2009年11月13日 (金)

ウインタースクール

今年からきのくに子どもの村学園の姉妹校となった、北九州子どもの村小学校の子どもたちは、はじめてのイギリス研修旅行にでかけています。・・・もう帰ってきている頃かな?

イギリスでの様子は、北九州子どもの村小学校のブログで読むことができます。

http://k-children2.sblo.jp/

「このご時世、小学生がイギリスに行くなんて贅沢」と思うかたがいるかもしれないけれど、心が柔らかく、好奇心旺盛の今にしか、できないことがあるのです。それに、日数の長さ、内容の濃さを考えると、格安です。

また、先日紹介した、きのくにのブックレットにも書いてありましたが、長期の旅行で、子どもたちがグンと成長するのです。


帰ってきた子どもたちの様子は、学校のブログと保護者さんのブログで読むことができるでしょう。楽しみです。


さて、今年もあと1ヶ月半となりましたが、自由学校は、最後までフル回転です。ウインタースクールが催されるのです。各学校の日程は下記の通りです。詳しくは、HPでお確かめください。(きのくに子どもの村学園のHPから、すべての学校に飛ぶことができます。)


南アルプス子どもの村小学校:クリスマススクール 12月25日(金)〜27日(日)

きのくに子どもの村学園:冬まつり 12月25日〜28日(月)

かつやま子どもの村学園:雪まつり 12月25日〜28日

北九州子どもの村小学校:12月25日〜28日


家族だけで過ごすのもよいですが、「かわいい子には旅をさせよ」というのも当たっていると思います。

特に、これらの学校での体験は、ふか〜く心に残ることでしょう。年長さん、小学生のお子さんをお持ちのみなさま、ぜひどれかに参加してみてはいかがですか?

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2009年11月 9日 (月)

旅は最高の教師

子どもの村ブックレット No.3ができました!

タイトルは『旅は最高の教師ーもっと遠くへ、うんと欲ばって、子どもの村の修学旅行』


はい、今回は、修学旅行に関して、きのくにとかつやまの大人6人が文章を書いています。旅行中のハプニングや、子どもたちの言葉、大人の気持ち、配慮がとても具体的に書いてあって、楽しく、かつ、じ〜んとくるお話がたくさんです。


冒頭の「はじめに」をご紹介します。
(*文中の「大人」というのは、教師のことです。きのくにでは、教師、事務職員、寮母、すべて「大人」といいます。)


【子どもの村の修学旅行はちょっと違う。一般的な修学旅行にみられる教師主導の計画もなければ、旅行代理店の協力もない。子どもと大人の手づくり旅行だ。だから苦労も不安も多く、準備に時間もかかる。けれども、そのぶんだけ満足感と充実感がある。

子どもの村の修学旅行の特筆すべき点は、「より遠くへ、より安く」というこだわりである。

たとえば小学校では3泊4日の行程だと決まると、その中に、たくさんの楽しみをつめこむように、下調べが始まる。

休み時間や放課後をつかって話し合いがひらかれる。子どもたちは真剣そのものだ。その道中は山あり谷あり川まであって、簡単には進んでいけない。

悩んだり、時には立ち往生したりする。さまざまな驚きや気づきもあり、最終的には設定される金額のわりには、びっくりするくらい遠くへ場所をめざす豪華で充実した旅行になるのだから、いろんな意味でずいぶんお得である。

子どもの村は、おでかけの多い学校である。大人も旅行が好きだ。子どもと大人がいっしょに話し合っていると、ユニークでおもいがけないアイデアもうまれてくる。とりわけ旅行のミーティングは学園の教育が凝縮した形にみえる。

より遠くへ、より安く、よくばりな旅行。旅行は見聞を広げるためだけでなく、自信に満ちた子を育てる。帰って来た子どもたちの表情がすべてを語っている。】


この小冊子を読んだだけで、どれほどすごい学校かがわかります。

修学旅行なんて、教師が行き先決めちゃって、・・・というか、毎年同じ行き先にして、あとは旅行代理店にお任せすれば、すごく楽ができます。

どこに行くかから、子どもたちが話し合って決めるなんて、そりゃあ大変ですよ。

それを、さらっと、楽しみながら、旅してしまう大人たちって、ほんとうにすごいです。しかも、常に子どもたちのことを考えてくれているのです。

77ページのこの本を読みながら、何度も涙があふれてしまいました。


8泊9日の、沖縄への修学旅行の様子から、少しご紹介します。


【旅行中、何度か「今回の旅行、スムーズやなあ」という声が聞かれた。もちろん、本当にスムーズなだけだったかといえばそうでもない。

初めのころは話し合いで意見が出にくかった。話しの途中で意見を聞かずに「もういいじゃん」と席を立った子がいて、むっとした大人が文句をいったこともある。

話しを聞けない子にまわりがイライラしたこともある。そのたびに話し合い、少しずつお互いが変わってきた。旅行が近づくにつれて一人ひとりが意見をのべ、お互いに理解しあうようになってきたのだ。

ー略ー

まわりの人に対する接し方にも変化がおこった。

サイクリングで島を巡ったときには、自転車の苦手な子もいた。するとまわりの中学生は彼女を真ん中にしてスピードを調整しながら走った。

ピナイサーラの滝から宿にもどってきたときには、みんな汗だくで、まずシャワーを浴びることになった。

だれもが自分がいちばん先に行きたいところだが、少ないシャワーを時間のかかる女の子にも使えるようにしようということばが男の子の中から出てきた。

また、女の子や男の子だけで過ごすのでなく、いろいろな仲間となかよく楽しむ機会もふえた。】


子どもたちの様子を、よく見てますよね。

「何事もなく無事に終わること」だけを考えていたら、見えないことではないでしょうか?


【教育とは、人生の準備ではない。教育とは生きることそのものである。】

というニイルの言葉が実践されているのが、きのくにの教育なのです。


この小冊子、みなさま、ぜひぜひご一読くださいませ!

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2009年10月30日 (金)

わらじ新聞

10月17日の、海外研修発表のことと、夜更かし会のことは書いたのに、18日の、きのくに子どもの村学園の運動会のことは、書いていませんでしたね。


実は、今年は参加できなかったのです〜。weep


なぜなら、18日は、福岡で、Fのギターの先生のリサイタルが行われたから。こちらにもぜひ行きたかったので、きのくに歴10年目にして、はじめて運動会を欠席しました。


ということで、18日、朝2時半くらいまで夜更かし会でおしゃべりして、それから、少し寝て、5時半にはきのくにをでて、通天閣のところのラジウム温泉に入ってきれいになって(?)、それで、福岡でのコンサートに向かったのでした。


さて、たった一日のきのくにデーでしたが、十分楽しみ、さらに、よいものを見つけてしまいました。


『わらじ新聞』


みなさま、ご存知ですか?


息子がきの高生になると、なかなか、小中の情報が入らなくて、ずっと知らなかったのですが、きのくにの事務室前に、ひっそり置いてありました!周りに誰もいなかったのですが、カンパ箱が置いてあったので、お代はそのなかに入れてきました。


きのくに子どもの村中学校の『わらじ組』の子どもたちが作っています。


私が持っているのは、今年7月10日と10月18日発行の分です。7月のが第一号になるのかな?


