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2006年4月25日 (火)

ミーティング

きのくに子どもの村学園では、ミーティングが実に多い。クラスで、小、中全校で、寮で、いろいろなことが話し合われる。例えば修学旅行でどこに行くか、ということも、教師の一存で決めるのでなく、子どもたちがミーティングで決めるのだ。
次男が小6の修学旅行のときは、行き先が決まるまで、ほんとうに大変だったようだ。例年は九州にいくことが多かったようだ。どこへ行くのもたいていきのくにのバスを使うのだが、九州だとフェリーが使えるので、教師(バスを運転するのは教師)の負担も軽くなる。それに、自然が豊富で見どころがたくさんある。例年九州は人気だったそうだ。
しかし、息子の家(つまり我が家)は大分県。次男は「九州だけは嫌だ」という思いと、「東北に行ってみたい」という思いで、東北のことをいろいろ調べてミーティングに臨んだらしい。【話し合うだけで二ヶ月もかかった】と作文に書いてある。
結局、行き先は東北になった。根気よく話し合った子どもたちも偉いが、焦らせず、また誘導せず、2ヶ月待った教師(きのくにでは基本的に、先生と言わず、大人、という)は、ほんとうに偉いと思う。私が教師だったら、運転が大変だから、なんとか九州になるように誘導したと思う。そもそも、子どもたちが行き先を決める、という発想がなかっただろう。

この三月きのくにを卒業した長男は、こんなことを言った。
「俺、きのくにに行って、(精神的に)強くなったと思う。前の学校(地元の公立小)のときは、自分の意見とか言えんやったし、言う必要もなかったんや。今は自分の考えをはっきり言える。」
こういうことの大切さを真に理解できる大人がどれくらいいるだろうか。いくら勉強ができたって、人とコミュニケーションがとれなかったら、まともな大人と言えるだろうか。

ゆとり教育だの、やっぱり基礎学力が大切だの、騒ぐ前に、人間として、もっと大切なことがあることに、教育関係者(親も含めて)は気づいてほしい。ああ、でもだめかな、「採決禁止」なんてことを平気でしてるようじゃ・・・。


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