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2010年3月14日 (日)

総合的な力

いつも、我が家の場合だけ書いていますが、それだと客観性に欠けるかな、と思っていたのですが、以前に、きのくにの保護者さんにいただいたメールのことを思い出しました。

これはぜひみなさんにも読んでいただきたいと思い、掲載することにしました。このかたのところは、きのくに子どもの村中学校卒業後、第一志望の高校に合格しました。


【今の学校は成績別にクラス分けがあり、ABCの3つあるのですが ○○はAクラスでした。(学科成績が一番いい)

私は「きのくにで学力がつくか」という論争そのものに興味があまりなく、家でも一度も机で勉強している姿を見たことはありませんでしたが、それを不安に思ったこともありませんでした。

一応外を受験するので懇談の時、内申点を教えてくれましたが (こちらは聞きもしなかったんですが)学年で一番か二番だと言われてビックリしました。○○がいい成績をもらっていることにも少し驚いたのですがそれより、なんといえばいいか・・・○○についている総合的な力を感じていたので その中の学力、というものだけを取り出して考えていなかった・・ということに自分でビックリしたのです。

そして、塾やドリルもせず、プロジェクトにひたすらに取り組み色んな作業や役割を頭と体を使って生活していたら偏った力のつきかたはしないし、きのくにという学校はその評価をきちんとしてくれるということをあらためて思いました。】


ほんとうに、このかたのおっしゃる通りです。


逆に、いくらきのくにに子どもを入れても、親が学力や受験のことが心配で、本人の意思を軽視して塾に通わせたり、家庭教師をつけたりするところは、総合的な力を発揮できないように思います。


ちょっと話しは変わりますが、ちょうど、今日の朝日新聞(九州版)に、九州での塾事情に関する記事がでていました。半面使った大きな記事です。


【塾通いが多くなかった九州で、小中学生の学習塾熱が高まり始めた。大手塾が安い授業料で進出し、地場の塾も対抗してさげるなど塾の競争も激しさを増す。だが、「お受験」の過熱や、親の収入によって学力に差が出る「教育格差」を心配する声も多くある。】


「親の収入によって学力に差が出る」っていうけれど、こういう人たちの言う「学力」って、どんな力なんでしょう。

要するに、どれだけ記憶したかってこと?そのために、学校で5時間も6時間も授業受けた後で、さらに塾まで行く?悪いけど、あほらし〜、時間の無駄〜、と思ってしまいます。


堀さんがよくおっしゃいますが、教育の「時間」が問題なのではなく、教育の「質」が問題なのに、そのことは、誰も見ようとしないですよね。


おまけに塾代がかかるわけですよね。


小学一年生の息子を持つ親の話しが載っていました。


【安くなったとはいえ、塾代はばかにならない。今でも月に2万〜3万円かかる。自分の小遣いと外食の回数を減らし、1年に1回だった家族旅行を2年に1回に減らした。二つ目の塾に入れば、さらに1万円かかる。まわりでは塾代をだすため、専業主婦だった妻が新たにパートで働き始めた家庭もある。】


小学一年生で二つ目の塾って・・・?


きのくにに子どもの村の家庭も、ほとんどが共働きだと思いますが、学費(寮生の場合は寮費も)だけ払って、あとはよけいな出費はなし。そして子どもは楽しく毎日をすごしながら、自己肯定感に満ちたすてきな子に育つ。


私、チョーお得な買い物したなあ、と思います。happy01


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コメント

たぶん、今や日本のどこの地域もそれは一緒ですね。子供を取り巻く塾ビジネス?というか、塾に行かなければ学校にも受験にも遅れてしまう、といった親の不安感を狙い撃ちした教育ビジネス、みたいなもの。

