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2007年12月27日 (木)

母は幸せ!

今日は久しぶりに家族四人がそろった夕食でした。

夕食後、ごろ〜んとしながらみんなでのんびりおしゃべり。どういう流れの会話だったのか忘れてしまったのですが、私が、「お母さんのどういうところがいいと思う〜?」と、バカな質問を致しました。

そしたら、「え〜?」と笑いながらも、「う〜ん」としばし考え、答えてくれました〜!!

N:「おいしいご飯をつくってくれるとこやな」

F:「ブログやってるとこかな」


うわ〜ん、お母さん、幸せで〜す。中学生と高校生の息子と、こんなふうに話しができるなんて・・・。私はそのくらいの年齢のとき、親とはまず、そういう会話がなかったし、例え、「お母さんのいいところは?」と聞かれたとしても、答えなかっただろうな。照れがあったかもしれないし、その頃は親が嫌いだったし。

やっぱり、きのくにに出会って、子どもを支配しようとしなくなったから、自然な会話ができるようになったんだと思います。出会う前の、ガミガミ母のままだったら、どんな会話をしていたんだろう・・・。

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2007年12月25日 (火)

読書は楽しい

前回記事を書いてから、もう10日以上たってしまったのですね〜。びっくりです。あっという間です。一昨日はNも帰宅し、料理づくりにもリキがはいり、楽しく過ごしております。


さてさて、先般お騒がせしておりました仏検の結果がでまして、「不合格」でした。半分予期していたものの、わずかな望みもあり、「二次試験の準備をするべきか否か」と中途半端な気分の数週間。これで、心機一転、日常を楽しみ、かつ、来年に向けて頑張れます!応援してくださったかた、ありがとうございました。また、来年お騒がせすると思いますが、「ああ、またか・・・」と思ってやってくださいまし。


で、二次試験の心配がなくなると、急に普通の本が読みたくなりまして、今は、ドナ・ウイリアムズ著の『自閉症だったわたしへ』という本を読んでいます。以前本屋さんで少し立ち読みしたものの、買わずに後悔していたもので、先日見かけて迷わず手に入れました。


これは、実際自閉症である著者が、幼い頃からの記憶を綴ったもので、その独特の精神世界が、大変興味深いです。私たちからみたら、「おかしい」」「理解できない」行動が、本人にはすべて理由があることなんですね。例えばこんな記述があります。


【この頃わたしは、再び聴力テストを受けた。口をきくことはできても、普通の人とは話し方やことばの使い方が違ったり、言われたことに対して何も反応しなかったりすることが多かったので、難聴ではないかと疑われたのだ。確かに言語はシンボルであるが、ではわたしがシンボルというものを理解していなかったかというと、それも違う。

わたしにはちゃんと、わたしだけの話し方のシステムがあって、それこそが「わたしの言語」だったのである。まわりの人々こそそういったわたしのシンボリズムを理解していなかったのだし、そんな人々に対して、どうやってわたしの言いたいことを説明したらよかったというのだろう。

わたしは一人で、わたしだけのことばを充実させていった。二本の指をもう片方の手で握ることも、自分のつまさきを丸めることも、わたしの動作にはどれも意味があった。たいていそれは、自分がばらばらになりそうなほどつらい時に、自分自身を落ち着かせるための励ましのことばだった。大丈夫、誰もおまえをつかまえたりはしないから、と。

自分の気持ちを人に伝えようとすることばもあった。だがどれもとても微妙なものだったので、気付いてもらえないことが多かった。さもなければ、またあの「おかしなドナ」が変なことをしていると思われるだけで、終わってしまうのだ。】


この本、まだ三分の一くらい読んだだけなのですが、引き込まれてます。

自閉症でなくても、小さな子どもたちの、大人には理解できない行動も、ちゃ〜んと意味があるんだなあ、と思うんです。

FやNが小さかった時、「なんで朝から泣いてるのよ!」「どうしてそんなことするの!」と怒鳴っていた私。ごめん。きっと、口では説明できないけど、言いたいことはたくさんあったよね。私がそれをわかろうとしなかっただけなんだね。


さて、また読書にもどりま〜す。

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2007年12月14日 (金)

しみじみ・・・

今日、小学四年生の患者さんが来ました。「かわいいなあ」と思いながら見ていたのですが、そういえば、Fが一人できのくにに行き、寮生活を始めたのが、四年生だったんだ〜、と思い出しました。Nは、Fが先に入ってたとはいえ、二年生から行ったんだし。

当時は、いろんな人から、
「ええ〜?そんな小さいうちから寮生活なの?」
「送り迎えもなしで、子どもだけで行かせるの?かわいそう」
(FとNを涙目で見つめて)「頑張ってね」
「育児放棄じゃないの?」

