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2006年5月22日 (月)

なんでこうなるの??

ネットで見た、今日の毎日新聞の記事です。

【児童生徒の指導のあり方を調査・研究していた国立教育政策研究所生徒指導研究センターと文部科学省は22日、問題行動を起こした小中学生を出席停止とするなど厳格な対応を求める報告書を公表した。ー略ー

現在の公立小中学校では、学校の秩序が維持できないほどの問題行動を起こす児童生徒がいたとしても、停学や退学などの処分は認められていない。このため、報告書は「居残り」「清掃」「訓告」などの懲戒や出席停止制度の活用、高校などでは停学・退学処分の適切な運用を求めている】

子どもの個性や個人差を無視した、教師中心の一斉授業。授業がわかろうとわかるまいと、とにかく朝から夕方まで机に向かうことを要求される。家庭ではほったらかしか、「よい子」を求められて過干渉のどちらか。ストレスのたまった子どもたちは、誰からも理解されず、社会からも排除される。

子どもがなぜ問題行動を起こしてしまうのか、その根本原因に目を向けないで、「居残り」「清掃」「訓告」などという対応で解決するわけないでしょう!子どもを変えようとするのでなく、親、学校、社会が変わらなくてはだめなのに、どうしてわからないんだろう。力や権力で押さえつけようとしたら、そのときは効果があったように見えるかもしれないけど、数年後、大変なことになるのに。すでにその兆候は現れているような気がしませんか?悲惨な事件の多さにそれを感じます。

きのくに子ども村学園長の堀さんは、こう書いています。

【今いちばん急がれるのは、子どもたちが「ぼくは自分が好きだ」とか「生きるというのは、こんなに素晴らしいことだ」という実感を持って自発的に生きる場としての学校をつくることだ。】 ー『自由学校の設計』ー

自分が好きな人、生きることの素晴らしさを実感できている人は、他人の迷惑になるような行動はしないものです。子どもたちがそういう人になれるような学校、社会をつくることのほうが、罰を与えるより、よほど効果的でしょう。

私がこんなところに、一生懸命書いても、なんになるんだろうと、ほんとうに無力感に襲われます。でも何もしないでいては社会は変わらない。きのくにのすばらしさを実感しているかたがた、いろんなところで声をあげましょう、ね!

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コメント

  娘の通う公立中でも、荒れている生徒は確かにいるようですが、先生の発想はまさに「取り締まり」と「排除」です。
子どものそういう行動の「背景」を見る目のある先生もおられるとは思いますが、大もとの国の発想がこれなんですもんね。

はい、いろんなところで声を上げていきましょう。

投稿: むさし | 2006年5月23日 (火) 21時55分

>はい、いろんなところで声を上げていきましょう。
わ〜、むさしさん、ありがとう。うれしいです!

私、国立教育政策研究所生徒指導研究センターに、堀さんの本『自由学校の設計』をお送りしたくなってます。あの本の中の、【2.子ども強制収容所ー今、なぜ自由学校が必要なのかー】のところを読んでほしいと思うのです。無謀かしら?

投稿: mami | 2006年5月24日 (水) 23時26分

mamiさんの記事を読んで、来店して下さった小中の先生(計2名)に話を伺ってみました。
「出席停止措置は歓迎します。出席停止にしないと被害が大きすぎるから。」お二人とも声を揃えて返答されました。
話を要約すると、一人の問題児がいると3人の追随者が現れ、昔と違って破壊力がすごいのだそうです。
その問題児の後には、教師でもカウンセラーでも対応出来ない必殺問題の親が控えているそうです。
もたもたしていると一人の問題児の為に3人の登校拒否児童が発生するし、運が悪ければ自殺未遂騒ぎも起こりかねないのだそうです。
「一クラスに教師はひとりなんです。ひとりで36人の生徒を受け持っています。そして、4人にひとりは経済的に困窮していて、子どもに犠牲を強いても働かなくてはならない親や、経済的に追いつめられて自堕落になっている親達なんです。

経済的に豊かな中で問題の親に気づいた人と、経済的に追いつめられている中で問題の親をやっている人の子どもでは、同じ子どもでも全く異人種だと思って下さい。」

こんな感じでした・・・
ほんとどうすれば良いのでしょうねぇ。

注意>たった二人のご意見です!


投稿: のんびり母さん | 2006年5月25日 (木) 00時17分

 のんびり母さんの書いてくださった「先生お二人のご意見」は、私も仕事(福祉関係)を通じて、あるいは自分の子どもから聞く話から、よく理解できます。しかし、それでも、公立校は、どんな家庭のどんな状況の子にも等しく教育の機会を与える使命があるはずだと思うのです。
 他の子への影響や迷惑は理解できますが、排除するなら、せめて、別の居場所や学習の場が保障されるべきだと思います。
 幸福な(少なくとも不幸でない)子ども時代を保障されなかった人が、大人になってから、再生するには、とても多くの経費や人的支援が必要です。(それらをつぎ込んでも難しいです。)それなら、最初から子ども時代に、投資する方がずっと有効だと思うのです。そこが抜け落ちて、排除だけになったら、結局は、たとえば治安が悪くなって、全ての人が住みにくい世の中になってしまうのでは・・・と感じています。

投稿: むさし | 2006年5月26日 (金) 00時20分

そういえば、東京で高校教師をしている友人が、以前言ってたことを思い出しました。

「困った生徒っていうのは、もう、ケタが違うって感じなの。全然人の話し聞けなくて、ふらっと教室でていいったり、大声で話したり。授業がわかるわからない以前の問題だよ。個人的に話すとけっこういい子なんだけどね。それでまた、そういう子の家庭は、親がひどいの。まったく子どもに関心がないって言う感じ。」

担任一人の手に負える問題じゃないんでしょうね。問題の子には問題の親がもれなく付いてくる。

それでも、そういう子にも、だれかが理解者になってあげてほしい。排除しないでほしい。暖かい居場所があってほしい。むさしさんのおっしゃるように、排除だけだったら、全ての人が住みにくくなってしまうような気がします。

投稿: mami | 2006年5月26日 (金) 22時33分

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