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2008年4月15日 (火)

入学を祝う会

Fが小四で転入した時以来、8年ぶりに、きのくに子どもの村学園の〈入学を祝う会〉へ行ってきました。

きのくにへ来ると、自然と笑顔になってしまいます。なぜだかとってもホッとする。タクシーで山道をどんどん上って、だんだんきのくにに近づいてくると、「帰ってきた」という気持ちがするのです。


昨年に引き続き、今年も野外での〈入学を祝う会〉でした。なんと、新入、転入生は子どもたちがつくった、なが〜い滑り台をすべって登場!でも全員強制でなく、希望しない子は、普通に歩いて壇に上がることもできます。ここらへんがしなかやで、いい感じ、と思います。


小、中、高の各校長がそれぞれお話しされましたが、堀さん、がつ〜んとおっしゃってましたねえ。

言葉通りに再現できないのですが、だいたいこのようなことでした。


【中学になって受験のことばかり気にして焦って、プロジェクトやチョイスをさぼったり、修学旅行にまでドリルを持ってくるような子もいる。しかし、それでは生活全般が充実していなくて、かえって志望校にも通りにくい。】


志望校に通るかどうかは別として、【生活全般が充実していない】というのは、スタッフや息子たちの話しを聞いても、そういうケースはよく耳にするし、これこそ大きな問題だと思います。


また、親が家庭教師をつけ、本人はやる気がないため、「オレ、こんなんせんといけん」と、家庭教師が作ったスケジュール帳を、嘆きながら見せてくれたという話しも聞きました。

そして、少しでも偏差値の高い高校へ、などと、親の意向で志望校を決めている子の場合、きのくにでの教科学習のときに、私語をしたり寝ていたり、ということも多いそうです。


親が受験受験とうるさいところの子は、きっとせっかくのきのくに生活を、100%は楽しめていないんじゃないかな。あ〜、もったいない。自分たちで考え、工夫し、苦労し、達成感を味わえるプロジェクト活動。友達とのコミュニケーション力も自然と身につきます。こんな大事なプロジェクト活動をないがしろにして、きのくにの醍醐味は味わえないでしょう。


私は、堀さんやスタッフの言う通りにして、間違いないと思っています。

初めて堀さんの話しを聞いて、びっくりした新入、転入生の保護者のかたもいらっしゃるかもしれないけど、素直に「そうだよね」と思って、親としての学びを得られたら、きっと親子でますます幸せになると思います。

親が口を出すのと、子どもがすてきになるのとは、反比例する、これ、実感です!


さてさて、その堀さんのお話とはまたがらっと代わり、高専校長のSさんのお話もよかったです。

【生徒に、Sさんの好きな四文字熟語教えて、と言われて、「ぼちぼち」と言うたんです。そしたら、「それひらがなやん、ちゃんと漢字で言うて」と言うから、「ええ加減」と言うたんですわ。「加減」が漢字ですやん。「それもだめ、ちゃんと四文字漢字で」、て言うから、こう言うたんです。「中途半端」。】

もう、爆笑でした。

新しい学校、寮生活。子どもも保護者も緊張して、力が入っていることでしょう。そんなとき、校長の、こんな言葉を聞いたら、どんなにほっとすることでしょう。こんなこと言ってくれる校長なんて、いるかしら?

このS校長、と〜ってもいい雰囲気のかたなんです。私、Nが高専に決まってほんとうにうれしかった。S校長はじめ、すてきな高専スタッフと親しくなれるんですもの。


会のあとの、オリエンテーションでも、じ〜んとくる話しをしてくださいました。

【きのくに、かつやまから来た人たちは慣れているかもしれないけど、他の中学校から来た人たちは、この小さな学校で、寮生活で、疲れることもあると思う。だから、ぼちぼち慣れてくれればいいし、みんなと仲良くしなくちゃ、なんて思わなくていいです。

もちろん仲良くできればそれでいいけど、気の合わない人がいるのも当たり前のことだから、そういう人とも上手く距離をとって、つき合っていく、そういうことを学んでくれたらいいと思う。】

言葉通りではありませんが、だいたいこんなお話でした。

きのくに国際高等専修学校は、きのくにやかつやまの卒業生もいますが、他の中学校からくる子もいるのです。


祝う会に話しをもどしますと、新入生、転入生の紹介に続いて、ご来賓の紹介で、今回お祝いの言葉を述べてくださったのは、ミキハウスの坂本達さんでした。坂本さんは自転車で世界を旅し、「やった!」という本を書き、その旅でお世話になった人たちのために、井戸を掘るという活動をして、その様子を「ほった!」という本にまとめました。

春の門出に、子どもたちは、すてきな大人に出会い、きっとその年齢なりの何かを、感じたことでしょう。


乾杯、クイズ、のあとは、大人の紹介です。各プロジェクト、寮、事務、保育所、などの担当ごとに、大人たちが工夫して(一部漫才あり?)、挨拶します。どれもおもしろかった〜。

こればっかりは見ないとわからないので、書くのも難しいですが、私は道具のMさん、Kさんと、動植のご夫婦コンビがよかったな〜。みんな、忙しいなか、こういう打ち合わせもしたんだ〜、と思うと、また心が温かくなりました。ハイ、ちゃんと堀さんも台詞がありましたよ!


