2010年1月 8日 (金)

ハプニングを楽しむ

今日の新聞に、こんな記事が載っていました。


【大分市内の小学校教員4人が昨年8月、修学旅行の下見で北九州などを回った際、全行程をタクシーで移動し、県監査委員が旅費を支払った県教委に対して改善を検討するよう求めていたことが7日、県教委への取材でわかった。タクシー代は7万3千円だった。ー以下略ー】


修学旅行と同じ1泊2日の行程で、同じルートを通って、休憩ポイントもチェックしたそうな。宿泊費や日当なども含めると、総額は15万円かかったとのこと。


修学旅行の下見、なんて、やってるんだ〜。


まさかとは思ったけど、Nに聞いてみました。


私:「修学旅行の下見とかって、きのくにの大人、しないよね?」

N:「下見って、何? 何するん?」

ですって! 笑ってしまいました。smile


きのくに子どもの村ブックレットNo.3は、修学旅行について書いてあります。


その中の、最初のページ、『石見銀山と広島の旅』と題した文章、きのくに子どもの村小学校の教員が書いています。

その副題が

【きのくにの旅のつきもの 「ハプニング」 〜メガネ紛失事件〜】


きのくに子どもの村小学校の六年生が出かけた鳥取砂丘。そこで、ある子が置いていたメガネを、親と遊びにきていた女の子(きのくにとは無関係)が砂の中に埋めてしまって、どこにいったかわからなくなったのだそうです。

集合時間を過ぎてもメガネを探す子どもたち。

外も薄暗くなり、とにかく宿泊先へ帰って、どうするかのミーティング。次の日朝早く起きて、もう一度探しに行く事になりました。

大人は、「みつからないだろう」と、半ば諦めていたのですが・・・。


【正直にいうと、大人はすっかりあきらめていたのだ。「こんなところで見つかったら奇跡でしょう」と思っていた。なにしろ鳥取砂丘はとてつもなく広い。場所はだいたいわかっているといっても、海に落とした針をさがすのと大差ない。

しかし奇跡は起きた。少しの間、てんでバラバラにさがしていた子どもたちが、しばらっくすると横一列に並びだした。そして、砂の中をさがりながら、全員で砂丘を上がっていく。そうして、5分もしないうちに、
「あった!!」と○○くんが叫んだ。

ー略ー

きのくにの修学旅行には、いろいろなハプニングが起きる。

バスの調子が悪くなって動かなくなったこともあるし、台風で帰れなくなったこともある。ー略ー

ただ、そのたびに、大人も子どもも、そのハプニングを楽しむ。くよくよと考えたりはしない。考えようによってはちょっとショックなこともあったかもしれないが、最後には何だか得をしたような気持ちになる。堀さんやまるちゃんがいつもいうのは、

「なにか起こったときは、あわてないで、次にいちばんいい方法をさがすこと」だ。】


「ハプニングを楽しむ」・・・気持ちの余裕がないと、できないことだと思います。

きのくにには、いつも、自然体で、忙しいけど気持ちにゆとりがある、という感じがするのです。


休憩ポイントまで下見して、絶対に予定通り行くように教師が取り仕切る修学旅行。

きのくにを知らなければ、それが当たり前だったかもしれないけれど、改めて考えてみると、なんだかとてもギスギスしていて、疲れそうです。

修学旅行を「楽しむ」のでなく、「こなす」という感じです。そういう空気は、子どもたちにも伝わるものです。


「計画通り」を最優先する学校で育つのと、「なにか起こったら、そのとき、最善のことを考えよう」と柔軟な姿勢の学校で育つのと、この違いが子どもたちの精神に及ぼす影響は、きっと、とても大きいのだと思います。


 ブックレットに載っている、きのくにの子どもたちの笑顔、最高にすてきです。


・・・ここまでは、一時間前に書いて、アップしたのですが、以下、ちょっと補足します。

お風呂にはいりながら、「あそこで終わったら、きのくにって、全く予定もたてない、適当な旅行って思われちゃうかなあ」と、ふと、思ったので・・・。


きのくにの修学旅行、ちゃんと、計画たてます。「どこに行くのか」から、宿泊先、旅費なども、子どもたちが話し合いながら決めていきます。


鳥取砂丘でのメガネ探しも、その日は予定があったので、探すのは朝の時間だけ。そのために早起きして、と、みんなで時間をやりくりして、対処しているのです。


こういうこと、すべてが、「生きる力」ですよね。


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2010年1月 5日 (火)

堀さん講演会 in 東京

1月23日(土)13時30分から、東京ガーデンパレス(御茶ノ水駅から徒歩5分)で、堀さんの講演会がひらかれます。

主催は南アルプス子どもの村小学校です。詳しくはこちらをご覧ください。↓

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_alps/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=37


HPでは、12月末に行われたクリスマススクールの様子もアップされています。とっても楽しそう。


こんなすてきな笑顔で学校生活を送れたら、最高ですね!


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2009年12月31日 (木)

平和な夜

今日は大晦日。

たいした大掃除もせず、おせちもつくらず、穏やかな一日です。

でも、三が日に食べるだけのビーフシチューと根菜の煮物と、その他、きんぴらごぼうや酢の物はつくったんですよ!(←名誉挽回)


おせちは、みんな、好きじゃないんです。特にFなんて、「全部冷たいやん、おいしくない」と言いますので、私としては、楽ですね〜。


さて、この時間、何をしているかというと、夫は自室で、読書かな?あれ?ちょっと尺八の音も聞こえるかな? (←見てないので、何をやってるものやら・・・)

Fはギターの練習。

Nはリビングで読書。私も同じく。


Nが読んでいるのは、デュマの「モンテ・クリスト」。

この本は7巻あるのですが、数年前私が読んで、ものすご〜く面白くて、やめられなくらいだったので、家族みんなにお勧めしていました。でも、誰も振り向いてくれず・・・。


でも、少しまえ、Fが手に取り、すっかりはまり、それから夫、そして、冬休みに帰宅して、みんなが読んだと知るや、猛然と読み出して、今、最後の巻です。


みんながはまる様子に、ウフフ、と喜ぶ私です。


私が高校生のころの大晦日って、なにしてたかといえば・・・「勉強」でした。

紅白歌合戦は、好きな歌手のときだけ、呼んでもらって見てました。あれだけ時間費やした「勉強」だったのに、結局、嫌々、だらだらしてるもんだから、全然身につかないし、楽しくないしで、結局浪人だし。いったい、何やってたんでしょうね、私。

それに、家族とリビングで一緒に過ごす、っていうのが苦痛だったし。だって、親の視線が、「そんなことしてて、大丈夫なのか!?」って、言ってるんだもの。


だから、今、Nと同じテーブルに向かって本を読んだり、・・・、あ、今、Fが練習の休憩で、みかんを食べにやってきた、・・・こうやって、家族が同じ部屋で、過ごすのが、最高に幸せです。


まあ、当地は、と〜っても寒いので(雪が降っています)、みんなが別の部屋で過ごすと、暖房代がすごくなる、という理由もあるのですけどね。息子たちも、冷えきった自室には、行きたくないみたいです。


そんなこんなで、今年も終わろうとしています。


来年は、Nもきのくに生活最後の年になります。この冬休み中、ちょっと、転機があったような・・・。


また楽しみな一年。

私も、自分のやるべきことを見失わず、大切に過ごしていきます。


きのくに子どもの村学園のすばらしさを、もっともっと、多くの人に伝えたいです。

ブログを見に来てくださるみなさま、また来年も、どうぞ、ご協力お願いいたします。

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2009年12月24日 (木)

許せばいい

『身近な人の名言・格言、今年の受賞作を発表!』という記事が、先日の新聞に出ていました。

そのなかで、黛まどか賞をとった、39歳の主婦のかたの『名言』が、とても心に残りました。


【現在中1の息子が5歳の時のことです。ある日、何度注意してもいたずらばかりするので、父親が怒りました。

「口で何べん言っても、たたいてもわからんのなら、お父さんは一体どうすればいいんか!?」

息子は涙をぽろぽろ流しながら一言。


「許せばいい」


小さなことをいちいち怒るなという事か?と家族みんなで大笑いでした。】


大笑いしてくれるような家族で、よかったですね!


実際私も、今思えば、怒らなくてもいいようなことでいちいち怒っていたな〜、ということがたくさんありました。

周りの人から「良いお母さん」、と思われたくて、小さなことで息子を叱ったり、自分が他のことでイライラしてたものだから、つい、普段だったら怒らないようなことなのに、声を荒げたり。

きのくにと出会って11年、息子たちに小言を言う事が、ほんとうに減ったなあ、と、つくづく思う今日この頃。そして、息子たちは、野方図に、わがままいっぱいに育ったかといえば、とんでもない!すばらしくすてきに育っています!

(親バカも相当入っていますが、でも、きのくに保護者さんなら、この気持ち、わかってくださいますよね?)


さて、A.S.ニイルは『問題の子ども』の中で、このように書いています。


【子どもが求めているのは愛と理解である。善良なままで成長する自由だ。

子どもが善良なままで大きくなる自由、これをもっともよく与えることができるのは、本当は親である。

しかし、世界には困ったことでいっぱいだ。そんな婉曲的な言い方をやめてはっきりいえば、世界は憎しみであふれているといったほうがよい。

そして子どもを問題の子どもにするのは、親自身の心の中の憎悪である。それは犯罪者に罪を犯させるのが社会にしみわたった憎悪であるのと同じだ。


救いは愛にある。


しかし愛を強制できる人はだれもいない。だからもし世の中に希望があるとすれば、それは寛容を学びとることである。

おそらく寛容こそ愛であろう。しかし私にはよくわからない。

寛容を学ぶには、なによりもまず、自分自身に問いかけねばならない。

「寛容と慈善は家庭で始まる」というが、内省ことは、知恵の始まりとまではいわないとしても、寛容の始まりである。

問題の子どもをもつ親は、静かに腰をおろして自問自答しなくてはいけない。


「私は、子どもに寛容を示しただろうか。私は信頼を示しただろうか。理解を示しただろうか。

ー略ー

「なんとしても、人それぞれに自分自身の生き方をさせよう。」

人生においても、教育においても、これが私のモットーだ。これは、ほとんどの場合にあてはまる生き方である。

考えられる例外はひとつだけ、つまり強盗がナイフをもって歩き回るような場合だけである。

この態度こそが、ひろい心を育てる唯一のものである。これまで「ひろい心」ということばが思い浮かばなかったのは、どうしたことだろう。

これこそは、自由学校にふさわしい。


私たちは、子どもにひろい心を示すことによって、ひろい心をもった人間になるように導いているのだ。

心がひろいということは、寛容の心をもつということだ。】
 

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2009年12月22日 (火)

ニッポンのミカタ

みなさま、先日のテレビ放映、ご覧になりましたか?

「テレビがないから見られない」と書いた私ですが、それどころか、大分では放送自体がありませんでした。


でも、きのくに保護者さんが、ユーチューブに、その場面をアップしてくださいました!

ありがとう〜〜。smile

http://www.youtube.com/watch?v=NQeaptCtOo0

なかなか簡潔にまとまっていて、よいですね。最後の、たけしさんのひとことが、よけいな気もしますが・・・。


堀さんのお話は、だいぶカットされたのでしょうね。

それでも、大事なことは伝わってきました。

「頑張れ、と言われて頑張れるものじゃない」

ほんとうにその通りです。

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2009年12月17日 (木)

テレビ放映時間訂正

先日お知らせしました、テレビ放映に関して、時間が間違っていたようですので、訂正して、改めてお知らせいたします。


12月18日(金) 21:00〜22:54
【たけしのニッポンのミカタ】 テレビ東京系


YOKOさんのブログに詳しく載っていますので、ご覧ください。
http://ameblo.jp/yoko-do/


それから、北九州子どもの村小学校の保護者さん、KUuさんのブログにも、情報が掲載されています。
http://k-children-chiacchie.blog.so-net.ne.jp/

終了時間が微妙に違いますが、当日テレビ欄でお確かめください。


・・・と宣伝しておきなが、私ったら、テレビがなくて、見られない・・・。weep


ご覧になったかたがいらっしゃいましたら、どんなだったか、教えてくださいましね。

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2009年12月14日 (月)

知識よりも感情

このブログの検索キーワードを見てみると、「きのくに卒業生」とか「きのくに 進路」などどいう言葉がよく見られます。(一番多いのは、「きのくに 授業料」ですが・・・)


みなさん、「きのくにって良さそうだけど、卒業生は何してるのかしら」って、気になるんですね。

人それぞれで、進路もほんとうに多岐に渡っているようです。

参考までに、我が家の場合を・・・とも思うのですが、その渦中にある場合は、いろいろと書きにくいこともあるので、しばらくたって、プライバシー等の問題がなくなったとき、追々書いていきますので、お待ちくださいね。


さて、最近また、『ニイル選集』を読み返したりしているのですが、本文の内容もさることながら、最後に載っている、霜田静志氏やジョン・エッケンヘッド氏、訳者の堀真一郎氏の文章もとてもすばらしく、まだお読みでないかたに、ぜひぜひ紹介したく、一部転載することにしました。


