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2006年5月18日 (木)

学費のことから考えた

「きのくにの学費は高いのか」にいただいた、むさしさんのコメントから、ちょっと考えました。

「どの子も自分にあった環境で学べる社会になるといいな」というのは、ほんとうに共感します。特に地方はほとんど選択肢がありません。小学校は近くの公立小学校しかありませんし、中学になって選ぶとすれば、公立か、(ちょっとイイところの子が行く)私立の進学校か、という選択だけです。私はどちらも魅力を感じませんでした。

『自由学校の設計』を読んだとき、「そう、これよ、私が求めていたのはこういう学校なのよ〜」という感じでしたもの。

今、リヒテルズ直子さんの『オランダの教育』を読み途中なのですが、オランダでは「校区」がなく、特色のある学校がたくさんあって、親は自由に選べるのだそうです。そして、学費も、私立と公立でそれほど違わないのだそうです。直子さんのハズバンドは「校区なんてものあるわけないじゃないか。学校は一つひとつ違うもので、学校を選ぶのは親の自由なんだよ。親が学校に行って校長先生と相談してきめるのさ。」と言うのです。

【学校の特徴や雰囲気というのは、オランダ人の親が子供の学校を選ぶ際の重要な要因であると思います、親もまた、一般的に評判の良い学校というだけでなく、自分にとって、自分の子供にとって、もっとも共感を覚える学校を選んでいるのでしょう。】    と書いてあります。いいな〜、選べるって。

でも、日本人て、「みんなと一緒が安心安全」という感覚を、子どもの頃からの【教育によって】しっかりすりこまれているから、「さあ、お子さんのために自由に学校を選んでください」って言われたら、困ってしまうのかな・・・?


それから、「公立や他の私学に通学するよりはお金がかかる」というのも事実ではありますよね。

日本の教育制度が問題なんでしょうね。のんびり母さんからもコメントが入りましたが、学費が高いのはきのくにのせいじゃなくて、企業努力(?)しない公立ばっかりに税金使って、高い志で頑張ってる私立にちょびっとしか助成金をださないからだと思うんです。

でも、たぶん、今の政治を見ていると、変わりそうもない気がします。首相は、国民が「多様な考え」を持つことは拒否しているようですから。きのくにの卒業生のように、自分の頭でものを考えられる若者が増えるのは、歓迎していないんじゃないでしょうか。

っと、悲観的な考えになってきましたが、川畠成道さんの「未来は私たちが創り上げていくものなのだから」という言葉を思い出して、気持ちを上向きにしています!

みなさん、またいろいろご意見よろしくお願いいたします。

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コメント

オランダだけでなくヨーロッパ、特に北欧では公立私学の学費の差はほとんどありません。そして、自由学校、シュタイナー、エレナプラン、ダルトンプラン、など様々な理念による学校があり、親はその中から自分の子どもに一番適していると思う学校を選ぶことになります。
 学校の設立要件も日本よりずっとゆるいのです。(特に経済的負担)

今の日本で学校選択の自由を取り入れると「偏差値」だけが尺度になりかねないと思います。
 それでは子どもたちはますます厳しい競争に放り込まれ、共に生きるという人間的な成長を阻害することになるでしょう。
 今国会で教育基本法改正(改正じゃなく新たな基本法をつくる)が審議されていますが、自由教育と相容れない内容で、国家による統制をさらに強めようとしています。いやな流れですが、"気持ちを上向きにして"いきたいです。

投稿: きーちゃんパパ | 2006年5月22日 (月) 11時42分

きーちゃんパパさんこんにちは。外国の教育事情にお詳しいですね。これからもいろいろと教えてください。

>今の日本で学校選択の自由を取り入れると「偏差値」だけが尺度にな>りかねないと思います。

ほんとにそうですね。大分でも、今年四月からいくつか新設の中学校ができたのですが、どこも「進学クラス」とか「特進クラス」とかあって、偏差値の高い高校、大学をめざすための学校にしかすぎないんです。そして、そういうところに親も子も集まるから不思議です。

私はいくつそんな学校ができたって、全然魅力を感じません。
どうして自由学校のよさに、みんな気づかないんだろう・・・。


投稿: mami | 2006年5月22日 (月) 23時45分

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