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2010年4月14日 (水)

最後の?入学を祝う会

先日紹介した、霜田静志氏の『叱らぬ教育』、お昼にアマゾンをチェックしたら、1000円未満のものは完売してる〜!どなたが買ってくださったのかな?感想などお聞かせくださればうれしいです。

残るはあと1冊、1100円くらいだったかな。でも、定価は1607円ですから、送料払っても安いくらいです。

*910円のがありました!(4月15日19時現在)


あと、これもなかなか書店では手に入らなくなった、堀さん著の『きのくに子どもの村ー私たちの学校づくり』(ブロンズ新社 定価2000円)が、1000円代から数冊でています。


きのくにの最初の頃の様子がわかりますし、子どもの名前もたくさんでてきて、「あれ、この人、今、きのくにの大人じゃない?」なんて発見も!

「霜田静志先生のこと」という一節も設けられています。

貴重な、ジョン・エッケンヘッド氏の文章も入っています。


私が読んだのはもう10年以上前ですが、今でも心の残る一節があります。もしかしたら、以前も転載したかもしれないけれど、もう一度書きます。子どもたちが好きな苗を買ってきて、植える場面です。


【自分の苗を植えると、ほとんどの子が花壇の中に「自分のところ」といわんばかりに石を並べはじめた。

それだけではない。さらに一つひとつの苗のまわりを小石で囲んだ。大事そうに、ていねいに。二段、三段と積み重ねて囲ったりもしている。

4月の太陽はもうまぶしい。思わず石のあつさで花が傷まないかと思ってしまう。注意をしようかとも思う。

しかし、子どもたちの真剣さはふつうではない。「土がかたいから、柔らかい腐葉土を入れて植えるといいよ」という説明もしっかり耳に入っている。腐葉土をとても貴重なもののように扱っている。

「自分の花」を柔らかい土で包み、そしてかたい石で守ろうとしているのだ。「これは私の花です」というメッセージだ。

しゃがんで、一つひとつ石をならべている子どもたちを見ていると、声がかけられなくなってしまう。

初めて家を離れて、共同生活を始めた子どもたち。笑い声を上げたり走りまわっているけれど、きっとみんな、ほんとうは緊張しているにちがいない。

まるく囲まれた石を見ていると、「自分のものがほしい」「自分を守りたい」という声が聞こえてくるようだ。石で囲まれた花たちがいっそう可憐でいとおしく見える。

それでいいんだ。自分を守っていいんだよ。きのくには「自分」を大切にする学校なんだ。「みんな」を大切にするのも大事だけれど、その前に、まず「自分」」を大切にする学校、それが「きのくに」なんだ。自分自身を好きな子こそが、ほかの子にたいしてもやさしくなれるのだから。】


私、今、これを打っていてさえ、目頭が熱くなってしまいます。


きのくには、子どもを、こんなふうに温かく見守ってくれるところなんです。


4月になって、子どもさんが南アルプス、かつやま、きのくに、北九州に入学されて、少し不安も感じている親御さんもいらっしゃるかもしれないけれど、

大丈夫ですよ〜

と、私は声を大にして言いたいです。

昔書かれた堀さんの本、手に入りにくいものもでてきて、保護者のかたにとっては気の毒なことと思いますが、図書館に行くなりネットで調べるなりすれば、必ず読むことができます。何度も何度も読んでほしいです。安心感で満たされ、自分自身の心も解放されてくるのではないかと思います。


さて、本題は、先日の、きのくにでの入学を祝う会のことでした。

Nも今年度がきのくに生活最後(だと思うんだけど・・・)なので、入学を祝う会に行くのもこれが最後かな〜。ほんとは毎年でも行きたいけれど。


我が家にとっての最初の入学を祝う会は、Fが転入した小学四年生のとき。


号泣してしまった。


各プロジェクトの紹介を大人がするんだけど、あるプロジェクトでは、最後にみんなでKinKi Kidsの「フラワー」を歌って、それに合わせて大人ふたりが踊ったんですよ。

それも、すごい踊りっていうわけじゃなくて、私だったら、ちょっとてれちゃうような感じで・・・。


でも、それに感動してしまったんです。そもそも、いわゆる普通で言えば入学式で、大人、つまり、先生が踊る、ってことに、びっくり。そして、そういうことの背景には、緊張してこの日を迎える子どもたちに、楽しんでもらいたいという気持ちがあふれてるんですよね。

その気持ちに、私、涙が溢れて止まらなかったです。


以来、きのくににマスカラをつけていくことは厳禁です。coldsweats01


今回も警戒(?)してましたが、大笑いしてしまいました〜。


なんといっても、工務店の紹介での寸劇。堀さんが風に吹き飛ばされる様子、今でも頭から離れません。見てない方、お会いする機会がありましたら、その様子、フリつきで、私がお話しいたしましょう!