最初のところに、このように書いてあります。


【私たちわらじ組は、「世界の子どもの住む環境」をテーマに活動しています。ひとりでも多くの人に世界の様々な現状を知ってもらうため、新聞を発行することにしました。 今回のテーマは身近なところから入り『食』です。】


中身は、「食料不足 飢餓」「地球温暖化の影響」「紛争による被害」「輸入」「水不足」「フェアトレード」について、各自がひとつ担当して、書いています。


参考文献もちゃんと記載してあって、かなり下調べした様子がうかがえます。しかも、資料の丸写しではなく、説明とともに、自分の気持ちや考えなども丁寧に書いてあります。


10月発行のほうは、「自殺」「不登校」『児童虐待」「麻薬」「サイコパスと子どもの脳」「森林破壊」「ゴミ山で働く人々 スカベンジャー」。


こちらは枚数も多くなり、さらにパワーアップしています。


私は「スカベンジャー」という言葉を、この新聞で初めて知りましたので、とても勉強になりました。


Nは「わらじ新聞」を読んで、「今年のわらじ組、すげえな」と感心していました。


これ、シンポジウムのときに、販売してくれるのかな?わらじ組に聞いてみよう。


みなさま、もしあったら、ぜひ購入して、読んでみてくださいね。とても中学生とは思えませんよ!

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2009年10月27日 (火)

充実の夜更かし会

10月17日は、きのくにに行き、きの高二年生による『海外研修発表』を見てきた、というのは、先日書きました。


今日は、その続きです。


海研発表の後は、運動会前夜の夜更かし会がありました。

これに参加するのも、とても楽しみにしていました。


今回も充実してたなあ。


少人数で、じっくりじっくり、お話できました。親バカばなしもたくさんしたなあ。

自分の子どものすてきなところを話してくれる人がいて、聞いてくれる人がいて、互いに感動しちゃって、涙ぐんだりして・・・。ああ、幸せ。


そして、Nの担任の大人とも、ゆっくり話しができました。


進路の話しになったのですが、いわゆる、普通の高校での教師の話しとは全然違います。


「17、8で、将来の道を決めるって、なかなかできませんよ。私も、あのころ考えていたのと今とでは、違う仕事をしています。まあ、堀さんも言うように、急がないで、30歳くらいまではスネをかじってもええんちゃいますか。これからいろんな出会いがあって、変わっていきますから。」


「僕は授業中の余談で、自分の家族のことを話すんです。親がどれだけ子どものことを思ってるものかっていうのを伝えたいんですよね。それで、“君たちがどんな道に進みたいか、それは、ちゃんと、親に説明して、説得できなきゃあかんで。そして、安心させてあげないと。それが一番の親孝行やで。”と、よく話します。」


Nは、学校で、こんなふうに話しをしてもらってるんですね。親として、とってもうれしいいことです。


尊敬できる大人の話しは、素直に聞けるんだと思います。


Nは、きの高に行ってから、ますます優しく、すてきになったように感じます。


そうそう、この間、「そういえば、定額給付金って、どうなったんだっけ?」と、Fが言いだしました。

実は、給付金に関しては、家族全員、半額ずつもらい、残りは生活費にあてる、ということに決めたのでした。
でも、生活費の口座に振り込まれたので、私、「子どもたち、もう、忘れてるなら、このまま、あげなくてもいいかな?」と思っていたのです。


で、Fが思い出したこともあり、ちゃんと、家族で決めた通り、それぞれに支給(?)することにしました。


それで、私が、「あ、そうだ、このお金を、熊森協会のトラスト資金に寄付しよう!」と言いましたら、Nが、「じゃあ、俺のもそれにまわして」と言ったのです。

もうびっくりです。少し前までは、お金、全然ためられない人で、全部自分のために使っていた人だったのに!

アルバイトをするようになって、余裕もできたのか、貯金もするようになって、しかも、今度は寄付!!


おまけに、そのときFはいなかったのですが、私が、「Fは自分で使うだろうから、Nが寄付するっていったら、立場ないかなあ」と笑ったら、「そんなん、兄ちゃんには言わんでいいよ。」と言うのです。


Fが音楽の勉強のため、なにかと出費が多いのを知ってのことでしょう。


私だけが育てたのでは、こんな広い心の息子には育たなかったと思います。

きのくにの大人に、感謝感謝です。


「教育は人生の準備ではない。生きることそのものである。」A.S.ニイル


この言葉を、心ふか〜く感じる日々です。

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2009年10月24日 (土)

海外研修発表会

10月17日土曜日の17時から、きのくに国際高等専修学校の二年生による、海外研修発表会(略して海研発表)が行われました。


きの高では、二年時に、約一ヶ月の海外研修が必修となっています。

行き先はイギリス。その中で、どういうテーマを持って行くとか、どこに行くとか、話し合いが行われます。

海研発表では、旅行前のミーティングから、旅行中の様子など、劇仕立てで見せてくれました。


私が一番感動したのは、ミーティングの様子です。

20人で話し合うんですから、そりゃあ大変ですよね〜。

意見がでないとか、一部の人しか発言しないとか、険悪な雰囲気になるとか、いろいろあったみたいです。イギリス滞在中も、夜中まで話し合ったりとか・・・。

でも、そうやって、十分意見を言い合って、しんどいことも乗り越えて、成長していくんですね。


私、数ヶ月前、ある集まりで、ささいな意見の違いから、なぜだかどろどろの状態になってしまって、本来のその集まりでの目的を達成できず・・・ということを経験しました。

そういういことがあったから、よけいに、一ヶ月も共同生活をして、たくさん話し合いを積み重ねてきたきの高の子どもたちを、尊敬してしまいます。どれだけ大変なことかもわかるから。

人の意見を聞き、自己主張もし、賛成意見、反対意見を言って、聞いて・・・、こういうこと、子どものころからしっかりやってないと、大人になってからだと難しいですね〜。


あるときNが、きのくにでの週末に、友だちのところに泊まりにいく、というのを聞いて、あらっ?と、ちょっとびっくりしたことがありました。

その子は、高校になって初めて会ったそうで、最初のうち、何度か衝突したというのを聞いていたからです。

で、そのことを私が言ったら、

「でも、そのときはそういうことがあっただけで、仲が悪いとか、そういうことないし、別に、俺、あいつのこと嫌いじゃねえよ。」

と言うのです。

うわあ、なんか、大人だなあ。見習いたいです、ハイ。


話しがそれましたが、その、きの高二年のみんなは、旅行後のレポートにも、頭を悩ませているようです。あと一ヶ月後には完成するかな?


11月21日、和歌山県橋本市の教育文化会館で行われる『自由学校子どもサミットー高校生編』では、きっと、海外研修の本が販売されているのではないでしょうか?


みなさ〜ん、11月21日(土)13時からのシンポジウム、ぜひぜひいらしてくださいね!!詳細は下記の通りです。


○きのくに教育研究所 教育シンポジウム
『自由学校子どもサミットー高校生編』

4つのユニークな学校から集まった若者たちが、教育、そして世の中について話し合います。

場所:橋本市教育文化会館(和歌山県橋本市東家1−1)・・・難波、新大阪など、和歌山中心部から約1時間です。

費用:は無料(資料代が1000円)

参加校:ガンディ・スクール(韓国)
            東京シューレ
            りら創造芸術高等専修学校
            きのくに国際高等専修学校


私はその日の早朝、うちを出て、新幹線で行きます。九州でも、当日出発で十分間に合いますよ〜。

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2009年10月13日 (火)

南アルプスのオープンデー

南アルプス子どもの村小学校が開校して二週間目ですね。

すぐ近くには果樹園が広がり、富士山も見えます。

楽しくて真剣になれる活動がたっぷり用意されています。


こんな学校で学べる子どもたち、幸せですね〜。


11月3日と20日は、オープンデーが予定されているそうです。
プロジェクト授業の様子を見たり、参加したり、学校説明会があったりと、南アルプス子どもの村小学校を知るのに、とてもよい機会になりそうですね。