などなど、思い返せば、ほんとにいろんなことを言われました。


そのときは、多少むっとしたものの、「わ〜い、きのくにに行けるんだ〜」って感じで、子どもと離れる寂しさより、嬉しい気持ちのほうがまさっていたので、外野の声は聞き流していました。

で、今日、四年生の男の子を見ると、まだまだ子どもだし、もしこの子がこれから遠くの学校行って寮生活、って聞いたら、びっくりしちゃうかなあ。ああ、このくらいの時に、FもNも飛行機に乗ってきのくに行って、寮生活してたんだあって思ったら、しみじみとしちゃいました。

でも、一年生でも東京から来ている子もいるし、結局出会うタイミングときのくにの理念にどれだけ共感できるかっていうことなんだろうな。きのくにのどこがすばらしいかがわかっていたら、迷いはそんなにでてこないと思うし。


【きのくには、笑ってほがらかにすごせる自尊感情の高い人間を育てることができる貴重な学校です】

これはきのくに卒業生の保護者さんの言葉ですが、私もほんとうにその通りだと思います。必死に覚えてすぐに忘れてしまうようなチャチな【学力】をつけるための教育なら、私はいらない。きのくには、かわいい子どもと離れても、選ぶ甲斐のある学校だと、心から思えます。


とはいえ、自己決定、個性、体験を尊重するきのくにの教育が、日本の、いえ、世界のあちこちで、普通に受けられるようになってほしいものです。

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2007年12月11日 (火)

つらい出来事

ほんの1、2週間前、知り合いのお子さん、小学三年生の女の子がトラックにはねられるという事故がありました。一時は重体だったのですが、今は意識も戻り、命に別状はないと聞いています。といって、まだ予断は許さないのでしょうし、怪我の治療も大変だと思います。

三人姉妹の真ん中で、笑顔のかわいい子です。あの子が、そんなひどい目にあったと思うと、胸が苦しくなります。お父さん、お母さんのショックも、とても人ごとではありません。

下校途中の横断歩道で、青信号で渡っているときの事故です。

最近では、あるタレントさんの娘さんも、青信号でわたっていて、トラックにはねられてなくなるという、痛ましい事故がありました。


こうなると、いくら交通安全指導しても、無駄なのでは、という気さえしてきます。

今日は夜、フランス語の授業ででかけていたのですが、帰りの車のなかで、「どうしたらいいんだろう」、とずっと考えていました。で、思い出したのが、以前、先生が言っていたことです。

「私、日本に来て最初に驚いたのは、日本人は信号が青になるとすぐ渡りだすでしょ。アブナくて信じられないよ。フランスでは、青信号でも車来ることあるからねえ。」

そういえば、フランスに行ったとき、そもそも信号を守っている人はほとんどいなくて、みんな、「自己責任」という感じで、信号が青だろうと赤だろうと、自分で左右確認して、さっさと渡っていました。


日本でも、我が身を守るために、横断歩道を渡るときは、信号を見るんじゃなくて、車がこないかどうかを見てから渡るように習慣づけたほうがより安全かもしれません。

帰ってから、早速Fに言いました。
「信号青だからって、ぴゃ〜っと渡っちゃだめだよ。信号は信用できても、車は信用ならんよ!!」と。

そしたらF、
「あ〜、オレ、全然見らんで渡ってたわ。」ですって!

いつもバス停に行くには、自転車でギターしょって、家の前の下り坂をが〜っと下り、下りきったところに信号あり。そこは、けっこう車通りのある道です。


子どもを守るとともに、私自身も、車を運転して、ひやりとしたことが何度かありますので、これからは更に注意をして、安全運転をしなければ、と肝に銘じました。

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2007年12月 8日 (土)

教育とは、生きることそのもの

【教育は「人生の準備」ではない。教育とは生きることそのものである。人生の目的は、幸福、すなわち興味あることを見つけることだ。】

これは、A.S.ニイルが著書『問題の子ども』の中で書いた言葉です。


この言葉に出会う前、まだ、息子たちがきのくにに入る前に、私は掘さんの著書、『自由学校の子どもたち』(黎明書房)のなかで、きのくにの保護者さん(Iさん)が書いた文章にいたく感銘を受けました。それはこんな文章でした。(P.190)

【多くの人は、自分自身では強く意識していないけれど、このかけがえのない人生を予行演習的感覚で終わらせてしまっているのではないだろうか。一学期は二学期のため、五年生は六年生になるため、大学に入っても、就職しても、結婚しても、いつもそれ以降の人生のための準備・・・。

今生きていることが人生の本番そのもの、そういう感性で日々を過ごしてほしい。子どもは、大人になるための準備の期間ではないのだと、少なくとも潜在意識での子どもなりの自覚を持っている。】


この文章を読んだ時、「ああ、これって、私の人生だったなあ」と思ったのです。小学校のときから、「いい高校」「いい大学」に入ることを意識していました。頑張って進学校に入ったら、もう、次は大学受験が待っていました。なにか、いつも「今」がなくて、先ばかりみて焦っていたような気がします。

