« 子の心 親知らず | トップページ | たとえ何度ころんでも »

2010年5月18日 (火)

アリサ・ヒトから人間への記録

湯布院では、毎年五月最後の週末に、『ゆふいん文化・記録映画祭』が開かれます。今年は13回目。

この映画祭では、文化、芸能、科学、福祉、教育など、さまざまな分野の記録映画だけを上映するのです。


今年は、私イチオシの、『アリサ・ヒトから人間への記録』という映画が上映されることになりました!


この映画は、アリサちゃんという女の子の、2ヶ月から6歳11ヶ月までの7年間の成長を記録したものです。

舞台になっている「さくら・さくらんぼ保育園」では、外で、土と水に触れて、どろんこになって遊ぶことが当たり前。そして、着替えも食事の用意も、おかたづけも、月齢に応じて、できるだけ自分でやります。


そして、多分、私が近くで見ていたら、「あっ、あぶない!」と、手を出してしまいそうになることも、そばにいるであろう保育士さんが止める様子はありません。

興味のあることにどんどん挑戦していく子どもたち。たくましいこと!

子ども時代はこうでなくっちゃ、と思います。


当日販売予定のプログラムに推薦文を書きました。↓


【私はこの映画を二回見た。一度目は、二人の息子がまだ保育園児で、ガンバって育児をしていた頃。見終わって、ものすごく気持ちが楽になったことを覚えている。

子どもって、土と水でいくらでも遊べる。友達との関わりの中でたくさんのことを学べる。ただ、土のお山があれば、知育玩具も遊園地もいらないんじゃないか、と思った。


二度目に見たのは今年始め。二人の息子は19歳と17歳になり、10年後はマゴ育てかなと、そんなことを思いながら見た。おばあちゃん的な心の余裕のせいか、最初に見たときには気がつかなかった沢山の宝物が、この映画に詰まっていることを発見した。

お友達になりたいのに、素直に言えなくて、ついちょっかい出してしまう男の子。自分が泥んこ遊びをした後のテーブルの上を、何十分もかけて拭きあげるアリサちゃん。障害を持つ男の子と共に生活する子どもたち。できないところはお世話してあげたり、できそうな仕事をさせてあげたり。こんな“育ち合い”のすばらしさに、胸がじ~んとしてしまう。


みんな最初は誰しも子どもだった。自分の力でやってみたいエネルギーに溢れていて、友だちと遊ぶのが楽しくって、難しいことに挑戦したくって、生き生き、キラキラしていた。子ども時代を思う存分楽しめたなら、たとえ困難に出会っても、くじけずにたくましく成長していけるだろう。子どもの本性は、善なのだから。


青少年が加害者の事件報道を耳にするにつけ、暗い気持ちになることも多い昨今だけれども、この映画は、私たちに希望を与えてくれる。そして、気づかせてくれる。子ども時代という大切な根っこをはぐくむ教育の大切さを。】


興味を持ってくださったかたは、5月30日(日)10時に、湯布院中央公民館に、ぜひおいでください。

上映後は、大分市内で「さくらんぼ保育」を実践している保育園の園長先生のトークもあります。


今回、『アリサ』を上映してもうらうために、実行委員のかたに説明(力説?)しなければならず、そのためにも、実際の保育の現場を見たほうがいいなと思い、このような保育をしている園の見学にも行ってきました。


子どもたち、お外で、服の汚れなんか気にしないで遊んでいるときが、一番いいお顔していました。このまま大きくなっていってほしいなあ。


*ゆふいん文化・記録映画祭についての詳しい情報は下記のHPをご覧ください。

http://movie.geocities.jp/nocyufuin/home.html


|

« 子の心 親知らず | トップページ | たとえ何度ころんでも »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 子の心 親知らず | トップページ | たとえ何度ころんでも »