« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月30日 (日)

きの高のフィールドワーク

きのくに国際高等専修学校では、後期に「フィールドワーク」とよばれる一週間があります。

この期間はすべてプロジェクト活動にあてられ、多くの場合、学校の外で活動します。例えば、Nが所属しているプロジェクト『音楽文化を探る』のフィールドワークは、こんなふうです。


24日(月):シンフォニーホールでクラシックコンサート。今回は千住真理子さんと小編成室内楽オーケストラの演奏でした。終了後、帰寮。

25日(火):午前中は学校で活動。午後から大阪の管楽器修理工房見学。関西フィル練習見学。古楽器のコンサート。新大阪ユースホステル泊。

26日(水):韓国の音楽サムルノリを習う。服部緑地ユースホステル泊。

27日(木):大阪音楽大学音楽博物館。同上ユース泊。

28日(金):嵐山オルゴール博物館、清水寺。16時頃京都駅で解散。(Nは帰寮)


すご〜く中身の濃い一週間。こういう予定も、自分たちでミーティングを重ねて決めていくのです。うらやまし〜!


Nはロックが好きなのですが、千住真理子さんのコンサートはとてもよかったらしく、
「ずっと聞いていたかった。目をつぶっていても、千住さんの音がどれかわかるくらいだった。」と言っていました。


他のプロジェクト、
『人権博物館から学ぶ』『プロジェクト日本』『土と炎からみた世界』、これらのフィールドワークでの活動も、とても魅力的です。

私が今中三だったら、絶対きの高を選んじゃうな〜、と思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月26日 (水)

これでいいのだ!

まずは、ご報告です。

さる11月2日、3日に、福岡で、九州ギター音楽コンクールが開かれ、初挑戦ながら、Fが首席二位(一位なし)という、うれしい結果を出すことができました。(今頃のご報告ですみません。)

http://kyusyuguitar.org/Contest/54/index.htm

このコンクールは、ものすごく課題曲が多いので、挑戦すればとても勉強になり、ステップアップにつながるということで出場することにしました。

結果が後からついてきた、という感じです。


その後も、浮かれている間もなく通常のレッスン、特別講師のレッスン、24日はスクールの発表会で演奏。

練習の合間には、コンサートを聞きに行ったり、バイトしたり。

30日は、知人がコンサートを企画してくれ、ヴァイオリンとの共演。そのヴァイオリン奏者は中学三年生の女の子ですが、キャリアはFを遥かに越え、三歳から英才教育を受けていて、コンクールでの優勝数回、現在は月に一回東京までレッスンに行っているそうです。


昨夜は夜10時に帰宅して、それから夕食。その前夜は福岡泊まりだったので、疲れてもう休むのかと思ったら、夜中まで練習。


この間、「今の生活はどう?」と聞いたら、「何も後悔することはないよ」という返事。


自分で決めて、進んできたことだから、やれるのかな。
我が息子ながら、かっこいい、と思います。


でも、こんなふうに、10代半ばでやりたいことがみつかって、まっしぐら、というのは、珍しいかもしれません。

堀さんも、「急がなくていい」と、よくおっしゃいます。


そう、やりたいことがみつかる、みつからない、じゃなくて、やりたいことをみつけるのも、しばらく考えるのも、いろんなことをやってみるのも、とにかく、親が指図するんじゃなくて、「自分で考えて、自分で決める」ということが、大切なんだろうと思うのです。

それが、少々のことではへこたれない強さにつながるのでしょう。


少し前に、きのくに高等専修学校の大人と、Nのことを話していたとき、こんなことを言われました。(今は詳しくかけないので、ちょっと漠然としているかもしれませんが、ご容赦ください。)

「結局、それが一番やりたことなら、天才バカボンのことばみたいに、“これでいいのだ”、と自分で思えるはずです。それならそれで、ええんちゃいますか?」


自分で考えて、自分で決めて、そのことに、自分でOKをだす、「これでいいのだ!」と思えること、それが生きていく力になるのですね。Fを見ていると、そのことばが、すっきりと腑に落ちる思いです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月17日 (月)