少し前から、ちらほら、きのくにの卒業生が教員や寮母さんとして勤務するようになりました。

今年度もまた、あらたな卒業生が来ていましたね。

そのうち一人は、Fの3年上のかただったので、私も知っています。いい感じのかたですね〜。

きのくにが開校して19年目(ですよね?)、卒業生が職員として努めるようになったとか、感慨深いものがあります。こうして、どんどん、つながっていったら幸せだなあ。


この日は時間的に余裕があったので、学校でいろんなかたとおしゃべりしましたが、あるスタッフのかたが、こんなことをおっしゃっていました。


「掘さんのアイデアにはいつもびっくりするんですよ〜。それで、私って、まだまだ頭がかたいな〜って思うんですよ。堀さんは、二つの選択しがあったとき、どちらか、でなく、両方できる方法はないかって考えるんですよね。」


ほんとにね〜。

実は、少し前も、私、堀さんのアイデアを、「え〜、それはありえないでしょ〜」と笑ってしまったのです。←なんという失礼な女!

で、結果は・・・ありえました。gawk
(具体的に書けなくてごめんなさい。)


ほんと、私って、頭がかたいわ〜。


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コメント

はじめまして!先日の『入学を祝う会』で小学校一年生で入学しました。
今は娘のいない日が寂しくて…。毎日を過ごすのに精一杯です!だからこそ、このブログを読ませて頂いて思わず涙…。 そうか。大丈夫なんだ!と元気をもらいました。ありがとうございます!

投稿: かんち | 2010年4月14日 (水) 23時18分

本当に入学式
た〜くさん笑いましたね
涙流して笑っていた自分の中で
本当の自分が感動して涙を流しているようにも感じていました 泣いてもいるけれど今は笑いの方が大きい 喜びがいっぱいという感じ方ができるようになったようです

堀さんの風に吹かれる姿は
私も 鮮明に焼き付いております

また一緒に笑えますように 1回でも多くお会いできますように

投稿: YOKO | 2010年4月15日 (木) 00時33分

○かんちさん、はじめまして。コメントをありがとうございました。私のブログが少しでも力づけになったのなら、とてもうれしいです。

最初は、ぽかっと穴があいたような感じですよね。でも、必ず慣れますからね、その状況に。そして、毎回キラキラして帰ってくる子どもさんと会えるのが、楽しみに楽しみになるでしょう。それに、娘さんを一年生からきのくにに入れてあげたかんちさん、すばらしいと思います。すてきな出会いとタイミングに、おめでとうございま〜す!!

5月1日の春祭りにはいかれますか?私、また行きますので、お会いできたらうれしいな。直前になったら、何色の服を着ていくか、発表しますね〜!でも、このところ、温度変化が激しくて、着るもの、難しいですね。

○YOKOさん、一緒に笑いましたね〜。いつもは、私、自分が笑い過ぎなんじゃないかと思うけど、YOKOちゃんが隣にいたから、全然平気だったよ!アハハ〜。

sameeraさんのブログ教えていただいて、ありがと。早速コメントしちゃいました。こちらにも、リンクさせていただこうと思っています。

あっちこっちに感動話が広がって、幸せですね〜。heart03

投稿: mami | 2010年4月15日 (木) 19時06分

明日、初めてお迎えに行きます!慣れますよね。私も日常を頑張ります!!
祝う会ではきのくにの全てに感動でした!あんなに楽しい入学は初めてです!青空の下で、みんなで笑い転げながら…。特に、堀さんの『宿題を出したらクビ』に感動です!私が小学校一年生の時は、作文、漢字ドリル、計算ドリル、本読み3回が初日から毎日出ました…。
そういえば…祝う会が始まる前に、なかなかみんなと遊べなかった娘とサッカーをしてくれたお兄ちゃんがいてました。その光景を見ながら、とても感動しました。近所の兄ちゃんでも、高校生ぐらいになれば小さい女の子と遊ぶなんてしないのに。親戚のお兄ちゃんならあり得るけど…。
高校生ぐらいのお兄ちゃんと一緒にサッカーをする小学一年生の娘。とっても楽しそうでした!それを見ながら涙が出てきて、『こんな事があり得る学校って素敵!』と強く思いました!
春祭り、もちろん参加します!これからよろしくお願いします。

投稿: かんち | 2010年4月15日 (木) 23時07分

楽しい週末を過ごされたことでしょうね。happy01
あの会の日、控え室で待機している新入生の子たちを見ました。数人がトイレに行きたくなったらしく、高校生が「こっちだよ〜」とやさしく誘導してあげていました。
小さい頃はやんちゃでかわいい子どもたちが、どんどんすてきで優しい青年(女子含む)になっていく様子を見てきて、子どもの村の教育って、ほんとうにすごい!と確信する日々です。

投稿: mami | 2010年4月19日 (月) 13時23分

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