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2006年5月 5日 (金)

しつけとは?

昨日引用した、森田ゆり氏の『しつけと体罰ー子どもの内なる力を育てる道すじ』をもう一度読み直していて、ほんといいこと書いてあるわあ、と再認識してます。それで、また一部引用致します。

【しつけの第一目的とは何なのでしょうか。いうまでもなく、それは、自立です。家庭教育も学校教育も、その最終的な目的は、子どもが自分で社会生活をおくれるように、自ら立ち、自ら律していくようにおおまかにガイドすることです。そして、そのガイドには、三つの要素があると思います。ひとつは「子どもをまるごと肯定する」。「ふたつは「子どもの、自分への自信を育てる」。三つは「子どもが自分で選ぶように援助する」です。】

こういうことを、親になる前に学びたかったなあ。自分では「しつけ」のつもりでも、実際は人目を気にして、「子どものしつけをしっかりしている、えらいお母さん」と言われたくて、子どもにあれやこれや口をだしてたようなところがあったなあ、と今になって思います。

私は歯科医院で働いているのですが、子どもを連れて来たお母さんが、子どもの頭を上から押さえて、「さあ、先生にご挨拶は!」と、挨拶を強制するのをよく見ます。「あなたは人から頭を押さえつけられたら屈辱を感じませんか?」と言いたいです。

頑張ってやっと治療が終わったところなのに、「先生にありがとうは?」と追い打ちをかけ、子どもは疲れ果てて、感情のこもらない、ぼーとした様子で、機械的に「ありがとうございました」と言うのです。だいたい、4,5才の子どもにしてみたら、楽しくもない、どちらかと言えばしんどい治療を受けて、どうして「ありがとうなの?」という気持ちでしょう。直してもらってありがたい、という気持ちがでてくるのは、もう少し年齢がいかないと無理なのです。

こういった親の言動には、森田氏の言う「三つの要素」のどれもみられません。「おりこうさんに挨拶する子なら好き」という感じです。そして、親が口うるさいところの子どもさんは、たいてい、小学中、高学年になると、表情が乏しく、無口な子になります。

一方、親がおおらかで挨拶もしなきゃしないで、しょうがないわ、みたいなところは、大きくなると、自然と自分から「ばいば〜い」とか「ありがとう」とか言うようになるのです。不思議です。そして、そういう子は、ほがらかで、よくおしゃべりします。自己肯定感があるなあ、という感じがします。

私たちは親だから偉い、のではないんですよね。何も学ばないうちに親になってしまったんですもの、これから謙虚に学ばなくっちゃ、ですね!

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コメント

ブログをはじめたんですね~ これからも楽しみにしています。
さて、私の方は、学校のHPと、HALLのHPを動かして行こうと思っていますので、特にHALLの活動にはご協力をお願いしますね。

投稿: よしの | 2006年5月 6日 (土) 11時16分

あ〜、ひらおだいのよしのさんだ〜。はい、微力ですが、私でできることがありましたら、なんなりと!
そういえば、8月5日6日の、きのくにでの教育講座におでになるんですよね。私行きます。この宣伝も、後日したいと思います。できるだけ多くの人に来てほしいですよね。

投稿: mami | 2006年5月 6日 (土) 23時14分

きのくにのお陰で「しつけ?」をやめてから、笑いがこぼれてしまうほどホノボノ親子になれました。
本日は質素な自炊で頑張っている息子のリクエストにお応えして「分厚いお肉!」を食べてきました。(笑)3時間ちかく食事をしながら話が弾むこと弾むこと。
コックさんが目を丸くして「それにしても仲の良い親子ですねぇ。息子さんも素直で優しい青年だし、見てて気持ちが良いですわ。」
息子は溌剌キャンパスライフを楽しんでいるし、お母さんは生き生き仕事を楽しませてもらっているし。「幸福な親子関係」のありがたさを心ゆくまで堪能させて頂いております。
自由教育ってほんとうに素晴らしいと思います。きのくにでの12年間・・・感謝の言葉も見つかりません。
きのくに、かつやま、ひらおだい・・・etc 日本だけではなく、世界中に自由教育の光が届きますようお祈りしております。

投稿: のんびり母さん | 2006年5月 7日 (日) 00時34分

のんびり母さんと息子さんの様子が目に浮かびます。ほんとにすがすがしくて、すてきな息子さんです。

私も子どもがきのくにに入ってから、「幸福な親子関係」が築けるようになりました。世間的には「思春期」と言われる年齢に入っても、なんか、普通の人間同士、という感じで、なごやかにおしゃべりしますよねえ。一応子供部屋があるのですが、ほとんどの時間を、一階のみんなが集う部屋で過ごしています。音楽のこと、漫画のこと、今度の総選挙のこと、などなど、よくしゃべります。

きのくにに出会う前は、なんか子どもを自分に理想や期待に沿わせようとして、ぴりぴりしてたなあ、と思います。こんな穏やかで、幸福な親子になれるなんて、私も、きのくに、堀さんに感謝!です。


投稿: mami | 2006年5月 7日 (日) 14時50分

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