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2006年11月17日 (金)

ニイルのことばーその1

【私たちは、自分自身の魂の船長にならなければならない。】

【教育は「人生の準備」ではない。教育とは生きることそのものである。人生の目的は、幸福、すなわち興味あることを見つけることだ。】

イギリスの自由学校サマーヒルスクールの創設者である、A.S.ニイルのことばです。(堀真一郎訳『新訳ニイル選集』全5巻より)

15日の記事で触れた「子どもの幸せのための教育」とは、こういうことではないでしょうか。

「これを今勉強しておいたら、受験に有利だから」とか、「今は必要を感じないかもしれないけど、やっておいたら、絶対将来役立つから」という理由で、子どもに教育を強要すべきではないでしょう。


息子のFは今、通信制高校の課題提出締め切り日を目前に、頑張っています。基本的に、教科書を見ながら一人でやらないといけないので、けっこう大変です。数学は三角比(サインコサインタンジェント、とかいうやつ)の単元で、これは父親にヘルプを出し、教えてもらっています。

たしか私も高校時代にやったと思うのですが、全く覚えていません。卒業後、一回も使ってません。全然わからないのに、毎日授業にでて、机に向かっているのは、ほんとうに苦痛でした。Fは、毎日時間を拘束されないだけ、幸せです。

彼のやりたいのは音楽ですから、ギターやピアノ、ソルフェージュの勉強は集中してやり、コンサートも、きのくに卒業してから(この4月から)、15、6回行ったでしょう。

ギターのソロコンサートから、ピアノ、オーケストラ、ジャズ、いろんな生の音楽に触れる時間のゆとりがあって、ほんとうに幸せそうです。


彼が興味あることを見つけ、自分自身の生き方ができているのも、きのくにでの教育のおかげだと思います。自分のペースで勉強でき、自分と向き合う時間があり、親や先生に怒鳴られたり点数で評価されたりすることなく、自己肯定感を持てているから。

すべての子どもたちが、「子どもの幸せのための教育」を受けられれば、社会はどれだけすてきになるでしょう。一人一人が、「自分の魂の船長」となれるような生き方ができればいいのに、と、心から思っています。


*夫に言わせれば、「三角比、三角関数は地球の回転とか○○とか(さっき聞いたのに忘れた)、円運動のもとになるすごく壮大な分野なんだよ。面白く教えられる先生がいれば、ほんとうに興味深いテーマなんだよ。」とのことです。・・・そうなの?

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