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2010年4月 9日 (金)

叱らぬ教育の実践

霜田静志氏の本、『叱らぬ教育の実践』を、アマゾンの中古で見つけて即買いしました。

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序文の一部をご紹介します。


【何といってもだいじなのは知識よりも人間教育である。学科がよくできる、知識的に優秀である、ということはのぞましいには相違ない。しかしながら、知識的にいかに優秀であっても、人物としてだめだったら真に役立つ人となれようとは思われない。

知識的にはそれほどでなくとも、人間としてよくできている人であったなら、そういう人こそ社会人として、真に役立つ人となることができるであろう。


では立派な人物を育成するには、どうしたらよいか。多くの人々は、子どもがよくないことをしたら叱ればよい、過ちを犯したらこれを戒めてやればよい、とまことに簡単に考えている。

しかし、非難や叱責によっては、よい人物は育成されない。叱られてかえって悪化し、罰せられていっそう不良化してしまった、というような例は、数かぎりなくある。

子どもは理解を求めており、自分を認めてもらおうとねがっている。だから叱らぬ教育、承認と賞賛と愛による教育によってこそ、子どもは真に立派な人物となってゆく道が開かれるであろう。

そしてこれによって彼らも、真に平和と幸福の世界を築こうとする人となることであろう。】


文章は少し古めかしいですが、さまざまな具体例が挙げられていて、愛に満ちた考察がなされています。


こんないい本が180円。(送料のほうが高いわー340円)まだ5〜6冊でていましたよ。絶対お勧めです。


それから、なかなか手に入らない、堀さんの『自由学校の子どもたちーきのくに子どもの村のおもしろい人々』が3000円前後で数冊出ていました。

以前もこのブログで紹介しましたが、それから3、4日後に見た時は、もうなくなっていました。なので、興味のあるかたは、お急ぎくださいませ〜。どちらも黎明書房さんです。

この本の中で、丸ちゃんが書いているミーティングの場面『そしてタロウは残った』、何度読んでもじ〜んとします。


さて、今日はこのくらいにして、もう休みます。

明日は4時半にうちをでて、大阪難波の国立文楽劇場で、文楽三昧してきます。翌日は、きのくにの入学を祝う会。あ〜楽しみだなあ。


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コメント

この本も紹介ありがとうございます。
早速、読んでみました。

まず、この本が50年以上も前に書かれていたとは驚きでした。
でも、戦後復興期・高度成長期の中で霜田氏の主張は
なかなか取り上げられることがなかったのでしょうか。
今の時代だからこそ、いろんな方に読んでもらいたいですね。

きのくにのHPに出ている堀さんの著書はある程度、目を通したのですが
この霜田氏の本でいいところは、家庭での取り組み(片付けなど)が
取り上げられているところでしょうか。

霜田氏もニイルにとても影響を受けていることが書かれていたので
このあとはやはり、堀さん訳のニイル選集5冊を読まなくては。。。
(読み進めるのは楽しいのですが、どんどん寝不足になっていきます~)

いろいろと根底となる芯の通った教育論?に出会えて良かったです。
本当にご紹介ありがとうございます。

投稿: わかくさ | 2010年4月18日 (日) 01時07分

早速本を読んでいただけたとこのこと、ありがとうございます。紹介した甲斐があります。
霜田氏の本に書かれていることは、家庭でも早速取り入れていけますよね。

そして、ニイル選集5冊、いいですよ〜。本文ももちろんいいのですが、巻末のいろいろな教育者による『ニイルを語る』や、堀さんの『解説』もまたよいのです。

私も忘れているところがあるので、再読しつつ、ペスタロッチやジョン・デューイも読んでみようと意気込んで、ほんと、寝不足になりますね〜。

投稿: mami | 2010年4月19日 (月) 13時28分

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