自分のことー近況

昨日は、四回目のフランス語検定、準一級の試験でした。(要するに、過去三回落ちたということです。)

大分では受験できないので(多分、受験者が少なすぎるから)、福岡まで行ってきました。

Fがいつも乗っている高速バスにゆられて2時間。

私はバスのニオイが苦手で、微妙なすきま風も気になって、かなり疲れました。この行き来を、Fはギターと楽譜を抱えて、月に何回もやっているわけで、えらいよな〜、と改めて感じました。おまけに福岡泊まりのときは、板の間に寝袋だし・・・。


さて、私の試験のほうは、う〜む、三回までは順調に点数が伸びて、我ながら進歩を感じていたのですが、今回のできは、多分前回と変わらないくらい。やっぱり、試験勉強じゃなくて、普段から、使って楽しむ勉強にしていかないと、頭打ち、という感じです。

でも、今回も、試験問題のなかで、興味深い文章に出会えて楽しかったです。

「ある学校で教師が生徒に暴力を振るったとういことで、両親に訴えられ、裁判になったが、労働組合も首相も教師の支持を表明したところから、教師を支援する人々が学校にあつまり、マスコミ報道もますます加熱した。」という事件を取りあげて、筆者は、「権威とはなにか」という考察をし、「本来の権威は力の行使を必要としないもの」と結んでいます。

私好み(?)の文章でしたので、楽しく読めて、多分、この文章に関する問題はパーフェクト・・・かな?


「語学上達の早道は“フランス語を学ぶ”のでなく、“フランス語で何かを学ぶ”ことだ」という話しを聞いたことがあります。

確かにそうです。今の私は「フランス語を学ぶ」だけになってしまってるけど、試験問題でも、興味ある分野の文章が読めるとうれしいし、これからは、大好きな文楽の説明を、フランス語でできるようになりたいな、などと思っています。


そんな心境のところへ、私のおぼつかないフランス語でもお役にたてる話しが舞い込んできました!

明日の午後に、、町内のある老舗旅館で、ピアノのコンサートがあります。ピアニストはフランス人。昨日到着されました。

で、その旅館に勤める知人から、「そのかたが、今夜一人で食事しなければならない状況になってしまったので、mamiさん、一緒に食事してもらえないかしら」とのお声がかかりまして、うれしさちょこっとで、あとはほとんど動転しております。


こういうとき、「永年の教育のたまもの」、を実感します。

それは、「間違えないようにしなければ」とか、「私のへたくそなフランス語で、相手にどう思われるか」という、評価を、まず気にしてしまうところです。

心が解放されていないんですね。

言葉って、コミュニケーションのための道具であるはずなのに、「合ってるか間違ってるか」、っていうのがとても気になってしまいます。

一緒に食事するってことは、まず、相手に楽しく過ごしてもらうことなのに、「自分がどう思われるか」っていうことが、まず、気になってしまいます。


そんな自分に直面しまして、「これじゃだめ!このガチガチの心から突破しなくちゃ!」と、自分に言い聞かせたところです。

さて、どうなりますことやら・・・。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年11月10日 (月)

もうすぐシンポジウム

11月22日は、きのくに子どもの村学園主催の、教育シンポジウムが開かれます。場所は和歌山県橋本市の教育文化会館で13時からです。詳細は下記をご参照ください。

http://www.kinokuni.ac.jp/kenkyusyo/page009.html

きのくに主催の講演会、シンポジウムは、何度も行きましたが、行ったら必ず実りがあります。(何かを得ようと、積極的な気持ちで行くならば、ですが。)

今回は、主に中学生が話しをするようです。子どもたちの様子を見れば、自由教育というのが、どんなものか、きっと、何かを感じ取れるでしょう。

きのくにとかつやまの中学生以外に、韓国にあるガンディ・スクールの子どもたちも参加するようですね。(誰が通訳するのかな・・・?)