詳しくは、HPをご覧ください。

きのくに子どもの村学園のHPから、関連校、すべてのHPに飛ぶことができます。


南アルプスのHPでは、サマースクールの様子をスライドショーで見ることもできます。
また、「最近のようす」では、文字通り、「最近のようす」がよ〜くわかって、たのしいです。

私も行きたいなあ、こんな学校。


あと、12月には、東京で、堀さんの講演会があるらしいという情報をゲット!詳しいことがわかり次第お知らせいたします。

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2009年10月 9日 (金)

水源の森 トラスト 

健康が取り柄の私が、不覚にも、数日ダウンしておりました。

といっても、風邪でもインフルエンザでもありません。


ジンマシン  だったのです。 きゃ〜、今思い出しても、恐ろしくて鳥肌がたってしまいます。


10月4日、日本熊森協会が主催する、東京でのシンポジウムに参加してきました。そのことも書きたかったのに・・・。


朝一番の飛行機で行き、シンポジウムの前に、20年来の友人と、久々に会って一緒にランチしました。1時間しかなかったので、近場で目についたところに入りました。

私が頼んだのは、『明太子シラススパゲティ』・・・ああ、これ、書くだけでも、なんか、いや〜な気分。

食べてすぐ、「う〜ん、おいしくない」と思ったものの、友だちとの会話に夢中で、全部食べてしまいました。


13時からのシンポジウム、始まって15分くらいしたら、腕、肩、膝の裏あたりが、チクチクかゆくなってきました。

もともと肌が弱く、アトピーの気もあるので、「足早に歩いて汗かいたから、かゆくなったのかなあ」と思っていたのですが、かなりかゆい!


合間に、そっと、腕をまくって見てみたら、たくさんの蚊にさされたみたいに、肌がぼこぼこになってる〜〜!

途中休憩でトイレに入り、足やお腹を見てみたら、もう、真っ赤でぼこぼこ。卒倒しそうになりました。weep


今から16年くらい前、父の葬儀に向かうときにも、ジンマシンがでたことがあります。そのときは、電車のなかで、チクッときて、それからどんどん広がり、夜には顔まで。夜間救急で病院に行き、注射一本で治りました。あのときは、多分、疲れとストレスだったんですね。


食べ物ででたのは初めてでした。


必死にかゆみと闘いながら17時までシンポジウムに参加し、後はひたすら、薬局で薬を買うために帰りを急ぎました。

でも薬ではおさまらず、月曜日、なんとか仕事はしたものの、頭はぼーっとした状態。早々と布団に入ったものの、身体があたたまったらさらにヒドくなり、とても寝られず、夜11時、病院に行きました。

キョウミノ(ってどんな漢字?)という、肝臓のための注射をし、飲み薬、塗り薬ももらい、それから3日かけて、徐々におさまってきました。

この数日、仕事だけして、あとは寝る、という生活。もう、読書も、勉強も、ブログも、なにもできなかった〜。(泣)


でも、自業自得なんです。

もともと、そんなにお酒に強くないのに、8月から9月、ストレスがあって、毎晩ちょこちょこお酒を飲み、ジンマシンがでる1週間前は、二日酔いになるほど飲んでしまったのです。このときは楽しいお酒だったのですが・・・。

肝臓が弱ってると、悪いものが入ったとき、解毒できず、こういうことになってしまうそうです。←夫が解説してくれました。


来週末はきのくにに行きます。もうお酒は飲みません。(ホントですよ!)自分の身体は自分で守って、やるべきことをドンドンやっていかなければ!


はい、では、気を取り直して、シンポジウムのときの話しです。


現在、日本熊森協会は、水源の森を買い取って永久保全すべく、トラスト活動を進めています。↓こちらをご参照ください。

http://homepage2.nifty.com/kumamori/okuyama-trust-top.htm


シンポジウムのときには、三重県大台町の森、676haの買い取りを決定したとの発表がありました。


その土地の持ち主さんも来て、経緯を話してくださいました。


「おじいさんがなくなったとき、相続税が1億円。それを払うために土地の一部を売ったけれど、今後も相続税の問題は起きてくる。企業から、買いたいという申し入れも来たが、企業に売ると開発される。自分としては、このまま残して、動物の棲める森を残したいので、日本熊森協会さんにトラストしてもらうことにした。」


ということでした。

企業に売ったほうがよほど高く売れるでしょうに、「動物の棲める森を残したい」という言葉が、とてもありがたく感じました。


でも、熊森も、購入を決定したとはいえ、まだ9000万円足りないそうです。

そのため、現在寄付金を募っています。振込先は、上記HPの一番下に記載されていますので、ぜひ、ご協力をお願いいたします。


日本は海に囲まれていますし、国際河川(たくさんの国にまたがる川)がないので、水の問題に疎いところがあるかもしれませんが、水源を守ることは、次世代のために、大切なことだと思います。


水ジャーナリストの橋本淳司さんのお話に、なるほどなあ、と気づかされました。

「現在日本の食料は多くを輸入に頼っています。食料をつくるにはたくさんの水が必要です。牛肉を作るにはその2万倍の水が必要です。現在、アメリカ、中国、オーストラリアは水不足に陥っています。そうすると、食料生産がおぼつかなくなる。日本は 食料を買う=水を買う ことができるのか?」


国連は、「21世紀は水を取り合って戦争になるだろう」と言ったそうです。


その言葉を裏付ける情報も入ってきています。


トラスト地購入資金の寄付、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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2009年9月28日 (月)

根っこを育てる教育

9月23日は、北九州子どもの村小学校で、学園長の堀真一郎さんの講演会があったので、行ってきました。

お話は、A.S. ニイルがどんな人であったのか、どんな教育をしたのかについてでした。その中では、私が、何度でも聞きたいと思っていた、「意識と無意識」についての話しもしてくださいました。


いけないことをした子どもに、こんこんとお説教する =意識に働きかける= のは、あまり意味がないという話し。

大切なのは、無意識に働きかけることなのです。


いろんな要因で、どうしても、「ダメ」と言われることをやってしまう子。その子自身も、それがよくないこととわかって、それでもどうしてもやってしまう。それは、罰を与えたり、説教したからと言って、すぐに治るものではないのですね。


そこから、ニイルが、しょっちゅう盗みをする子どもをさそって、隣の家の鶏を盗みに行く、というエピソードが語られます。この行動にも、深い意味があるのです。


【困った子というのは、実は不幸な子である。彼は内心で自分自身とたたかっている。その結果として外界とたたかう。】 A.S.ニイル


ニイルの教育について、詳しくお知りになりたいかたは、『ニイルと自由な子どもたちーサマーヒルの理論と実践』と、現在新版刊行中の、ニイル選集(全5巻)をお読みください。いずれも黎明書房から、訳は掘さんです。


講演会後は、堀さん、北九州子どもの村のスタッフ、保護者さんと、他の一般参加者との懇談会がありました。

楽しかった〜。

わざわざ大阪からいらした学生さんもいらっしゃいました。6月のときにもいらしていて、きのくにの教育に、すっかり魅せられてしまったそうです。


他には、なんと、大分からの参加者もいて、しかも二家族も! 不思議と、関心持ってるかたには、情報が伝わるようになってるんですね〜。


北九州の保護者さんは、いつもながら、とても雰囲気がよくて、快活、楽しい!


「子どもの村はお金がかかるとか、高校、大学のためにお金を残しておきたい、って言う人がいるんだけど、私は、今、小学生のうちに根っこをしっかり育てる教育をしたい。そこがしっかりしていたら、高校とか大学とか、どうにでもなると思うんですよね。」

そんな話しをしてくれたかたがいらして、うんうん、と、心から共感してしまいました。こういう話しで盛り上がれるって、とっても楽しい!


「自分自身の魂の船長となって」、自分自身の生き方ができる自由な人間に育ったら、ほんとうにやりたいことを見つけていくだろうし、もしそのために、大学での学問が必要ならそれを選ぶだろし、お金がなければ一年でも二年でも、自分で働いて準備するだろうし。


今年の春祭りのとき、きのくにOBの保護者さん数人と話しをしたのですが、彼らの娘さん、息子さん、それぞれ独自の道を歩んでいて、感心しました。


高校卒業後、1〜2年外国でボランティア活動して、帰国してから大学に進学し、やりたい学問を探究している人。

きのくに時代から動物が好きで、どうしても獣医になりたいということで、浪人して受験に備えている人。

家業を手伝いながら自分の道を模索している人。

そして、うちの息子(Fのほう)は、今年三月に通信制高校を卒業し、今はギターの練習に励んでいます。ときどきは、人前で演奏する機会もあり、来年はどのように羽ばたくのか、こちらも楽しみです。


とにかく、ストレートに中学→高校→就職 or 大学 という決まったルート以外、というのも、ちょっとドキドキしますが、ワクワク度も大きいんです。happy01

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2009年9月24日 (木)

きのくにー行き帰り

先日、ブログを見てくださってるかたにメールをいただき、質問を受けました。

「大分からきのくに、飛行機を使っておられるようですが、送り迎えとか、どこまで、どのようにしていたのですか?」


この質問、以前も、別の方から、個人メールでいただいたことがあるので、今回、記事としてアップすることにしました。


まず、ルートとしては、
家から大分空港・・・車
大分空港から伊丹空港・・・飛行機
伊丹空港から難波駅・・・バス
難波駅から橋本駅・・・電車
橋本駅からきのくに・・・学校のバスもしくはタクシー

と、こんなふうです。


で、四年生の4月から、きのくにに転入となったFは、大分空港から一人できのくにに行きました。

それまでに、3回、親と一緒にきのくにに行っていましたから、もう大丈夫だろうと思ったのです。


1回目は見学のとき。

でも、このときは、行きは関西空港から行ってしまったので、参考になりませんでした。人に聞いて、伊丹から難波のルートのほうが行きやすいことがわかって、この日の帰りから、そのルートをとることにしました。


2回目は、体験入学のとき。

このときは、転入できるかもしれない、という予感があったので、Fにも「ここで切符買って、ここで乗って、降りたらこっちで・・・」と、説明しながら、道中を共にしました。


3回目は、待ちに待った、入学の日。

入学を祝う会は日曜日なので、家族で行きました。そのときは、Fを先に歩かせたりして、次回から一人で行き来することを、親も本人も、かなり意識していました。


一週間後の、最初の帰宅日。このときまで、私が橋本駅まで迎えに行きました。(最初の1ヶ月は寮の都合で、長期滞在ができず、毎週行き来していたのです!)


そして、週末休み明けの月曜日、朝早く、大分空港まで送り、そこからバイバイです。初めて一人で行きました。

その日は、そりゃあ心配しましたよ。

それに、学園のバスには間に合わないので、タクシーに乗らないといけなかったものですから。


12時頃学園に電話して、「Fが着いてるかどうかだけ、教えてください」と聞いてしまいました。もちろん、無事に着いていましたが。


仕事しているので、毎週学園までの送り迎えは無理ですし、そんなことしてたら経済的に破綻してしまうので、早々にFを一人で行かせてしまいましたが、彼も、あまり不安がることなく、そんなものだと思っているかのように、淡々と行き来していましたね。


その次からの、Fのひとり帰宅も、ほんとにドキドキしました。飛行機を降りてでてくるまで、「ほんとにこの飛行機の乗ってるかしら」と思って・・・.


で、ずっと順調に行ってたのに、次の年の1月からNも転入できて、一緒に行くようになって初めて、大変なトラブルが起こりました。このことは、2006月8月25日の『電車をまちがえて』をご覧ください。こちらのページ↓を少し下へスクロールしていただくと、でてきます。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/index.html


このときは、Nのほうが、早々に、なにかおかしいと気がついて、「兄ちゃん、この電車、違うんじゃない?」と言ったのに、のんびりどっしりのFが、「まあ、大丈夫やろ」とかなんとか言って、一時間も違う方向の電車に乗っていたという、大物ぶり?


でも、ほんとに、この、行き帰りの経験が、彼らにとっては、目には見えない力になっているような気がしています。


きのくには、けっこう遠方から来ているお子さんが多いので、夜更かし会のときなどには、わが子の爆笑珍道中ぶりが披露され、「今だから笑えるよね〜」「あのときは、親のほうが泣いたわ〜」という話しがいっぱいです。


途中でお菓子買っちゃって、電車代が足りなくなっちゃったとか、電車の中にリュック忘れたとか。

でも、みんな、自分でなんとかしちゃってるんですよね。たくまし〜。


こうやって書きながら、当時のことを、懐かしく思い出しました。


あ、それから、親がついていくことはできないけど、低学年で心配、というご家庭は、大阪のベビーシッター会社と契約して、空港や駅から、橋本まので送迎を頼んだりしているところもありました。

たしか、ラビットサービス、という会社だったと思います。


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2009年9月17日 (木)

自由な学校で子どもは育つ

9月23日(水/秋分の日)、北九州子どもの村小学校にて、学園長 堀真一郎さんの講演会が開かれます。

副題は「イギリス サマーヒルの実例」です。


13:00開場、13:30 開演

3歳以上のお子さん数名託児ができるそうです。希望されるかたは、必ず事前にお問い合わせ、お申し込みをしてください。

また、小倉駅から送迎バスがでますので、こちらも事前申し込みが必要です。

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2009年9月15日 (火)

うれしいことば

2009年7月18日発行の『きのくに子どもの村通信 第94号』

ああ、もう94号もだしてるんですね〜。

毎回読み応え十分で、とても楽しみにしているんです。


今回の通信の中に、大阪で開催された『EDU COLLE (エデュコレ)という催しについての記事がでていました。


【多様な教育と出会う場をつくるというコンセプトのもと、多くの団体が集まりました。主催は、core+(コアプラス)といい、なんと卒業生の○○ちゃん(記事中は本名)が立ち上げた教育研究のあつまりです。】

ということで、もちろん、きのくに子どもの村もブースをだして、発表したそうです。


発表は、立ち見がでるほどの大盛況だったそうで、堂々たる受け答えぶりに、見に来たお客さんの中には、「ほんとうに中学生?」と目を丸くしている人もいたそうです。


質問タイムでの、きのくに子どもの村中学校の生徒の返答がいくつか書いてあったのですが、特に、その一つが、親として、とってもうれしかったので、紹介します。


Q: どんな大人になりたい?

A: お金もたいへんなのに、親は子どものために「きのくに」に入れたいって思ってくれて、私たちを入れてくれた。私も、自分の親みたいに子どもを大事にできる人になりたい。


自分の息子に言われたわけじゃないのに、妙にうれしかったです。(o^-^o)

あ、でも、Fが卒業するとき、「お父さん、お母さん、きのくにを見つけてくれてありがとう」って、言ってくれたなあ。


それにしても、この企画をした、卒業生の○○ちゃん、すてきです!メッセージが書かれているので、これも、紹介しちゃいましょう。


【「学校って何?教える、学ぶってどういうこと?教育って何?」これらの根本的な問いを、教育に関わるすべての人が考える機会をつくいりたい、この想いをもとに「教育の多様性体感プロジェクト coreプラス」を立ち上げました。

一人ひとりが今持っている教育観を壊して、新たな教育観を再構築する活動をしています。その方法として、いろいろな教育や人との出会い、そして対話を大事にしています。EDU★COLLEもそのひとつです。

これからも、教育の根本を真っ向からとらえる機会を創造していきたいです。】


こういう卒業生がいるなんて、誇らしい気持ちです。

そして、こういうふうに、表にでる人だけでなく、きのくにの、多くの卒業生が、それぞれの道で、輝いて生きているんだろうなあ、と、そんな気がしています。


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2009年9月 7日 (月)

文楽&熊森&エコ

東京近辺にお住まいの方にお勧めしたいもの ふたつ。

文楽と日本熊森協会のシンポジウムです。まずは、文楽のお話から。


9月5日6日、思い切って、東京まで、文楽を見に行ってしまいました!

http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2789.html

7〜8月に行われていた大阪での公演は、どうしても都合がつかず断念。まさか、東京まで行こうとは思っていなかったのですが、HPを見ているうちに、耐えきれなくなって・・・。

だって、今回は、シェークスピアの『テンペスト』を中世日本に置き換えて翻案した、新作文楽も披露されるのです。題名は『天変斯止嵐后晴(てんぺすと)ー天変 斯くて止み 嵐 后に 晴となるー』 なんか、すてきでしょう?


