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2008年5月24日 (土)

ちょっと、いい言葉

今日、外に晩ご飯を食べに行きました。初めて行く定食屋さん。壁に日めくりがかかっていて、それに、ちょっと、いい言葉が書いてありました。

忘れないうちに、と思ったのに、少し忘れた。なので、完璧じゃないかも・・・。


【思った通りにならないことはあるが
  やった通りには なる】

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2008年5月21日 (水)

ろーばしん、だろうか

きのくにに入って最初の数年は、遠くてなかなかきのくにに行けないことがつらかった。

関西圏の保護者ならば、難波までとか、橋本駅まで送り迎えとか、休みの前には寮にあがって、布団の整理とかで、そのついでに他の保護者と知り合いになったり、スタッフと話しをする機会も多い。

我が家は、といえば、年に3回、よくて4回、きのくにの行事のときに行くだけで、それ以外は、ひたすら学園からの毎週のおたよりを楽しみに過ごしていた。


特に保護者会主催の、「きのくにがわかる夜」とか、「忘年会」のお知らせが来るたびに、「いいな〜、近い人は。私なんて、絶対無理だもん。」といじけていた。

Nが、「長期中、一人で寝るのが寂しい」と言ったときは、胸が痛かった。


そんなとき、ある先輩保護者さんが、「ウチは週末帰宅だけど、やっぱり長期で、遠くから来ているところのお母さんが、長期にもいいところがあるよ、って言ってたよ。」と話してくれた。

聞いたときは、「ふ〜ん、そんなものかなあ。私はやっぱり、週末帰宅が理想だなあ。親も気軽にきのくにに足を運べる距離がいいなあ。」と思っていた。


あれからまた数年がたち、今、やっぱり長期でよかったな〜、と思うことがいっぱいできた。


まず、私が口だししすぎることがなく、きのくにで育ててくれた良い芽を摘まずにすんだ!よくデキた親は、心配ないのでしょうけれど、私の場合は、離れていて、ちょうどよかったと思う。


それから、最初に他の保護者と仲良くなろうとし過ぎなかったから、変な考えを吹き込まれずにすんだ!今思えば、これがとてもよかったと思う。

何年かたって、周りが見えてくると、保護者の中にも「学力大事」「学歴大好き」の人もいることに気がついた。

そして、スタッフがいない、保護者だけの会では、「きのくにが言ってることは建前で、やっぱり、塾とかで勉強させたほうがいいと思う。」とか「ここだけの話しだけど、うちは家庭教師つけてるよ。そうじゃないと、高校いけないもん。」とかいう人もいるらしい。

「らしい」というのは、そういう会に参加した、転入、新入生の保護者さんから聞いた話しだから。

入って早々、4月にそんな話しを聞かされたら、びっくりするだろうなあ。

もちろん、よい出会いがあって、「いい話しがいっぱい聞けてよかった」「寮生活とかで心配なことが聞けたので安心した」という話しも聞くのだけれど。


私は、冒頭に書いたように、なかなか他の保護者と知り合うチャンスがなく、ひたすら学園内で、スタッフも交えて開かれる「夜更かし会」に出て、そのなかで、しっかりと耳を澄ませて、話しの合いそうな人のそばに近づいていって、ぐんぐん親しくなった。

それと、あんまり寂しかったので、大分にいながらにして、子どもの話しやきのくにの話しがしたい、と思って、メーリングリストをつくってしまった。

そこでたくさん意見交換するなかで、「あれ?この人、きのくにの理念、どう思ってるんやろ」「なんでこの人、子どもをきのくにに入れたのかなあ。」と思う人もいた。

もっと突っ込んで話しを聞いてみたい、と思うこともあったけれど、限られた、きのくにでの歓談の時間に、わかりあえなさそうな人と話すのは時間の無駄だから、この人とは距離をおこう、ということもあった。

一方、あのときのメーリングリストでで親しくなった保護者さんたちとの交流は、今も続いている。大切な友達。


そういえば、今年の入学を祝う会のとき、きのくに国際高等専修学校の校長が、「みんなと仲良くしよう、と思わなくていい。適当に距離をおいてつきあうことも大切」という話しをしてくれた。

それはとても大切ということ、よくわかる。


私がきのくにに出会ったころと比べて、今はネットでの情報も多くなり、また、遠方からの入学者も増えている。だから保護者同士の交流も、以前と比べて多くなっていると思う。

多分、最初にしっかり堀さんの本を読んでいれば、誰がなんと言おうと、気持ちはブレないと思うけれど、何か不安だったり、学力・学歴信仰を断ち切れていないと、類友さんがよってくる、そんな気がする。