*A.S.ニイル・・・サマーヒルスクール(スコットランド)の創設者。1973年に死去した際、ロンドン・タイムスは
「もし、わが国の子どもたちが、学校において以前よりもいくらかなりと幸福であるとすれば、それは、この変わったスコットランド人教育家によるところが多い。」
と記した。


*霜田静志・・・初めてニイルの著書を翻訳し、日本に紹介した。


新版『ニイル選集1 問題の子ども』 の中の『ニイルを語る1ー霜田静志』より。


【○知識よりも感情
ニイルの教育の特色のもう一つは、知識よりも感情を重視する点である。彼は特にこの題名の本を一冊書いて、これを徹底的に論じているほどであるが、他のところでも、しばしばこれを論じている。

ではなぜこれを重視しなければならぬか。

昔から今日に至るまで、教育はどこの国でももっぱら知識を高めることにつとめて来た。そして知識の進歩は人類文化の高度の発達をもたらし、今日の科学時代を現出した。

これによって産業の近代化は徹底的に行われ、家庭は電化されて、生活は快適なものとなり、便利なものとなった。ー略ー


しかしこれによって人類ははたして幸福になり得たであろうか。いかにも今日の科学および科学技術の進歩は、われわれの生活を豊かにし、これを向上させた。

しかしその一方核兵器の研究開発によって、戦争の脅威はいよいよ増大し、恐るべきものとなった。

ひとたび核兵器による戦争がおこったなら、もうこの戦争には勝ち負けはない。地球の大半は破壊しつくされ、敵味方とも、共だおれになるよりほかはない。 ー略ー


そこで今日の教育としては、科学知識の向上ということもさることながら、このような科学知識を人類の平和と幸福に役立てようとする熱意のある人物の育成こそだいじである。


これは決して知識の問題ではない。感情の問題である。


かつては、人間の知識が進めばおろかな戦争なぞしなくなる、と考えられていた。

第一次世界大戦は「戦争を終わらせるための戦争」といわれた。そしてもうこれで戦争はおしまいだと一般に信ぜられていた。

しかも二十年後には、それよりももっと大きい第二次世界大戦をひきおこした。そしてそれからさらに二十余年を経た今日、第三次大戦などおこらぬという証拠はどこにも見られない。 ー略ー


このような時代に、今まで通り知育万能の教育をつづけていてよいであろうか。

ここに当然、教育の根本的革新が必要になってくる。科学に対する高度の研究は一部の専門家に任せておいてよい。

一般の人々のためには、人間性を尊重し、これを善導する感情の教育こそ必要である。


今までの教育においては、感情は抑えられ、もっぱら理性的であるように教育されてきた。

その結果はどのようなことになったか。

抑えられた感情ははけ口を求める。その結果は愛であり寛容であるべき感情は、憎悪となり支配欲となる。

あらゆる人と人との争い、社会悪、戦争などは、ここに誘発されることになる。

ある人は、それだから道徳教育・宗教教育が必要であるというかもしれない。

しかし今日の道徳教育・宗教教育は、人間本来の人間性を抑圧し、そのよさを育てることに役立たない。目的と反対の結果を生み出しているのである。


そこでこのような抑圧を去っての感情の解放こそ必要である。】


全国学力テストをどうするとか、学力向上のために放課後まで学校で塾講師が授業するだとか、そういうニュースを見るにつけ、「そんなことをしている場合じゃないでしょ!」と叫びたくなります。


ニイルがしてきた教育、霜田氏のことば、多くの人に届けたいです。


続きはまた次回・・・。

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2009年12月 5日 (土)

尊い心

うちの歯科医院の待合室には、日本熊森協会の冊子やら、三重県大台町の水源の森をトラストするための寄付を求めるインフォメーションなどが置いてあります。

http://homepage2.nifty.com/kumamori/trust-oodai-top.htm


先日、80歳過ぎの患者さんが、お会計が済んだ後で、受付の私に「これ、水源の森のために、募金させてください」と、300円を差し出したのです。


そんなことを言ってくださった患者さんは、そのかたが初めてで、私はびっくりするとともに、とてもとても感激して、泣いてしまいました。

そのかたは、少し身体がご不自由で、いつもつましい身なりをしていらっしゃる。ご主人もご高齢で、身体も自由がきかないと聞いたことがあります。

そんな彼女が、そっと差し出してくれた300円、ちゃんと熊森協会に送金します。尊い心と一緒に、送金します。ありがとうございます。


それにしても、10月初め、「水源の森を買い取ってトラスト地として保存します」との発表があったとき、寄付募集額は9000万円でした。

無理じゃないか・・・と思うような金額。


熊森協会でも、買い取るかどうかを巡って、内部でかなり議論したそうです。

「ー略ー 本部スタッフを含め、みんなで何回も議論致しました。なぜなら、物件が大きすぎるため、手持ちの積立金ではとても買えない。国民に呼びかけて、もし、買えなかったら、会としての信用を失う等など。

しかし、私たちが買わなかったら、この森は守れない。組織が大きくなってきて組織を守りたい気持ちが先に立つようになってしまったら、熊森ではない。挑戦し続けるのが熊森である。このような結論になっていきました。

こうして、ひとりの9000万円は無理だろうが、9000人の1万円ならありえるのではないかと考え、全国民にトラストを呼びかけることを決意しました。 ー略ー」


11月30日の時点で、1207名から寄付が寄せられ、寄付金総額は、約4100万円となっています。


尊い心が集まれば、可能になる、そんな気がしています。


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2009年11月30日 (月)

講演会とテレビ放映ー時間訂正

南アルプス子どもの村小学校主催の教育講座と、テレビ放映の情報があります。詳細は以下の通りです。

**テレビ放映に関しては、22時からと記載しておりましたが、21:00からとのご指摘を受けましたので、訂正しておきました。

【第一回 南アルプス子どもの村小学校 教育講座】

とき:12月12日(土) 13:30〜16:30

ところ:南アルプス子どもの村小学校 (山梨県南アルプス市徳永1717)

〈一部〉 「気づいてほしい わたしのサインーひとりひとりの子の確かな成長」
講師:小山正勝 (元教員、現在スクールカウンセラー、教育相談専任カウンセラー)

〈二部〉「学校で気になる子どもーサマーヒルスクールのニイルに学ぶ」
講師:堀真一郎

参加費:無料

13:00頃、中央線竜王駅から送迎バスがでます。ご利用のかたは南アルプス小学校まで申し込みをしてください。


【テレビ放映】

「たけしのニッポンのミカタ」
12月18日(金) 22:00   21:00~22:54 テレビ東京


教育講座、ぜひ多くのかたに聞いてほしいですね。

関東方面にお知り合いがいらっしゃるかたは、ばんばん、宣伝してくださ〜い!お願いします。

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2009年11月25日 (水)

自由学校子どもサミット

11月21日、きのくに教育研究所が主催する『自由学校子どもサミットー高校生編』に行ってきました。

http://www.kinokuni.ac.jp/nc_labo/html/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=17


韓国のガンディ・スクール、和歌山のりら創造芸術高等専修学校、東京シューレの三校からもお客様をお招きして、各校の紹介とパネルディスカッション。

準備から当日の発表、進行などのほとんどを、きのくに国際高等専修学校の生徒たちが取り仕切ったそうです。


この日の様子、感動したことばなどがYOKOさんのブログ↓に書かれています。

http://ameblo.jp/yoko-do/entry-10393896711.html

もう私、自分のブログで何も書かなくてもいいな〜、と思うくらい、気持ちドンピシャ表現してくれちゃっています!
YOKOさんのブログを読んでいただければ、十分で〜す!


とは思うものの、「mamiさん、なんか書くでしょ?」と思って見に来てくださるかたもあるかもしれないので、ちょこっとだけ、書きますね。


パネルディスカッションでは、司会(きの高の二人)がいくつか質問をするのですが、その質問自体、難しいというか、深いというか・・・。


「どんな人間になりたいか」という質問に対して、

ガンディ・スクールの女生徒が

「自分が生まれる前より、よい世界にしてこの世を去りたい。自分が存在したことで、一人でも良い人生を送れる人がいれば、それが成功と言えると思う。」

と答えたのには、胸が熱くなりました。


それから、学校紹介のときには、りら創造芸術高等専修学校の生徒で、一年生の女の子が話しをしたのですが、静かめで、朴訥としたしゃべりながら、なにか、心を打たれるものがありました。

彼女は、公立中学からりらに進んだそうですが、絵が好きで、絵を学びたくて、りらを選んだそうです。


「でも、りらでは、ダンスをしたり、楽器を演奏したりすることもあって、自分はそういうことと無縁だと思っていた。でも、やってみると、ダンスをすることや楽器を演奏することで、身体の動きのことがよくわかるようになった。絵を描くこととつながっていることがわかった。」


と言っていました。文章で書くと、それだけのことなんですが、直接彼女の口からそれを聞いたとき、

「私たちは、自分自身の魂の船長にならなければならない。」

という、ニイルのことばを思い出しました。

彼女が、しっかりと、「自分の魂の船長」として、道を歩んでいるように見えて、とても幸せな気持ちになったのです。


いえ、彼女だけではありません。

あのとき参加していた生徒たちの話し振り、態度、言葉から、「魂の船長」になっている、少なくとも、なろうとしている、というふうに感じました。


それから、どの学校でも、みんなでなにかひとつのことをする、生徒だけでする、という機会が必ずあるようです。

「ミュージカルを制作、上演する」「音楽祭をする」「不登校の子どもの権利宣言をつくる」などなど。

そんなときはとても大変だったそうです。


「20人いれば20通りの意見がある。それをひとつにまとめるのはとても大変だった。」

「40時間話し合った。議論の内容が今も思い出せる。」

「ぶつかって、けんかして、泣いて、笑って、最後は達成感でいっぱいになる。私たちは、“友だち”じゃなく、“仲間”。」

「トラブルが続出しても、自分たちで解決する。学校中を走り回って、なんとか準備してきた。そしてできたもたものは、最高だったと思う。」


なんてすてきな10代でしょう!


最後はコメンテーターの大人から、各々15分ずつくらいお話がありました。

心に残っているものだけ、箇条書きにしてみます。


「小学校から高校まで、12年あります。そのなかで、“あなたはどうしたいの?どう考えるの”と、相手を尊重し、尊重されて12年過ごすのと、その反対では、どう違うでしょうか? 」

ー大きな違いがありますよね。


「皆さんはこういう青年時代を過ごせてとても運が良いですね。でも、それを、“運が良い”だけで終わらせないで、他の人へ、次の世代へ伝えてほしい。その責任があるのです。」

ーハイ、私も、その言葉、しかと受け止めました!


「人間には3種類の人がいます。周りに害を与える人。害も良い気も与えない人。良い気を与える人。私はみなさんに、良い気を与える人になってほしい。」


「人から苦しめられたことのない人は、人も苦しめないと思います。それが、平和への近道なのです。」


「みなさん、自分とよく向きあっているな、と感じました。平和な社会は、こういう学校がつくるんだと思います。」


ほんとうに、全部、同感です。

お客様も、きのくにの大人も子どもも、保護者友だちさんも、みんなみんな、あったかくて、とても居心地のよい時間でした。

それとともに、自由教育のすばらしさ、底力を、もっともっと、多くの人に知ってもらいたい、伝えていきたい、それが私の使命、と、強く感じました。


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2009年11月13日 (金)

ウインタースクール

今年からきのくに子どもの村学園の姉妹校となった、北九州子どもの村小学校の子どもたちは、はじめてのイギリス研修旅行にでかけています。・・・もう帰ってきている頃かな?

イギリスでの様子は、北九州子どもの村小学校のブログで読むことができます。

http://k-children2.sblo.jp/

「このご時世、小学生がイギリスに行くなんて贅沢」と思うかたがいるかもしれないけれど、心が柔らかく、好奇心旺盛の今にしか、できないことがあるのです。それに、日数の長さ、内容の濃さを考えると、格安です。

また、先日紹介した、きのくにのブックレットにも書いてありましたが、長期の旅行で、子どもたちがグンと成長するのです。


帰ってきた子どもたちの様子は、学校のブログと保護者さんのブログで読むことができるでしょう。楽しみです。


さて、今年もあと1ヶ月半となりましたが、自由学校は、最後までフル回転です。ウインタースクールが催されるのです。各学校の日程は下記の通りです。詳しくは、HPでお確かめください。(きのくに子どもの村学園のHPから、すべての学校に飛ぶことができます。)


南アルプス子どもの村小学校:クリスマススクール 12月25日(金)〜27日(日)

きのくに子どもの村学園:冬まつり 12月25日〜28日(月)

かつやま子どもの村学園:雪まつり 12月25日〜28日

北九州子どもの村小学校:12月25日〜28日


家族だけで過ごすのもよいですが、「かわいい子には旅をさせよ」というのも当たっていると思います。

特に、これらの学校での体験は、ふか〜く心に残ることでしょう。年長さん、小学生のお子さんをお持ちのみなさま、ぜひどれかに参加してみてはいかがですか?

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2009年11月 9日 (月)

旅は最高の教師

子どもの村ブックレット No.3ができました!