自由教育に興味のあるかた、ぜひ、おでかけください。


かく言う私、数日前まで行く予定にしていたのですが、他の用事ーこれもとっても興味があるものーが二つ重なったので、今回は、そちらを優先することにしました。

以前少し触れましたが、日本くま森協会の福岡支部が主催の講演会が北九州で催されます。

「クマの棲む豊かな森を次世代へ残そう」というくま森協会の活動を知ってから、ずっと、何かしたいと思っていたのですが、なかなかチャンスがなく、日々を過ごしていました。今回、せっかくの機会なので、行ってきます。

http://www7.plala.or.jp/kumamori_fukuoka/index.html

*「講演会のご案内」から、「詳細はココ」をクリックしてください。

それと同じ場所で、夜、クラシックギターのコンサートがあり、これは以前から行きたかったのですが、シンポジウムと重なっていたのであきらめていたものです。

http://www.hpmix.com/home/guitarra/E4.htm

九州のみまさま〜、きのくにのシンポジウムにも行ってほしいけど、上の二つもお勧めです!

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2008年11月 3日 (月)

きの高の、すばらしい試験

10月25日から11月2日まで中間休みで、Nが在宅していました。なので、久しぶりにいろいろと話しが聞けて、楽しい日々でした。


きのくに子どもの村学園小学校、中学校にはない「試験」が、きのくに国際高等専修学校には、あります!

Nにとってははじめての試験。わくわくしながら話しを聞きましたが、想像以上に“すばらしい”試験でした。少し、ご紹介します。

*なお、実際の試験問題を見たわけでなく、Nから聞いたものを書いているので、言葉、表現は、試験問題の文章通りではないことを、ご了承ください。学園には、ブログに載せることに関して許可を得ました。


『現代社会』の試験では、まず、一週間前に、三つのテーマがだされます。

○『戦争と平和』と聞いて感じるあなたの意見を書いてください

○あなたは死刑制度に賛成ですか?反対ですか?その理由と、あなたと異なる意見を持っている人にメッセージを書いてください

○大人になるにあたり、何が大切で、何に留意しなければならないと思うか

試験当日はこの中から二つがでて、それぞれ350字から400字でまとめる、というのが問題の一つです。この試験の時には、辞書、本など、何を持ち込んでもよいそうです。


もう一つは、事前に教科書のページ数を指定し、そこから出題された文章の空白をうめる問題です。(25問)


『日本語』の試験は下記のような問題がでたそうです。

○住所の表記に於いて、日本語と英語とでは、順序が違うが(日本語では国、県など、ひろいところから、細かい番地へ、英語ではその逆)、どうしてそのようなことが起こるか

○俳句が17文字で世界を表現できるのはなぜか。「コンテクスト」という言葉を使って説明せよ。

○日本語と英語では、Yes,Noの意味が逆になる場合があるが、それはどのような理由によるか


難しいけれど、やりがいのある試験だと思いませんか?

点数という結果よりも、考える過程を大切にしてくれている試験だと思います。

「なんでだろう」と、好奇心を持つこと、考えること、自分の考えをまとめること。どれも、とても大切なことだと思うのだけれど、多くの青少年が不得手とするところではないでしょうか。

点数で序列をつけ、偏差値を割り出すだけの試験では、あまり必要とされないチカラです。


私、高校時代、予備校時代と、何十回も試験を受けたけれど、できるかできないか、覚えているか忘れたか、のどちらかしかありませんでした。できないとき、覚えていないときは、試験時間が何十分あろうと、どうしようもなく、無駄に時間が過ぎていくしかありません。虚しかったな〜。


きの高みたいな、大人な試験なら、私も受けてみたかったです。


*他にも試験の科目はあったと思うのですが、上記二つの試験に感動してしまって、後は詳しく聞いていません。bearing

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »