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2007年7月 8日 (日)

序列化、優越感、劣等感

先日、新聞の折り込みに、某塾の夏期講座案内が入っていました。B4サイズ二つ折り、カラーで、お金がかかってそうな、しっかりした案内です。

めったに目にすることがないので、じっくり見てみました。


対象は小6から中三までで、小6は○○・△△進学コース、中一、中二は学力強化コース。
*○○・△△というのは、県内の偏差値上位校です。


中三になると、コースが4つに分かれます。

S:特進コース(公立トップ校、私立特進を目指す生徒)
A:学力強化コース(公立上位校、私立特進、高専を目指す生徒)
B:学力完成コース(公立高校受験希望者で今ひとつ学力不足を感じている生徒)
C:基礎徹底コース(公立高校受験希望者で、部活堂などで勉強不足になり、今の成績に不安を抱いている生徒)

と、こんな具合に分けられています。


私は、こういうのを見ると、すごく気分が悪くなります。要するに、偏差値で子どもをランクづけしているってことでしょう?。子どもたち一人一人が、何がやりたい、ではなくて、どのランクの高校にいくか、ってことしか見えてきません。

Sコースの人は、自分では意識しなくとも、優越感を感じるし、B,Cコースの人は、「おれはダメだ」「勉強ができない」と、卑屈になる。たとえSコースにいても、その中で成績が下のほうだったら、自己否定感が生まれます。


以前送られて来た、別の塾のパンフレットには、「高校入試は中三の1学期までの内申点で勝負。他の子はそれを知らないから、今のうちに差をつけよう」という文章があって、げんなりしてしまいました。


でも、多くの家庭は、こういうのを見て、不安に駆られたり、焦ったりしているんだろうなあ。


堀さんの本に書いてありましたが、見学にくる人の中には、「このような体験学習中心で、入試は大丈夫でしょうか?」というかたが必ずいるそうです。そういう心配するより、「今の受験制度、勉強の仕方で、子どもの心は歪まないでしょうか」、とそっちのほうを心配してほしいです!

実際、私は、この、モロ序列化の塾のパンフを見て、恐ろしくなりました。こういう価値観は、間違っていると思います。


おまけに、笑っちゃうんですが、この塾の特色というのがいくつか書いてあって、その一つが、「自ら学び自ら考えることで自立心を育てる!!!」なんですと。とのためのポイントはなにか、といえば、「自習室完備」ですって!

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