただけますと、堀さんのお話が、より具体的に理解できると思います。

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6月26日の、堀さんの講演会においでいただきましたみなさま、ありがとうございました。

大変熱心にお聞きいただき、また、アンケートにもたくさん感想を書いていただき、うれしく思っています。


「自由な学校がたくさんできて、幸せな子どもたちがたくさんできることが、幸せな国をつくる一番の近道だと、今日の講演を聞いて思いました。」

と書いてくださったかたがいらっしゃいます。前回の記事にコメントをつけてくださった、菊様です!!

私も、心からそう思います。

だから、私も、人に伝えずにはいられないのです。きのくにに出会ってしまった者の、使命を感じるのです。


A.S.ニイルはこう言っています。

【すべての犯罪、すべての憎しみ、すべての戦争は、その原因をさぐれば不幸にたどりつく。不幸はどのようにして生まれ、どんなふうに私たちの生活を台無しにするのだろうか。この本の目的は、これを明らかにすることである。】  (ニイル選集① 「問題の子ども」 序 より)


講演会後、たくさんのかたに、「こんな学校があることを、もっと早く知りたかった」と言われました。


そう思われた方、どうぞ、周りのかたに教えてあげてください。


ニイルや霜田静志さんや堀さんのように、子どもの心を大切にする教育者がいる(いた)ことを、たくさんのかたに教えてあげてください。

家庭での子育てにとりいれられることもたくさんあります。


講演会当日は、ニイル選集の①と②だけ販売しましたが、ジュンク堂さんには、全集そろっていました!
③恐るべき学校 ④問題の教師 ⑤自由な子ども もお勧めです。


そして、きのくに子どもの村小学校、かつやま、南アルプス、北九州、全校で、サマースクールの募集が始まっています。例年、あっという間に定員に達してしまうほどの人気です。


自由学校を体験する最高のチャンスです。

きのくに子どもの村学園のホームページから、すべての学校の情報を見ることができます。


昨日(27日)は、北九州子どもの村小学校の、おもちゃづくり教室に行って来たのですが、リピーターの子も多く、誇らしげに、自分のつくったおもちゃで遊んでいました。その様子は、次回に。


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2010年6月23日 (水)

教育とは、生きることそのもの

大分での堀真一郎さん(きのくに子どもの村学園長・北九州子どもの村小学校理事長)の講演会が近づいてきました。

6月26日(土)13時より大分市府内町のコンパルホールで行います。

ここ数日で、さらに申し込みが増えてきました。
定員60名ですので、みなさま事前申し込みをよろしくお願いいたします。プロフィールページからメールが送信できます。

来年は、もっと大きな会場を借りなければ!(←もう、来年やるつもりになっている)


「こんな教育があるなんて、知らなかった!」
という声をたくさんいただいています。


そうなんですよね、まだまだ知らないかたが多いですよね。もったいない。


今回、講演会のお知らせをするにあたって、まず、保育園、幼稚園にチラシをお配りしようと思って、いろいろと調べたのですが、大分でも、さまざまな、特色ある保育をしているところが多いのですね。

さくらさくらんぼ保育、シュタイナー、フレーベル、などなど。

都会だと、もっといろいろあるのでしょうね。


でも、小学校にあがると、急に選択肢がなくなります。

公立か、お受験の私立か、という感じではないでしょうか。


心を育む保育を受けて、丈夫な根っこを育てたなら、きのくにのような自由教育で、たくましい幹になって、青々とした葉っぱをしげらせてもらいたい。管理教育でしぼませてほしくない。


だから、私は、「多忙」の上に「超」が10個以上つくくらい忙しい堀さんを、また、大分に呼んでしまいました。


堀さんを事前学習(?)したいかたにお知らせです。


当ブログ右サイドバーに【きのくに関連動画】という項目があり、二つのテレビ放映動画が紹介されています。

一つはNHK「こころの時代」で堀さんが1時間、たっぷりお話されています。

もう一つは、「たけしのニッポンのミカタ」で、子どもたちの様子がうつっています。


ぜひご覧ください。


それから、北九州子どもの村小学校のHPがリニューアルされました。↓

http://www.k-children.jp/


さてさて、今年に入ってから、「アリサ」の上映、宣伝から、南アルプスでの教育講座、そして、今週末の堀さんの講演会と、忙しいなあ・・・と、うれしい悲鳴。全部好きなことなんだもの。楽しくて楽しくて。


長男のFは、7月2日から一ヶ月、イタリアでの音楽研修にでかけるのですが、私、自分のことに忙しくて、口だす暇もありません。

第一希望の先生にレッスンを受けるためには、最初に試験があるそうなので、ハードルが高そう。

レッスンは英語だそうで、Fはあまり英語は得意ではない、どころか、片言?らしいが、まあ、なんとかなるでしょ、という感じ。

昔の私からは想像もできないほどのおおらかさ!

