« 大阪にて | トップページ | 幼稚園で教育勅語! »

2006年8月 7日 (月)

教育講座の感動と感想

8月5日6日と参加してきた、きのくに子どもの村学園主催の教育講座。(講師の紹介など、詳しいことはきのくにのHPをご覧ください。)

きのくにのOB保護者と久しぶりに会ったり、あちこちで産声を上げた、ユニークな学校の真摯な取り組みの様子を聞いたり、東京や鹿児島など、遠方から来た教育学部の学生さんや、きのくにに子どもを入れたい親御さんと話しをしたり、とにかく、みっちり充実した二日間を過ごしました。

特に心に残っているのが、長野県にある、グリーンヒルズ小学校です。ここは、かつやま子どもの村学園で教員をされたこともある、酒井義史さんが開校しました。現在二年目に入っているそうです。スタッフのかたも数人いらしていましたが、どのかたも生き生きとしていて、すてきな笑顔でした。

いろいろな人と出会ってきて思うのですが、心の解放されている人は、笑顔がすてき。心が解放されていない人は、顔がこわばっています。グリーンヒルズ小学校のスタッフの方々の、やわらかい笑顔を見て、きっとここの保護者のかたも安心して子どもを託しているだろうな、と思いました。

きのくにも、ほんとうにすてきなスタッフがそろっています。心が解放されている大人は子どもに寛容です。子どもを受容することができます。だから私は安心して息子をきのくにへ送り出すことができるのです。


さて、5日の夜は、夕食のとき、ビデオの上映がありました。普段のきのくにの様子をとったビデオです。いろんな場面で、胸が熱くなりました。それは根気よく子どもに寄り添っているスタッフの姿であり、自分で問題を解決しようとする子どもの姿です。

またある場面では、食べ残したものを三角コーナーに捨てようとしている女の子(小学3、4年生くらい)が、堀さんに「そんなに残すの?」か「もったいないね」と言われている様子。(そのときの言葉がよく聞き取れませんでした。)

その子はそう言われて、捨てるのをちょっと躊躇し、「堀さん食べる?」とその器を差し出します。堀さんは、「自分が捨てようと思っているものを、人にあげるのは失礼なんじゃない?」と、穏やかに言うのです。

結局その子は、堀さんが立ち去った後に捨てるのですが、私は、堀さんの態度に感動してしまいました。怒鳴るのでもなく、叱るのでもなく、かと言って迎合するのでもなく、穏やかに自分の意見を小学生の子どもに言うという態度にです。

うちの息子たちも、こうやって、堀さんや多くのスタッフに見守られ、受容され、対等の人間として、はっきり意見を言ってもらえ、尊重されてきたんだなあ、と思ったら、涙があふれてきたのです。

親ばかかもしれませんが、息子たちは落ち着いていて、自立していて、とてもすてきに育っています。なにより自己肯定感があるように感じられるのが、すばらしいことと思います。


長野のクリーンヒルズ小学校以外にも、各地で新たな試みの学校が開校されてきています。心が解放され、自己肯定感に満ちて成長できる子どもたちが、ひとりでも多くなることを、心から願っています。

最後に、今年三月にきのくに子どもの村学園中学校を卒業した、長男Fの、卒業のときの一言を記して、今日のところは終わりにしたいと思います。


【まず、きのくにを見つけてくれたお父さん、お母さん、ありがとうございました。きのくにに入っていなかったら、俺はまだ花を咲かせることがきなかったと思います。(会場から笑い)

中一でギターを始めて、高校になったらギターを本気でやって、プロのギタリストになりないなって思ってるんですけど(会場から拍手)、なったときはコンサート、見に来てくださいね。(拍手と、必ず行くよ〜、の声)
チケットはタダじゃありませんけど。(会場、笑い)

いろんなクラスに入って、いろんな体験して、大人のみんなや友達、いい人たちに会って、ほんとによかったです。ほんとうにありがとうございました。】

|

« 大阪にて | トップページ | 幼稚園で教育勅語! »

コメント

あたらしく自由学校がつぎつぎできてきた。
ひらお台の吉野さんに「よくがんばってつくったね」と
声をかけたら「どうやったら学校できるの?、と聞かれると『気合だ』とこたえてる」と言った。
 (「お前はアニマル浜口か!」という突っ込みはこらえた)

"はじめは誰もまともにしなかった。それを言い続けて、やっていったら条件が出てきた、
そこで一気に突っ走ったから"
そんなことを言った。やっぱりここ一番の"気合"。

「きのくに」が先鞭をつけて広がってきた。
「きのくに」に学んであたらしし学校が増えてくる。
喜ばしい限りです。

投稿: きーちゃんパパ | 2006年8月 8日 (火) 17時57分

はい、私も数年前、「きのくにみたいな学校をつくりたい」と聞いたとき、ほんとにできる日がくるとは、いまいち信じられませんでした。(よしのさん、ごめん)

以前、堀さんがほめていました。「継続しているっていうのが、すばらしいことだよ」って。ほんと、継続し、そして、ここ一番の気合い、大切なんですね。

きーちゃんパパさん、いらっしゃれるとは思ってなかったので、お会いできて、とってもうれしかったです。またの機会を楽しみにしています。

投稿: mami | 2006年8月 8日 (火) 23時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/175659/11327526

この記事へのトラックバック一覧です: 教育講座の感動と感想:

« 大阪にて | トップページ | 幼稚園で教育勅語! »