私がショックだったのは、現在息子が通っている幼稚園のママに言われた一言。「教育はお金で買える。頭のよさもそれに比例するのよ」と。彼女はお子さんに確か最大7件だか習い事の掛け持ちさせてましたが、そんな子が結構ザラにいる地域に生活していると、普通にというか地味に暮らしている自分達って、きっと・・・彼女たちから観れば子供の将来を考えてない馬鹿な親だと思われているのかもしれません。

去年の秋~冬に掛けてでしたか、小学校受験シーズンになり、やはり該当する数人の園児がしばらく荒れていまして・・・。追い込み学習やらなにやらで、降園後も一切遊ぶ暇なく、塾通いされているのをみていました。終わってその反動か、ののしり合うような殴り合いの喧嘩が頻発。まだ6歳なのに、みんな必死なんですよね。6歳の子供が、将来を見据えて学校選びが出来るわけではなく、ただ、子供の為、という名目で親が必死になっている様をあちこちで耳にします。幼児にも、一部ではありますが「ひたすら頑張って賢くなる事」が要求されてしまうんです。この日本。個性云々より、まず机上の学力。確かに学力は大事でしょう。けど、その前に子供時代に養わなくっちゃいけない事っていっぱいあると思うんですが。ま、それも彼女達にしてみれば、お金が解決してくれる(そういった体験塾に入れれば・・)という事になるのでしょうね。

どうしてこんな日本になってしまったんでしょうね。どこかで失敗したら、さも全ての人生おしまい、みたいに捉えられてしまうからなのでしょうか。本当は、何時だって再チャレンジが可能なはずなのに。どうして、みんな必死なんでしょうか。ここにいると、実の所、親の私が息が詰まりそうです。

きっと、こどもの村は、少なくとも今の東京とは正反対の世界なんだろうと、ブログを読ませてもらって感じます。どちらを選ぶにしても、正解がない。本当に生き難い世の中だなって思います。

投稿: kewpie | 2010年3月15日 (月) 02時07分

こんにちは。わが家も学費と交通費の捻出に四苦八苦していますが、学校から得られる有形無形のものは、学費よりもずっと価値があると感じています。

何よりも子どもが幸福そうです!「家もきのくにもどっちも好きで、(長い休みが嬉しいのかどうか)迷っちゃう」という言葉を聞いて、親まで嬉しくてたまりませんでした。

金銭面でいうと学園バスでの旅行やおでかけも格安ですし、うちの子はまだ予定がありませんがイギリス滞在費も本当に安いですね。

私もドリル的な学力を切り離して考えるつもりはありませんが、あえて考えてみると、かずもことばも学習指導要領の小1レベルは超えているようです。2桁で繰り上がりありの足し算など、一人でしています。

情緒も安定し、人間関係で主張するところと相手の意見を入れるところのバランスがすごく良くなりました(親の私が見習うくらい)。

何度もコメントさせていただいていますが、きのくにに入って本当に良かったと思っています!

投稿: まい | 2010年3月16日 (火) 18時31分

○kewpieさん、なんだか、周り、すごいですね。
私も、高校受験のときは、「落ちたら人生おしまい」みたいな気分でした。なんて狭い価値観で生きてきたのかと、昔の自分が信じられない気持ちです。

【どちらを選ぶにしても、正解がない。本当に生き難い世の中だなって思います。】
たしかに、万人にとっての正解というものはないのでしょうけれど、私にとって、きのくには、大正解!でした。たぶん、まいさんもね〜。happy01

それから、kewpieさん、私のブログは、あくまでも私の個人的意見が主体ですので、自由教育や子どもの村を正しくしるためには、ぜひ、堀さんの著書をお読みくださいね。南アルプスの「最近のようす」は連日名文続きで、私、涙ぐんでしまいます。

○まいさん、「家もきのくにもどっちも好き」っていうのが、親にとって、一番うれしいことばですよね。

「きのくにに入ってほんとうによかった」って、何度も言いたくなりますよね。お気持ち、よくわかります。私も、世界の中心で叫びたいくらいで〜す!

投稿: mami | 2010年3月17日 (水) 23時53分

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