それに、8月の初めに、ふと手に取った、雑誌の『クロワッサン』。なんと、それに、大好きな、桐竹勘十郎さんの記事がでているではありませんか!お気に入りにの器についての記事だったのですが、買うつもりもなく、なんとなく気になって、パラパラとめくった雑誌にでているなんて、これは、もう、私に、「見に行け」ということなんだな〜、と勝手に解釈して・・・。


5日に第二部と第三部を見て、6日に第一部を見て帰ってきました。

もう、最高!三味線やお琴の音色が、こんなに美しいと感じたのは初めてでした。

内容については、最後の部分が特にじ〜んとしたのですが、これを書いてしまうと楽しみ半減なので、書かないでおきます。


「文楽って見たことないし、難しそう〜」とおっしゃるかたは、ぜひ、第三部の『天変斯止嵐后晴(てんぺすと)ー天変 斯くて止み 嵐 后に 晴となるー』を見てみてください。幻想的で美しい舞台です。

HPやプログラムで、事前にあらすじをだいたい把握しておけば、わかりやすいですし、字幕もついています。

23日まで、東京半蔵門の国立劇場にて。ぜひぜひ、おでかけください。


さて、次は、日本熊森協会のシンポジウムです。

http://homepage2.nifty.com/kumamori/

『第三回 くまもり東京シンポジウムー奥山の生物多様をとりもどそう』
10月4日(日) 13:00〜17:00  於: 早稲田大学国際会議場


会場に溢れるくらいの人が集まってくれたら、マスコミも、もっと注目してくれるかもしれません。

自然は、植物と動物の両方が存在してはじめてなりたつものなのです。奥山に動物を棲めなくして、里へ下りて来たところを駆除し尽くしていたら、10年後、20年後は、いったいどうなるのでしょう。


動物の棲める奥山がまだ残っているから、日本はまだ、水が湧いているのです。でも、今のまま、動物を殺し、自然破壊をしつづければ、日本のレストランでも、まず最初に(無料の)お水がでてくる、ということはなくなるでしょう。


私は小学生から高校生、浪人時代まで、熊本で過ごしました。

熊本には、八景水谷(はけみや)公園という、こんこんとわき水の溢れるところがありました。学校の遠足でも、そこへ行きましたし、高校生のころは、山岳部の練習で、ランニングして、そこでわき水を飲んだりしました。


それが、10年ほど前に立ち寄ったとき、ほとんど水が涸れていて、底にすこ〜したまっているくらいだったのです。ものすごいショックでした。でも、それから今まで、私は何も行動をせずにきました。

熊森協会会長の、森山まり子氏は、「このままでいったら、60年後、もう水は湧かなくなるでしょう」と言っています。私もその通りだと思います。


私たちの世代が、こういうことをしてしまった、そのことに、責任を感じています。

間に合うかどうかわからない、何からすべきかもわからない。でも、とにかく、できる行動をしてみようと思っています。


このシンポジウムのことを知ったのは、文楽のチケットを買ってしまった後だったので、また行くのもしんどいですが、日帰りで行ってきます。東京在住の友だちも、「ぜひ参加したい」ということで、彼女との再会も楽しみに、しっかり勉強してきます!


ご都合のつくかた、ぜひ、ご参加お願いいたします。申し込みが必要です。

事前に会長の講演録(小冊子ー100円)を読まれたほうがわかりやすいと思います。お持ちでないかたにはお送りしますので、ご連絡ください。


だいぶ長くなってしまいました。


あとちょっと、環境問題に関して・・・。

最近、多くの施設のトイレで、ペーパータオル、もしくは温風の手指乾燥機が設置されていますね。

国立劇場のトイレでは、ペーパータオルでした。

ほとんどのかたが、これを使うんですよ。なんでハンカチを使わないんかな〜。

けっこう並んでいたので、観察してしまいましたが、だいたい、15人中、ハンカチ使うのが1人くらいです。

ハンカチは涙を拭くためで、手を拭くためじゃないってわけなんでしょうか?

エコバッグ持つのもいいですけど、ハンカチも使おうよ〜、と言いたくなってしまいました。


あと、高速道路の無料科は、やめてほしい!それより公共の乗り物に補助金をだして、価格をさげ、多くの人が、車より公共の乗り物を使うようにすればいいのに。


ああ、キリがなくなるので、このへんで。


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2009年9月 4日 (金)

アタマを使う体験学習

ある高校で「親子ものづくり教室」が行われ、その様子が新聞記事になっていました。


【親子でものづくりに親しむとともに、学校を身近に感じてもらおうと同校建築科が10年以上前から毎年企画。ことしは周辺の小学校4校から、午前と午後の部に合わせて54組の親子が参加した。

建築科3年の20人や教諭のサポートで、木製のふた付き小物入れ作りに挑戦。サンドペーパーで各パーツの木材の角を削った後、印を付けた場所にドリルで穴を開け、釘を打った。ー以下省略】


この記事読んで、何か、気になりませんか?


【各パーツ】

って、最初から所定の大きさに切り揃えられているのでしょうか?


【印を付けた場所にドリルで穴を開け】

この【印】って、最初から板についていたのでしょうか?

もしそうなら、失敗のしようがないですよね。


以前、堀さんが、幼児教室でのものづくりに関して、

「まず、はじめるなら、缶下駄づくりがいいですね。たくさん、いろんな大きさの缶を集めておくんです。その中から同じ大きさのものを二つ見つける、というのは、とても知的な作業なんです。」

という話しをしてくれたことを思い出しました。


そして、この間見た、南アルプス子どもの村小学校でのサマースクールの様子。

子どもたちは、適当な板を見つける、もしくは、切り出すところから始めていました。どこに釘を打つのかも、自分で考えていました。


白玉団子をつくっていた子どもたちは、ゆるくなったりかたくなったりの失敗を繰り返し、アタマを使って「良い塩梅」を見つけ出していました。


ビー玉パチンコの台を作っていた男の子は、考え込む様子が何度か見られました。


体験学習はアタマを使う、ということが、きのくにの教育を見てきて、よ〜くわかりました。

そして、子どもたちは、それをする力がある、ということもわかりました。


みんな、もっと、子どもたちに、任せてみればいいのになあ、と思います。


そういえば、もう少し前の新聞記事でしたが、やはり、子どもたちの「ものづくり」のことが載っていました。

夫が、「ちょっと、これ見てよ!なんか、びっくりするよな」と、新聞広げて持ってきました。


電車の先頭に張るような、ステッカーを作るということで、みんな出来上がったものを掲げて写真に映っていたのですが、それが、全員、同じなんです。

ブルーの台紙に白の【富士】という文字があって、その下に、番号(だったかな)が貼ってあるのです。


「切るのが大変でした」という小学生のコメントが載っていたので、たぶん、最初から書かれている文字を、切り抜いて台紙に貼ったのでしょう。


こういうこと、させる方もする方も、見てる親も、何も疑問に思わないんでしょうか?