タイトルは『旅は最高の教師ーもっと遠くへ、うんと欲ばって、子どもの村の修学旅行』


はい、今回は、修学旅行に関して、きのくにとかつやまの大人6人が文章を書いています。旅行中のハプニングや、子どもたちの言葉、大人の気持ち、配慮がとても具体的に書いてあって、楽しく、かつ、じ〜んとくるお話がたくさんです。


冒頭の「はじめに」をご紹介します。
(*文中の「大人」というのは、教師のことです。きのくにでは、教師、事務職員、寮母、すべて「大人」といいます。)


【子どもの村の修学旅行はちょっと違う。一般的な修学旅行にみられる教師主導の計画もなければ、旅行代理店の協力もない。子どもと大人の手づくり旅行だ。だから苦労も不安も多く、準備に時間もかかる。けれども、そのぶんだけ満足感と充実感がある。

子どもの村の修学旅行の特筆すべき点は、「より遠くへ、より安く」というこだわりである。

たとえば小学校では3泊4日の行程だと決まると、その中に、たくさんの楽しみをつめこむように、下調べが始まる。

休み時間や放課後をつかって話し合いがひらかれる。子どもたちは真剣そのものだ。その道中は山あり谷あり川まであって、簡単には進んでいけない。

悩んだり、時には立ち往生したりする。さまざまな驚きや気づきもあり、最終的には設定される金額のわりには、びっくりするくらい遠くへ場所をめざす豪華で充実した旅行になるのだから、いろんな意味でずいぶんお得である。

子どもの村は、おでかけの多い学校である。大人も旅行が好きだ。子どもと大人がいっしょに話し合っていると、ユニークでおもいがけないアイデアもうまれてくる。とりわけ旅行のミーティングは学園の教育が凝縮した形にみえる。

より遠くへ、より安く、よくばりな旅行。旅行は見聞を広げるためだけでなく、自信に満ちた子を育てる。帰って来た子どもたちの表情がすべてを語っている。】


この小冊子を読んだだけで、どれほどすごい学校かがわかります。

修学旅行なんて、教師が行き先決めちゃって、・・・というか、毎年同じ行き先にして、あとは旅行代理店にお任せすれば、すごく楽ができます。

どこに行くかから、子どもたちが話し合って決めるなんて、そりゃあ大変ですよ。

それを、さらっと、楽しみながら、旅してしまう大人たちって、ほんとうにすごいです。しかも、常に子どもたちのことを考えてくれているのです。

77ページのこの本を読みながら、何度も涙があふれてしまいました。


8泊9日の、沖縄への修学旅行の様子から、少しご紹介します。


【旅行中、何度か「今回の旅行、スムーズやなあ」という声が聞かれた。もちろん、本当にスムーズなだけだったかといえばそうでもない。

初めのころは話し合いで意見が出にくかった。話しの途中で意見を聞かずに「もういいじゃん」と席を立った子がいて、むっとした大人が文句をいったこともある。

話しを聞けない子にまわりがイライラしたこともある。そのたびに話し合い、少しずつお互いが変わってきた。旅行が近づくにつれて一人ひとりが意見をのべ、お互いに理解しあうようになってきたのだ。

ー略ー

まわりの人に対する接し方にも変化がおこった。

サイクリングで島を巡ったときには、自転車の苦手な子もいた。するとまわりの中学生は彼女を真ん中にしてスピードを調整しながら走った。

ピナイサーラの滝から宿にもどってきたときには、みんな汗だくで、まずシャワーを浴びることになった。

だれもが自分がいちばん先に行きたいところだが、少ないシャワーを時間のかかる女の子にも使えるようにしようということばが男の子の中から出てきた。

また、女の子や男の子だけで過ごすのでなく、いろいろな仲間となかよく楽しむ機会もふえた。】


子どもたちの様子を、よく見てますよね。

「何事もなく無事に終わること」だけを考えていたら、見えないことではないでしょうか?


【教育とは、人生の準備ではない。教育とは生きることそのものである。】

というニイルの言葉が実践されているのが、きのくにの教育なのです。


この小冊子、みなさま、ぜひぜひご一読くださいませ!

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2009年10月30日 (金)

わらじ新聞

10月17日の、海外研修発表のことと、夜更かし会のことは書いたのに、18日の、きのくに子どもの村学園の運動会のことは、書いていませんでしたね。


実は、今年は参加できなかったのです〜。weep


なぜなら、18日は、福岡で、Fのギターの先生のリサイタルが行われたから。こちらにもぜひ行きたかったので、きのくに歴10年目にして、はじめて運動会を欠席しました。


ということで、18日、朝2時半くらいまで夜更かし会でおしゃべりして、それから、少し寝て、5時半にはきのくにをでて、通天閣のところのラジウム温泉に入ってきれいになって(?)、それで、福岡でのコンサートに向かったのでした。


さて、たった一日のきのくにデーでしたが、十分楽しみ、さらに、よいものを見つけてしまいました。


『わらじ新聞』


みなさま、ご存知ですか?


息子がきの高生になると、なかなか、小中の情報が入らなくて、ずっと知らなかったのですが、きのくにの事務室前に、ひっそり置いてありました!周りに誰もいなかったのですが、カンパ箱が置いてあったので、お代はそのなかに入れてきました。


きのくに子どもの村中学校の『わらじ組』の子どもたちが作っています。


私が持っているのは、今年7月10日と10月18日発行の分です。7月のが第一号になるのかな?


最初のところに、このように書いてあります。


【私たちわらじ組は、「世界の子どもの住む環境」をテーマに活動しています。ひとりでも多くの人に世界の様々な現状を知ってもらうため、新聞を発行することにしました。 今回のテーマは身近なところから入り『食』です。】


中身は、「食料不足 飢餓」「地球温暖化の影響」「紛争による被害」「輸入」「水不足」「フェアトレード」について、各自がひとつ担当して、書いています。


参考文献もちゃんと記載してあって、かなり下調べした様子がうかがえます。しかも、資料の丸写しではなく、説明とともに、自分の気持ちや考えなども丁寧に書いてあります。


10月発行のほうは、「自殺」「不登校」『児童虐待」「麻薬」「サイコパスと子どもの脳」「森林破壊」「ゴミ山で働く人々 スカベンジャー」。


こちらは枚数も多くなり、さらにパワーアップしています。


私は「スカベンジャー」という言葉を、この新聞で初めて知りましたので、とても勉強になりました。


Nは「わらじ新聞」を読んで、「今年のわらじ組、すげえな」と感心していました。


これ、シンポジウムのときに、販売してくれるのかな?わらじ組に聞いてみよう。


みなさま、もしあったら、ぜひ購入して、読んでみてくださいね。とても中学生とは思えませんよ!

