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2009年11月30日 (月)

講演会とテレビ放映ー時間訂正

南アルプス子どもの村小学校主催の教育講座と、テレビ放映の情報があります。詳細は以下の通りです。

**テレビ放映に関しては、22時からと記載しておりましたが、21:00からとのご指摘を受けましたので、訂正しておきました。

【第一回 南アルプス子どもの村小学校 教育講座】

とき:12月12日(土) 13:30〜16:30

ところ:南アルプス子どもの村小学校 (山梨県南アルプス市徳永1717)

〈一部〉 「気づいてほしい わたしのサインーひとりひとりの子の確かな成長」
講師:小山正勝 (元教員、現在スクールカウンセラー、教育相談専任カウンセラー)

〈二部〉「学校で気になる子どもーサマーヒルスクールのニイルに学ぶ」
講師:堀真一郎

参加費:無料

13:00頃、中央線竜王駅から送迎バスがでます。ご利用のかたは南アルプス小学校まで申し込みをしてください。


【テレビ放映】

「たけしのニッポンのミカタ」
12月18日(金) 22:00   21:00~22:54 テレビ東京


教育講座、ぜひ多くのかたに聞いてほしいですね。

関東方面にお知り合いがいらっしゃるかたは、ばんばん、宣伝してくださ〜い!お願いします。

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2009年11月25日 (水)

自由学校子どもサミット

11月21日、きのくに教育研究所が主催する『自由学校子どもサミットー高校生編』に行ってきました。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_labo/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=17


韓国のガンディ・スクール、和歌山のりら創造芸術高等専修学校、東京シューレの三校からもお客様をお招きして、各校の紹介とパネルディスカッション。

準備から当日の発表、進行などのほとんどを、きのくに国際高等専修学校の生徒たちが取り仕切ったそうです。


この日の様子、感動したことばなどがYOKOさんのブログ↓に書かれています。

http://ameblo.jp/yoko-do/entry-10393896711.html

もう私、自分のブログで何も書かなくてもいいな〜、と思うくらい、気持ちドンピシャ表現してくれちゃっています!
YOKOさんのブログを読んでいただければ、十分で〜す!


とは思うものの、「mamiさん、なんか書くでしょ?」と思って見に来てくださるかたもあるかもしれないので、ちょこっとだけ、書きますね。


パネルディスカッションでは、司会(きの高の二人)がいくつか質問をするのですが、その質問自体、難しいというか、深いというか・・・。


「どんな人間になりたいか」という質問に対して、

ガンディ・スクールの女生徒が

「自分が生まれる前より、よい世界にしてこの世を去りたい。自分が存在したことで、一人でも良い人生を送れる人がいれば、それが成功と言えると思う。」

と答えたのには、胸が熱くなりました。


それから、学校紹介のときには、りら創造芸術高等専修学校の生徒で、一年生の女の子が話しをしたのですが、静かめで、朴訥としたしゃべりながら、なにか、心を打たれるものがありました。

彼女は、公立中学からりらに進んだそうですが、絵が好きで、絵を学びたくて、りらを選んだそうです。


「でも、りらでは、ダンスをしたり、楽器を演奏したりすることもあって、自分はそういうことと無縁だと思っていた。でも、やってみると、ダンスをすることや楽器を演奏することで、身体の動きのことがよくわかるようになった。絵を描くこととつながっていることがわかった。」