私は見てて、ぞっとしました。


みんな同じ。
考えない。


こういうことに、慣れてしまってはいけないのではないかと、強く思いました。

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2009年8月28日 (金)

びっくり&幸運&感動

先日の東京行き&南アルプス詣ででは、楽しいことが、い〜っぱいありました。


南アルプス子どもの村小学校でのサマースクールの様子は書きましたが、そこで、びっくり!の再会がありました。


まだオフレコかも、と思って、詳しくは書きませんが、「きのくにって、人の人生を、すてきに変えてしまうところだなあ」と思ったことでした。それにしても、堀さんの、人に対する嗅覚って、すごい!・・・って、これじゃあ、なんのことか、さっぱりわかりませんよね。すみません。10月に開校したら、もっとオープンに、書けるかな?


さて、今回の旅行中(というか、法事がメインだったんですが・・・)一番の感動は、私、大ファンのヴァイオリニスト、川畠成道(かわばたなりみち)さんにばったり会ってしまったことなので〜す。

川畠さんに関しては、過去にも記事を書いていますので、こちら↓をご参照ください。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_7e1f.html

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_3d87.html


22日、河口湖からの帰途、乗換駅の大月のホームで電車を待っていたら、なんとそこに成道さんが!!!


びっくりして、まず、Fに小声で、「ねえ、あの人、成道さんじゃない?」とささやくと、Fもびっくりして、「あっ、ほんとや!」。


間違いないことがわかると、私、後先考えず、話しかけてました。

「あの、失礼ですが、川畠成道さんではありませんか?」


もう、そこから、とにかく、だだ〜っとしゃべって、Fと成道さん、Nと成道さんで、それぞれ写真を取らせていただきました。成道さん、とても穏やかなかたで、快く写真におさまってくださいました。

Nは一時期シャーロックホームズにはまっていたのですが、それは、成道さんの影響です。そして、きのくににいるときに、大阪の友だち一家に、成道さんのコンサートに連れて行ってもらったこともあるのです。


成道さんは、子どもを対象のセミナーを終え、その日は横浜でのコンサートに向かうところだったそうです。


10月23日は、福岡でコンサートがあるので、「行くつもりです」とお伝えし、さらに、私、図々しくも、名刺までお渡ししてしまいました。こういうとき、湯布院在住というのは、なにかと便利で、「お忙しいとは思いますが、ぜひいつか、温泉にもで入りにいらしてください」と、アピールしちゃいました。


私たちの指定席の場所から、そのホームの位置はだいぶ離れていたのですが、階段を下りる時によくわからずその場所にいたのです。最初から、指定席に近いホームに立っていたら、成道さんとお会いできなかったかもしれません。


なんという幸運!

義父からの、ご褒美だったのかなあ。

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2009年8月23日 (日)

サマースクール at 南アルプス

8月20日に、東京で義父の法事があり、その後、義母と義弟家族とともに、河口湖畔まで二泊で旅行してきました。


この予定は数ヶ月前から決まっていたのですが、出発の数日前、ふと、「8月20日から22日・・・この日程って、南アルプス子どもの村小学校のサマースクールと、ぴったり重なってるじゃん!」と気がついたのです。


義弟のところには、1歳と3歳の男の子がいるのですが、上の子は富士急ハイランドに行くのを楽しみにしていました。でも、義母は高齢なので、つき合うのはちょっとつらい、ということで、遊園地嫌いの私が、ホテルで義母と1歳の甥っ子と待機するつもりでした。


しか〜し、開校間近の南アルプス、そのサマースクールを見られる最高のチャンス!

これを逃すわけにはいきません。


ホテル待機は夫にお願いして、私とFとNは、レンタカーで南アルプスへ行ってしまいました〜!(嫁の立場放棄)


途中渋滞してたりして、到着したのは11時20分くらい。きのくに子どもの村学園の卒業生や在校生、スタッフも来ていて、懐かしい雰囲気です。


ちょうど午前中の活動をしているところでした。

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「おもちゃづくり」「クッキング」「木工」の、三つのコースに分かれて活動します。

午前中のクッキングは、山梨名物「ほうとう」をつくったようです。そして、なんと、「流しほうとう」やってました!

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午前中の最後には、午後のコースの確認をしていました。

午前と同じでもいいし、別のコースに変えてもいいそうで、さらに、もうひとつ「のんびり」というコース(?)も選択肢に加わっています。


このときは、おもちゃづくりコースのお部屋をのぞいたのですが、午後も同じ「おもちゃづくり」を選ぶ子が多かったですが、「木工」や「クッキング」に変える子がいたり、「ライトをつくってから、のんびりする」とか「木工してからのんびり」とか、みんな、自分で考えて決めています。


他のクラスものぞいたり、スタッフとお話したりしているうちに、お昼の時間。

Photo_5

コーンスープにサラダ、ミートボールとチキンライス。フルーツもありました。ちゃっかり私もごちそうになっちゃいました。子どもたちも、三々五々、食堂に集まって来て、楽しそうに食べています。


食べた後は、また、元気いっぱい遊びます。Fは、ある男の子になつかれて、ほのぼの過ごしていました・・・というのもつかの間、抱っこでぶん回しとか、追いかけっことか、次第に激しい遊びになって、汗びっしょり。

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Nもあっという間に子どもたちに囲まれて・・・。

Photo_6


午後の最初は、クッキングのお部屋をのぞきました。
自分が食べたい形や色の白玉団子をつくってから、それにフルーツやアイスをいれて、パフェをつくるようです。

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きのくに子どもの村学園の大人が見本でつくって見せながら、簡単に説明をしていました。その説明の仕方に、感動してしまいました。

白玉粉と水を、匙ですくってまぜながら、

「かたさは、だいたい耳たぶ、さわってみて〜、だいたい、このくらいね。ここは子どもの村だから、自分でつくりながら、考えてみてね。かたかったらお水足せばいいし、やわらかかったら粉を入れればいいし。」

と、なんともゆったりしています。


遅れて入ってきて、見本のつくりかたの最初のところを見ていない子がいました。

どうなるのかな〜、と思っていると、サマースクールのボランティアスタッフとして来ていた、きのくにの在校生の女の子が、簡単に説明しています。


それでも、お水が多過ぎて、ゆるゆるで・・・。

でも、あれやこれや、口を出しすぎず、その子がすることを見守っています。そして、時おり、「じゃあ、ちょっと粉足してみる?」と声をかけたりして、出過ぎないようにしながら、自分で考えてやってみることを尊重してくれています。


おもちゃづくりのコースでは、乾電池を二つつなげて、ライトを作っています。

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ここでも、子どもが「○○してもいい?」と聞くと、スタッフは、「うん、自分の好きなようにしていいよ」とか「見本があるから、見てみて」などと、適切な言葉かけをしています。


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木工コースのこの子は、なんと年長さん。蝶番のついた蓋つきの箱に、キャスターまでつけています。もうすぐ完成。しばらく見ていましたが、動かないように押させてもらうなどの補助はスタッフがしてくれていますが、あとはほとんど一人で、黙々と作業していました。

1時間半、5、6歳の子が、こんなに集中できるものなんだ〜!