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2009年10月27日 (火)

充実の夜更かし会

10月17日は、きのくにに行き、きの高二年生による『海外研修発表』を見てきた、というのは、先日書きました。


今日は、その続きです。


海研発表の後は、運動会前夜の夜更かし会がありました。

これに参加するのも、とても楽しみにしていました。


今回も充実してたなあ。


少人数で、じっくりじっくり、お話できました。親バカばなしもたくさんしたなあ。

自分の子どものすてきなところを話してくれる人がいて、聞いてくれる人がいて、互いに感動しちゃって、涙ぐんだりして・・・。ああ、幸せ。


そして、Nの担任の大人とも、ゆっくり話しができました。


進路の話しになったのですが、いわゆる、普通の高校での教師の話しとは全然違います。


「17、8で、将来の道を決めるって、なかなかできませんよ。私も、あのころ考えていたのと今とでは、違う仕事をしています。まあ、堀さんも言うように、急がないで、30歳くらいまではスネをかじってもええんちゃいますか。これからいろんな出会いがあって、変わっていきますから。」


「僕は授業中の余談で、自分の家族のことを話すんです。親がどれだけ子どものことを思ってるものかっていうのを伝えたいんですよね。それで、“君たちがどんな道に進みたいか、それは、ちゃんと、親に説明して、説得できなきゃあかんで。そして、安心させてあげないと。それが一番の親孝行やで。”と、よく話します。」


Nは、学校で、こんなふうに話しをしてもらってるんですね。親として、とってもうれしいいことです。


尊敬できる大人の話しは、素直に聞けるんだと思います。


Nは、きの高に行ってから、ますます優しく、すてきになったように感じます。


そうそう、この間、「そういえば、定額給付金って、どうなったんだっけ?」と、Fが言いだしました。

実は、給付金に関しては、家族全員、半額ずつもらい、残りは生活費にあてる、ということに決めたのでした。
でも、生活費の口座に振り込まれたので、私、「子どもたち、もう、忘れてるなら、このまま、あげなくてもいいかな?」と思っていたのです。


で、Fが思い出したこともあり、ちゃんと、家族で決めた通り、それぞれに支給(?)することにしました。


それで、私が、「あ、そうだ、このお金を、熊森協会のトラスト資金に寄付しよう!」と言いましたら、Nが、「じゃあ、俺のもそれにまわして」と言ったのです。

もうびっくりです。少し前までは、お金、全然ためられない人で、全部自分のために使っていた人だったのに!

アルバイトをするようになって、余裕もできたのか、貯金もするようになって、しかも、今度は寄付!!


おまけに、そのときFはいなかったのですが、私が、「Fは自分で使うだろうから、Nが寄付するっていったら、立場ないかなあ」と笑ったら、「そんなん、兄ちゃんには言わんでいいよ。」と言うのです。


Fが音楽の勉強のため、なにかと出費が多いのを知ってのことでしょう。


私だけが育てたのでは、こんな広い心の息子には育たなかったと思います。

きのくにの大人に、感謝感謝です。


「教育は人生の準備ではない。生きることそのものである。」A.S.ニイル


この言葉を、心ふか〜く感じる日々です。

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2009年10月24日 (土)

海外研修発表会

10月17日土曜日の17時から、きのくに国際高等専修学校の二年生による、海外研修発表会(略して海研発表)が行われました。


きの高では、二年時に、約一ヶ月の海外研修が必修となっています。

行き先はイギリス。その中で、どういうテーマを持って行くとか、どこに行くとか、話し合いが行われます。

海研発表では、旅行前のミーティングから、旅行中の様子など、劇仕立てで見せてくれました。


私が一番感動したのは、ミーティングの様子です。

20人で話し合うんですから、そりゃあ大変ですよね〜。

意見がでないとか、一部の人しか発言しないとか、険悪な雰囲気になるとか、いろいろあったみたいです。イギリス滞在中も、夜中まで話し合ったりとか・・・。

でも、そうやって、十分意見を言い合って、しんどいことも乗り越えて、成長していくんですね。


私、数ヶ月前、ある集まりで、ささいな意見の違いから、なぜだかどろどろの状態になってしまって、本来のその集まりでの目的を達成できず・・・ということを経験しました。

そういういことがあったから、よけいに、一ヶ月も共同生活をして、たくさん話し合いを積み重ねてきたきの高の子どもたちを、尊敬してしまいます。どれだけ大変なことかもわかるから。

人の意見を聞き、自己主張もし、賛成意見、反対意見を言って、聞いて・・・、こういうこと、子どものころからしっかりやってないと、大人になってからだと難しいですね〜。


あるときNが、きのくにでの週末に、友だちのところに泊まりにいく、というのを聞いて、あらっ?と、ちょっとびっくりしたことがありました。

その子は、高校になって初めて会ったそうで、最初のうち、何度か衝突したというのを聞いていたからです。

で、そのことを私が言ったら、

「でも、そのときはそういうことがあっただけで、仲が悪いとか、そういうことないし、別に、俺、あいつのこと嫌いじゃねえよ。」

と言うのです。

うわあ、なんか、大人だなあ。見習いたいです、ハイ。


話しがそれましたが、その、きの高二年のみんなは、旅行後のレポートにも、頭を悩ませているようです。あと一ヶ月後には完成するかな?


11月21日、和歌山県橋本市の教育文化会館で行われる『自由学校子どもサミットー高校生編』では、きっと、海外研修の本が販売されているのではないでしょうか?


みなさ〜ん、11月21日(土)13時からのシンポジウム、ぜひぜひいらしてくださいね!!詳細は下記の通りです。


○きのくに教育研究所 教育シンポジウム
『自由学校子どもサミットー高校生編』

4つのユニークな学校から集まった若者たちが、教育、そして世の中について話し合います。

場所:橋本市教育文化会館(和歌山県橋本市東家1−1)・・・難波、新大阪など、和歌山中心部から約1時間です。

費用:は無料(資料代が1000円)

参加校:ガンディ・スクール(韓国)
            東京シューレ
            りら創造芸術高等専修学校
            きのくに国際高等専修学校


私はその日の早朝、うちを出て、新幹線で行きます。九州でも、当日出発で十分間に合いますよ〜。

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2009年10月13日 (火)

南アルプスのオープンデー

南アルプス子どもの村小学校が開校して二週間目ですね。

すぐ近くには果樹園が広がり、富士山も見えます。

楽しくて真剣になれる活動がたっぷり用意されています。


こんな学校で学べる子どもたち、幸せですね〜。


11月3日と20日は、オープンデーが予定されているそうです。
プロジェクト授業の様子を見たり、参加したり、学校説明会があったりと、南アルプス子どもの村小学校を知るのに、とてもよい機会になりそうですね。