そういう人は、きっと、ほんの一握りなんだろうけれど、自分に不安があると、そういう空気を持ったひとを招き寄せてしまうんじゃなかろうか。

私には、誰も、「きのくにの勉強だけじゃ心配だよね」という人は話しかけてこない。


老婆心かもしれないけどひとこと。


きのくに転入学後、最初に出会った保護者さんが、きのくにへの不安をあおるようなかただったとしても、その何倍も、安心してきのくにに任せて、家庭でもきのくにの理念に従って子どもに接している保護者がいます。そして、子どもたちは、生き生きとした、優しい子に育っています。

安心して大丈夫。

そして、親は親の人生をしっかりと生きて、互いに成長していけばいいんだと思います。

もし、実際に心配なことや問題があれば、きのくにのスタッフは、気持ちよく話しを聞いてくれ、相談にのってくれます!

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2008年5月20日 (火)

人に恵まれて・・・

きのくに子どもの村学園中学校を卒業してから、Fは、クラシックギタリストを目指して修行中です。

通信制高校の三年生。そしてアルバイトと、自分でスケジュール管理しながら頑張っています。

Fが修行しているフォレストヒルギターアカデミーでは、人を育てる、ということに、とても力を入れてくださっています。専門家コースの生徒には、サロンコンサート、といって、無料ですが、お客様の前で小さなコンサートを開くチャンスを与えてくれます。


24日(土)は、Fのサロンコンサートデビューです。昨夜はリハーサルをしてきました。↓

http://foresthill-morioka.seesaa.net/

アカデミーの社長夫妻も講師の先生がたも、そのために時間を割いてくださり、貴重なアドバイスもいただけたようです。

ここの講師のみなさんは、とてもフレンドリーで、担当外の生徒でも、時間が空いているときには、出し惜しみなくいろんなこと(ギターの技術だけでなく、留学時代のこととか、ギター選びなど)を教えてくださいます。


地元では、近くにお住まいの音楽家にかわいがられ、バイト先でも、「こんないいバイトないな〜」というくらい厚遇されています。


これからさき、プロを目指す以上、壁にぶつかったり、つらいこともあると思います。でも、きっと、たくさん受けた愛情が、彼の支えになっていくでしょう。

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2008年5月15日 (木)

愛で復活

私、とんでもないことをやらかしてしまいまして、とっても落ち込んでいました。

しかもそれは、Fにも関わること。Fも数回レッスンを受けた、クラシックギタリストの巨匠のブログにお邪魔して、こともあろうに、頼み事をしてしまったのです!

コブレンツ(ドイツ)でのギターフェスティバルに招かれての演奏旅行の様子が書いてありました。そこに、フランスのギター雑誌の表紙を飾る巨匠がでているではありませんか!

私、その雑誌が、どうしても、読みたくなってしまったのです。フランス語を勉強している身。それが、息子の愛するギターの記事、しかも巨匠の記事。その方の演奏は、私も何度か聞いたことがあり、とてもすてきなかたです。

Fが習っている、福岡のフォレストヒルギターアカデミーの特別講師でもあるので、Fは数回レッスンを受けたことがあります。


わあ、この雑誌欲しい!の気持ちが、いきなり、巨匠のブログのコメント欄に、「Fの母ですが、雑誌を買ってきてくださることはできませんでしょうか?」と書かせてしまったのです!

今考えても、恥ずかしくて、汗がにじんできます。

よく考えれば、どれだけ非常識なことをお願いしたかわかるのですが、あのときは、「欲しい!!」となってしまって・・・。過密スケジュールで、緊張を伴う演奏旅行なのに、「雑誌買ってきて!」なんて。ああ、恥ずかしい。


まずいかも・・・、と思って、Fにはかくしていたのですが、バレちゃいました。

で、

F:先生のブログにコメント書いたやろ!?

私:は、はい、すみません。

F:なんでオレに言わんかったん。

私:言ったら怒られると思って・・・・。ごめんなさい、ごめんなさい。深く考えずにやってしまいました。

F:全くもう!プロに頼むことじゃないだろ!先生はチョー忙しいんで。


Fはあきれつつ、許してくれました。

が、さすがに自分のやらかした非常識な行動に、しょんぼり、落ち込んでしまいました。

その様子を見たFくん、
「まあ、大丈夫やって、そんなに落ち込まんでいいって。」

と、声をかけてくれました。


ああ、なんて、寛大なの?なんで、私責めないの?あなたにも恥をかかせることになったのに。

夫曰く:「きのくにでも、そうやってもらってきたんだよ」

ほんとにほんとに、優しいF。ありがとう。お母さん、元気だします。そして、以後、気をつけます。


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2008年5月10日 (土)

じょーねつ!!

