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2006年5月16日 (火)

受容的聞き方

歯科医院で仕事を始めた十数年前は、子どもの患者さんが、「こわいよ〜」と言ったら、「大丈夫だよ〜。こわくないよ。」と言っていた。

きのくに子どもの村学園に出会って、堀さんの講演会を聞いたり、本を読んだり、きのくにスタッフの子どもとの話し方を見たりして、受容的聞き方の大切さに気がついた。

それから患者さんとの受け答えに気をつけるようになった。

「こわいよ〜」と言われたら、「そう、こわいのね。こわかったのに、よく頑張って歯医者さんに来たね。偉かったね。」と、まずその子の気持ちを受け止めて、そしてよいところをほめてあげる。それまで泣いてた子が、ちょっと落ち着く。

「治療いや〜、したくない〜」と泣く子には、「そうなの、治療したくないのね」、と受け取る。そして、「治療しないでこのままお家帰ったら、晩ご飯のとき、また昨日みたいに痛くなっちゃうと思うよ。おばちゃん、それが心配なんだ。どうしよっか〜。」と尋ねてみる。

そうすると、それまで「いやいや」ばかりで聞く耳がなさそうだった子どもも、しばし考える顔になる。その後治療ができるかどうかは、その子にもよるが、まず、落ち着いてコミュニケーションがとれるようになることが、とても大切だ。

それまでどんなになだめても、気持ちが通わなかったのは、その子が悪いんじゃなくて、私がその子の気持ちを受け止めていなかったからなんだ。自分の子どもにも、こういうふうに接してあげればよかった・・・。30才も半ばを過ぎてからきのくにに出会い、大切な学習をさせてもらった。

それにしても、受容的聞き方、患者さんや息子たちにはだいぶできるようになったのに、夫にはできないのはなぜだろう・・・。

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コメント

私も妻に対しては、受容的に聞けないのです。

投稿: 求名 | 2006年5月16日 (火) 21時58分

最後の2行を読んでいて、思わず声を出して笑ってしまいました。
まさに、私も夫にはとくにそれはできていないです。
 これからの大きな課題です。

投稿: piriri | 2006年5月16日 (火) 23時26分

やはりみなさん「夫」もしくは「妻」が鬼門(?)なんですねえ。どうしてなんでしょうねえ。
【一日一善】ではありませんが、一日一回は夫or妻に対して受容的に聞いてみるように頑張ってみましょうか。(自信がない・・・)

投稿: mami | 2006年5月17日 (水) 10時37分

ワタシも「鬼門」仲間に入れて下さい。
「受容的に」聞く、どころが
「なんにも聞いてない」とよく言われます。

「お互い様やろ~」・・・・って言っちゃあ
ダメなんですね~。

投稿: remo | 2006年5月17日 (水) 13時45分

remoさん、鬼門仲間へようこそ〜。共に努力いたしましょう!

投稿: mami | 2006年5月17日 (水) 22時16分

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