« 心が解放されていく | トップページ | 学力&進路 »

2010年3月 8日 (月)

文楽のこと

書こうと思うことはいろいろあれど、ちょっと、お休み。


今日は、大好きな文楽のことを書きます。

『自由教育は世界を変える』とは関係ない話題なので、躊躇していたのですが、どうも、書いてすっきり、興奮をおさめてからでないと、次にいけないみたいなので、しばしおつきあいを。


文楽は大阪が本拠地なのですが、毎年3月には地方公演があり、大分にも来てくれます。今回は、ちょうど仕事が休みの日だったので、昼夜、両方見てきました。

ふ〜、堪能した!


おまけに今回は、たくさんのサプライズがあって・・・。


昼と夜の公演の間、時間があったので、本屋さんにでも行こうと、アーケード街を歩いていたら、向こうから、あれ?よく見るお顔・・・、

思わず「こんにちは!」と言ってしまって気がついた!人形遣いの吉田玉女さんでした!

私に「こんにちは」と言われても、玉女さんは知るわけもなく、怪訝そう。それで、私、文楽大好きなこと、昨年は大阪にも東京にも見に行ったこと、4月の大阪公演も行くこと、などなど、路上でマシンガントークしました〜。(苦笑)


玉女さん、あっけにとられつつも、笑顔で話しを聞いてくださいました。こんな優しそうなかたが、あの舞台では、真剣なまなざしで、人形と一体となって動き、感情を表現し、ときには、じっと同じ姿勢を保っている。


感動覚めやらぬまま、本屋さんで立ち読みして、さて、夜の部を見に行きましょ、と歩いていたら、今度は豊竹咲甫大夫さんが!

またまた「こんにちは」と・・・。以下同じ。


ああ、幸せ。


そして、夜の公演を堪能した後は、知人の計らいで、その日湯布院にお泊まりなる、吉田勘弥さん(弥の字、ほんとは難しいほうの漢字です)と一緒に食事できました。


私、ずっと聞いてみたかったのですが、人形遣いさんは、場面によっては、同じ姿勢で、動きがまったくなく、じ〜っとしていないといけないことがよくあるんです。そういうとき、腕、そうとうきついだろうなあ、どうやって耐えてるのかなあって。


力が抜けていないときは、やっぱりしんどいのですって。それが、あるときふと、「あれ、きつくない、力が抜けてる!」と感じる瞬間があって、そのときからまた上達していくのですって。


芸の道、一直線の上り坂でなくて、長い階段のように、だんだんにうまくなっていく。

あ、この感じ、Fにも聞いたことがあるなあ。Fはまだ芸歴(?)5年目にはいったばかりですが、やはり、その5年間でも、停滞する時期があるし、また、「あれ?」と自分で思うくらい力が抜けて、上手くなった実感があるときや、ギターが楽しくなるときがあるそうです。


他にもいろいろお話聞けて、楽しかったなあ〜。


私にとっては、芸の道を究める文楽のみなさまは、雲の上の存在でしたから、その方々と道でばったりとか、ましてや一緒のお食事なんて、もう、鼻血がでそうなくらいの興奮でした!


4月3日から25日までは、大阪日本橋の国立文楽劇場で、春の公演があります。

http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/pre/performance_img.cgi?img=5310_1.jpg&idx=1

お近くのかた、また、遠い方も、日本が世界に誇れる芸能、文楽を、ぜひ一度、ご覧ください。

とにかく美しい舞台です。


私なんて、「文楽が好き」と書く割りに、全然詳しくないんですよ。

毎回演目のあらすじは予習(?)して、頭に叩き込んでいくのですが、それでも忘れちゃって、よくわからないことがあるし、意味もつかめていないこと、多々ありです。

それでも、なんか、楽しいし、興奮するんですよね〜。


浄瑠璃、三味線、人形が一体となってひとつの舞台を作り上げる。しかも人形は三人で遣う。

みなさん、何十年も稽古を重ねて、毎回新たな気持ちで舞台を努める。


現在84歳の、竹本住大夫さんは、「何回やってもいまだに迷うてまんねん」とおっしゃいます。


こういう気持ちに打たれてしまうんです。
よくわからなくても、なんか、惹かれてしまうんです。


もっともっと、多くのかたに見てほしいなあ。

地方公演はまた来年もあります!

|

« 心が解放されていく | トップページ | 学力&進路 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 心が解放されていく | トップページ | 学力&進路 »