4月末、Nの誕生日だったので、本人の希望により、バスケットボールをプレゼントしました。

今彼はバスケにはまっているのです。夏には山梨での大会にも出場するらしいです。なんたって、メンバーはぎりぎり5人。あと二人、いるのですが、きのくに国際高等専修学校では、二年時の7月に、海外研修というのがあって、それは必修ですので、大会には出られないそうです。

なので、レギュラーもベンチもなく、絶対出場!


少人数チームながら、練習は本格的。練習メニューを決めて、放課後と夕食後(寮生活です)に数時間こなしているのだそうです。


ボールを手にしたN、「早くバスケやりて〜」うずうずしています。


といっても、フローリングの床でされてはたまりません。音はすごいし、床もいたむし。外でやれば大事なボールが傷つくし・・・。

「そうだ、お風呂場ならいいかもよ」と、冗談半分で提案しました。

最初は、「え〜っ!」と引いていましたが、本人、さんざん雑誌やYouTubeでの映像を見て、やりたくてたまらなくなったらしく、さきほどから、お風呂場で、テンテンテ〜ン、とドリブルの練習しております。

Photo


Photo_2


Photo_3

仕事の合間に様子を見に行ったら、汗たらして、ず〜っとやってます。

お風呂場でバスケ、ハタから見ると、けっさくなんだけど、本人すごい本気です。すごい情熱!


N:「いい練習になるわ〜。早くやればよかった!」

私:「な、いいアイデアやろ〜?」

N:「うん、ありがとう」


なんていい子なんだ〜!

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2008年5月 9日 (金)

外から見えること

久しぶりに、「きのくに子どもの村学園」で検索して遊んでいたら、こんなブログを見つけました。↓

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/osugi-symphonicity/20080504

5月3日の春祭りに、見学を兼ねていらしていたようです。

この中で、「誰が教師で誰が保護者かわからなかった」というくだりがあるのですが、そういえばそうだよね〜、と深くうなずいてしまいました。

子どもに命令口調で指図する「先生」はいないし、子どもたちも自分のすべきことが頭に入っているので、さっさか動いているし。「偉そうな人」っていうのがいないんですよね。


中に入ってしまうと当たり前になってしまうのですが、外からの視点を目にすると、きのくにのよさが再認識されて、またうれしいものです。このかたのブログにコメントしようと思ったのですが、なぜかできませんでした。残念。


それから、海外修学旅行のお話、もうちょっと補足しますが、今まで行ったところ、北から南まで、ほんとにあちこち、すごいんです。最初、堀さんの話しを聞きながら、手帳にメモっていたのですが、3〜4ページになってしまいました。

いただいた資料に載っているだけでも、スカイ島、ルイス島、オークニー、キングズミューア、ニューラナーク、野生動物園、ブレア城、ウオレス記念塔、湖水地方、ハドリアヌスの壁、ヨーク、サマーヒルスクール、ロンドン、ドーバー海峡、北アイルランド・・・まだまだ、全然書ききれません。

滞在型のロングステイだから、じっくり調べて、興味のあるところにいろいろ行けるんですね。そして、校長やスタッフ自らがバスを運転して、連れて行ってくれるから、費用も抑えることができます。


Nが六年生で行ったときは、ウオレス記念塔に行く前に、映画「ブレイブハート」をみんなで見たそうです。

そのときのスタッフがおっしゃっていました。

「あの映画、六年生には、ちょっときついかな、と思ったけど、大事なことだし、思い切って見ることにしました。泣いてる子もいましたけど、みんなすごく真剣に見てました。」

あの映画を見たあとで、ウオレス記念塔に行った子どもたちの胸には、どんな思いが去来したことでしょう。


史実もきちんと知ってその国や町を見ることは、とても大切なことです。子ども扱いしないで、大切なことを一緒に学ばせてくれるところが、きのくにならでは、と思います。

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2008年5月 7日 (水)

何回行っても楽しいな

5月3日は、きのくに子どもの村学園の春祭りでした。

春祭りのことをブログに書くのは、多分3回目ですが、参加したのはこれで9回目です。何度行っても飽きません。毎年楽しみな行事です。

でも、ゴールデンウイーク真っ最中、という日程は初めて(今までは4月末の土or日曜くらいだったかな)でしたので、安い航空券をゲットするのも大変で、日帰りの強行軍となりました。


