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2006年11月29日 (水)

自分と向き合う

今年の夏、中学生の希望者がイギリスへ三週間の修学旅行に行きました。その後、引率のスタッフから、報告のお便りがでたのですが、その中の一文がとても心に残っています。


【最後にロンドンに向かうころに、気づいたのは、一人で景色を見る、1人で動く姿が多くなっていることだった。イギリス、新しいものを前に、自分に向き合っている。3週間は、日常から離れて自分を見つめる大きな機会になったのだと思う。】


偏差値が上がったとか、授業態度がよいとか、そういうことを評価する教師はたくさんいるのでしょうけれど、こういう見方をする教師は、きのくに以外で出会ったことがありません。(自分の学生時代、息子たちの公立小時代、を通じて。)


Nが三年生のころ、担任にこう言われたことがあります。


【子どもたち同士で、自分の小さかった頃のことや、前の学校でのこと、親のこと、いろいろおしゃべりしてるんですよ。Nくんは、前の学校のとき、ーーーーーしてしまったことを、私にもすごく素直に話してくれたんですよ。】


ーーーーーとは、我が家ではちょっとした事件と言えることでした。私も当時は、かなり悩んでしまったことだったのです。担任からその話しを聞いて、Nは、そのことを振り返って、人に話しができるようになったんだなあ、と、深く感動したのを覚えています。


きのくにでは、どのプロジェクトもとても忙しく活動しているのですが、せかされたり、記憶することだけに追われたりしないので、手作業をしながら、ふと自分のことを振り返ったりするのですね。


「俺、なんで前の学校では強いやつに言い返せんかったんやろ。」とか「なんか、自分が変わったと思う。」とふとつぶやく子もいるそうです。


忙しいけれど自分と向き合う心のゆとりがある、という感じなのでしょうか。すてきなことだな、と思うのです。


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