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2009年8月 8日 (土)

反省、そして、次へ

今日、大分県津久見市で、きのくに子どもの村学園 学園長、堀真一郎さんの講演会がありました。

話しの内容は、私も初めて聞く、「子どもたちのおはなしづくりと絵本づくり」について。

堀さんが、むか〜しつくった絵本も見せてもらいました!
そして、「聞き手の登場する話」も、実際にしていただきました。


子どもに対する暖かいまなざしを、また強く感じました。

詳しくは、堀真一郎著 『ニイルと自由の子どもたち』 (黎明書房)P.201~251をご参照ください。


私は初めてのお話を聞けて、「ラッキー!」と思ったのですが、「学校の様子がもっと見たかった。聞きたかった。」とおっしゃったかたもおられました。

たしかにその通り。今回、学校の話しが少なかったですね。その話を期待しておいでになったかた、ごめんなさい。


リンクプラネット (LP)さんの主催で、『 LP 世界とつながる読み語り活動〜Earth Kids and Youth Projet~2009』の活動の一環として企画されたもので、「子どもゆめ基金助成活動」でもあったので、「子どもが取り組む“読書活動”や“図書活動”に、今後活かせる内容を盛り込んでいただきたい」 ということでした。

それで、掘さんへの講演内容の依頼はリンクプラネットさんがしてくださったのに、チラシをつくるのは私が、と分担してしまったので、チラシの文面と実際のお話が、少しずれてしまっていました。

私が両者のお考えを十分把握していなかった故のこと、大反省です。


でも、堀さんの講演会は、まだまだ企画します。


私の自主企画の場合は、まったくの個人でやりますので、参加費は有料となりますが、今度は学校の映像をたくさん用意して、体験学習の実際や、子どもの心理などについて、た〜っぷりお話いただくつもりです。


そのときは、また、ぜひおいで下さい。参加費有料といっても、500円程度です。^^

講演会情報の連絡を差し上げてもよいかたは、ぜひ、メールしてください。プロフィールページからメール送信できます。必ずご連絡いたします。


それまでは、当ブログの過去記事でお楽しみください。

あ、それより、掘さんの著書『自由学校の設計』をぜひぜひお読みください。


『自由学校の設計』 増補版まえがきより

【まず子どもを幸福にしよう。すべてはそのあとにつづく。

ニイル(A.S.Neil, 1883-1973)のことばである。世界でもっとも自由な学校といわれるサマーヒル(Summerhill School)を創設した教育家だ。

ニイルは、子どもたちの心の奥深くにある不安や自己否定感が、さまざまな問題行動の原因である、と見抜いた。子どもの無意識の深層で、自然な生き方が、親や社会からの不適切できびしいしつけと葛藤を起こしている。

子ども自身はこの葛藤に気づいていない。だから自分でもどうしてそのような行動をしてしまうのかわからない。やめようと思ってもやめられない。悪い子というより、不幸な子どもなのだ。この無意識の原因からの解放こそが、教師にとっていちばん大事な仕事だ。


では、内面に本人も気づかない問題を抱えた不幸な子どもは、どうしたら幸せになれるだろうか。

説得、叱責、罰あるいは辱めなどによってではない。

もちろん管理教育ではだめだ。

親や教師や社会から押しつけられた古い権威主義の道徳から解放され、あたらしい生き方を見つけることこそが大切だ。この自由であたたかい共同生活の場が、サマーヒルという学園である。


きのくに子どもの村は、このサマーヒルから直接の影響を受けてスタートした私立学校である。

といってもサマーヒルのコピーではない。ニイルの考え方を中心にして、それにデューイの体験学習の理論を統合した世にもめずらしい学校である。

子どもたちはすこぶる元気で活動的だ。幸福なのだ。そしてたくましい。

教師たち大人も、こういう子どもたちと共に生きる喜びを満喫している。子どもと同じように教師も幸福なのだ。もうひとつニイルのことばを紹介しよう。


もっともよい教師は、子どもと共に笑う。
もっともよくない教師は、子どもを笑う。


ところで本書が出たのは1997年である。10年以上も前なのだが、ベストセラーとまではいかなくても、息長く読まれ続けてきた。

そしてこのたび韓国語に訳されたのを機に増補版が出ることになった。

教育学専門の老舗出版社である黎明書房は、こういう息の長いよい本をたくさん出してこられた。

詰め込み教育と権威主義管理に悩む日本の子どもの幸せのために、これからもずっとこの姿勢をつらぬいてほしい。
がんばれ、黎明書房!      2009年5月   堀真一郎】


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コメント

まみさん、すごいですねー。講演会の企画、運営をされていたのですね。私など日々の生活とちょっとした自分の趣味に追われていっぱいいっぱいと感じる毎日ですが、何かを少しだけ変えれば、まみさんのようなエネルギーが出てくるのかなあ・・などと考えてしまいます。私ももっともっと堀さんやきのくにスタッフの方々のお話を聞きたいです。

投稿: まい | 2009年8月25日 (火) 21時43分

企画、運営なんて、そんな大層なものじゃないんですよ〜。特に、今回は、主催者の方が全部やってくださいましたし。

「九州には北九州子どもの村があるよね」というふうに、多くの人に知ってもらいたいなあ、と思っています。そのために、とにかく、ちょっとずつでも何かをしたいなあ、と思って。

でも、個人ですることなんて、知れてますものねえ。あまりたくさんの人を集めることもできず、堀さんには申し訳ない思いです。でも、「いいですよ。話しますよ」とおっしゃっていただける限り、私も頑張ってみたいです。

堀さんやスタッフのお話、たくさん聞けば聞くほど、私たち親も、成長できる気がしますね。

まいさんとは、今度は運動会のときお会いできるかな?楽しみです。

投稿: mami | 2009年8月28日 (金) 18時25分

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