これでいいんだよね、これがいいんだよね、と思います。


堀さんの著書『自由学校の設計ー増補版ー』の232ページに、生徒が文章を書いています。

【ぼくは、小5の時にきのくにに入学した。・・・・・最初の頃は、何も考えないで、勉強もあまりせずに、パソコンに明け暮れしていたこともある。かなりもったいないことをした。

まだきのくにの価値に気付いていなかった頃の話しである。あの頃の時間をやり直したくなることがある。

きっと、きのくには、こういうことを学ぶ学校なんだろう。だから、残り少ない貴重な時間を大切に使おうと思う。

たぶん、高校へ行っても、きのくにで学んだことは、ずっと忘れないだろう。つまり、ぼくの生きる上で、きのくにとは、ずっと一緒というわけだ。 (T 15歳)】


親はよく、「今のうちからやっといたほうが・・・」とか「どうしてあのときやっておかなかったの!!」と言う。

でも、そういう小言は、本人がその気にならない限り、まったくもって、無駄なこと。


【教育は「人生の準備」ではない。教育とは生きることそのものである。】 
A.S.ニイル 『問題の子ども』より


講演会当日は、A.S.ニイルの本やきのくにの生徒が作った本も販売いたします。

コンパルホールでみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

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2010年6月21日 (月)

親子でハッピー!

南アルプス子どもの村小学校での教育講座、無事、終わりました。(ホッ・)

たくさんおいでいただきまして、どうもありがとうございました。

南アルプス子どもの村に関心をお持ちのかたが、あんなにたくさんいらっしゃるなんて、感激してしまいました。


YOKOさんとSさんのお話も、私、意外と落ち着いて聞くことができました。楽しかったな〜。お二人とも、ステキ!


このときの様子は、南アルプス子どもの村小学校のHPでも、少しアップされています。

YOKOさんのブログも心待ちにしていますよ〜。私よりずっと上手く表現できるかたですから、みなさんお楽しみに!


でも、みなさん、堀さんのお話も、もっと聞きたかったでしょう?それがちょっと、申し訳なかったです。私、いっぱいしゃべっちゃったし。もっと、堀さんに話しをふればよかったかな。


最後の締めに、ちょっと話してくださいましたけど。

「日本のお父さんお母さんは不幸すぎます。いつもイライラして・・・。今回話してくれたこちらの三人は、みなさん、親も幸せになった、と言っておられましたね。」


はい、そうなんです。

以前は、宿題のこと、学校へ持っていくもの、などにキリキリして、私、よく、イライラしてたなあ。


日常生活だって、なんであんなに口うるさかったんだろう。


あの頃、なんだかんだと、息子の言動に口をだしてたときより、きのくにに出会って、余計なこと何も言わなくなってからのほうが、ずっとおだやかで、すてきな子なんです。自立してるし。


今回、母親三人が話す、ということでしたが、実際は、ものすごくたくさんの親が、きのくにやかつやまの教育に出会ったことで、新しい世界が開け、幸せになっています。


あるお母さんが、

「私、前の学校での保護者会に行くと、なんか、顔がこわばっちゃってたんだけどさあ、ここ(きのくに)に来ると、楽しくて楽しくて、ニッコニコになっちゃうんだよね〜」

って言っていました。


11年もきのくににいると、たくさんの保護者に会います。

そうすると、最初の頃、なんか、少し、お顔がこわばっていたようなかたが、年を経るごとに、だんだん柔らかい表情になっていくんですよ。

ああ、心が解放されてきたんだなあ、ってうれしくなります。(←エラそうですみません。)