Iさんの文章を読んで、「きのくになら、子どもたちは貴重な“今”を存分に楽しめるだろう」と確信しました。
それから9年がたち、思った通りになりました。ほんとうに心が楽だし、幸せです。


でも、こんな感じで、すっきりときのくに魂(?)の虜になる保護者ばかりでもないんですね。

この間の運動会のとき、たまたま隣でお弁当を食べていた保護者さんに言われました。

「Fくんみたいに、中学のときからやりたいことみつけて、それに邁進していける子って、100人に一人いるかいないかだよ。」って。

そのかたは、中一の息子さんがいるのですが、まだ中学に上がる前から受験のことで焦りだしているらしい、という話しを、人づてに聞いたことがありました。

人づての話しで決めつけちゃいけないな、と思っていたのですが、そのときの口調を聞いて、「ああやっぱり焦ってるんだなあ」と感じました。

「100人に1人だよ」、のあとに、「ウチの子は、そういうのを見つけられてないから、やっぱり人並みにある程度の高校に入るための準備をはじめなくちゃ」という言葉が聞こえるような口調だったから。


この間のシンポジウムでも、「親はドリルをしなさいとか、あれこれ言うけれど、オレは心配してない」と言っている子がいました。ほんとに、どうして親が子どもの成長を邪魔するのでしょう。どうして、「今」を存分に味あわせてあげないのでしょう。ものすご〜くもったいないことをしてるってことに、気がついてほしいです。


【教育は「人生の準備」ではない。教育とは生きることそのものである。人生の目的は、幸福、すなわち興味あることを見つけることだ。】

すべての大人に、自分の人生と照らして、じっくり向き合ってほしい言葉です。

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2007年12月 3日 (月)

いろんな出会いがありました

先般お知らせしましたように、12月1日、2日は、湯布院で、【いのち育む風にふかれてー自前の生き方、学びの場、居場所をつくる】と題したフォーラムが開かれました。(詳しい内容は、リンク先の【ムラづくりNPO 風の原っぱ】のHPをご覧ください。)


私も微力ながら、実行委員として働かせていただき、同時にじっくり話しも聞くことができて、とてもよかったです。

きのくに子どもの村学園長、堀真一郎さんの本、『自由学校の設計』もたくさん売れたし!

すでにお読みになっていたみなさま、当日本を買ってくださったみなさま、ありがとうございました〜。「自由教育」といっても、なかなかその神髄を短い時間で伝えるのは難しいので、ひらおだい四季の丘小学校の話しを聞いて、関心を持たれた方は、ぜひ、この本をお読みになることをお勧めします。


ひらおだい四季の丘小学校の、吉野さんの話しは、簡潔でわかりやすく、たくさんの参加者が、興味深く聞いていました。その後の質問の時間にも、たくさん手が上がっていました。

私はきのくにと出会って、もう8年以上になって、自由教育のよさは一言では言い尽くせませんが、敢て一つをあげるなら、「自分が好き」になれる教育っていうところかな。

夜の懇親会では、自由教育に関心のあるお母さんがたとお話することができました。みなさん、とても真剣に子どもと向き合って、考えておられるのですね。なんだか、今後のブログにも、ますます力が入りそうです!


私は最初、この企画の実行委員になるとき、ひらおだい四季の丘小学校を紹介したい、という気持ちだけだったのですが、全部の報告を聞いて、視野が広がり、また、いろんなところで、思いを実行に移しているかたがおられることを知り、勇気づけられました。


前の記事にコメントしてくださった、TAOさんもその報告者のお一人です。熊本県小国町で、TAO塾、というのをされていて、生活体験を大切にする学習塾と有機農業の農場を核とした活動をなさっています。

と、さらっと書きましたが、活動は多岐にわたっているので、詳しくはTAO塾のHPをご覧ください。
http://www.taocomm.net

それから、同じくTAO塾の波多野さんのブログでは、フォーラムの様子が詳しく書かれていて、私のブログも紹介していただいています。

(波多野さん、ありがとうございま〜す。それにしても、お話しもうまかったですが、ブログもどうしてあんなに上手なのですか?それに、文をクリックしたら、そこから別のところに飛べるって、どうしたらできるのかしら・・・?)

http://plaza.rakuten.co.jp/taopot/

そうそう、TAO塾の報告に先立って、「懐かしい未来」というビデオを見たのですが、なんと、そのビデオの中でナレーションをしているのが、きのくにの保護者さんなんです!上のブログから、「懐かしい未来」のところをクリックすると、Tさんのナレーション録音風景が見られますよ!


まだ、じわっと疲れが残っていますが、先週に続き、今週もまたしばらく、余韻に浸れそうです。

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