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2008年4月27日 (日)

重くて、暗いです

2週間ほど前に、映画 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を見ました。

最初は使命感に溢れていた若者が、いつのまにか、仲間同士でリンチをはじめ、どんどん仲間を死なせてしまうことになってしまいます。

見ている最中は、延々と続くリンチの映像に、胸が悪くなり、「なんで誰も止めないのよ!」とムカムカしていたのですが、映画が終わってから考えてみると、もし自分があのなかにいたら、私もリンチに加わっていたかもしれない、そんな気がしてきて、一週間くらい、そのことが頭を離れませんでした。

ネットでも、関連記事を読みまくったりして。

読めば読むほど、正義感が強い、と思っていた自分のことに自信がなくなってきて、とても気持ちが重かったです。


その心の澱が薄くなってきたころに、今度は、光市の母子殺害事件の死刑判決。

私が何か考えても、どうしようもないのですが、これも、頭から離れません。

なんといっても被害者とそのご遺族の悲しみ、つらさは言葉にできないほどだと思うのですが、いっぽう、加害者の生い立ちを知ると、この元少年も、気の毒なことだと思ってしまうのです。

まだ死刑が確定したわけではないのですが、これから最終的な判決がでるまで、彼は、なんらかの、人間的な教育を受けたり、心を受け止めてもらったりする機会はあるのでしょうか?

子どもの頃から父親に殴られ、母親は自殺。そして事件を起こして死刑、では、彼の魂は来世でどうなってしまうのでしょうか・・・。


だいぶ昔の事件ですが、吉展ちゃんが誘拐されて殺され、犯人は死刑になりました。犯人は刑務所の中で、教誨師と話し、深く反省し、短歌にその気持ちを書くようになったそうです。

執行後の母親の言葉が、あるサイトに出ていましたので、転載します。


【一方、吉展ちゃんの母親・豊子さんは小原の死刑執行後の週刊誌の取材で彼の遺した歌を読み、次のように語っている。
「あの人がこんなきれいな気持ちになれた代償が、吉展の死だったとしたら、やはり私どもにとっては大きすぎる犠牲ですね。まあ、あの人がこんな人間になって死んでいったことは、せめてもの救いですけど・・・・天国で、吉展をかわいがってほしいですね」】


最終的にどんな判決がくだるにせよ、光市の加害者には、人から暖かく受け入れられる経験をしてもらいたいし、そのうえで、自分が犯した罪を心から後悔できる人間になってもらいたいと思います。

彼も、先日紹介した、伊藤重平さんのような人と出会っていたら、人生が変わっていただろうと思うのです。


それと、彼の弁護士に批難が集まったようで、「身の危険を感じる」という談話を読みました。

今回の公判での、彼の主張は、一般人からすると、荒唐無稽に感じるのはもっともだし、私もなんてこと言い出すのだろうと、びっくりしました。でも、弁護士が、一般人、というか、「私が遺族だったら」という感覚になってはダメなんだし、どんなにおかしな主張でも、彼がそれを言ったのなら、それをもみ消すことはできないと思います。

うちはテレビがないので、その弁護士さんの話す様子を映像で見たことはないので、新聞やネット上で見る記事だけをもとに判断していますが、あんなに、身の危険を感じるほど、批難されることをしたかなあ、という気持ちです。

逆に、事件の被害者、加害者、どちらとも直接関係のない一般人が、「死刑にしろ!」と声高に言うことのほうが恐いです。陪審員制度になったら、どうなってしまうのでしょう。


こんなことを、ず〜っと頭の中でぐるぐると考え、こんなことをブログに書いてもどうしようもないし、と思いつつ、無視して次へ進めないし、という感じでした。

そして、とてもデリケートな話題なので、私の書いたことで、誰かをとても嫌な気持ちにさせたりしたらどうしよう、という気持ちもあって、ブログ更新できずに今日になりました。


おまけに昨日は、「いのちのたべかた」というドキュメンタリー映画を見てしまい、お肉が食べたくな〜い、気持ちです。


といっても、ずっと、どよ〜んと過ごしていたわけではなく、お仕事してるし、ベリーダンスのレッスンも行ったし、フランス語の勉強は(ちょっと)してるし、いろんなことでたくさん笑ったし、と、相変わらずではあるのですけど。


ふ〜。読んでくださって、ありがとうございました。

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