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2006年4月22日 (土)

転入のきっかけ

現在息子たちは高一と中二。長男が小学校二年生のとき、本屋さんで「自由学校の設計」を手にとりました。一年生のときは元気な先生で、授業参観しても、楽しかったのですが、二年生になって、担任が変わったとたん、クラスのメンバーは同じなのに、急に静かで覇気のない雰囲気になってしまったのです。先生次第で、こうも違うの? 大切な息子に「先生次第」の学校生活を送らせてもいいの? と疑問を持ち、日本でもっとユニークな教育を実践しているところがないものか、と探すために書店に向かったのです。

【学校は楽しくなければならない。楽しくなければ学校ではない。幸福な子どもは成長する。そして成長している子どもは幸福である。笑顔と歓声は、子どもの成長のしるしだ。きのくに子どもの村は、このように信じる教師と親が中心になってつくった学校である。】                          ー「自由学校の設計」まえがきよりー

このまえがきを読んだだけで、この学校にものすごく惹かれるものを感じました。

息子が通っていた地元の公立小学校では、新入時説明会のとき、校長がこう言ったのです。
「みなさん、お子さんが学校から帰ったら、“楽しかった?”と聞かないでください。学校は楽しむところではありません。勉強するところです。」

なんと大きな考え方の違いでしょう。私は、一日の多くの時間を過ごす学校という場所が「楽しむところではない」なら、行きたくないし、子どもにも行かせたくありません。

それにしても大分から和歌山、どうやって行くのかもわかりませんでした。本を読むと、遠くから来ている子も多いので、月曜日の始業時間は11時、と書いてありましたが、それにも間に合うのかどうか・・・。ほぼあきらめているうちに、長男は三年生になり、クラスも担任も変わったのですが、だんだんつまらなさそうに学校に行くようになりました。

とにかく見学だけはしてみよう、ということで、その年の7月(1999年)きのくに見学に行きました。そこで見たのは、休憩時間が終わると、チャイムなんかないのに、教師も指図したりしないのに、クラスに入っていく子どもたち、昼休みは広間で音楽をかけて元気にダンスをしている子どもたち、バイキング方式で、友達、教師と話しながら楽しそうに食事する子どもたち。なにもかもが新鮮な驚きでした。教師の怒鳴る声などはまったく聞かれませんでした。

息子も惹かれるものがあったらしく、そのときに転入希望申し込みをしてきました。もっともそのときは定員いっぱいで、転入できたのは、小四にあがる頃でした。次男の学年はもっと多かったので、さらにその10ヶ月後、小二の三学期からの転入となりました。

あれから6年。自己肯定感がある、というのはこういう感じかあ、と息子たちをみていて実感します。管理教育、偏差値偏重教育では、子どもたちは「まだだめだ」「もっとがんばれ」と追い立てられて、どんどん自分が嫌いになていくような気がします。

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コメント

mamiさん。初めてコメント致します。
やっとやっとここまでたどり着きました。

きのくにを偶然知ることができたのは、テレビでした。
普段はほとんどテレビをみることもなかった4年前くらいに、なんだか引き込まれるようにテレビのスイッチを入れた時に出てきた映像が、『なんて素敵!これが学校?』と思うような子供たちの活動でした。
番組の終わりの頃を少しだけ見れただけで、名前も場所もよく分からなかったのですが、どうしてもどこにあるのか知りたくて、確かNHKに電話で問い合わせたと記憶しています。

それから何年も経ち、下の子が来年小学生となるこの時期に、mamiさんのブログを知ることができました。これも感動の素敵な出会いでした!

夏から読み始め、毎日毎日朝の20分(時に、どうしても続きが読みたくて30分)読むことが日課となりました。

毎朝、笑い、すごいなぁと感動し、うーん、そうかぁと考えさせられ、とても楽しい時間となりました。

そしてやっと、ブログの始まりにたどり着きました!

私は携帯を使って読んでおり、プロフィールに飛びたくてもどうしても飛べず、2009年夏から2006年前までずっと遡って読ませていただきました。

コメントも、途中で保存ということの方法が分からず、取り急ぎ今日は読破?を記念し、このコメントを致します♪

たくさん教えていただきたいことがあります。

また、コメントにお邪魔します。

ブログへのコメント自体初めてです。入力事項など失礼があったらすみません…。

メールいただけたら、嬉しいです。

投稿: san | 2009年9月16日 (水) 06時22分

sanさん、こんにちは〜。はじめまして。

と〜っても嬉しいコメントです。ありがとうございます。携帯で全部読むって、それはそれは大変だったことでしょう。もう、表彰したい気分です。

後ほど(夜になるかもしれませんが)メールしますね。ほんとうに、ありがとう!happy01

投稿: mami | 2009年9月16日 (水) 14時18分

きのくにについて知りたくて、、私も4か月ほどかかって遡りながら、ようやくこちらのブログを全部読むことができました。その間に学校見学もしてまいりました。

こちらのブログは一旦終えられるとのこと、とにかくmamiさんが書いてくださった記録がありがたくて、有難くて、心から感謝申し上げます。

子どもは今、年中です。我が家は大いに迷っております。

投稿: ぽん | 2011年8月30日 (火) 20時59分

ぽんさま、拙ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
おこさんとぽんさまの、いっぱいの幸せをお祈りいたしております。

投稿: mami | 2011年8月31日 (水) 22時58分

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