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2006年12月14日 (木)

知性の自由

先日のシンポジウムの資料に、とてもわかりやすく、簡潔にまとめてありました。

〈自由な知性〉 
○創造的または科学的な思考の態度と能力
○多方面の、あるいは強い興味や好奇心、そして情報を収集する力

【今日の子どもは、抽象的な知識の記憶や機械的なドリルに明け暮れている。具体的な事象にそくして創造的に考える喜びは奪われているのだ。私たちは、自分自身にとって大切な仕事や問題に取組み、仮説を立て、結論を導き、手も体もつかって確かめる楽しみを存分に味わってほしいと思う。現代では不自由な物知りが余りにも多い。】


はい、私、不自由な物知りです。そして、今は何もかも忘れてしまった、「かつての物知り」です。

私、中学のとき、理科の「濃度」の単元のテストで、学年一番の点数だったんです。50点満点で49点。

「100ccの10パーセント食塩水には、何グラム食塩が入っているでしょう」みたいな問題。
(実は、なにもかも忘れ切っています。この例えの問題も、なんか、おかしいかも。)

すごく難しかったらしく、みんなボロボロで、その中で私はほぼ完璧だったのです。


それなのに、仕事で、消毒用の薬品をつくるのに、困ってしまうのです。

瓶に、「この液は10倍に薄めて使用してください」と書いてあるのですが、ということは、この原液をキャップ1杯入れたら、水はキャップに9杯入れるの?それとも10杯入れるの?(これは理系の夫に聞いて、解決済み)

ほんとにバカでしょう?我ながら、かつての秀才どこ行った、と突っ込みたくなります。


中学のときは、公式をしっかり頭に叩き込んで、その通りやれば間違いがなかったので、それで乗り切ってきました。真面目さは折り紙つきでしたから、覚えろ、と言われたら覚えます。

でも、そういう知識は、忘れるのも早いのね。今の仕事をするまでは、10数年必要なかったし。

もし、あの頃、実際に楽しくお料理でもしながら、10パーセント溶液だの、10倍希釈液だのを作っていたら、こんなに見事に忘れることはなかったんじゃなかろうか、と思います。(いや、単に私がバカなだけ?)


FやNは、きのくにで、建物をつくったり、うどん、パンなどいろいろ料理をしたりして、【自分自身にとって大切な仕事や問題に取組み、仮説を立て、結論を導き、手も体もつかって確かめる楽しみを存分に味わって】きました。

ああ、うらやましい。

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コメント

ほんとに、きのくにの子どもが羨ましいですよね。
 私は、「不自由な物知り」にさえなれなかったので、自己肯定感がもてないまま、大人になりました。
 子どもを見ていて、「知性も感情も自由になる」という意味が日に日にわかってくるような気がします。
 子どもは、毎朝、自分からさっと起きてきて、さっさと用意して、ルンルンで出かけます。夜遅くまで、調べ物をしたりしてて、寝不足でも、機嫌よく出かけます。
 地元の学校に行ってる時は、たたき起こして、「早く、早く」と急き立てて、無理やり送り出していたので、親にとっても、ストレスの多い生活でした。
 親も、きのくにのおかげで、いろんな面で、自由になりつつあります。(現在進行形、進化しつづけて行きたいです。)

投稿: むさし | 2006年12月16日 (土) 22時16分

楽しくて、行きたくなる学校っていうこと自体がすばらしいですよね。長い休みになると、もう、途中から「はやくきのくに行きてえ〜」ですもの。

>親も、きのくにのおかげで、いろんな面で、自由になりつつあり
>ます。(現在進行形、進化しつづけて行きたいです。)

私もで〜す!

投稿: mami | 2006年12月17日 (日) 21時35分

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