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2009年2月20日 (金)

予備校日誌

先日、棚のなかを片付けていたら、予備校時代の日誌がでてきました。

予備校時代、だから、今から25年以上前のことです。

そのときは必死だったのでしょうけれど、今、読み返してみると、「この人、アブナくない??」という感じです。

8月くらいまでしかつけていないのですが、少し抜き書きしてみました。


4月9日(金)
授業中は大丈夫だったが、自習しているとき眠くてたまらなかった。睡眠時間6時間。これ以上ふやすと家庭学習できなくなるし・・・。集中力をつけなければ。


4月12日(月)
Bクラスは成績の悪い人を集めてあるのだろうか。熊高(私の出身高校)の人はほとんどAクラスだ。こんなことでがっかりしていてもしかたないけど、同じくらい成績が悪い人でも、頑張らない人は大嫌いだ。私はそんな人になりたくない。


4月15日(木)
本当に私は口先ばかりの人間だ。今日はせっかくの休日というのに、11時間くらいしか勉強できなかった。なさけない。学生生活の中で、一番うれしかったときというのは、精一杯勉強できたときであるように思う。それが十分わかっていながら、なかなかできないものである。自分に強くならねば。


4月28日(水)
毎日が自己嫌悪の連続です。勉強していると、すぐ他のことが気になりだして、ちっとも集中できない。私は大学に落ちるべくして落ちたので、浪人生としての意地が足りないのだと思う。


5月10日(月)
ひどい点数の答案がかえってくるたびに泣きたくなる。私ってこんなにも馬鹿だったのか・・・。母はさぞかしがっかりするだろう。親のために勉強しているわけではないが、やはり好成績をおさめて、喜ばせてあげたい。


6月1日(火)
自分がいやになってきた。またも世界史はひどい結果になってしまった。


6月29日(火)
私はどちらかといえば一人でいるほうが好きで、席に座るのも一人だし、昼食をとるのも一人。私が一人でいるのが好きなのは、気を遣わなくて済むから。それに、話しているうちに私の性格をみられて、相手に失望されるのが恐いから。エゴイストで臆病だと思うけど、今はわずらわしい友だち付き合いなどしたくない。


7月3日(土)
私はだめな人間だ。つい小説やマンガに手が伸び、ふとんに足が向かう。入塾式の日に誓ったじゃないか、死にものぐるいで頑張ることを・・・。わかっていながら、どうしてこんなにだめなんだろう。


7月5日(月)
近頃、人とほとんど話しをしないので、何だか心配になってきた。というのは、なんとなく、自分の性格がゆがんできたように思うのだ。家に帰っても、家族と顔をあわせるのが、なんとなく嫌だ。特に、父や姉が家にいると、おもしろくなくて、しゃべる気がしなくなる。本当にすまないとは思っているのだ。それなのに、このいらいらする気持ちははどうしようもない。情けないとも思う。誰も信じる気になれない。


7月14日(水)
最近、私はテストの結果ばかり気にしすぎているようだ。それに、友人の成績と比較してばかり。ライバル意識を燃やすのもいいが、それが、嫉妬心になってはいけないと思う。もっとマイペースを保つようにしよう。


8月16日(月)
もう全然だめだった。数学は30点くらいだろう。政経は、勉強したつもりだったが、わからなかったし。夏休みは私なりに頑張ったのに・・・。友だちはみんな、「ちっとも勉強せんかった」と言う。それなのに、どうして私より成績が上なのか。恨みたくなる。


なんか、自己否定感のオンパレードで、我ながら、笑ってしまいます。

息子も笑ってました。
「一日11時間も勉強したん!?でも、お母さん、今、全然覚えてないよな。」って。

ほんとにねえ。

それにしても、なんて狭い世界の中でもがいてたんだろう、と、痛々しく感じもします。

結果的には志望校に受かったわけですが、それも、「○○を学びたいから」という、志があったわけではなく、「家から出たい」というのと、母親が、「これからは英語よ!」「○○大学なら、お母さん、うれしいな〜」、というのに従ったというだけのことですから、展望がないわけです。


こういう生活、やっぱりおかしいと思う。そのときは、親も子も、周りが見えなくなっているのだろうけれど、つくづく、受験ってなんだろう、と思う。

10代のうちから、「人と全然しゃべらない」とか、「友人関係がわずらわしい」なんて・・・。

やばかったなあ、私。

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コメント

思春期のmamiさん、いじらしすぎて泣きそうになりました。私は高校のころ、勉強は全然しないで「早く働いて母を養いたい」と強く思ってましたが、心理的にはmamiさんと似たところがあったように感じました。

投稿: むさし | 2009年2月21日 (土) 21時02分

この日誌の存在、もう何年も、すっかり忘れていたんです。見つけて読んだときは、われながらびっくりしました。

それにしても、むさしさん、「早く働いて母を養いたい」だなんて、どうしてそんなにえらい娘なの~?私はただただ親から離れたいだけでした。
でも、むさしさんみたいに、背負ってしまうのも、私みたいに逃げようとするのも、根本は、同じようなところがあるのかしら・・・。夜更かし会で、語りあかしたいです!

投稿: mami | 2009年2月23日 (月) 16時49分

私も読んでいて
あの辛かった思春期を思い出しました
何が自分の中で大切なことなのか分からなかったあの時期
でも いい子でいないと 嫌われてしまうあの時期
でも その大人の望むいい子になれなかったあの時期
色々 きずついていたあの時期
でも 今そのことを越えて
そのことの 大きな光が見えている今
心がワクワクすることの大切さ
そして1人1人の自由を尊重するという愛
その中からしか 温かい心は育まれない
そんな風に感じれる私達がいる
そして そのことを 一生懸命 伝えている私達がいる
まだまだな私達が 自然から色々なことを教わり
子供から色々なことを教わり
今心に正直に生きていることに
なんだかとても感謝が湧いてくる記事でした ありがとうmamiさん♪

投稿: YOKO | 2009年2月24日 (火) 22時53分

YOKOさん、ほんとに感受性が豊かですね。
ことばがキラキラしてます。

私、日誌を見つけたとき、「ブログのネタ見つけ~!自分を笑っちゃおう」なんて思ったんですよ。なので、↓こんなふうに言ってくれちゃうと、照れちゃいます。こちらこそ、ありがとう。

『なんだかとても感謝が湧いてくる記事でした』

投稿: mami | 2009年2月25日 (水) 16時53分

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