詳しくは、HPをご覧ください。

きのくに子どもの村学園のHPから、関連校、すべてのHPに飛ぶことができます。


南アルプスのHPでは、サマースクールの様子をスライドショーで見ることもできます。
また、「最近のようす」では、文字通り、「最近のようす」がよ〜くわかって、たのしいです。

私も行きたいなあ、こんな学校。


あと、12月には、東京で、堀さんの講演会があるらしいという情報をゲット!詳しいことがわかり次第お知らせいたします。

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2009年10月 9日 (金)

水源の森 トラスト 

健康が取り柄の私が、不覚にも、数日ダウンしておりました。

といっても、風邪でもインフルエンザでもありません。


ジンマシン  だったのです。 きゃ〜、今思い出しても、恐ろしくて鳥肌がたってしまいます。


10月4日、日本熊森協会が主催する、東京でのシンポジウムに参加してきました。そのことも書きたかったのに・・・。


朝一番の飛行機で行き、シンポジウムの前に、20年来の友人と、久々に会って一緒にランチしました。1時間しかなかったので、近場で目についたところに入りました。

私が頼んだのは、『明太子シラススパゲティ』・・・ああ、これ、書くだけでも、なんか、いや〜な気分。

食べてすぐ、「う〜ん、おいしくない」と思ったものの、友だちとの会話に夢中で、全部食べてしまいました。


13時からのシンポジウム、始まって15分くらいしたら、腕、肩、膝の裏あたりが、チクチクかゆくなってきました。

もともと肌が弱く、アトピーの気もあるので、「足早に歩いて汗かいたから、かゆくなったのかなあ」と思っていたのですが、かなりかゆい!


合間に、そっと、腕をまくって見てみたら、たくさんの蚊にさされたみたいに、肌がぼこぼこになってる〜〜!

途中休憩でトイレに入り、足やお腹を見てみたら、もう、真っ赤でぼこぼこ。卒倒しそうになりました。weep


今から16年くらい前、父の葬儀に向かうときにも、ジンマシンがでたことがあります。そのときは、電車のなかで、チクッときて、それからどんどん広がり、夜には顔まで。夜間救急で病院に行き、注射一本で治りました。あのときは、多分、疲れとストレスだったんですね。


食べ物ででたのは初めてでした。


必死にかゆみと闘いながら17時までシンポジウムに参加し、後はひたすら、薬局で薬を買うために帰りを急ぎました。

でも薬ではおさまらず、月曜日、なんとか仕事はしたものの、頭はぼーっとした状態。早々と布団に入ったものの、身体があたたまったらさらにヒドくなり、とても寝られず、夜11時、病院に行きました。

キョウミノ(ってどんな漢字?)という、肝臓のための注射をし、飲み薬、塗り薬ももらい、それから3日かけて、徐々におさまってきました。

この数日、仕事だけして、あとは寝る、という生活。もう、読書も、勉強も、ブログも、なにもできなかった〜。(泣)


でも、自業自得なんです。

もともと、そんなにお酒に強くないのに、8月から9月、ストレスがあって、毎晩ちょこちょこお酒を飲み、ジンマシンがでる1週間前は、二日酔いになるほど飲んでしまったのです。このときは楽しいお酒だったのですが・・・。

肝臓が弱ってると、悪いものが入ったとき、解毒できず、こういうことになってしまうそうです。←夫が解説してくれました。


来週末はきのくにに行きます。もうお酒は飲みません。(ホントですよ!)自分の身体は自分で守って、やるべきことをドンドンやっていかなければ!


はい、では、気を取り直して、シンポジウムのときの話しです。


現在、日本熊森協会は、水源の森を買い取って永久保全すべく、トラスト活動を進めています。↓こちらをご参照ください。

http://homepage2.nifty.com/kumamori/okuyama-trust-top.htm


シンポジウムのときには、三重県大台町の森、676haの買い取りを決定したとの発表がありました。


その土地の持ち主さんも来て、経緯を話してくださいました。


「おじいさんがなくなったとき、相続税が1億円。それを払うために土地の一部を売ったけれど、今後も相続税の問題は起きてくる。企業から、買いたいという申し入れも来たが、企業に売ると開発される。自分としては、このまま残して、動物の棲める森を残したいので、日本熊森協会さんにトラストしてもらうことにした。」


ということでした。

企業に売ったほうがよほど高く売れるでしょうに、「動物の棲める森を残したい」という言葉が、とてもありがたく感じました。


でも、熊森も、購入を決定したとはいえ、まだ9000万円足りないそうです。

そのため、現在寄付金を募っています。振込先は、上記HPの一番下に記載されていますので、ぜひ、ご協力をお願いいたします。


日本は海に囲まれていますし、国際河川(たくさんの国にまたがる川)がないので、水の問題に疎いところがあるかもしれませんが、水源を守ることは、次世代のために、大切なことだと思います。


水ジャーナリストの橋本淳司さんのお話に、なるほどなあ、と気づかされました。

「現在日本の食料は多くを輸入に頼っています。食料をつくるにはたくさんの水が必要です。牛肉を作るにはその2万倍の水が必要です。現在、アメリカ、中国、オーストラリアは水不足に陥っています。そうすると、食料生産がおぼつかなくなる。日本は 食料を買う=水を買う ことができるのか?」


国連は、「21世紀は水を取り合って戦争になるだろう」と言ったそうです。


その言葉を裏付ける情報も入ってきています。


トラスト地購入資金の寄付、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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2009年9月28日 (月)

根っこを育てる教育

9月23日は、北九州子どもの村小学校で、学園長の堀真一郎さんの講演会があったので、行ってきました。

お話は、A.S. ニイルがどんな人であったのか、どんな教育をしたのかについてでした。その中では、私が、何度でも聞きたいと思っていた、「意識と無意識」についての話しもしてくださいました。


いけないことをした子どもに、こんこんとお説教する =意識に働きかける= のは、あまり意味がないという話し。

大切なのは、無意識に働きかけることなのです。


いろんな要因で、どうしても、「ダメ」と言われることをやってしまう子。その子自身も、それがよくないこととわかって、それでもどうしてもやってしまう。それは、罰を与えたり、説教したからと言って、すぐに治るものではないのですね。


そこから、ニイルが、しょっちゅう盗みをする子どもをさそって、隣の家の鶏を盗みに行く、というエピソードが語られます。この行動にも、深い意味があるのです。


【困った子というのは、実は不幸な子である。彼は内心で自分自身とたたかっている。その結果として外界とたたかう。】 A.S.ニイル


ニイルの教育について、詳しくお知りになりたいかたは、『ニイルと自由な子どもたちーサマーヒルの理論と実践』と、現在新版刊行中の、ニイル選集(全5巻)をお読みください。いずれも黎明書房から、訳は掘さんです。


講演会後は、堀さん、北九州子どもの村のスタッフ、保護者さんと、他の一般参加者との懇談会がありました。

楽しかった〜。

わざわざ大阪からいらした学生さんもいらっしゃいました。6月のときにもいらしていて、きのくにの教育に、すっかり魅せられてしまったそうです。


他には、なんと、大分からの参加者もいて、しかも二家族も! 不思議と、関心持ってるかたには、情報が伝わるようになってるんですね〜。


北九州の保護者さんは、いつもながら、とても雰囲気がよくて、快活、楽しい!