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この子は、本を入れる箱をつくるのに、ぴったりの大きさの板を探しています。材料の板は、全部同じ大きさに切られているのでなく、微妙に違う大きさの中から、ちょうどよいものを自分で探すのです。

結局、この子は、ちょうどよい大きさの板がなかったので、自分で切ることになりました。


初めてサマースクールを見学して、子どもの村のすごさを、再確認しました。


こんなに、自分の頭で考えさせてくれる教育は、他にないと思います。

そして、興味のある活動がふんだんに用意されていれば、子どもたちは、1時間半、集中できるのです。

そしてまた、「1時間半集中しなければならない」というふうでもないのです。


活動を終えた子は、おもいおもい過ごしています。騒いで他の子に迷惑をかける様子も見られません。


ちょうど、参加者の保護者さんも何人かいらしていて、お話しましたが、どのかたも、子どもの村の良さを十分理解されている様子がわかり、私もとてもうれしかったです。


こうやって、どんどん、自由教育の理念が広がり、幸せな親子が増えていくんだなあ。


ああ、楽しい一日だった!


*写真は、クリックすると大きくなります。
写真の使用に関しては、学園より「保護者のほうから、ネット上などに載せないでほしい、という要望はなかったので、ブログにアップしてもよいです」、との許可を得ていますが、もし、ご覧になって、不都合を感じられるかたがありましたら、即、対処いたしますので、お手数ですが、ご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。


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2009年8月21日 (金)

富士山で〜す!

富士山で〜す!
今日は富士山が見える、楽しいところに行ってきました。詳しいことはまた後日。

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2009年8月13日 (木)

海外研修から帰って来た

8月8日夜、Nが、海外研修(イギリス)から帰ってきました!


一段と、かっこよくなったな。


19名の17歳が、1ヶ月間ず〜っと同じメンバーで、同じ屋根の下で過ごし、行動する。すごいなあ。


小さい頃から、「楽しいことは、よりたくさん。嫌なことは、より少なく」、の気持ちでミーティングを重ねて、日々を過ごしてきたから、できるのかな。


私だったら、無理かも・・・。

大人って、意見が食い違うと、「自分を否定された」みたいに受け取ってしまうこと、あるでしょう?

それに、子どもの頃から、十分議論する、という機会が少ないまま大人になっているから、議論が下手なんですよね。


数年前、きのくに子どもの村学園主催のシンポジウムで、卒業生がこんなことを言っていました。(メモを紛失したため、記憶に頼って書いています。言葉通りではありません。)


「あるミーティングの後、堀さんに、○○ちゃん、ちょっと、自分の意見ばかり言い過ぎだよ、と言われたことがある。それから、人の話しも聞くようになったと思う。」


こういう、点数には現れない教育が、幸福に行きていくために、ものすご〜く大切なんですよね。


さて、話しは海外研修にもどります。


行きの飛行機の中では、隣に座ったイギリス人のご夫婦と、楽しくお話したそうです。

「その人たち、タイに行ってきたんだって。バンコクとか、プーケットとか、昔俺らがタイに行ったときのこと(家族旅行)も話したよ。」


きのくにの教育だけで、いつのまにか、ものすごく、英語力がついているみたいです。

乗り換えのドバイ空港では、3時間もあったので、友だちと、ハンバーガーやポテトなどを買ったそうですが、そこでは、ポンドで払って、おつりはドバイのお金。

少しだけドバイのお金が余って、ポテトももう少し食べたいな〜、と思った友だちが、カウンターで、「このお金で、買えるだけポテトください!」と、英語を駆使して伝えたら、大量のポテトが出てきたんですって!


最後、ロンドンでみたミュージカルは、最高だったそうな。まだ、詳しく聞いていないのですが、「最高だった!」のひとことで、気持ちは十分伝わりました。


それから、出発前に仕上げた、A4用紙4枚分の「海外研修事前レポート」を見せてもらいました。

想像以上に、立派なもので、びっくりしました。


テーマは【人は初対面の相手にどう振る舞うかー日、英における心理的距離の差】

ちゃんと、「はじめに」で、このテーマがどういう意味なのかを説明し、次に、日本と英国での、初対面での対応、反応、挨拶などについて、具体的な例を挙げています。

そして「分析」「結論」「まとめ」と続き、まるで、大学の(いえ、それ以上の)レポートのようです。


最初に書いた原稿に、担任の、赤がはいったものも見せてもらいましたが、的確にアドバイスをしてくれていて、「ああ、こんなふうに指導してくださるなら、生徒も、書きやすいだろうな」と思いました。

内容を、更に広げるような視点で、それでいて、教師がでしゃばりすぎることない、赤ペンの文字でした。


事後のレポートも必須だそうです。


両方できたら、本を作成するそうなので、今から楽しみです。


11月21日の、『自由学校子どもサミット』(於:和歌山県橋本市の教育文化会館)で、販売してくれるかな?


自由学校で育った子どもたちが、どんなふうに育っているか、興味のあるかたは、この、子どもサミットへ、ゴー!


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2009年8月 8日 (土)

反省、そして、次へ

今日、大分県津久見市で、きのくに子どもの村学園 学園長、堀真一郎さんの講演会がありました。

話しの内容は、私も初めて聞く、「子どもたちのおはなしづくりと絵本づくり」について。

堀さんが、むか〜しつくった絵本も見せてもらいました!
そして、「聞き手の登場する話」も、実際にしていただきました。


子どもに対する暖かいまなざしを、また強く感じました。

詳しくは、堀真一郎著 『ニイルと自由の子どもたち』 (黎明書房)P.201~251をご参照ください。


私は初めてのお話を聞けて、「ラッキー!」と思ったのですが、「学校の様子がもっと見たかった。聞きたかった。」とおっしゃったかたもおられました。

たしかにその通り。今回、学校の話しが少なかったですね。その話を期待しておいでになったかた、ごめんなさい。


リンクプラネット (LP)さんの主催で、『 LP 世界とつながる読み語り活動〜Earth Kids and Youth Projet~2009』の活動の一環として企画されたもので、「子どもゆめ基金助成活動」でもあったので、「子どもが取り組む“読書活動”や“図書活動”に、今後活かせる内容を盛り込んでいただきたい」 ということでした。

それで、掘さんへの講演内容の依頼はリンクプラネットさんがしてくださったのに、チラシをつくるのは私が、と分担してしまったので、チラシの文面と実際のお話が、少しずれてしまっていました。

私が両者のお考えを十分把握していなかった故のこと、大反省です。


でも、堀さんの講演会は、まだまだ企画します。


私の自主企画の場合は、まったくの個人でやりますので、参加費は有料となりますが、今度は学校の映像をたくさん用意して、体験学習の実際や、子どもの心理などについて、た〜っぷりお話いただくつもりです。


そのときは、また、ぜひおいで下さい。参加費有料といっても、500円程度です。^^

講演会情報の連絡を差し上げてもよいかたは、ぜひ、メールしてください。プロフィールページからメール送信できます。必ずご連絡いたします。


それまでは、当ブログの過去記事でお楽しみください。

あ、それより、掘さんの著書『自由学校の設計』をぜひぜひお読みください。


『自由学校の設計』 増補版まえがきより

【まず子どもを幸福にしよう。すべてはそのあとにつづく。

ニイル(A.S.Neil, 1883-1973)のことばである。世界でもっとも自由な学校といわれるサマーヒル(Summerhill School)を創設した教育家だ。

ニイルは、子どもたちの心の奥深くにある不安や自己否定感が、さまざまな問題行動の原因である、と見抜いた。子どもの無意識の深層で、自然な生き方が、親や社会からの不適切できびしいしつけと葛藤を起こしている。

子ども自身はこの葛藤に気づいていない。だから自分でもどうしてそのような行動をしてしまうのかわからない。やめようと思ってもやめられない。悪い子というより、不幸な子どもなのだ。この無意識の原因からの解放こそが、教師にとっていちばん大事な仕事だ。


