« 社会に出ても | トップページ | 知らぬ間に・・・ »

2008年8月30日 (土)

子どもの目線で

すっかりご無沙汰してしまいました。

23日から26日まで、義父の法事のため、東京に行っておりました。

Fはそのまま山形へ行き、庄内ギターフェスティバル↓に参加。

http://shonaiguitarfes.com/index_j.html

Nは今日大阪へ発ち、お友達の家に2泊してから、きのくにの新学期の始まりです。


法事では、楽しみにしていた甥っ子との久しぶりの再会。二才半のかわいいさかりです。

FもNも、小さな弟みたいなイトコ、Yくんがかわいくて仕方ないようでした。法事の席で飽きて来た様子のYくんと、電車の本を見ながらお話したり、いけすのお魚を見に行ったり。


Yくんのパパによると、来年の4月から幼稚園に行く予定だそうで、ママはYくんのおむつはずしに一生懸命なんだそうです。なんでも、その幼稚園は、おむつが完全にとれていないと入園できないとのこと。

それはプレッシャーだなあ・・・。


ママは下の子を出産直後だったので、法事には参加できず、終わってからみんなでおうちに行きました。

さっそく、「じゃあ、紙パンツはぬいで、トイレ頑張りましょう!」ということになったのですが、普通のパンツに履き替える前に、床の上にジャ〜!

叱られてしょんぼりのYくん。


でも、家に帰るまでは、法事の最中にお漏らしされたら(親が)困る、ということで、ずっと紙パンツ。帰ってきたら、急に「トイレでしましょう!」って言われても、子どもは理解できないです。

あくまで「親の都合」ですもの。


それほど親しくないYくんのママ(今までに会ったのは4、5回)に、今、それを言っても通じるのか、上からものを言っているふうにならないか、でも、Yくんのためにも、言うべきなのか、いろいろ考えて、心が疲れてしまいました。


もっと小さいころは、右脳開発、とかで、「フラッシュカード」という、絵が書いてあるカードを、その名前を言いながらパッパッとめくっていく、という教育(?)をやっていました。

一緒にタクシーに乗ったときのこと、Yくんがぐずりだした時にそれをバッグから出して(いつもバッグに入れている?)やりはじめたので、どんなものかを間近に見ることができました。

私だったらストレスたまる〜、と思いました。一つの絵を、もっとゆっくり見ていたいから。


パパもママも一生懸命子育てしている。でも、なんか、違うと思う。子どもの目線に立っていないと感じる。


「最近すごく反抗するの」とママは言うけど、Yくんなりの言い分があってのこと。でも、まだ言葉でちゃんと説明できないから、ぐずったり反抗したりするのです。


あるとき、Yくんのママが、「FくんとNくん、どうしてそんなにいい子なんですか?」と言ってくれたことがあったけれど、もっと会う機会が多くなれば、いつか、何かに気がついてくれるときがくるかもしれない、とも思う。


ああ、それにしても、私も以前は必死で子育てしていたけど、それが必ずしも子どものためにはなっていなかったなあ、と思い出すことがたくさんです。

Nが小学一年生の半ばくらいにきのくにのことを知ったので、「宿題は必ずやりなさい」なんてことは言わなくなっていたけど、Fと一緒に書き方を習わせていて、有無を言わさず行かせていました。

学校まで片道20分の道のりを、一度帰宅してからもう一度、書き方教室(学校の近く)まで行かせていたのです。Nが「行きたくない」と言っても、「あなたが自分から習うっていったじゃない!」と、怒って行かせていました。

Nは、そんなに歩かなきゃいけないことも知らなかったし、「書き方」っていうのもいまいちわからず、「お兄ちゃんと一緒なら・・・」くらいの気持ちだったのでしょうけど、私はその頃はまだ、「一度始めたことは最後までやらなければ。」という呪縛にがんじがらめでした。


Yくんとママを見て、そんなことを思い出し、Nに、「ごめんね。お母さんも親の都合で、ずいぶん勝手なことを言ったよね」と言いましたら、「ああ、そんなことあったなあ」と笑い、「でも、今がいいけん(今のお母さんはよくなったから)、いいよ」と言ってくれました。