「子どもの村はお金がかかるとか、高校、大学のためにお金を残しておきたい、って言う人がいるんだけど、私は、今、小学生のうちに根っこをしっかり育てる教育をしたい。そこがしっかりしていたら、高校とか大学とか、どうにでもなると思うんですよね。」

そんな話しをしてくれたかたがいらして、うんうん、と、心から共感してしまいました。こういう話しで盛り上がれるって、とっても楽しい!


「自分自身の魂の船長となって」、自分自身の生き方ができる自由な人間に育ったら、ほんとうにやりたいことを見つけていくだろうし、もしそのために、大学での学問が必要ならそれを選ぶだろし、お金がなければ一年でも二年でも、自分で働いて準備するだろうし。


今年の春祭りのとき、きのくにOBの保護者さん数人と話しをしたのですが、彼らの娘さん、息子さん、それぞれ独自の道を歩んでいて、感心しました。


高校卒業後、1〜2年外国でボランティア活動して、帰国してから大学に進学し、やりたい学問を探究している人。

きのくに時代から動物が好きで、どうしても獣医になりたいということで、浪人して受験に備えている人。

家業を手伝いながら自分の道を模索している人。

そして、うちの息子(Fのほう)は、今年三月に通信制高校を卒業し、今はギターの練習に励んでいます。ときどきは、人前で演奏する機会もあり、来年はどのように羽ばたくのか、こちらも楽しみです。


とにかく、ストレートに中学→高校→就職 or 大学 という決まったルート以外、というのも、ちょっとドキドキしますが、ワクワク度も大きいんです。happy01

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2009年9月24日 (木)

きのくにー行き帰り

先日、ブログを見てくださってるかたにメールをいただき、質問を受けました。

「大分からきのくに、飛行機を使っておられるようですが、送り迎えとか、どこまで、どのようにしていたのですか?」


この質問、以前も、別の方から、個人メールでいただいたことがあるので、今回、記事としてアップすることにしました。


まず、ルートとしては、
家から大分空港・・・車
大分空港から伊丹空港・・・飛行機
伊丹空港から難波駅・・・バス
難波駅から橋本駅・・・電車
橋本駅からきのくに・・・学校のバスもしくはタクシー

と、こんなふうです。


で、四年生の4月から、きのくにに転入となったFは、大分空港から一人できのくにに行きました。

それまでに、3回、親と一緒にきのくにに行っていましたから、もう大丈夫だろうと思ったのです。


1回目は見学のとき。

でも、このときは、行きは関西空港から行ってしまったので、参考になりませんでした。人に聞いて、伊丹から難波のルートのほうが行きやすいことがわかって、この日の帰りから、そのルートをとることにしました。


2回目は、体験入学のとき。

このときは、転入できるかもしれない、という予感があったので、Fにも「ここで切符買って、ここで乗って、降りたらこっちで・・・」と、説明しながら、道中を共にしました。


3回目は、待ちに待った、入学の日。

入学を祝う会は日曜日なので、家族で行きました。そのときは、Fを先に歩かせたりして、次回から一人で行き来することを、親も本人も、かなり意識していました。


一週間後の、最初の帰宅日。このときまで、私が橋本駅まで迎えに行きました。(最初の1ヶ月は寮の都合で、長期滞在ができず、毎週行き来していたのです!)


そして、週末休み明けの月曜日、朝早く、大分空港まで送り、そこからバイバイです。初めて一人で行きました。

その日は、そりゃあ心配しましたよ。

それに、学園のバスには間に合わないので、タクシーに乗らないといけなかったものですから。


12時頃学園に電話して、「Fが着いてるかどうかだけ、教えてください」と聞いてしまいました。もちろん、無事に着いていましたが。


仕事しているので、毎週学園までの送り迎えは無理ですし、そんなことしてたら経済的に破綻してしまうので、早々にFを一人で行かせてしまいましたが、彼も、あまり不安がることなく、そんなものだと思っているかのように、淡々と行き来していましたね。


その次からの、Fのひとり帰宅も、ほんとにドキドキしました。飛行機を降りてでてくるまで、「ほんとにこの飛行機の乗ってるかしら」と思って・・・.


で、ずっと順調に行ってたのに、次の年の1月からNも転入できて、一緒に行くようになって初めて、大変なトラブルが起こりました。このことは、2006月8月25日の『電車をまちがえて』をご覧ください。こちらのページ↓を少し下へスクロールしていただくと、でてきます。

http://kinokuni-daisuki.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/index.html


このときは、Nのほうが、早々に、なにかおかしいと気がついて、「兄ちゃん、この電車、違うんじゃない?」と言ったのに、のんびりどっしりのFが、「まあ、大丈夫やろ」とかなんとか言って、一時間も違う方向の電車に乗っていたという、大物ぶり?


でも、ほんとに、この、行き帰りの経験が、彼らにとっては、目には見えない力になっているような気がしています。


きのくには、けっこう遠方から来ているお子さんが多いので、夜更かし会のときなどには、わが子の爆笑珍道中ぶりが披露され、「今だから笑えるよね〜」「あのときは、親のほうが泣いたわ〜」という話しがいっぱいです。


途中でお菓子買っちゃって、電車代が足りなくなっちゃったとか、電車の中にリュック忘れたとか。

でも、みんな、自分でなんとかしちゃってるんですよね。たくまし〜。


こうやって書きながら、当時のことを、懐かしく思い出しました。


あ、それから、親がついていくことはできないけど、低学年で心配、というご家庭は、大阪のベビーシッター会社と契約して、空港や駅から、橋本まので送迎を頼んだりしているところもありました。

たしか、ラビットサービス、という会社だったと思います。


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2009年9月17日 (木)

自由な学校で子どもは育つ

9月23日(水/秋分の日)、北九州子どもの村小学校にて、学園長 堀真一郎さんの講演会が開かれます。

副題は「イギリス サマーヒルの実例」です。


13:00開場、13:30 開演

3歳以上のお子さん数名託児ができるそうです。希望されるかたは、必ず事前にお問い合わせ、お申し込みをしてください。

また、小倉駅から送迎バスがでますので、こちらも事前申し込みが必要です。

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