と言っていました。文章で書くと、それだけのことなんですが、直接彼女の口からそれを聞いたとき、

「私たちは、自分自身の魂の船長にならなければならない。」

という、ニイルのことばを思い出しました。

彼女が、しっかりと、「自分の魂の船長」として、道を歩んでいるように見えて、とても幸せな気持ちになったのです。


いえ、彼女だけではありません。

あのとき参加していた生徒たちの話し振り、態度、言葉から、「魂の船長」になっている、少なくとも、なろうとしている、というふうに感じました。


それから、どの学校でも、みんなでなにかひとつのことをする、生徒だけでする、という機会が必ずあるようです。

「ミュージカルを制作、上演する」「音楽祭をする」「不登校の子どもの権利宣言をつくる」などなど。

そんなときはとても大変だったそうです。


「20人いれば20通りの意見がある。それをひとつにまとめるのはとても大変だった。」

「40時間話し合った。議論の内容が今も思い出せる。」

「ぶつかって、けんかして、泣いて、笑って、最後は達成感でいっぱいになる。私たちは、“友だち”じゃなく、“仲間”。」

「トラブルが続出しても、自分たちで解決する。学校中を走り回って、なんとか準備してきた。そしてできたもたものは、最高だったと思う。」


なんてすてきな10代でしょう!


最後はコメンテーターの大人から、各々15分ずつくらいお話がありました。

心に残っているものだけ、箇条書きにしてみます。


「小学校から高校まで、12年あります。そのなかで、“あなたはどうしたいの?どう考えるの”と、相手を尊重し、尊重されて12年過ごすのと、その反対では、どう違うでしょうか? 」

ー大きな違いがありますよね。


「皆さんはこういう青年時代を過ごせてとても運が良いですね。でも、それを、“運が良い”だけで終わらせないで、他の人へ、次の世代へ伝えてほしい。その責任があるのです。」

ーハイ、私も、その言葉、しかと受け止めました!


「人間には3種類の人がいます。周りに害を与える人。害も良い気も与えない人。良い気を与える人。私はみなさんに、良い気を与える人になってほしい。」


「人から苦しめられたことのない人は、人も苦しめないと思います。それが、平和への近道なのです。」


「みなさん、自分とよく向きあっているな、と感じました。平和な社会は、こういう学校がつくるんだと思います。」


ほんとうに、全部、同感です。

お客様も、きのくにの大人も子どもも、保護者友だちさんも、みんなみんな、あったかくて、とても居心地のよい時間でした。

それとともに、自由教育のすばらしさ、底力を、もっともっと、多くの人に知ってもらいたい、伝えていきたい、それが私の使命、と、強く感じました。


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2009年11月13日 (金)

ウインタースクール

今年からきのくに子どもの村学園の姉妹校となった、北九州子どもの村小学校の子どもたちは、はじめてのイギリス研修旅行にでかけています。・・・もう帰ってきている頃かな?

イギリスでの様子は、北九州子どもの村小学校のブログで読むことができます。

http://k-children2.sblo.jp/

「このご時世、小学生がイギリスに行くなんて贅沢」と思うかたがいるかもしれないけれど、心が柔らかく、好奇心旺盛の今にしか、できないことがあるのです。それに、日数の長さ、内容の濃さを考えると、格安です。

また、先日紹介した、きのくにのブックレットにも書いてありましたが、長期の旅行で、子どもたちがグンと成長するのです。


帰ってきた子どもたちの様子は、学校のブログと保護者さんのブログで読むことができるでしょう。楽しみです。


さて、今年もあと1ヶ月半となりましたが、自由学校は、最後までフル回転です。ウインタースクールが催されるのです。各学校の日程は下記の通りです。詳しくは、HPでお確かめください。(きのくに子どもの村学園のHPから、すべての学校に飛ぶことができます。)


南アルプス子どもの村小学校:クリスマススクール 12月25日(金)〜27日(日)

きのくに子どもの村学園:冬まつり 12月25日〜28日(月)

かつやま子どもの村学園:雪まつり 12月25日〜28日

北九州子どもの村小学校:12月25日〜28日


家族だけで過ごすのもよいですが、「かわいい子には旅をさせよ」というのも当たっていると思います。

特に、これらの学校での体験は、ふか〜く心に残ることでしょう。年長さん、小学生のお子さんをお持ちのみなさま、ぜひどれかに参加してみてはいかがですか?

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2009年11月 9日 (月)

旅は最高の教師

子どもの村ブックレット No.3ができました!