たま〜に、希に、こわばったままのかたも、いないことはないけど・・・。

もったいないですよね、そういうの。


親は親で、自分の人生を、思い切り生きることが、家族の幸せになると思う。

子どもをいつまでも支配しようとすることを、親の愛と、勘違いしてはいけないと思う。


話しの中で、やっぱり、私、何度も胸に込み上げてくるものがあって、声が震えてしまいました。
泣くまいとして、早口になってしまったこともありました。

なので、もう一度、伝えたいこと、書いておきます。


○ほんとうの自由を味わったら、子どもは、その時がくれば、自分で自分の道を切り開いていくと確信しています。

○みんなが自己肯定感を持てるようになったら、社会は変わると思います。一人でも多くの子どもたちが、こういう教育で育つことを願っています。


ということで、今週末は、大分で、堀真一郎さんの講演会があります。ぜひ、多くのかたに、真の自由教育がどういうものなのか、知ってほしいです。

まだ、少し席は残っておりますので、どうぞお早めにお申し込みください。


当日は、次男のNが帰ってきてくれて、講演会の手伝いもしてくれます。

小学校二年生から和歌山県のきのくに子どもの村学園に転校し、寮生活を送ってきた彼。直接話しを聞いてみたいか、講演会の前後に、どうぞ。一人だけ若いイケメンが働いていると思いま〜す!


ということで、講演会についてはこちらから↓

【堀真一郎さんの大分講演会のお知らせ】

「幸福で自主的な子どもを育てるために〜自由学校の実践から学ぶ〜」

6月26日(土)13時より、大分市コンパルホール305号室にて行います。
参加費は500円、事前申し込みが必要です。
詳しくは、下記のページをご覧ください。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5a2e.html

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2010年6月16日 (水)

南アルプス子どもの村ー教育講座

6月19日土曜日、南アルプス子どもの村小学校にて、第二回の教育講座が開かれます。

【自由な学校で子どもは育つ 〜母親たちが語る〜】

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_alps/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=37

きのくに、かつやまの、在校生、卒業生の母親三人が、20分ずつお話をします。


お一人は、このブログにもコメントをいただく、YOKOさんです。

もう一人は、娘さん(Mちゃん)がかつやま子どもの村中学校の卒業生です。Mちゃんは、Nが中学校のとき、修学旅行で一緒でした。そのときは、きのくにとかつやまと、一緒にでかけたのです。

旅行後の本ができあがったとき、Mちゃんの文章がすばらしくて、会ったこともないのに、「すてきな子やなあ」と思っていたのでした。

Nも、「Mちゃん、すげえ面白い子や。文章書くのが大好きなんやって」と言っていました。

そんな、気になっていたMちゃんのお母さんのお話が聞けるなんて、うれしいなあ。


・・・って、ゆっくり落ち着いて聞いていられるのか?・・・私。


はい、三人目が、私、なのです。


文章ならいくらでも書きますが、たくさんの人の前で、話し、大丈夫か?・・・私。


きのくにの保護者さんは、みなさん芸達者・・・、じゃなくて、個性的なかたばかりですので、話しも、私なんかよりずっと上手にできるかたが多いし、話したいかたもたくさんいらっしゃると思います。みなさん、思い入れがありますから。


そのなかで、私にお声をかけていただいたことに感謝しながら、精一杯、きのくにのすばらしさが伝わるように、私の思いが伝わるように、お話してみます。


すでに、緊張しています。

思い入れが強過ぎて、どんなエピソードを話しても、泣きそうになるし。


自信がなくて、ほんとは、この件に関しては、ブログで紹介しないつもりだったのです。


でも、勘違いしてはいけない!(って、これ、自分に言ってます) 私のための教育講座じゃなくて、子どもの村に関心のあるかたのためのものですよね、ならば、ちゃんと、宣伝しなくては!と思い直し、記事を書いている次第です。


ということで、関東近辺のかた、また、遠いかたも、どうぞ、19日は、南アルプス子どもの村小学校へおいでください。もちろん、堀さんのお話もありますよ〜。

*事前申し込みが必要です。


あと、YOKOさんの、ひょうたんランプ展も、同時開催。私、これ、見られるのが、と〜って楽しみ。

って、楽しむ余裕あるのか?・・・って、クドいぞ、私。


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2010年6月13日 (日)

自由学校の設計

【堀真一郎さんの大分講演会のお知らせ】

「幸福で自主的な子どもを育てるために〜自由学校の実践から学ぶ〜」

6月26日(土)13時より、大分市コンパルホール305号室にて行います。
参加費は500円、事前申し込みが必要です。
詳しくは、下記のページをご覧ください。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5a2e.html

堀さんの講演会が終わるまでは、記事冒頭に上記アナウンスを記載します。いつも見に来てくださるかたには、クドイと思いますが、ご了承ください。

☆ ☆ ☆


みなさんは、どちらをお持ちですか?

