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2006年5月 1日 (月)

自由って?

春祭りにて、学園長、堀さんのお話がありました。そのなかで、きのくにの教育理念の三本柱のうちのひとつ、「自己決定」についてこういうお話をされました。(テープ起こしをしたわけではないので、微妙に違うかもしれません。)

【自己決定というのは、何かをする自由、しない自由、というのでなくて、「したいことがたくさんできる自由」のことです。できることがたくさんあって、それから選べる自由、そして、最後に何もしなくてもいい自由、があるのです。何もない部屋に子どもを置いて、さあ、なんでも好きなことをしていいよ、というのとは違うのです。】

「したくなることがたくさん」を用意してくれているのが、きのくにのスタッフなのです。ほんとうに忙しそう。そして楽しそうです。スタッフと話していて、いつも感動するのが、みなさんきのくにで働くことに誇りを持っておられることです。

「ここで働けてほんとうに幸せです。」「スタッフの空きがなかったら、掃除のおばさんでもなんでもいいから、きのくにに置いてほしい、っていう気持ちだったんです。」「堀さんはほんとうに子どもたちのことをよく見ていて、すごいんです。私も堀さんのようになりたいと思います。」

スタッフ歴1、2年のお若いかたから10年以上のかたまで、このようにおっしゃるのです。

例えば、公立小で自分の学級運営に精神誠意頑張っておられて、子どもや保護者の信頼も厚く、教師、という仕事に誇りを持っておられるかたはたくさんいるでしょう。しかし、校長や、自分が勤める学校自体を誇りに思える教師はどれくらいいるのでしょうか?

堀さんの本を読んで、それだけできのくに行きたくなったけれど、職場の理念を誇りに思えるスタッフがいるから、より心強いのです。私は全面的にきのくにを信頼し、何の迷いもなくきのくにを選択しました。

うちの子たちが寮生活をしていると知った人からは、「寂しくないの?」とか「よく手放せるわね」「育児放棄じゃないの?」などと、いろいろなことを言われました。きっとそういう方たちは、自分以外に信頼して子どもを託せる人に出会えなかったのだろうな、と思います。いえ、もしかしたら、自分のことも信頼していないのかもしれません。自分を信頼できない人は、人も信頼できないですもの。

ああ、そういえば、私の好きな五味太郎さんの『大人は・が・の問題』という本にこんなことが書いてありました。

【人を信じられない人というのは、自分が自分を信じられない人のことです。自分はほっとくとサボるので、みんなもそうだと思って、だから宿題をだしたり目標を決めさせたりするのです。サボらせないように。】

自由の真の意味を知らない大人には、自由主義の教育は受け入れられないのだろうな・・・。


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コメント

「自由」って漢字で書けば簡単だけど、ほんとうに解釈が難しい言葉ですよね。

今、改めて「自由」の定義を確認したくて、あれこれ本を読んでいます。
「したいことがたくさんできる自由」「なにもしなくていい自由」これがきのくにの自由の定義だったのですね。

わたしも息子に負けないように「したいことがたくさんできる自由」を享受するぞぉ~♪

投稿: のんびり母さん | 2006年5月 5日 (金) 00時33分

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