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2007年3月 8日 (木)

学ぶ意欲

暗〜いPC画面に向かっています。Fが「ますます目が悪くなるやろ」と心配そうに覗き込んできます。
ほんとにね、でも、今日中に書きたいし・・・。(あ、でも、日付が変わってしまった。)

毎日新聞の記事に【日本の小学生は中韓より「学ぶ意欲」低い】という記事がでていました。(最後に添付)


日本の子どもたちが、他国の子どもたちに比べて、「学ぶ意欲が低い」とか、「自己肯定感に乏しい」ということは、以前も本や新聞で読んだことがあります。

先日もブログで取り上げましたが、本田由紀氏が朝日新聞に、そのようなことを書かれていました。


今回の記事では東京大学の佐藤学氏が、

【「勉強をすれば、いい仕事に就ける」という関係が、低成長時代の今は崩れてしまった。】

と考察されていますが、そういう問題ではないと思うんですが・・・。


堀さんは、「授業時間数を増やす、というのではなく、授業の質を変えるべきだ」と主張しておられます。その通りですよね。学ぶ意欲が低いのは、教育や授業の質、中身が原因なのだと思います。


【もともと子どもは、好奇心のかたまりのような存在のはずだ。せっかちに大人が教えたり手伝ったりすると、激しく拒否する子どもも珍しくはない。それがいつの間にか、受験戦争や将来の心配を持ち出して脅さないと、自分からは学ぼうとしないようになる。

その理由の一つは、子どもにとって学び甲斐のないことを強制されているからであり、もうひとつは、抽象的な結果の記憶だけが大事にされ、探求のプロセスがおろそかにされているからだ。算数を例にとれば、実際的な生活や具体物から離れて、抽象的などうでもいい問題を与えられ、解き方(公式)を覚え、数字をあてはめて教師から○×をつけてもらう。

自分たちの誕生パーティーをするのでパウンドケーキを焼こうと思うが、材料がどれだけ必要かとか、それを3種類つくって8分の1ずつ分けるとすると、29人では何個ぶん焼かなくてはいけないか、などという問題に直面すれば、子どもたちは必死で頭をひねるだろう。

しかし、「周囲が120メートルの池があります。このまわりに8メートルおきに桜の木を植えるとしたら、苗木は何本いりますか」などというドリルに、いったいどれだけの子どもが、興奮したり胸を躍らせたりするだろうか。】

(『自由学校の設計』P.161より)


「この池のまわりに8メートルおきに木を植えるとしたら・・・」

ああ、こういう問題、たくさんやりました。何度もやりました。ちゃんと回答できたけど、ぜ〜んぜん面白くなかった。こういう教育のやり方をしていて、学ぶ意欲が旺盛になるとは、とても思えません。

私もきのくにに入って、小学生からやり直したいなあ。


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<学習意識調査>日本の小学生は中韓より「学ぶ意欲」低い
3月7日20時46分配信 毎日新聞

 日本の小学生は中国や韓国の小学生よりも「学ぶ意欲」が低い――。財団法人「日本青少年研究所」(千石保理事長、東京都新宿区)の調査で、学習を巡る子供の意識に日中韓で大きな差があることが分かった。近年、日本の子供たちの学力低下が取りざたされているが、中韓両国に比べ「学力」以前の「意欲」の低さが浮き彫りになった形だ。


 調査は昨年10〜11月、3カ国の首都に住む小学4〜6年生計5249人を対象に通学先の学校を通じて実施、全員から回答を得た。対象は東京1576人▽北京1553人▽ソウル2120人。


 目指す人間像の一つとして「勉強のできる子になりたいか」と質問したところ、「そう思う」と答えたのは東京が43.1%だったのに対し、北京78.2%▽ソウル78.1%といずれも7割を超えた。「将来のためにも、今がんばりたい」と考える小学生も、東京48.0%▽北京74.8%▽ソウル72.1%で、日本は将来の夢に向けた学ぶ意欲が低くなっている。


 また、「先生に好かれる子になりたい」と答えたのは、北京60.0%▽ソウル47.8%に対し、日本はわずか10.4%。教師への関心や尊敬の念も薄れているようだ。


 生活習慣では「テレビを見ながら食事をする」のは東京46.0%▽北京11.8%▽ソウル11.7%。「言われなくても宿題をする」と答えたのは北京が82.7%と最も多く、東京42.1%▽ソウル37.1%と続いた。【高山純二】


 ▽佐藤学・東京大教授(教育学)の話 高度経済成長期にはリンクしていた「勉強をすれば、いい仕事に就ける」という関係が、低成長時代の今は崩れてしまった。(学ぶ意欲の低下について)約10年前から「学びからの逃走」と指摘してきたが、それが小学校段階でも表れた調査結果と言える。また、大人への信頼や権威が崩れ、大人たちが子供のモデルになっていないため、目標を見失い、さまよっているのではないか。


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