今回は、身近な者にさえ自由教育のことを伝えきれなくて、落ちこんだけれど、私自身がぶれずに子どもと甥っ子のYくんに接していきたいと思うようになりました。


それにしてもFとNがYくんをかわいがる様子が、ほんとうに微笑ましかったです。

あとでFに、「いとこであれだけかわいいんだから、自分の子だったらどれだけかわいいだろうね」と言ったら、「いやあ、もう、自分の子みたいなもんやろ」と言っておりました。

アハハ、そんなにかわいかったんだ〜。


|

« 社会に出ても | トップページ | 知らぬ間に・・・ »

コメント

はじめまして。
この夏、小学1年生の息子がかつやまのサマースクールに参加しました。
そこではまさに「子どもの目線」ですべてが行われていました。
子も親も居心地の良い、不思議な空間でした。

世間ではほとんどの大人が子どもを「教え込むもの、未熟なもの」として捉えているような気がします。でも本当は子どもの方が大人よりずっと上等なんですよね。何が大切かは子どもが一番知っている、だから子どもの自主性を大切にするという教育を実践されているきのくにかつやまって本当に素敵だと思います。

幸い息子が通った幼稚園も同じ姿勢で保育をされていたために、子どもの目線でいることの大切さ、ということに気づかされました。

でも私もmamiさんと同じように、親しい友人が1歳の娘さんに「フラッシュカード」「四字熟語」「英単語」をガンガンやらせているのを見ても、何も言えなかったのです。

それが正しい、子どものため、と思って一生懸命になっている親に別の方向を伝えるのって勇気がいるし難しいことですね。
ますますかつやまにハマッていく私は今後どうやってそんな友人たちと接していくべきか…

でも大切なのは自分自身がぶれずにいることというmamiさんの言葉に、ちょっと方向性が見えてきた気がします。ありがとうございました。

長々と書いてしまいましたが、またお邪魔させてくださいませ。

投稿: バジル | 2008年8月31日 (日) 20時23分

バジルさん、はじめまして。コメントありがとうございました。
おっしゃること、同感です。同じようなお気持ちのかたがいらして、私も大変勇気づけられます。

少しまえ、以前に書いた『体罰は愛のムチじゃない』という記事に、ひょんなことからたくさんのコメントをいただいたのですが、多くのかたが「子どもは何もわからない動物。大人がおしえこまなければならない。」という論調でした。

大人が落ち着いて、「子どもの目線」で接すれば、子どももそうそうバカなことはしないし、よく考えていますよね。

そして、たくさんのことを覚えたり、成績があがるということより、情緒が安定していて、自己肯定感があることこそが、一番大切だと思います。

きのくに、かつやまに、どっぷりはまって、大切なものをたくさん見つけていきましょうね!そこから自然と周囲の見る目も変わってくるかも、と希望を持っています。これからも、どうぞよろしくお願いします。

投稿: mami | 2008年9月 2日 (火) 13時32分

mamiさん、お邪魔いたします。いつも貴重なお言葉を読ませていただいてます。ありがとうございます。

この夏、一年生の息子が二度目のきのくにサマースクールを体験してきた者です。

上のバジルさんのお言葉、ほんとに共感します。

色々な早期教育をがんばっている友人たちや、「きちんとした教育・しつけを」と力を入れてくださる学校との接し方にいつも戸惑いを感じています。宿題はきちんとやらせてくださいと言われれば、させないわけにはいかないような…と私自身がぶれているのも原因の一つですが。学習のこと、その他のことどれをとっても、子どもの言葉は真をついています。私なんかよりもずっと物事を分かっていたりするんですよね。

堀さんにお会いしてお話を伺って、子どもにとって本当に素敵な場所であると感じています。

いろいろと迷いながらも何が大切かをじっくり考え、子どもとともに成長していけば良いんですよね。子ども目線を忘れないようにしたいと思います。

長々と失礼しました。

投稿: narupin | 2008年9月 2日 (火) 17時27分

mamiさん、narupinさん、コメントありがとうございました!
先日のコメント、初めに書こうと思っていたことは子どもの気持ちについてだったのですが、ついつい熱くなり自分の考えばかり語ってしまいました。