タイトルは『旅は最高の教師ーもっと遠くへ、うんと欲ばって、子どもの村の修学旅行』


はい、今回は、修学旅行に関して、きのくにとかつやまの大人6人が文章を書いています。旅行中のハプニングや、子どもたちの言葉、大人の気持ち、配慮がとても具体的に書いてあって、楽しく、かつ、じ〜んとくるお話がたくさんです。


冒頭の「はじめに」をご紹介します。
(*文中の「大人」というのは、教師のことです。きのくにでは、教師、事務職員、寮母、すべて「大人」といいます。)


【子どもの村の修学旅行はちょっと違う。一般的な修学旅行にみられる教師主導の計画もなければ、旅行代理店の協力もない。子どもと大人の手づくり旅行だ。だから苦労も不安も多く、準備に時間もかかる。けれども、そのぶんだけ満足感と充実感がある。

子どもの村の修学旅行の特筆すべき点は、「より遠くへ、より安く」というこだわりである。

たとえば小学校では3泊4日の行程だと決まると、その中に、たくさんの楽しみをつめこむように、下調べが始まる。

休み時間や放課後をつかって話し合いがひらかれる。子どもたちは真剣そのものだ。その道中は山あり谷あり川まであって、簡単には進んでいけない。

悩んだり、時には立ち往生したりする。さまざまな驚きや気づきもあり、最終的には設定される金額のわりには、びっくりするくらい遠くへ場所をめざす豪華で充実した旅行になるのだから、いろんな意味でずいぶんお得である。

子どもの村は、おでかけの多い学校である。大人も旅行が好きだ。子どもと大人がいっしょに話し合っていると、ユニークでおもいがけないアイデアもうまれてくる。とりわけ旅行のミーティングは学園の教育が凝縮した形にみえる。

より遠くへ、より安く、よくばりな旅行。旅行は見聞を広げるためだけでなく、自信に満ちた子を育てる。帰って来た子どもたちの表情がすべてを語っている。】


この小冊子を読んだだけで、どれほどすごい学校かがわかります。

修学旅行なんて、教師が行き先決めちゃって、・・・というか、毎年同じ行き先にして、あとは旅行代理店にお任せすれば、すごく楽ができます。

どこに行くかから、子どもたちが話し合って決めるなんて、そりゃあ大変ですよ。

それを、さらっと、楽しみながら、旅してしまう大人たちって、ほんとうにすごいです。しかも、常に子どもたちのことを考えてくれているのです。

77ページのこの本を読みながら、何度も涙があふれてしまいました。


8泊9日の、沖縄への修学旅行の様子から、少しご紹介します。


【旅行中、何度か「今回の旅行、スムーズやなあ」という声が聞かれた。もちろん、本当にスムーズなだけだったかといえばそうでもない。

初めのころは話し合いで意見が出にくかった。話しの途中で意見を聞かずに「もういいじゃん」と席を立った子がいて、むっとした大人が文句をいったこともある。

話しを聞けない子にまわりがイライラしたこともある。そのたびに話し合い、少しずつお互いが変わってきた。旅行が近づくにつれて一人ひとりが意見をのべ、お互いに理解しあうようになってきたのだ。

ー略ー

まわりの人に対する接し方にも変化がおこった。

サイクリングで島を巡ったときには、自転車の苦手な子もいた。するとまわりの中学生は彼女を真ん中にしてスピードを調整しながら走った。

ピナイサーラの滝から宿にもどってきたときには、みんな汗だくで、まずシャワーを浴びることになった。

だれもが自分がいちばん先に行きたいところだが、少ないシャワーを時間のかかる女の子にも使えるようにしようということばが男の子の中から出てきた。

また、女の子や男の子だけで過ごすのでなく、いろいろな仲間となかよく楽しむ機会もふえた。】


子どもたちの様子を、よく見てますよね。

「何事もなく無事に終わること」だけを考えていたら、見えないことではないでしょうか?


【教育とは、人生の準備ではない。教育とは生きることそのものである。】

というニイルの言葉が実践されているのが、きのくにの教育なのです。


この小冊子、みなさま、ぜひぜひご一読くださいませ!

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