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2006年12月27日 (水)

おったまげた!

2ヶ月ぶりに帰宅したNが、こんなことを言いました。

「○○がな、俺に、“お前、偏差値どれくらいの高校行くん?”って聞いてきたんや。そんなん変やろ。」

○○とは、同じきのくにの同級生です。

私:「ええ〜っ?偏差値どれくらいの高校って、なにそれ。どんな高校に行く?とか、何になりたいん?って聞くならわかるけど、ひょえ〜、きのくに子で、そんなん言う子がおるん?だいたい、まだ中二やん。それで、あんたなんて答えたん?」

N:「偏差値とかわからんし、なんかむかついて、まあ適当に20くらいかな、って答えといたわ。」

アハハ、○○くんはどんな顔で、それを聞いてたのかなあ。


そういうこと聞くのって、きっと、○○くんの問題ではなくて、親が家でそういう会話してるんだろうな。せっかくきのくにに入ってて、そういう考え方なんて、どういうことなんでしょ。


私は『自由学校の設計』を読んだとき、「ここなら、私がやってきたような、“偏差値が○点だから、この高校にしよう”というような進路の決め方でなく、“高校で何がやりたいか”で決めることができるんだろうな」と感じました。

そして、Fのときの入学願書には、こんなことを書きました。

【私自身が小学校の頃から大学受験を意識し、良い高校、良い大学に入ることばかりを考えて過ごしてきたので、子どもには、もっと楽しく勉強してもらいたい。進路も親が見栄を張って選ぶのではなく、本人がじっくり考えて探していってほしい。(母)

偏差値や学歴社会とは無関係のところにいさせてやりたい。(父)】

今、その願いはかなっています。とても幸せです。


そして、Nは、帰宅した次の日には、持ち帰った数学のプリントをだしてきて、証明問題やっています。数学の時間中にやっていたけど、うまくいかなくて、途中になっていたのを完成させたいから、と言って。

授業中にやったプリントもたくさん綴じてあったので、私がそれをパラパラ見ながら、「勉強してるねえ」と言うと、

「俺、勉強っていう感じじゃないけどな。それに、授業聞いてればわかるし。家庭教師とかつけてるやつもおるけど、なんでそんなん必要なんか、さっぱりわからんわ。そういうのに限って、授業中聞いてねえもん。」とのこと。


家庭教師ねえ。

やりたいことがはっきりして、そのためにこの高校に入りたいけど、受験の準備してたらどうしてもわからない分野や間に合わない分野があるから、家庭教師をつけてそこを補いたい、というなら、理解できますが、まあ、そういうのは少ない気がしますねえ。

親が勝手に焦って、「今のうちにやっとかないと」っていう感じなんだろうな。本人の意志じゃないから、親の前ではしぶしぶ勉強するけど、きのくにの授業中に息抜きしてるんでしょうか。

まったく、迷惑な話しです。それに、きのくにの授業料も家庭教師もって、お金あるなあ。っていうか、もったいな〜い。


親が余計なこと言ったりしたりしないで、きのくにに任せておけば、丈夫できれいな花が咲くのになあ。

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コメント

>お前、偏差値どれくらいの高校行くん?

とうとう出ましたね。
まぁ、きのくににも色々な家庭があるのは判ってはいましたが・・・
こう言う事を考えてる子・・・何人くらいいるんでしょうね?(ーー;)
うちの子も変な影響を受けて、しょうむ無い事考えてるのとちゃうやろか・・・?
ちょっと心配になってきました。(^_^;)

投稿: ちゅりぼう | 2006年12月28日 (木) 11時49分

ちゅりぼうさん、ちょっとびっくりですよねえ。

家庭でおかしな価値観を植え付けられた子どもたちに、変に左右されないよう、「偏差値で学校を選ぶなんていうのは間違ってる。まず何をやりたいかが基本だ」ということを、私たちは自分の子どもにしっかり伝えるしかないですね。

ちょっと過激な発言かもしれませんが、「お前、偏差値どれくらいの高校行くん?」なんて子どもに言わせるようなご家庭は、お子さんをきのくにから引き上げてほしいです。その子自身が、どの価値観を信じればよいかわからなくて、ちゅうぶらりんで、かわいそうです。

子どもの価値や人生の選択を、まず点数ありきで考えるなら、最初からそういう面でのサポートを十分受けられる学校に行くべきです!
やっぱり過激でしょうか・・・?