トイレトレーニングのこと、Yくんがもし自分の気持ちを十分に説明できるならば、きっと「なんでさっきまでは紙パンツの中にしてもよかったのに、今はだめなの~?」というシンプルな疑問を投げかけたのではないでしょうか。

カードもそこに遊びの要素があれば少しは楽しいものになるのでしょうね。
例えば絵を見て、ものの名前を言うだけよりも「おいしそうな〇〇だね~、ママも食べたいな、あなたはどう?」といったお母さんとの会話のほうが、そこにお互いの気持ちが入ってきてつながりができ、子どもの気持ちが安定するのではないかなぁと(もともとそういう目的で作られたものではないのでしょうが)。


こういうことを言葉で伝えるのってやはり大人が相手だと本当に難しいです。
それでも息子さんたちがYくんに接する様子を見ているうちに何かを感じておられるからこそ、どうして息子さんたちがそんなにいい子なのかと聞かれたのだと思います。
やはり少しづつでもmamiさんのおっしゃるように「自然に」伝わっているんですね。

投稿: バジル | 2008年9月 4日 (木) 11時16分

スミマセン。
最近、私の中にあるいろいろな気持ちがゴチャゴチャになっており、つい、mami様のブログへ発言してしまいました。

FくんNくんとの素敵な関係を築いておられるmami様のお話、これからも楽しみにしています。

投稿: narupin | 2008年9月 4日 (木) 14時28分

narupinさん、こんにちは。確か、昨年も夏にコメントしてくださいましたよね?きのくにへの思いが冷めずに、またサマースクールに参加なさったこと、大変嬉しく思います。ブログも続けて読んでくださっていて、これまたうれしいです。

それから、二つ目のコメントの、「スミマセン・」ですが、全然おかしなことないですよ。
そのときどきの率直なお気持ちを表現されていて、いい感じ〜、と思って読みました。ありがとうございました。

バジルさん、私、「ついつい熱くなり」というかた、好きです!私も、いっつも書いているうちに、アツくなってしまいます。(苦笑)

投稿: mami | 2008年9月 4日 (木) 21時02分

mami様

寛容なお言葉ありがとうございます。

小さな赤ちゃんの頃から自宅以外で寝ることの苦手な息子だから、きのくにへお泊りするのはとってもつらいようです。
はっきりは言いませんが、通える所に自宅があったらなぁ…と思ってるみたいです。
学校の楽しさとお泊りの寂しさ(寮が嫌いなわけではないんです)を小さな心で秤にかけてる感じでしょうか。

今年も案内が届く前から「運動会は行くから!!」と言ってた通り、秋にはもう一度お邪魔することになりそうです。

投稿: narupin | 2008年9月 8日 (月) 11時09分

運動会、いらっしゃるんですね。
お子さんも楽しみにしているんですね。
焦らず、だんだん慣れていけばいいですよ。
秋の一日、一緒に楽しみましょうね〜!

投稿: mami | 2008年9月11日 (木) 16時37分

なかなか転入を決断できない息子ですが、昨年、橋本駅まで送ってくださるバスの中から、一年後の運動会にも参加させていただくことを楽しみにしていましたので、学園外から参加させていただくのは図々しいと思いながらも、お邪魔させていただくことにしました。

生き生きとしたお子様たちの姿を拝見し、私たちも気持ちの良い秋の一日を過ごせると楽しみにしております。

投稿: narupin | 2008年9月25日 (木) 16時08分

運動会の日は、多分、高専の受付のところにいますので、もしよろしければ声かけてください。名字もMではじまります。名札さげてるとおもいま〜す。

投稿: mami | 2008年9月28日 (日) 22時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/175659/42330145

この記事へのトラックバック一覧です: 子どもの目線で:

« 社会に出ても | トップページ | 知らぬ間に・・・ »