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2008年7月20日 (日)

確かな成長

今日はNが名古屋へ向かうため、大分空港まで送ってきました。18時50分の便。


28日から山梨県の富士吉田で、バスケットボールの大会があり、その前に愛知県在住のメンバー宅にお世話になり、合宿するのです。


搭乗口で手荷物検査を終え、Nは私のほうを振り返って、手をふってくれた。

鼻の奥がツ〜ンとしちゃった。


だって、小学二年生からきのくに子どもの村学園に転入し、寮生活を送ってきたN。

最初の数年は、搭乗口につくと、それからいっさい私のほうは振り返らなかった。たぶん、振り返ったら寂しくなるから。

小学校高学年になっても相変わらず。
その頃には、多分、寂しくなる、というより、親のほうへ手をふる、というのが、ちょっと、恥ずかしかったのかな、と思う。


そして今、16才。すてきな微笑みをたたえて、私のほうへ手をふってくれる。

それはたぶん、いつまでも背中を見つめているであろう母親に対する思いやりの気持ち。


だから、鼻の奥がツ〜ン。


今日は朝から夫もFも不在のため、Nと二人。これから二週間留守にするNのために、いろいろ食べさせようと料理張り切る。

でも、あわてて、かたまりのベーコンを切るとき、手が滑って指先をザクッと切ってしまった。

あ”〜と、声を上げる私に、急いで駆け寄ってきて、指先の肉がペロンと切れてるのを見ると、

「絶対病院行ったほうがいいよ」と言ってくれる。


でも、肉が落ちちゃってるわけではないので、押さえてれば大丈夫。さすがに、昼食づくりはNにバトンタッチ。


食べながらも心配してくれるN。

「その指で、運転(空港まで)大丈夫?帰ったら安静にしてなよ。温泉はやめて、うちのシャワーにしたら?濡らさないほうがいいよ。」と、やさしい言葉。


指は痛いけど、息子の優しさに心は熱く。


きのくにに出会う前の、息子を支配したがる私だったら、こんな穏やかな関係は築けていなかっただろうな。

息子のため、を錦の美旗にして、あれやこれやと口を出している私だったら、息子は母を振り返ることをしなかっただろうな。


きのくにに出会ってからの9年で、息子も私も、確かな成長をしてきているんだろうな。


私たちにとって、必要だった、離れている時間。

最初は、どうしてこんないい学校が、和歌山にしかないんだ〜!遠すぎる〜、と思ったけど、私たちにとっては、あのとき、きのくにに転入して、それぞれが自分のことを見つめ直す、そんな時間が必要だったんだ、と思える。


神様は、よいタイミングで出会いをくれる、と思う。それをつかむか逃がすかは、自分次第。


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コメント

泣けるぅ~~~
この空港での 振り向きといい
彼の成長振りといい
目頭があつくなります
始めは違った意味でできた距離が
本当にいい距離となって 今 笑顔で振り返ってくれるんですね。その笑顔に 大きな大きな宝ものが 見えますね

その人その人ののタイミングで
ここに出会える
その時に それをかんじれるかもその人のタイミングですね
素敵なお話 ありがとうございます。

私は 手を切ったりした時は
純正の高いラベンダーを 直接塗っています
とても速く治りますよ おすすめです。
それにしても 素敵な想いを感じます。

投稿: YOKO | 2008年7月21日 (月) 10時46分

YOKOさん、一緒に感動してくださって、ありがとうございます。ほんとに、大きな宝物です。

ラベンダーオイル、つけてみました。最初はおそるおそる、たら〜りたらしたら、あら、なんか傷がほっとする感じ。痛みもぐっと減りました。すごいです!!
ありがとうございます。

投稿: mami | 2008年7月22日 (火) 17時01分

よかったです。ラベンダー~
効くんですよ
ちなみに 何でもいけますよ
例えば 蚊にくわれたときも
すり込むように塗ると かゆみや炎症が あら不思議!!ですから♪

お大事に。

投稿: YOKO | 2008年7月22日 (火) 19時25分

我が家は、夫ばかりが蚊にくわれます。(私はおいしくないのかしら。)
たぶん、YOKOさんのコメントを見たのでしょう。ラベンダーオイルをつけていました。そのあとかゆくなくなったそうです。すごい!ありがと〜。

投稿: mami | 2008年7月28日 (月) 12時07分

こんにちは。明日からきのくにサマースクールに参加します♪親はドキドキですが、子どもは「お山の学校に3つもお泊まりする〜」と喜んでいます。楽しんでくれますように・・・。まみさんを始め、みなさんに背中を後押ししてもらって、ここまでこぎつけられました。ありがとうございます!

