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2008年10月 1日 (水)

子どもの将来の幸福のために

今回も、霜田静志氏の復刻選集 第1集(P45)からのご紹介です。


ー昭和26年4月第17号ー

【こう考えてくると、子どもの成績ばかり気にする親も、子どもをきびしく叱ってばかりいる親も、実はそれは親自身の不幸に出発しているのであることがわかる。

子どもが子どもがと、必要以上に子どものことを心配し、子どもに期待をかけすぎる親は、実は自分自身人生に失敗した親なのである。


そこで子どもの将来の真の幸福を願うならば、親はこの点について、深く自分を反省する必要がある。

親は自分自身の不満を、子どもにつぐなわせようとしてはいないか。自分が人生の劣敗者であるために、いつか子どもに暗い影を投じているのではないか。そういうようなことを充分に反省してみる必要がある。

そして自分の生活のなかから暗い影を払拭して、幸福な明るい態度をもって子どもに臨むようにつとむべきである。

子どもの将来を明るく幸福なものにしてやろうとしたなら、まず親自身、明るく幸福になるようつとむべきである。

子どもにやかましい親、何かと口やかましく小言ばかり言っているきびしい親は、ほとんど決まっていずれも人生の劣敗者である。

そこでこういう場合に子どもに小言をいうことをやめて、親自身何とかして自分の幸福を取り戻すよう努力しなければならぬ。自分を幸福にすることによってこそ、子どもを幸福にしうるものだからである。】


鋭い文章です!

よく、「息子は医者になってもらいたい」とか、「自分が○○になれなかったから、子どもにはその夢をかなえてもらいたい」という親がいますよね。そういうのを、苦々しく聞いていました。

子どもは子どもの人生があるのに、どうして自分の夢を子どもに押し付けるのよ!それが子どもを苦しめていることに、どうして気がつかないのかしら、と思って。そんなに医者がいいなら、今からでも遅くないんだから、自分がなればいいじゃん、って。


でも、わたしも似たようなものだったことに気がついて、が〜ん!

私は昔から、海外青年協力隊とか、難民を助ける会、などに興味があって、そういうところで活動したり、それを仕事にしたいと、漠然と思っていました。でも、現実は、その方面でなんの努力もせず、何も実らず、今日に至っています。

多分、そのせいでしょう。息子に、「社会貢献できる仕事を選んでもらいたいなあ」と、密かに思っていたのです。

だから、私がそういうたぐいの本を読んで感動して、それを読むように勧めても、あまり関心を示さなかったりすると、ちょっとがっかりしてしまうのです。


あ、私も、同じじゃん、と気づいて、自分にもがっかり。


でも、気づいてよかったです。

これからの人生のこと、また、考えます。


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