Photo

1997年初版の左側のはハードカバーで「書物」という感じが好きですが、2009年の増補版のほうは、明るい表紙で、これも、いいですね。

この表紙、きのくに国際高等専修学校の卒業生が描いたんですよ。学校のパンフレットにも、このかたのイラストは使われています。


それにしても、この本はすばらしい。


今、再読しているのですが、見出しを見ただけでも書いてあることが思い出されてきて、じ〜んとします。


見出し、一部省略もしますが、こんな感じです。


Ⅰ きのくに子どもの村の一週間 ー自由学校の毎日ー

1 壁のない学校
2 喫茶店のある学校
3 山里の小さな学校だけれど


Ⅱ きのくに子どもの村の誕生まで ー自由学校の構想ー

1 不自由な子どもたち
2 子ども強制収容所 ー今、なぜ自由学校が必要なのかー
3 サマーヒル・スクールの実験 ー自由学校のモデルー
4 学校の常識を見直す ー自由学校の基本原則ー
5 先駆的実践に学ぶ ー自由学校のパイオニアたちー


Ⅲ きのくに子どもの村の船出 ー自由学校の具体化ー

1 自分自身であること ーいま一度、自由学校のめざすものー
2 一人ひとりがみんなと自由に ー自由学校の実際ー
3 すべり台をつくる ープロジェクトの実際ー
4 怖い話しから少数の計算へ ー基礎学習の実際ー
5 隠れ里の自由学校? ーきのくに子どもの村の五年間ー
6 ひろがる波紋


きのくに子どもの村学園、ほんとうに、よく考えられた学校です。

この本をしっかり読んでから、子どもたちがきのくにに転入したから、何の心配もなかったなあ。


この本、なかなか書店で見かけないのですけど(本屋さんに入るたびに、あるかどうかチェックしてます!)、大分では、ジュンク堂さんに、置いていただけるようにお願いしました。

「今度、著者の堀さんの講演会するので、売れると思うんですけど・・・」って言って。


ということなので、ご興味のあるかた、どうぞ、ジュンク堂さんで、購入してくださ〜い!

講演会当日も、少し販売する予定にはしていますが、先に読んでおかれたら、堀さんのお話が、さらによくわかるかもしれません。


ネットで購入するのは手っ取り早いですが、書店で本が売れないと、なかなか棚に置いてもらえないです。


そうすると、私のように、書店で本を見つけてきのくにを知った、というような幸運の広がる可能性が、少なくなってしまいます。

大分のみなさま、どうぞよろしくお願いしま〜す。

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2010年6月11日 (金)

点数がナンボのもんじゃい!

6月26日の、堀さんの講演会に向けて、関連記事を書こうと思っていたのですが、今朝の朝日新聞の読者投稿欄に載った記事に、ちょっと、ムッとしてしまい、そのことを書かずにおれなくなりました。


東京の高校非常勤講師さんの投稿、「だから教師はやめられない」、読まれたかた、いらっしゃいますか?


投稿したかたは、中間試験の答案返却のとき、わざと渋い顔をするのですって。それで、生徒はみな緊張した面持ちになるが、自分の答案を見て、ホッとする顔あり、固まる顔あり。可哀そうだが、可愛い。答案返却はなんでこんなに面白いのか、と思うのだそうな。

採点ミスの申し出もよくあるが、今回、「一点多いです」と自己申告してきた生徒があり、「信」の文字が浮かんだ。「答案返却は面白い。」と結んである。


なんだか、とっても、不愉快。


私もこういう世界で学生やってきたから、わかりますよ、その雰囲気。

採点ミスで、一点でも点数があがらないかと、血眼になって答案を見つめたこと。

高校で落ちこぼれてからは、一ケタの点数が恥ずかしくて、人に見られないように答案用紙を隠すようにして受け取ったこと。

物理や化学の教師には、「バカ」とののしられたり、「なさけない」とため息をつかれて、×だらけの答案を手渡されたこと


点数の世界、あの頃は、それが私の世界だった。


試験のたびに、「おまえはダメなやつだ」と点数で突きつけられる。
「できる子」だった中学時代は、先生にバカにされてる子を見下す、いやなヤツだった私。


でも、今、きのくにに出会って、全然違う世界があることを知った。


子どもたちが生き生きと、楽しんで学ぶ世界。
学習は点数をとるものでなくて、好奇心を満たすもの。新たな世界の扉を開けるもの。


きのくにの高校生たちは、レポートに追われつつも、旅行の話し合いをしたり、遊びの計画をたてたり、プロジェクトというメインの活動に主体的に関わる。

意見の食い違いで悩むことや、自分の進路で迷うことはあるけれど、それが人生。
かけがえのない人生を、ダイナミックに生きている。


1点に一喜一憂するなんて、小さい小さい!