投稿: mami | 2006年12月29日 (金) 20時36分

 うちの子どもも、「中3になったら家庭教師つけてね。でないと高校にいけないらしいから」って言ってきたことがありました。残念ながら、子どもの中で、そういう話が出るようですね。

 私は、一般的な学校の「基礎学力を全ての子どもに保障する」という理念は、否定はしませんし、「それが子どもの将来の幸福に繋がる」と信じて、地道にコツコツやっておられる多くの親子や教師には敬意を表します。
 きのくにを知る前は、過度の競争やストレスの多さに悲鳴を上げつつも、それに合わせないとしょうがないと思い、自分もやろうとしてましたし。(ついていけなかったけど)

 きのくにに出会って、初めて違う価値観の学校もあると知りましたが、それを選ぶことは、経済的にはかなり覚悟のいる道でした。きのくにには、それだけの値打ちがあると確信しなければ、できない覚悟でした。
 なのに、きのくにに入ってまで、「偏差値」の鎖に囚われたままだったら、それこそ、お金がもったいない、と私自身は思います。

 でも、公立の学校(特に中学校)の環境の苛酷さを知ってるだけに、「とりあえず、きのくにに避難しておいて、学習面だけ別の手立てをとる」という考えの人も居るかもしれないし、その気持ちは、実は理解出来てしまいます。だから、「そういう人は別の学校へ」とまでは、「よーいわん」というのが本音です。
 親はみんな、子どもに幸せになってほしいと思って育てている訳で、その気持ちが真実なら、どんな考え方も方法もありかも・・・と思います。
 もちろん、きのくにに通わせながら、学園に「受験指導してください」なんて言っていくのは、論外だと思いますけど。


投稿: むさし | 2007年1月 2日 (火) 23時04分

むさしさん、過激になりがちなところを、やんわりのご意見、ありがとうございます。ありがたいです。

実際、私はコメントに書いた通りの気持ちなわけですが、もし、これからきのくにに入ろうかという保護者のかたが、このブログを読んで、びびっちゃったら困ります。むさしさんのコメントを読んで、いろいろな考えの保護者がいるのだとわかってくれたらいいな、と思います。

それから、子どもさんに
「中3になったら家庭教師つけてね。でないと高校にいけないらしいから」
と言われたときが、会話のチャンス!と思います。

「なんで高校へ行かないといけないと思う?」
「なにを勉強するために、どんな高校にいくために、家庭教師が必要なの?」

多分に、子どもたちは何人かが言った言葉で、「みんながそう言ってる」みたいに感じて、動揺してしまうところがあるんではないでしょうか。親子でその言葉の本質を探究するのも、大事かな、と思います。

投稿: mami | 2007年1月 3日 (水) 22時50分

>> これからきのくにに入ろうかという保護者のかたが、このブログを読んで、びびっちゃったら困ります。むさしさんのコメントを読んで、いろいろな考えの保護者がいるのだとわかってくれたらいいな、と思います。


 mamiさんの、このコメントを読んで、そこまで深く考えずに感覚的に書いちゃったことを少し反省してます。誤解されそうな点を補足させてください。

 自分の文章を読み返して、「その商品は取り扱っておりません」って言ってる商品を、オプションにつけろと要求するのは悪いけど、よそで購入するのは勝手では・・・と言ってるように取られるかもと思いました。
 それでは、がんばって下さってる、学園のスタッフに対してあまりに失礼ですよね。
 理念をいいと思って入学したのなら、やはり、それを貫かないと、子どもは混乱します。これは基本です。

 それと、もう一点は、きのくにを「一般の学校が合わない子の避難場所」って思ってると取られたら、本意でないです。
 少なくとも、うちの子にとって、公立小中は、楽しい場所でなかった事は事実で、きのくにに入ってから、親子とも楽しい毎日だと言う事も事実ですけど、消去法できのくにを選んだわけじゃありません。
 親子とも、ほれ込んで入りました。そして、これから入学される方も、そうであってほしいと思います。