投稿: まい | 2008年8月 1日 (金) 21時27分

とうとう、きのくにサマースクール、なんですね!
どうだったかしら?まいさんのブログにアップされるのでしょうか?
こちらにコメントでもよいですので、どうぞ、感想などお聞かせいただければうれしいです。

投稿: mami | 2008年8月 5日 (火) 22時41分

まみさん、気にかけてくださってありがとうございます☆
昨日、サマースクールから帰ってきました。自分のブログに書こうと思うのですが、どうしても時間が取れず、こちらで、まず簡単にご報告します。

やっぱりきのくに!!という素晴らしい内容でした。どのコースも「教材」ではなく、「ほんもの」を作るということは知っていましたが、これほどすごいとは。子どもを一人の人間として尊重しているからこそ、こういう教育ができるのだなあ〜と改めて感心しました。

両親そろって迎えにいったのですが、子どもは何と表情が曇り、帰り道も「もっといたい」「ずっといたい」と泣いてしまいました。そして運動会は絶対行きたいと。

子どもの様子、活動中の写真でみた真剣でなおかつ生き生きとした表情、本格的な活動内容、学校の雰囲気、スタッフの応対・・・・。すべてを総合的に判断したのでしょうか。夫が「こんなに気に入ったら寮に入ったらいいじゃない?」と突然言い出しました。

何度もブログに書いているように、夫は私に引っ張られて・・・という姿勢だったので、その言葉にビックリ仰天しました。私のなかでは寮生になるという選択肢はなかったのですが(親が寂しいから??)、夫は私より先行してしまいました。

このまま子どもの気が変わらず、学校が受け入れてくださったら、週末帰宅の寮生で入学!という展開になりそうです。夢のようでいまもちょっと信じられないです♪

では、また時間ができ次第、ブログの方にもう少し詳しく書きますね(と言いつつけっこう書いてしまいまいしたが(^^;)

まみさん、みなさん、いつも励ましてくださって本当にありがとうございます。これからもアドバイスなどお願いします。

投稿: まい | 2008年8月 6日 (水) 23時02分

mamiさん、ご無沙汰しております。
ブログはかかさず拝見しております~(^_^)/

さて、この場をお借りして…m(__)m
どんどん伸ばしてすみません。

まいさん!
きゃー!!なんと素敵な展開♪

お子さんが心からきのくにを楽しんで、
「もっといたい」の言葉にご主人の心が動かされたのかな。

私までうれしくなってしまいます♪

運動会はさらに、ご家族で楽しまれることでしょう(*^^)v
ブログ、楽しみにしております^^

mamiさんの「神様は、よいタイミングで出会いをくれる」、
まいさんご家族にも「タイミング」がきたのでは♪

こちらも、かつやまで素敵な時間を過ごしてきたようです。
迎えに行った時のキラキラの瞳をみると
私はいつもきのくにかつやまのあたたかさを
感じて、じーんと泣けてきそうになるのです。

そうそう、mamiさんに伝えたいことが。

初日のオリエンテーションで、大人が
「みんなに守ってもらいたいことがあります。
 遊んでいいところは、○○、△△、…です。
 反対に入ってほしくないところは、××…です。
 それから、ここにはヘビや毒を持った虫がたくさんいます。危ないので触らんといてな~。」

…とこんな感じでやんわり注意事項を言われていたのですが、
「自由なきのくにかつやまっぽくないなー、
でもこれだけの人数(51名)がいたらしょうがないかー」
とあまのじゃくな私は感じていたのです。

そしたら、その説明が終わったとき
堀さんが手を挙げて
「あのね、もしヘビに噛まれたり、虫にさされたりしたら、ガマンしないで大人に言ってください。
今、「しないでください」って言われたのに、
触ってしまった、怒られるから黙っとこう、ガマンしとこう、って思わないで。
そうするとね、傷がどんどん悪くなってしまうかもしれないから
怒ったりしないので、きちんと大人に言ってください」
と。

私、鳥肌立ってしまいましたよ。やっぱり堀さんってすごいなあー!
ほんのささいなことかもしれないけど、
こう、子どもの心に寄り添うってこういうことなんだなーと。

ダンナにそのこと話したら、「やっぱ堀さんは違うなあ」ですって!

我が家も
きのくにかつやま南アルプス
タイミングくるといいなあ~☆

投稿: iku | 2008年8月 7日 (木) 00時16分

ikuさんwrote;
>…とこんな感じでやんわり注意事項を言われていたのですが、
「自由なきのくにかつやまっぽくないなー、
でもこれだけの人数(51名)がいたらしょうがないかー」
とあまのじゃくな私は感じていたのです。

ikuさんへ
この注意事項、注意の仕方はとてもきのくにかつやまっぽいものなのだと思います。

堀真一郎さんは著書『自由学校の設計』(黎明書房)を、あるお母さんからの手紙を紹介してしめくくっていらっしゃいます。

252頁
「きのくに子どもの村を希望したのは、自由ということばに強く魅かれたからです。だけど“自由”という漢字は読めても、それを理解するのに二年もかかってしまうなんて、想像もしていませんでした。……でも、今は何が真実なのか、はっきり見えるようになり、すっかり楽になりました。……きのくにほど、我慢強くて、愛情深くて、信念をもっている人達がいるところはないと思います。」

投稿: さんちゃん | 2008年8月 7日 (木) 11時36分

まいさん、ikuさん、さんちゃんさん、
コメントありがとうございました。

とても貴重なお話ばかりなので、8月7日の記事『サマースクールのこと』に転記させていだだきました。

投稿: mami | 2008年8月 7日 (木) 15時36分

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