そうだ、昨年度Nたちがつくった、気球も無事、あがりました。ちゃんと「おめでとう」ってはってあって、ほのぼの〜。気球を上げるときに、扇風機で空気を入れるのですが、その扇風機を動かす電気は、子どもたちがつくった自転車発電からひいているそうです。

せっかく写真をとったのですが、うまくとれていません。なので、その気球の様子含め、他のことも、すてきなYOKOさんのブログでごらんくださ〜い。↓ (YOKOさんお力借ります!)

http://yokodo.exblog.jp/

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コメント

お会いできると思っていたのに
お顔見たかったです。
そしてあの青空の中で
一緒に笑いたかったです。って一緒に笑っていたんですね。

心に響くお話がいくつもありました
触れるたびに こころを豊かにさせてくれるところです。
プロジェクトの大人紹介も感動しました
道具のMさん、Kさん 素晴らしい息の合い方でしたね。本当にいつあんなうちあわせの時間を・・・。

気球 光ってました
色々な思いを込めてみることができました。
これからも あの高専の校長先生率いる学校で
どのような可能性が広がってゆくのか
ブログ楽しみにさせていただきます♪

投稿: YOKO | 2008年4月15日 (火) 23時13分

あのときは、YOKOさんのだいぶ後ろで、笑っておりました。smile
道具のMさん、最初はもっとカタくて、あんなことされるようなかたじゃなかったんですよ。子どももスタッフも保護者も、み〜んな変わってゆきます。

こちらこそ、YOKOさんのブログ、楽しみにしています。

投稿: mami | 2008年4月17日 (木) 22時40分

ひらおだいも4/6に新入生を迎えました。
そして、ひらおだいの卒業生2人(かつやまの新中1です♪)をつれて、かつやまの入学を祝う会に4/12行ってきました。
ひらおだいもよかったけど、かつやまも、歴史と人柄を感じさせるものがあって、勉強になりました。
また今年もみなさん、まみさん、よろしくお願いします。

ひらおだい Tom

投稿: Tom | 2008年4月19日 (土) 10時47分

まず、訂正です。一つ前のコメント中、「道具のMさん」は、「Kさん」の間違いです。失礼いたしました。

TOMさん、お元気そうで、よかった!
そうか、ひらおだいの卒業生さんたち、かつやまに行ったのでしたね。
新入生もどんどん増えて、ひらおだいにも中学校までできるといいですね〜。
今年はぜひ、ひらおだいに遊びにいきたいです。

投稿: mami | 2008年4月20日 (日) 22時26分

おくればせながら、ほんとに楽しい感じの入学のつどいでしたね。
堀さんのお話、本当によかったです。
実は、今中3の娘は、中学に入るなり、「家庭教師つけてほしい」とか言い出しまして、お金がないので、相手にしませんでしたが、そこでもし親が、ほいほい家庭教師をつけてたら、「子ども自身がやりたいと言ったので・・・」という慣用句(?)で言い訳しなきゃならん事になってたんだろうなと思います。
この「子どもが言い出した」の質が問題なんですよね。
「このことに興味があって、もっと勉強したい」という、内から沸き起こる思いがあってのことなら、何とか希望をかなえてやろうと努力もします。
でも、周りに「勉強しないと高校いけないよ」とか、「私は通信教育やってるよ」とか言われて、あせって言ってるだけのように思ったので、取り合う必要ないと思いました。
中3で、いよいよ進路を真剣に考えないといけないわけですが、あの堀さんのお話は、うちの家族にとって、とてもタイムリーでした。
気球の実物も見れたし、喜八さんのお弁当も美味しいし、いい日だったー!!

投稿: むさし | 2008年4月26日 (土) 18時50分

>この「子どもが言い出した」の質が問題なんです
>よね。
>「このことに興味があって、もっと勉強したい」と
>いう、内から沸き起こる思いがあってのことなら、
>何とか希望をかなえてやろうと努力もします。

そう、そうなんです!
それと、子どもが周りの声に左右されてふらふらと塾だ家庭教師だと求めるのに同調するのとは、全く別ですよね。
それを一緒くたにして、というか、敢て気づかないふりをして、「子どものほうから言い出したから」というキメゼリフ(?)で、結果的に親が子どもの進路を誘導しているというケース、たまに聞きます。

堀さん、良いタイミングで、言うべきことを、はっきり言ってくださるので、好きです!

喜八さんのお弁当、おいしいよね〜。スパゲティ以外(冷たいスバゲテぃは、誰がつくっても、苦手)はいつもきれいに平らげます!

投稿: mami | 2008年5月 1日 (木) 22時42分

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