では、内面に本人も気づかない問題を抱えた不幸な子どもは、どうしたら幸せになれるだろうか。

説得、叱責、罰あるいは辱めなどによってではない。

もちろん管理教育ではだめだ。

親や教師や社会から押しつけられた古い権威主義の道徳から解放され、あたらしい生き方を見つけることこそが大切だ。この自由であたたかい共同生活の場が、サマーヒルという学園である。


きのくに子どもの村は、このサマーヒルから直接の影響を受けてスタートした私立学校である。

といってもサマーヒルのコピーではない。ニイルの考え方を中心にして、それにデューイの体験学習の理論を統合した世にもめずらしい学校である。

子どもたちはすこぶる元気で活動的だ。幸福なのだ。そしてたくましい。

教師たち大人も、こういう子どもたちと共に生きる喜びを満喫している。子どもと同じように教師も幸福なのだ。もうひとつニイルのことばを紹介しよう。


もっともよい教師は、子どもと共に笑う。
もっともよくない教師は、子どもを笑う。


ところで本書が出たのは1997年である。10年以上も前なのだが、ベストセラーとまではいかなくても、息長く読まれ続けてきた。

そしてこのたび韓国語に訳されたのを機に増補版が出ることになった。

教育学専門の老舗出版社である黎明書房は、こういう息の長いよい本をたくさん出してこられた。

詰め込み教育と権威主義管理に悩む日本の子どもの幸せのために、これからもずっとこの姿勢をつらぬいてほしい。
がんばれ、黎明書房!      2009年5月   堀真一郎】


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2009年8月 4日 (火)

堀さん講演会 in 津久見

またまた、大分で、堀さんの講演会です!


【子どもの心にふれる】

「毎日が楽しくない」「自分が嫌い」と感じている子どもたちが少なくない現状。
学校に行かないことを選ぶ子どもも年々増え続けている。

親は子どもの幸せを願っていても、毎日の宿題のこと、進学のことのほうが問題で、
「本当の幸せ」について考える余裕もなくなっているのではないでしょうか。

そのような社会の中、「きのくに子どもの村学園」は和歌山県の緑豊かな山里で1992年に開校しました。

卒業生たちは自分の好きな道を見つけて、たくましく社会に羽ばたいています。
自由主義の教育で育った子どもたちは、どのように成長しているのでしょうか。

そして、「自由な子ども」というのは、果たしてどんな子どもなのでしょうか。

子どもたちが毎日を輝いて過ごせるために、
おとなは何ができるのか、ともに考えてみませんか?


大分といっても、津久見市、ということで、少し南のほうになりますが、高速が通っているので、市内中心部から2、30分で行けちゃいます。


今回の主催者はリンクプラネット、というグループです。詳しくは、下記のブログをご覧ください。

http://linkplanet.exblog.jp/


リンクプラネットさんとの出会いは、5月末に大分市内で行った、堀さんの講演会にて。

で、どうしてリンクプラネットさんがその講演に来てくれたかというと、その2年前、「ひらおだい四季の丘小学校(現 北九州子どもの村小学校)」の学校説明会に来てくれた、ABC野外教育センターの代表理事のかたが、お知らせしてくださったからなのです。

わらしべ長者みたいに(?)、どんどんつながって、子どもの村のことが、たくさんの人に知ってもらえたらいいなあ、と思います。


息子たちを育んでくれた「きのくに子どもの村学園」、ここの教育のすばらしさは、私がいくら言葉で説明しても、ほんの少ししか伝えきれていないと思います。

でも、一度、堀さんのお話を聞いたら、自分がどんなふうに育てられたか、自分がどんな子育てをしてきたか、我が身をふりかえりながら、きっと、たくさんのことを学べるでしょう。


私は「きのくに子どもの村学園」に出会って、「人生で大切なのは、人と豊かにコミュニケーションをとり、自分で道を切り開いていくことなんだ」、ということに気がつきました。


学校の成績、宿題をきちんとこなすこと、忘れ物をしないこと、そんなことにキリキリして、子どもを叱り飛ばしていた私、ほんとうにもったいないことをしたと思います。私なりの、ものすご〜く視野の狭い、「子どもの幸福」観でした。


自己肯定感を持てる教育、それこそが、幸福に生きる鍵です。

大人も子どもも、みんな、自分が好きだったら、この世はもっと幸福で、平和になるでしょう。


子どもの村学園の教育は、子どもたちに、「自分が好き」という気持ちを取り戻させてくれる教育なのです。

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2009年7月28日 (火)

教育システムが親子関係をつくる

ブログを書いたり、堀さんの講演会を企画したりするたび、「どんなふうに書こうかな」と考えて、昔の資料を引っ張りだしてくることが多いのです。そういうものを、何度も読み返し、また、感動に浸ってしまうのです。


先日見つけたのは、2000年の7月30日の『子どもの心にふれる』と題した、きのくに夏期講座(大人向け)に出席したときのメモ書きでした。2000年7月、ということは、Fが転入して4ヶ月後のことですね。

せっかくFが帰宅している夏休みだったけれど、「こういうのはできるだけ聞いておいたほうがよいだろう」というのは、きのくにと出会ってから、強く感じていたことだったので、わざわざ、その夏期講座のために、和歌山へとでかけました。


そのときの講師は、滝内氏(大阪経済大学教授)と野田正彰氏(精神科医、関西学院大学教授)と堀さん。


野田さんのお話のところで、こんなメモ書きを残しています。


【教育システムが親子関係をつくっている。
・一緒に生きていることを楽しんでいるとはいえない。
・親が子に対して「あなたは何がしたいの?何に興味があるの?」と聞くことが失われてきた。これを阻害する教育システムを変えていかなくてはならない。】


今読み返しても、心に響く言葉です。


私は、自分の親から、「何がしたいの?何に興味があるの?」と聞かれたことは一度もありません。

「こんな成績で、どうするの」
「あんたが○○大学に入ってくれたら、お母さん、うれしいな〜。」
「今度はずいぶん成績上がったね!」
「英語をやっとけば、将来役に立つよ」

こんな話しばっかりです。


あまりうまく行かなかった、母と私の関係ですが、「このままではいけない。私も、もっと自分のことを話してみよう。伝えないと、わからないもんね〜」と思って、このあいだ、私が今、何に関心を持っているのかについて、手紙を書いてみました。


きのくにのような教育を広めたいと思っていること。
未来の子どもたちのために、奥山保全の活動をはじめたこと。


全く関心を示してもらえませんでした。


夫と電話で話したときには、「mamiったら、よけいなことして、忙しいばっかりよね。あんなことしなけりゃいいのにね〜」と言ったそうです。


もともとこういう人だったのか、世間体を気にして、子どもの成績、学歴ばかりに関心を持つうちに、それが全てになってしまったのか・・・。


野田さんのコメントを読み返してみて、私の家族が、なぜ、バラバラで、暖かみに乏しかったのか、よく、わかりました。


誰だって、オンリーワン。

一人ひとり、かけがえのない存在のはずなのに、いつのまにか、成績、学歴、世間体、そんなことに支配されてしまって、「何を考えてるのか」「何に興味があるのか」「何がしたいのか」そんなことを知りたいとも思わなくなっている親子関係。

これは、寂しいものですよ。


今も、こういう親子関係で、寂しい思いをしている人が、たくさんいるんだろうなあ。


私は、きのくにで、子どもとともに生きる喜びを教えてもらった気がします。


きのくにで、成績なんてちっぽけな尺度でははかれない、魅力的なたくさんのすてきな子どもたちに会って、すご〜くおおらかな気持ちになれました。


私は、せま〜い世界に生きて、ずいぶんと、苦しんできたんだなあ。

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