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2006年6月26日 (月)

堀さんって、やっぱり、すごい!

昨日、愛育心理研究会(http://www.aiikushinri.com/)主催の31回記念大会に参加してきました。(この大会の内容については、当ブログの6月3日付け「お知らせ」をご覧ください。)

堀さんの講演を聞いて、やっぱり堀さんて、愛情深くて、忍耐強くて、子どものことを一番に考えてて、すごい人だなあ、とほれぼれしてしまいました。それなのに、最後の最後に、むか〜っとすることが!

最後のプログラムは、シンポジウムでした。シンポジストの、某大学教授(このかたは、霜田静志の弟で、詩人だった史光氏の研究をしているとのこと)が、こうおっしゃったのです。(録音していませんので、一字一句同じではありません)

【私の母はとても受容的で優しい人でした。一方父は、厳しい人でした。これがよかったんだと思います。両親とも受容的で、優しいばっかりだと、子どもにはよくない。ほどよい抵抗体があるのがいいんです。なんでも自由、抵抗体がないっていうのは問題ですね。】

なんか、「自由」ってことを、勘違いしていませんか?堀さんの講演の後に、このご発言でしたので、きのくにの自由教育を、野方図な教育と勘違いなさって、それで、チクリとこういうことをおっしゃるのかなあ、とむか〜っとしました。

時間ももうほとんどなかったので、「この話しで終わるのか〜。嫌な気分。」と思っていたら、堀さんが、「ちょっとひとこと」と手を挙げられたのです。(わ〜い!)以下は、必死に書き取った、そのときのお話です。

【<抵抗体>の質が問題でしょう。きのくにの、ある子どもがこういう作文を書きました。「前の学校では、チャイムがあって、チャイムが鳴る五分前には席に着かなければならなかった。きのくにではチャイムがない代わりに、自分で考えて行動しなければならない。」この子にとっては、チャイムがないことが抵抗体なんです。

また、きのくにの子どもたちは、プロジェクト活動のなかで、たいへんな仕事を乗り越えて、やりとげていく。子どもたちにとっては、プロジェクトという具体的な仕事が抵抗体なのです。】

他の参加者のかたも、どの程度理解なさったかはわかりませんが、堀さんがみんなの前で、はっきり言ってくださったことで、溜飲が下がりました。それにしても、こういう会に参加されているかたですら、「自由」と聞くと、「何にも問題がない」とか「好き放題」のように受け取っておられるのですね。

堀さんて、人からどんなカウンターパンチがきても、即座に言語概念化できるんですよね。ほんとにすてきでした!


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