大分からの便では始発が遅くて全然間に合わないので、福岡空港発7時15分に乗るため、朝5時前にうちをでました。高速を1時間45分くらい運転して、余裕で空港についたものの、大混雑の搭乗口。

その後、関空から電車、タクシーを乗り継いで、きのくにに着いたときは、すでに、各プロジェクトの出し物の紹介が始まっていました。


〈音楽文化を探る〉のプロジェクトのメンバーが、「花祭り」を演奏してくれました。


結局学校に着くまで、何も食べる暇がなく、例年なら、子どもたちの展示物や活動報告などを、じっくり見るところが、今回は、「まず、なんか、食べたい!」という気持ちには勝てず、中学校のプロジェクト〈きのくに資料館〉の梅おにぎりとめはり寿司をガツガツといただきました。めはり寿司の、高菜漬けの具合がちょうど良く、とてもおいしかったです。

次に〈くらしの歴史館〉でごま餅を食べ、ひと息ついたところで、Nのいる、きのくに国際高等専修学校の校舎へゴー!

Nは〈音楽文化を探る〉というプロジェクトに入りました。春祭りのパンフレットには、こんな紹介文が載っています。


【今年の音楽文化はヨーロッパをテーマに活動します。春祭りでは、ヨーロッパを5つに分けて、その地方ごとの音楽について展示しています。それぞれの地方のスープもありますよ。】

ということで、早速スープをいただきました。

Photo_2


Photo_3

Photo_4


全部写真に撮ればよかったなあ。私が食べたのは、スコッチブロスという、スコットランド地方のスープ。チキンやお野菜、大麦のようなものが入った、お雑炊風のスープ。(Nに詳しく聞きたいけど、今、外出中のため確認できないのです。)おいしかったな。5種類全部注文されたかたもいて、それをちょっとずつ、お味見させていただきました。

これだけ準備するの、大変だったことでしょう。

そして、つくり方などで、各人の主張があったりして、それをうまく調整しながら完成したそうです。すごいなあ。


この後も、私はコーヒーを飲み、羊羹を食べ、チヂミを食べ・・・。

すみません、おなかすき過ぎてて、単に、「食べまくる」春祭りとなってしまいました。


あ、でも、「食べ過ぎた〜」と思ったので、〈道具製作所〉で自転車こぎました。

といっても、ただの自転車ではありません。自転車をこぐことによって電気が起き、それで扇風機が回る、というしろもの。自分で起こした扇風機の風に吹かれながら、重〜いペダルをこぐのです。3分少々こいだだけなのに、足、がくがくになりました。電気を起こすのって、大変なんやなあ。


そして、午後からは、堀さんの講演会。

【やすく、長く、遠く!そして・・・きのくに子どもの村の海外修学旅行】

と題し、これまでのイギリス旅行の様子を、スライドを映しながら話してくださいました。

100年くらい前の、フランスの学者(だったかな?)の言葉に、【教育の仕上げは旅行である】、というのがあるそうです。実際、旅行の後に、「ウチの子、変わりました」という保護者が多いそうです。


それにしても、ほんとに、びっくりするほど、いろ〜んなところに行っています。

ステンドグラスの美しい寺院や、草花が咲き乱れ、動物、のいる草原。海を見下ろす絶壁。ストーンヘンジなどの遺跡、湖。ハリーポッターに出てくる列車と陸橋(と言うのかな?)。そして、地元の人たちと交流できるお祭りに参加したりもしています。

たくさんのスライドを見ているだけで、子どもたちがどんなに満たされた思いになるかを、感じることができました。


堀さんも、子どもたちの笑顔の写真を見て、「ね、いい顔してますね。みんなすてきな子たちですよ。」と目を細めておっしゃっていました。

FもNも、こんなふうに優しいまなざして見守られてきたんだ〜、と思ったら、熱いものがこみ上げてきました。


堀さんや他のスタッフにしてみたら、楽しいことばかりじゃないはずです。責任重大だし、体力的にもきついことがあるでしょうし。

でも、子どもたちにとって、すばらしい経験になるから、行かせてあげたいと思うのですよね。

「旅行費用は、できるだけ安くしてはいますが、それでも大変なところは、分割でもかまいません。ぜひ、一回は行かせてあげてください。」とまでおっしゃってくださるのです。


ああ、きのくにって、ほんとうにありがたいところだなあ、と思いました。そして、あと三年、保護者として関われることに、深く感謝しています。

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