小、中、高校時代にそう思えていたなら、私の10代、もっと幸せだったな。死にたくなんか、ならなかっただろうな。


今も、答案用紙を見て絶望感に沈んで、自分を卑下している子どもたちがいる。


それがあなたのすべてじゃないよ。

もっと別の、大きな世界があるんだよ。

って、言ってあげたい。


サマーヒルのゾーイさんは言っていた。
「いくら勉強ができても、人とコミュニケーションがとれなかったら、何にもなりません」


だから、やっぱり、私は、きのくに、かつやま、南アルプス、北九州、たくさんの子どもの村のことを、多くの人たちに伝えたい。

ニイルやジョンエッケンヘッドの功績も、霜田静志さんの「叱らぬ教育」も、多くの人たちに知ってもらいたい。

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2010年6月 5日 (土)

聞き手の登場するお話

【堀真一郎さんの大分講演会のお知らせ】

「幸福で自主的な子どもを育てるために〜自由学校の実践から学ぶ〜」

6月26日(土)13時より、大分市コンパルホール305号室にて行います。
参加費は500円、事前申し込みが必要です。
詳しくは、下記のページをご覧ください。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-5a2e.html


さて、今日の本題。こちらは最近やっと手に入れたオタカラ本です。

Photo


写真が下手でごめんなさい。
堀さんの名前の他に、滝内大三さんや丸ちゃんの名前が書いてあるんですよ。(画像をクリックして、大きくして見てみてください。)

「聞き手の登場するお話」というのは、聞き手の子どもたちが、実名で、お話の中の人物となって登場するお話しのことです。

【少しぐらい下手くそな話し方であっても、なにしろ自分自身が英雄やお姫様になって大活躍するのですから、こんなにたのしいことはありません。】(はしがきより)


どんな感じか、ちょっと本から抜粋してみますね。

【1 ひさしくんのお話づくりー父と男の子の場合ー

この子(現在7歳7ヶ月)がはじめて「お話」に興味を示したのは、2歳6ヶ月ごろのことである。はじめは「ももたろう」一本槍で、毎日のように同じ話しをきくのを楽しみにした。2歳8ヶ月くらいのある日、父親は、前に述べたニイルの童話からヒントを得て、主人公とこの子の名前をおきかえて話してみた。

・・・・・おじいさんと、おばあさんは、
モモからうまれた元気のいい赤ちゃんに、
「ほりひさし」
という名前をつけました。

すると彼は、笑いころげて喜んだのである。体じゅうに笑いがこみあげてきてしょうがない、というふうであった。そして、父親をきつく抱きしめたのである。】 P.43


楽しそ〜!幸せそ〜!!heart02


これは、既成のお話をアレンジしたものですが、「聞き手の登場するお話」には、内容も形態もいろいろなタイプがあります。全くの創作だったり、聞き手の子どもと会話しながら進めていくものであったり、親子1対1だったり、幼児数人のグループに話すものだったり。


いずれにしもて、話し手である大人と聞き手の子どもとの間に、とても幸せな時間が生まれそうです。


「ニイルの童話」のねらいには、
①ユーモア 
②文明批判 
③感情の解放と自我の欲求の充足
④あたたかい人間的ふれあい

の四つがあるということです。このうちの④についての説明の部分が、ほんとうにとてもあたたかくて、心が震える感じなのです。多くのかたと、この気持ちを共有したいので、抜粋します。


【④あたたかい人間的ふれあい

ニイルが子どもたちに力を実感させるための別の方法として用いているのは、自分自身を笑いのタネにするというテクニックである。

物語の中でニイルは、臆病でへまばかりする愛すべき教師として登場する。

寄宿学校サマーヒルの校長であるニイルは、子どもたちにとっては父親の代理(または象徴)である。

彼は、その自分を愛すべき臆病ものとして描き、子どもらが大人や父親あるいは権威者たちに抱いている無意識的な恐怖をとりのぞこうとしている。そうすることによって、彼は、子どもたちに、大人との非権威主義的で幸福な人間的交流の経験を与えようとしているのである。

私たちの経験では、話しが終わってすっかり満足した幼児は、しばしば「パパありがと、こんな話ししてくれて、ありがと。」などといって体をすりよせてくる。話し手の大人にとっても、この上なく幸福なひとときである。