 私の真意は、「現実にはいろんな考えの保護者が居られるかも知れないけど、学園に無理難題をいうのでない限りは、いいのでは?」・・・ということです。念のため。

>>「なんで高校へ行かないといけないと思う?」
「なにを勉強するために、どんな高校にいくために、家庭教師が必要なの?」
多分に、子どもたちは何人かが言った言葉で、「みんながそう言ってる」みたいに感じて、動揺してしまうところがあるんではないでしょうか。親子でその言葉の本質を探究するのも、大事かな、と思います

 アドバイスありがとうござあいます。本当にそうですよね。
 確か、小6の頃言ってたんですが、「行きたい高校が決まって、そこに行くために必要ならね」って流してしまいました。(きのくににいたら、親が教え込まなくても、自然と体得すると思いこんでました)
チャンスを失せず、話をするのが大事ですね。

投稿: むさし | 2007年1月 4日 (木) 00時38分

むさしさん、さらによ〜くわかりましたよ〜。ありがとうございます。

実は、私、これまで猪突猛進で、ばんばん書いてきましたが、メールをいただいたりして、結構いろんなかたが(きのくに関係者以外のかた)読んでくれているんだな、ということがわかりました。

過去のコメントもいろいろありましたよね〜。

なので、私がびし〜っと、きつめに書いちゃうところを、他のかたが、『私はこう思うよ」と、それぞれの考えを書いてくださるのは、とても助かります。(私は今まで通り、イノシシで行きます!)

>きのくにに出会って、初めて違う価値観の学校もあると知りまし
>たが、それを選ぶことは、経済的にはかなり覚悟のいる道でした。
>きのくにには、それだけの値打ちがあると確信しなければ、でき
>ない覚悟でした。

この部分だけでも、十分気持ちが伝わりました。こういうの聞くと、すごくうれしいです。

投稿: mami | 2007年1月 4日 (木) 23時05分

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくです。このお正月に実家に帰省した際に、親戚縁者からきのくにの事をさんざん聞かれて、フラフラになりました。「どうして、そんな学校に入れたの?」「どんな勉強するの?」「そこへ行って何してるの?」「寂しくないの?」ETC/・・・・。ハァ~。もう、説明するのもしんどいです。私の友人もしかり。確かに公立に行ってたのに、態々、他所の学校に転校させるんだから、
どんなに魅力的なスゴイ学校なんだろうって思うんでしょうね。
スゴイ学校ですよね、きのくに。
何がスゴイって子供の楽しい事ばっかりで親から見ても
羨ましいです。
確かに、私も不安はありました。
中学まできのくににいて、さて高校となれば、受験して
入学しても皆とついていけるかとか、勉強の仕方がわかるんだろうかとか・・・。でも、そんなの今から心配しても仕方ないし、本人が切羽詰って、やる気だしてくれたら、何とかなるかなぁってきのくにに入学して、楽しそうに生活してる子供たちを見て思いました。
それより、もっと他に「勉強する事」が山盛り人生には
あるんですよね。
大体、10代で将来何になりたいかなんて、聞いても
分りませんってのが普通と思います。
絶対にこうなりたいって強い志とかあるなら、それに向かって頑張っていけばいいし、予定変更でもいいし。
回り道しながら、ゆっくり考えてもらえたらいいですね。それより、楽しい学園生活満喫してくれたら、それだけできのくにに入学させた甲斐があるってもんです。
きのくにを選んだ時点で「受験戦争」とか「塾」って
言葉は無縁だねって夫婦で言ってます。

投稿: チュン太 | 2007年1月 6日 (土) 15時45分

チュン太さん、こちらこそ今年もどうぞよろしく、です。
そうか、親戚縁者が多いかたは大変なんですね。うちは、親戚少ないし、両方の実家からも離れているので、そういう苦労はなかったなあ。

そう、回り道してもいいんですよね。悩みながら、ゆっくり考えて、自分で人生を切りひらいて行ったらいいんですよね。それが生きていくってことだもの!

投稿: mami | 2007年1月 7日 (日) 22時25分

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