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2007年8月11日 (土)

縛られていた

現在Nは大阪に行っています。11日、12日と、サマーソニックとかいうロックコンサートがあるので、友達のうちに滞在して、それを見に行っているのです。13日には帰宅しますが、18日からイギリスへの修学旅行のため、17日にはまた大阪へ。

というわけで、うちには、夏休みの半分くらいしか、いないのです。


そんなNがうちにいるときに過ごし方は、読書→ギター→マンガのローテーションです。今回は、読書のウエートがかなり大きかったです。ものすごく集中するタイプで、一日中本に向かって一気に読んでしまうのです。


Fもでかけるときなど、空いた時間に読むための本を鞄にいれています。


同じ本を読んで、感想を話し合ったりもできるようになり、幸せな気持ちです。それと同時に、チクリと胸をさす思い出があります。


小さい頃、本を読むのが大嫌いだったFに、ずいぶんと焦り、イライラしたことを思い出すのです。なんとか本好きにさせようと、いろいろ買い与えたり、声に出して読ませたりしました。


「小さいうちから本に親しませましょう」とか、「本を読む子は賢くなる」とか、「たくさん本を読んで、想像力を豊かにしましょう」とか、とにかく、「読書はすばらしい」という大人のメッセージ、あふれていますよね。

私自身本は好きで、そのメッセージに賛同していましたので、息子たちにもたくさん本を読んでもらいたいと思っていたのです。でも、私の思い通りにはいかなかったんです。

そうすると、すごく苦しかった。よそのお母さんが、「うちの子、本が大好きで、いっつも図書館から借りてくるのよ」なんていう話しをすると、自分の子が劣っているような気がしてしまっていたのです。


そんなとき、ある有名な詩人が、「私は本を全然読めない子どもだった。字を目で追っていると、眠くなって・・・。」という話しをしていました。(朝日新聞のインタビュー記事)

その記事に救われる思いがしたんです。「本読めなくてもいいんだ〜」って、妙に安心したというか・・・。


で、ほっとしたあとで、「人の言葉にいちいち焦ったり、安心したりしている私って、なんなの?」と思ったわけです。
息子たちを、あるがまますべて受け入れるのがほんとうの愛なのに、私のは条件付きの愛。そこに直面したときも、やっぱり苦しかったです。


「たくさん本を読む子」「ちゃんと挨拶できる子」「忘れ物しない子」etc.

いろんな「こうあらねばならない」に縛られて、苦しい思いをしてきました。目に見えないたくさんのものに縛られて、ほんとうに幸せな時間を、いくつか無駄にしてきたかもしれません。

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