逆にいえば、この種のお話は、権威主義的な人間関係においては、あまりうまくいかない。

何かの理由で大人が少しでも権威的にふるまうと(たとえば、「これ、よそみしないで聞きなさい!」などというと)、お話の進行はとたんに何となくギクシャクとしたものになってしまうのである。】


この本を読んで思い出したのは、子どもたちが、まだ、保育園に行っていたときのことです。


ある日、お迎えに行ったら、子どもたちが興奮して話しをしてくれいました。

「今日な、犬が入ってきたんで〜」
「でな、その犬、○○くんを追いかけたんで〜」
「そんでな、○○先生が、犬を追いかけて、そとに(園庭の外に)出してくれたんで〜」
「恐かったな〜」

と、二人が口々言うのです。


で、その日の夜、その頃は、寝るときに絵本を読んであげていましたが、その日はふと思いついて、絵本をもたず、こう、始めてみました。


「あるところに、FぼんとNぼんという可愛い男の子がいました。ふたりは、お友だちといっしょに保育園のお庭で遊んでいました。・・・」


そのときの、二人のお顔のかわいかったこと!

「ええ〜っ!?」

と、笑いながら、何かを期待しているワクワクしたお顔。


そして私は、園庭に犬が入ってきて、その犬がお友だちを追いかけたので、FぼんとNぼんが、勇敢に犬と闘って、外に追い出しました、というお話にしたのです。


うれしそうだったな〜、子どもたち。

もっとも、このあいだ、Fに聞いたら、覚えていなかったけど。catface


でも、いいの。私は今でも心に残っている、幸せなひとときだったから。

でも、創作話してあげたの、あれ、一回だけだったかな〜。


「聞き手の登場するお話」を読んで、ああ、もっとしてあげればよかった、と、それがとても残念です。


この本は、今は入手困難ですが、「聞き手の登場するお話」は、たくさんのかたに伝えていきたいです。

本には実例が載っているので、また、折りをみて、紹介していきますね。

ほんとうに楽しいんですよ〜。ぜひ、やってみてください。


私は、孫に話してあげられるときを、楽しみにしています。


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2010年6月 1日 (火)

根っこから伸びる

このあいだの日曜日、『ゆふいん文化・記録映画祭』にて、「アリサ・ヒトから人間への記録」が上映されました。


大盛況でした〜!!

150人以上入ったのではないかな?


映画の中の子どもたちの、たくましいこと。体にも、無駄なお肉がついていなくて、引き締まっています。

薄着で、裸足で駆け回る子どもたち。


これこそ、子どもですよね。


小学校にも上がらないうちから、字を教えようとしたり、

風邪をひくのが罪悪であるかのように、すぐ、「風邪ひくわよ!」と言って、靴下履かせたり、厚着をさせたり、

手を洗わないで何か食べたら、即、病気になるかのように、手洗いをうるさく言ったり。


そういうところに神経質になるより、体を動かして思いっきり遊んで、心が解放されてれば、そう簡単に風邪をひくものでもないんじゃなかろうか、と思うのです。


映画には、けっこう幅広い年代のかたがたが来てくださっていたので、こういう、のびのびした育児を、それぞれの周りで広めていってほしいなあ、と思いました。


上映後は、この映画が舞台となっている「さくらさくらんぼ保育園」と同じ方針で園を運営されておらる、上野愛光保育園の、秦昭二先生にお話をしていただきました。


先生がおっしゃっていましたが、

「小学校で読書感想文を書かされて、結局ストーリーをなぞったりしてお茶を濁したこと、ありませんか?早くから文字を知っていても、感動するものがなければ何にもならないです。」

そうなんです!

子ども時代のあふれる好奇心を満足させ、いろんな体験に興奮し、感動することがたくさんあれば、いくらでも書けるものなんですよね。


お話しの中では、球根を持ってきて、見せてくださり、どんな植物も、芽を出す前に、まず、土の中で根っこが伸び始めるというお話しをしてくださいました。


きれいなお花を咲かせるためには、まず、しっかりした根っこがないとね!


そういえば、息子のFが、きのくに子どもの村中学校を卒業するときのスピーチで、こう言いました。


「おとうさん、おかあさん、きのくにを見つけてくれてありがとうございました。きのくにに来ていなければ、俺はまだ、花を咲かせることができなかったと思います。ー以下略ー」


まあ、まだ花を咲かせきるには早いけど、気持ちは伝わりましたよ!coldsweats01

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